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(恵比島)〜旭川〜札幌編 |
| 6・君影草(すずらん) |
例によって、私は車端からこの写真を撮っているが・・・・ごらんの大きさ。元々貨物列車の車掌さんが乗っていた車だから、こんなものか。
ベンチと窓がしめて8枚あり、その8枚のことごとくから、首が出ていました。(その首の中には、私の物もありました。)
客車側のデッキは開いている物の、機関車側は煤がひどすぎるせいか締め切り。 その仕切戸のガラスからは・・・・頭の中では、今背走状態であると分かっている物の、なんか妙な光景が見える。
緩急車の中には、ダルマストーブまであった。煙突も付け替えられているので、これを使うことがあるかも知れない・・・・?
だいぶ車両往復が激しいので、ここで解説をば。上のカットはJR北海道作成のパンフから転載した物だ。
さて、留萌発深川行きの列車は下のような編成になっている。号車は、緩急車側から1〜4号(緩急車は、号車番号無し)車と振られている。
本来、普通の客車の指定券しかない私が、カフェカーに着席できるわけはなく、車内の写真は、フリースペースである喫煙コーナーからのもの。しかし、これも空いているから出来た芸当だ。
汽車は白樺を駆け抜け、国道の自動車の視線まで浴び(またしても運転手と目があった事も。)、峠下へ。
峠下駅で一時停車。車内放送では、
「この先は、急勾配のため、ここで蒸気圧をフルパワーにしております。」といった意味のことを言っている。
そして再び走り出したときは、力強いドラフト音が車内に流れる・・どうやら中継をするようである(でもすぐに終わってしまって、また「すずらんのテーマ」に戻ってしまった。)。
途中何度かあるトンネルは、二重窓の内側をおろして、煤から逃げる(中には、それでも峠下〜恵比島までデッキに立っていた人もいた。どうなったかは書くまでもないが・・・・。)
そして次の駅が、この列車唯一の停車駅、恵比島・・いや、明日萌(あしもい)だ。
| 7・Return of Happiness |
ドラマの中では、明日萌駅は、炭坑の不振から客が減り、ついに廃止となるが、現実の恵比島駅も、「廃止になっていないだけ、明日萌よりもマシ」という有様だったようだ。
実は往路の車内で「恵比島も前はあんなのだったのに」という話を聞いた。何でも貨車改造の待合室が置かれているだけの哀れな状態だったそうな。
(ちなみに写真は、留萌本線大和田駅。留萌の一つ手前の駅。) シノシプス等によれば「側線が7本もあった」とか「跨線橋も持った駅だった」とか、炭坑鉄道である留萠鉄道が分岐していたとか、とにかくドラマに出た明日萌よりももっと大きな駅だったようだ。
(左の車体は、かつて留萠鉄道を走っていたディーゼルカーの車体。留萠鉄道が休止・廃止になってから茨城交通へ移籍。
ただ、この車体は現存していませんが、あと2台、留萠鉄道の生き残りが元気に働いているそうです。)
とにかく嘆息しかねないほど、恵比島駅は縮んでしまっていたそうな。98年12月、NHKのドラマの舞台に選ばれて、ロケセットが出来る前までは。
(バックの倉庫みたいなのが、「本当の」恵比島駅舎(?)。実は95年夏の「旅と鉄道 96号」でも登場した。昔の恵比島駅は、かなり立派な駅だったようです。)
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1999 takeyas