とちおの引越し日記(Power Macintosh G3編)
〜〜〜G3's come!〜〜〜

 1999年7月25日、ついに長年愛用してきたPower Macintosh7100/66AV の後継機種 〜 Power Macintosh G3 (400MHz/DVD) 〜 を購入することを決めた。実に長かった。
 注:内容は1999年に書いたものなのですが、ちょっと追記を書きました。(2003/02/23)



Chapter 1 :購入までの長い道のり (1996年末〜1997年末)

●Mac OS 7.5.3を入れて限界を感じた●

 1996年11月、購入以来ずっと漢字トーク7.1で通してきた、7100/66AVのOSをMac OS 7.5.3に上げることにした。このときちょっとしたハプニングが生じた。アップデータ後に起動するとエラーを頻発しながら起動する。ようやく、画面らしいものが出てくると、文字バケだらけのデスクトップが、、、

 理由はいたって簡単で、内蔵HD容量(250M)が足りないために、Mac OS 7.5.3インストーラが勝手にカスタムインストールを始めてしまい、フォントを始めとした一部のシステムが正常に入っていなかったのだ。外付けHD(1GB)で立ち上げ直し、システムフォルダ内の日付を確認しながら、手動で更新されていないファイルをインストールしてその場を回避したが、もはやシステムだけで内蔵HDを圧迫し始めていた。

●決め手がないまま時間が過ぎていく●

 そうこうしているうちに、マシン自体が古いものになってしまった。もはやPower PC601はとっくに消え、603e/604が主流の時代。マザーボードもPCIを採用したため、もはやNuBusは過去のものに。また、CD-ROMも未だ2倍速(RIVENができない!)。7100/66AVは、CPU/HD/CD-ROMを交換するのも容易ではない造りなので、なかなかアクションがとれないままにコンプレックスを感じるようになった。まあ、7100/66AVはCPUだけ新品という過渡期のものだから仕方なかったのだけど。。。

 PPC7100/66AVを購入した動機(1994年12月)はというと、先代のマシン(IIvi:1992年12月購入)が、これまたスペック的に追い付かなかったので、ロジックボードを交換に出したところ、輸送中にCD-ROMが故障し、考えた結果、マシン毎取り替えることに。26万円程度かかったかな。これでも当時は250MBで十分事足りていたのだけど。

 というわけで97年に入ったあたりから、マシンを変えようと考えてはみたものの、車のローンもあったし、マシンの値段的にもスペック的にも満足できるものが無かったため、しばらく見送り続けることに。

 まあ、ちょうどこの頃は、Windowsに完全に押され放しの時期でもあり、Mac互換機が出始めたものの、どこも中途半端で、結局Appleの圧力に屈して撤退せざるを得なかった時期で、Appleユーザにとっては最悪の時期だったので、下手にアクションを取ったらきっと後悔していただろう。

 取り敢えず、97年はメモリだけ80MB(当時だとかなりの容量だったけど)に増強しただけに留まった。(つまりこれで仮想メモリをやめてHD容量を強引に確保したわけ)


Chapter 2 :アメリカが購入計画を狂わせた (1997年末〜1999年7月)

●その1(Boston)●

 1997年の年末頃に、ついにG3搭載のMacが登場した。発売してまもなく、最下位のモデル(233MHz)は20万前半にまで価格を下げてきた。これでいよいよ買い換えかな、、、と思ったときにある事情に阻まれることになる。

 大学時代の知り合いが、何でもMITに一年半程度留学に行くという。これは、U.S.A.に行く絶好のチャンスだと考え、その結果、買い換えの為の資金はそのまま航空券に化けてしまった。

 ちなみに、Bostonの彼の部屋にはG3 Macがあったりした。。。

●その2(San Fransisco)●

 1999年1月5日、U.S.A.から帰ってくる。さあMacを買い換えを本気で考えよう始めたその日、San Fransiscoで行われたMac World Expoで衝撃の発表があった。

 Power Macintosh G3が完全にリニューアルされ、いわゆる今のB&Wモデルが登場したのである。

 本当に困った事態であった。もともと予定では、DT266かDT300に買い換えるつもりだったのだけど、買い換え計画を全面的に見直す必要があった。New G3では周辺インターフェースが殆ど変わってしまい、これまでの財産が使えなくなるものが多々出てくることになるからだ。

 この時点で、即購入を決めたら周辺機器も同時に購入しないとデータ・設定の移植が容易に行えない。何よりも困ったのは、モデムに対する機器が全く整って無いことであった。アメリカでは純正56Kモデムもつけて販売したが、日本では販売予定が無く(2月頃に販売予定が決まったのだけど)、New G3でインターネットにつなぐには、USB-シリアル変換ケーブルを用いるか、ISDN(+ダイヤルアップルータ)に乗り換えるかのどちらかしか無い状態であった。前者は、変換ケーブルの信頼性に不安があり、ISDNにするにはいろいろ面倒な事情(Macの乗り換えと工事云々の手続きとルータの設定を一気に行う自信がなかった)があり、なかなかGoサインが出せかった。また、も販 売後もなかなか置いている店が無く、それもまた購入時期を遅らせる要因であった。

 ならば別の手ということで、PowerBookG3も考えては見た。先代のマシンでは、例えば233ではバックサイドキャッシュ512k(による遅さ)に引っかかり、266/300ではその値段の高さに引っかかった。また、キーボードの位置と大きさも気に食わなかった。(現在のPowerBookG3でも同じ)

 ちなみにiMacは、拡張性の無さを理由にもともと対象にしていなかった。あれは、全く初めての人が買うマシンか、2台目のマシンとしてなら問題無いのだろうが、買い換えることを前提に購入するもんじゃ無いと考えている。

 そんなこんな理由で、買い換え計画はどんどん伸び春になって、春になっても車検その他で大金が飛んだりプライベートのゴタゴタでなかなか実行には移せない。そうこうしているうちに、MacOSもついに8.6に。ついに1以上引き離されてしまう屈辱を味わうこととなった。


Chapter 3 :そして恐怖の大王が降臨した (1999年7月)

●晴れて購入への旅へ●

 1999年7月25日、金銭的問題もプライベートのゴタゴタも解決し、そして(世間で言う)恐怖の大王が来なくなりそうになったので、晴れて購入への旅に出ることにした。幸運なことにAppleスマートローン期間でもあった。

 そもそも予定では、町田街道沿いにある『(ノジマ) Mac駅』で買う予定であった。数少ないMacの専門店であり、価格もそこそこで必要な品も一通り揃っていることは確認済みであった。

 ところが、結果的には『Mac駅』ではなく、大和の八王子街道(県道56号)にある『PC Depot(大和Great Center)』で買うことになってしまった。

 この『PC Depot(大和Great Center)』は7/23にオープンしたばかりの店で、安さと神奈川最大級(1600平方メートル)の売り場面積を誇る超大型店舗。あまりスペースが無いもののAppleのコーナーもあり、10台程度の山積みもされていた。また、純正56K モデムも在庫があった。

 400MHz/DVD-ROMモデルが24.7万円で販売されており、若干であるがApple Storeより安い設定だったので、店員さんと交渉を開始。ところが、この場に及んで、もう一つ頭を悩ませる自体が発生した。

 すぐ隣に、旧モデルの350MHz/DVD-ROMの山があり19.7万円で売っていたのだ。5万の差を取るか、50MHzの差を取るかしばらく悩むことになった。

 結局、5万の差を取ってもAppleスマートローンが適用されないので5万の差が3万程度にしかならないことと、YosemiteとATI RAGE 128のマイナチェンジと、OSの差(0.0.9)とを考慮して、400MHz/DVD-ROMに決定。純正56KモデムとStudio Displayとメモリ(128M)とSCSIカードを併せて購入した。購入額は(『Mac駅』で購入したPC Card Reader含めて)約37万円、ちなみに、Appleスマートローンは(頭金10万を引いた)22万程度 を2年で組み、手数料としては1.78%の4,000円程度になった。

 帰りに、『Mac駅』に寄って、PC Card Readerを購入。『Mac駅』では『PC Depot』に対して相当のライバル心をもっているらしく『PC Depotには負けません』の文字が相当踊っていた。(そのお陰で両者の値段の差は殆ど無し)

購入品一覧
本体Power Macintosh G3(400MHz/DVD)
CRTApple Studio Display 17" CRTモデル
モデムApple純正モデム(56k)
メモリAP-S100-128M (I/O Data)
SCSIカードREX-PC130RX(Ratoc)
PC Card ReaderUPCRW-03(ヤノ電器)

●何もかもが呆気なく進んだ●

 立ち上げたはじめたのは、あれこれあって8月1日(日)になった。

 箱からものを取りだし、メモリ・モデム・SCSIカードを差し込みケーブル類をつないで電源投入開始。"Mac OS 8.6"の画面のもとシステムが立ち上がった。

 初期画面は、いかにもWindowsみたいになってしまった。まずは所有者の情報等を入力。続いて、インターネット設定絡みの画面が登場した。モデムを選んで(もちろんApple純正モデムは選択肢にあり)、ISPの必要情報を入力すると、もうプロバイダにつながっていた。で、よく見ると何もしてないのに、SCSIカードも認識されており、すなわちハードの立ち上げ作業は完了していた。

 時間にして1時間とかからなかった。一番苦労したのは、Studio Displayを箱から取り出すことだったかもしれない。

 あまりに、あっという間だったので必要なソフトのインストールも一気に行い、その週の週末には部屋のレイアウト変更を行う。すなわちPCラックから7100/66AVを取り除きG3を配備する。ちなみに幅70cmもないPCラックだったのでG3とStudio Displayは一緒に乗ることはできず、G3は床置きに。。。(ハンドルのお陰で埃がたまることはないのだけど、これは考慮された設計だったのだろうか)



最初で最後のツー・ショット

●毒入リ危険食ベタラ死ヌデ:食べたら本当に死んでしまった●

 1週間程度問題無く動いていたのだけど、Mac購入史上、いやPC購入史上最悪のアクシデントに見舞われることになった。それは、某知り合いから某TV番組(別の某知り合いが公録で出演していた番組)が録画されたCD-Rをもらって再生していたときのこと。MoviePlayerにて普通に再生をしてみる。

 CD-Rのケースに"毒入リ危険食ベタラ死ヌデ"(単なる身内ネタ)と書いてあるものの、はじめは問題無く動いていた。640*480でも2m離れると全く違和感無く見ることができたことに感動していたくらいだった。ところが、後半から画面が動かなくなってしまうという事態は起こる。完全にフリーズせず再起動無しに復旧はしたが原因は分からない。

 気になったので次の晩もう一度見たら現象が悪化。ほぼ同じシーンでついにフリーズしてしまう。何度か動作を確認しているうちにまずまず状況は悪化して、挙げ句の果てには、認識もできなくなればCDによるOS立ち上げもできなくなってしまう。

 そう簡単に言ってしまうとDVD-ROMが壊れてしまったのである。翌朝からは仕事どころではなくひたすら原因調査。Mac OS 8.6のApple CD/DVD Driverにバグがあるという噂(Appleのサポートセンターは無いとのコメント)もあったりしたが、あちこちに電話相談・Web検索を行ってみると結局は単純にハード的に壊れていた(初期トラブル)ようであった。原因は分からない。

 で、結果どうなったかというと、購入間もないこととを理由にPC Depotで本体を丸ごと交換していただくことになる。店内で、メモリ・モデム・SCSIカードの差し替えて自宅に持ち帰り再度設定のやり直し。トラブルは発生から48時間で(現時点では)解決はした。

 例の"毒入リ危険食ベタラ死ヌデ"CD-Rは、もう二度と与えてないのは勿論である。


 ちなみに、今はほとんど正常に動いているが、たまにMailerのMusashiがタイプ11のエラーでダウンしてしまう。原因はTCP/IP関連だとは思うのだけど。あと、手前側の列が凸状に丸いキーボードがやや使いにくい程度だけど、このあたりのロードテストはもっと使用するアプリを増やして報告しよう


Epilogue:さらば7100/66AV! それにしても、、、

 取り敢えず一ヵ月の間、特に問題無く動いているようなので、7100/66AVと13" Displayを売りにこれまたPC Depotに出すことにした。長年愛用したマシンだから、手放すのは抵抗を感じたが、やはり置いていても仕方無いので手放すことにした。

 覚悟はしていたものの、ほとんど金にならなかった。ちなみに買い取り価格は以下の通り。実際には、G3購入したということで一割増しになる

 デフォルト額実額
7100/66AV11,500(+4,200)円6,700円
13" Display4,000円1,000円

 本体、CRT共これだけ引かれたのはあまりに汚れが激しいためで、特に本体に至ってはメモリ増設でプラス項目があったにも関わらずほとんど焼け石に水。きれい磨けば多少は高くなるそうなんだけど、ただでさえ本体で5年・CRTで7年も使ってきた代物だし、再び掃除する気合いのなかったので諦めあっさり引き渡す(せめてメインボードの埃位は掃除してもよかったかもしれないが、、、)。ちなみに、Mac OS 7.5.3はCDも付けても査定の対象にならずKT7.1で査定された。

 ちなみにこの日プリンタも同時に買い換え、HPのDeskWriter 560Cを売り、Epson PM-770C(36,270円)を購入した。G3ではシリアルポートが使えないからで、USB<->シリアル変換コネクタを買うくらいならプリンタ毎買い換えた方が得と判断したからだ。なお、DeskWriter 560Cは、無条件に1000円で引き取ってくれることになった。

 というわけで、Macの引っ越しは一応完了した。(本体がまた壊れないかとちょっと心配はしているが、、、)


 これを書いている間に、Power Mac G4が発表され、9/22からは400MHz(PCI)版が日本で発売されたけど、いまいち魅力を感じたり後悔をしたりはしてません。だって、思った以上にグラファイトが地味だったんだもん。でも、このスペック(G4 400MHz / SDRAM 64MB / 10G HDD / 20x CD-ROM / 56k Modem)で198,000円は安いですな。
#G4の本当の真価はAGPモデルで発揮されるのかと思ってます。その時は引かれたりするかも知れません。


ちょっとだけ続編
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