方南町
〜営団完乗への道〜
 

■ 完乗は永福町から

 2002年の初めの Tokyo Misc. は、恒例の乗り潰し企画から始めることにした。今回は、営団完乗を果たそうと、未踏破の営団丸ノ内線方南町を目指すことにした。丸ノ内線枝線の中野坂上〜方南町が未乗区間であったのだ。

 丸ノ内線中野坂上から普通に方南町目指してもいいわけだけど、それでは帰りがつまらないと考え、丸ノ内線を使わずに方南町を目指すことを考えた。地図を眺めると、方南町の先には、京王井の頭線永福町駅があり、そこから歩いてみることにした。

 小田急で下北沢に出て、そこから井の頭線に乗り換える。下北沢から吉祥寺方面へ乗車するのは数年ぶりであったので運転台ガブリつきで永福町に進む。車窓はそんな変わってなちょっと安心。

 駅を出て地図を確認。まずは方南通を目指し、その方南通と環七と交差するところが方南町駅だ。約2キロの道のりだ。その途中には、大宮八幡宮と和田堀公園がある。せっかくなので大宮八幡宮に寄り道してみることした。

 大きな鳥居いくつかを潜って本殿まで歩き、軽くお参りする。その傍らでどんど焼きの準備が行われていた。この光景にちょっと興味魅かれた。

 実は恥ずかしいことに、どんど焼きという言葉、この場所で初めて知ることになったのだ。よくよく考えたら、正月を過ぎて神社にお参りはほとんど行わないので、知らなくても当然なのかとも考えてしまうが。それにしても、段ボール箱から羽根絵馬などドカドカ出てきて積み上げられていくシーンは、面白くもあり、ちょっと惨いようなそんな感じである。

 肝心のどんど焼きは二日後なので、大宮八幡宮はさっさっと後にし、方南通りを東に進む。やがて、環七とクロスする方南町交差点に着いた。

 

永福町
大宮八幡宮
大宮八幡宮
方南町交差点

■ ひっそりとした終点

 初めに記した通り丸ノ内線の枝線は、まるで環七に遮られるように線路が途切れている。素人目に見れば、永福町あたりまで伸ばせばいいようにも見えるが、よくよく地図を眺めてみると、その隣にある中野富士見町付近にに丸ノ内線の車庫があり、その延長上に方南町がある。つまり、方南町〜中野富士見町間がオマケの様な扱いという解釈が正しいかもしれない。強引に一区間伸ばしたのは、杉並区の圧力なのだろうか、それとも近くにある某宗教団体の圧力なのだろうか。

 そんなわけで、地上から見ると、方南町駅はそこに駅があるということを忘れ去れている様な存在である。地下鉄入口を示す案内もよく見ないと分らないし、新宿側入口に至ってはアーケード街店舗の看板に紛れて入口の表記がある。昔住んでいた根津もなかなか目立たなかったけど、ひっそり感はそれ以上かもしれない。

 ホームに降りるとこれまたこじんまりとしている。改札口のすぐ先に突端式ホームが待っている。改札口が線路をブロックする配置になっていて、この先線路を延ばす計画は全くないことを宣言したような造りである。でも、いかにも終点という感じがあって、個人的には気に入った。よくよく考えたら、東京の地下鉄で終点自体数える程度なので、そういう点でも貴重な存在かもしれない。

 やがて、電車が入ってきた。枝線内限定運用の3輌編成の電車だ。丸ノ内線でこの方南町だけは、ホーム有効長がだいたい4輌編成分しかなく、そんなところからも、方南町〜中野富士見町間がおまけ扱いということが分る。しかし、一時間に7,8本の頻度があり、そこそこの乗降客があったので、駅としてしっかり機能しているということも伺える。

 そんなミニ地下鉄で中野坂上まで乗車。ようやくではあるが営団完乗を果たしたのであった。

 

撮影:2002/01/13
執筆:2002/02/03

 






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