質問要旨(H11-06)


1 東西自由連絡通路及び駅前広場の福祉設計について
 (1) 車いすでも一人でロータリーからホームまで行くことができるか
 (2) エスカレーターは、ベビーカーのまま使用することができるか
 (3) 駐輪場は、確保されているか
 (4) ロータリー内に一般車の待機場所が確保されているか


2 ダイオキシン等化学物質の市内濃度測定について
 (1) 分別回収の効果はデータにあらわれているか。ごみの収量と組成分析の比較データを知りたい
 (2) 市内濃度測定を広域かつ継続的に集める必要があるのではないか
 (3) 魚市場の焼却炉で発泡スチロールを燃やしているが、ダイオキシン等の対策をしているか


3 子供たちが伸び伸びと遊べるように空地を借り上げ、広場に転用できないか
 (1) 開発地の街区公園は狭過ぎると思うが、現状はどうなっているのか
 (2) 空地所有者に固定資産税の免除措置等を行い、空地を公園用地として5年程度借り上げることができないか


○5番【武松 忠君】       


 質問をいたします前に、一言申し述べさせていただきます。


 私は新議員として、初めてこの場で質問させていただきます。そのことについて、責任の重さを痛感しておりますと同時に、初心を忘れずに、市政の場で一生懸命に尽くす決意であります。


 それでは通告に従いまして、小田原駅東西自由連絡通路、ダイオキシン、開発地の街区公園の3点について質問をいたします。重複する部分もあろうかと存じますが、御了承いただきますようお願いいたします。


 小田原駅東西自由連絡通路は、二十数年来の懸案として、ようやく工事が始まろうとしております。これまでの長期にわたる検討により、工事の実現に結びつけた関係者及び議員の方々に深く敬意を表します。ここで、まず、この東西自由連絡通路に求められていることについて述べさせていただきます。一部私が推測したものもございますが、駅を利用する一市民の声として拝聴いただきたいと思います。
 二十数年前、東西自由連絡通路に求められたものは、線路により遮断された東西を自由連絡通路によって歩行者が移動しやすくし、地域の活性化と利便性の向上を目的としたものでした。現在も基本的にはこの目的は変わっておりませんが、当時と比較いたしますと、駅利用者の中に積極的に外出をする身体障害者がふえているという現状がございます。これは、従来健常者であった方が、疾病、加齢、交通事故、労働災害、それから余暇の普及による余暇の事故等によりまして、車いすで生活をするようになってきております。
 小田原市統計要覧によれば、身体障害者は平成10年度で4567人、そのうち肢体不自由者は2569人になっております。厚生省の平成8年度身体障害者実態調査結果の概要によれば、全国の肢体不自由者は昭和45年の76万3000人から平成8年の26年間で165万7000人と2.2倍にふえております。平成8年度の肢体不自由者のうち、毎日外出する方は35%、週に2〜3回外出する方は20%で、合計で55%の方が積極的に外出しております。この比率を小田原市に当てはめてみますと、おおむね1400人以上の肢体不自由者が週に2〜3回以上外出している計算になります。
 また、この厚生省のデータから、外出する上で困ることの状況は何かという設問に対して、肢体不自由者の場合は、利用する建物の設備の不備(階段、トイレ、エレベーター)を挙げている方が36%、交通機関の利用が不便が33%、道路や駅が利用しにくいが23%になっております。私も実際に車いすの介助のボランティアを経験いたしました。ふだん健常者が無意識で使用している設備が、車いすの方には非常に使いにくいものになっていることがわかります。
 現状だと、まず駅を利用する日時を事前に駅に連絡しなくてはいけません。当日は、駅員に連絡しまして、車いす用の改札を開けてもらいます。次に、駅員と一緒に車いすを支えながら階段を上り下りするといった状況になります。肉体的な労力や事前の段取りと、駅員に手伝ってもらうということ、もちろん車いすの本人への気遣いも非常に大きな負担になっております。これから建設する駅、公共施設というのは、車いすや身体障害者の方でも利用できる設計でなくてはなりません。
 だれでも利用できる設計のことをユニバーサルデザインといいます。この設計思想は、欧米で経験的に行われていた設計手法を95年にアメリカで系統立ててまとめたものです。このユニバーサルデザインの実用例としては、現在は家電製品や自動車の操作部分があります。当初は、高齢者向けの製品開発が先行しておりましたが、実際市場に出た後は、高齢者に限らず、さまざまな年齢層に好評を博したようです。これらの製品は、実際に使ってみると自然に操作ができます。これは、意識をしなければわからないのですが、煩わしさを感じないということは非常に重要なことです。また、阪神・淡路大震災災において駅舎が倒壊した阪急伊丹駅も、再建設の際にこのデザイン手法を取り入れております。阪急伊丹駅は、駅舎・駅ビルとも一から建て直しました。既存の施設の上に建設する小田原駅の場合に比べますと、そのデザインへの対応は逆に容易だったのかもしれません。しかし、突然の地震から完成まで3年10ヵ月といった短期間に、車いすでも介助者なしでホームまで行くことができる駅を完成させました。


 ここで、このユニバーサルデザインといっている基本概念をまず説明させていただきます。七つの項目がありまして、
 1.公平な利用。これは、年齢、性別、国籍、身体障害者などを区別することなく、だれにでも使いやすいこと。
 2.融通性。個人的な能力の差を許容すること。例えば右きき、左ききや、歩く速度等、健常者であっても個人差のあるものを考慮する。
 3.単純で直感的に理解できること。利用者の経験や知識、言語力あるいはそのときの集中力に影響されることなく、使い方が理解されやすいこと。
 4.知覚可能な情報伝達。周囲の状況や利用者の感覚的能力とかかわりなく、利用者に対して必要な情報が効果的に伝わること。例えばエレベーターのボタンなんかがそうですけれども、ボタンを押したらボタンが光る、もしくは音が出るというような工夫をするということです。
 5.間違いに対し寛容なこと。これは、危険を予知していない場合や不意な動作のもたらす不利な結果を最小限にすること。一例を挙げますと、自動車のパワーウインドーのスイッチがございます。数年前のスイッチは、ボタンを下に押すと窓が閉まるという構造でありました。子供が窓から顔を出した際に、パワーウインドーのスイッチをひざ等で押してしまい首を挟むという事件が多発いたしまして、現在はすべでの自動車のスイッチが、上に引き上げないと窓が閉まらないという構造になっております。そういったエラーに対して不利な結果を最小限にする、そういったデザインのことです。
 6.労力が少ないこと。効率がよく、心地よく、しかも疲れの少ない状態で利用できること。変な姿勢をとらせないということです。
 7.大きさやスペースが適正なこと。利用者の体の大きさや姿勢あるいは移動能力とにかかわりなく、操作のために適切な大きさと空間が十分に整えられていること。こういったことが挙げられております。この7項目の中で、設備としてあらかじめ設計しておかなければならないのは、第1項のだれにでも利用しやすいということです。健常者でも車いすでも利用しやすいことが、21世紀に向け、東西自由連絡通路及び駅前広場に求められていることではないかと思います。私は、小田原駅が「車いすでも一人でロータリーからホームまで行くことができる国際的観光地の駅」になることが必要だと考えております。最終的には、商店街全体がこのデザインを取り入れることで、また活性化にもつながるのではないかと思います。
 それでは質問に移らせていただきます。通告では、1の(2)にエスカレーターはベビーカーのまま使用することができるかとありますが、内容的には(1)と相違ないため、(1)に含ませていただきます。


 それでは質問いたします。


 (1)東西自由連絡通路は、車いすの方が一人で駅前広場のロータリーからホームまで行くことができる設計になっていますか。具体的には、車道から歩道へのスロープが設置されていますか。広場から自由連絡通路にはエレベーターが設置されていますか。券売機は、車いすでも利用できるものがありますか。自動改札の幅は、95センチ以上ある車いす対応のものが複数設置されていますか。改札からホームへはエレベーターが設置されていますか。車いすで利用できるトイレが確保してありますか。


 引き続きまして


 (3)駐輪場は確保されているか。駅周辺の放置自転車は、現在公害のように言われておりますけれども、自転車は排気ガスを出しませんから、環境にやさしい乗り物と言えます。今後は、自動車よりも自転車の方が逆に優遇されるのかもしれません。そこで、駐輪場はなるべく駅前広場の近くに必要数確保されるのか、質問をさせていただきます。現在、小田原駅周辺の放置自転車は何台ありますか。駐輪場は、現在の設計ではどこに何台分確保される予定ですか。工事期間中の駐輪場は確保できていますか。


 引き続きまして


 (4)一般車の送迎用の待機場所が確保されているか。私ごとで恐縮ですが、駅のロータリーで観光に来た友人を車に乗せようとしていましたところ、バスにクラクションを鳴らされ、友人ともども非常に気分を悪くしました。観光客の友人にとっては、小田原駅に着いて最初の洗礼がバスのクラクション、これでは小田原の第一印象が悪くなって当然です。観光都市として、観光客に与える第一印象というのは非常に重要なことだと思います。今回の駅前広場の整備で、ロータリー内に一般車の送迎用の待機場所が確保されているか、それは西口に何台、東口に何台分確保してあるか、御回答願います。


 次に、


2.ダイオキシン等化学物質の市内濃度測定について。通告にはダイオキシン等化学物質と書いておりますが、今回の質問では、特にダイオキシンについて質問させていただきます。


 ダイオキシンは、御存じのとおり、発がん性や環境ホルモンの原因物質と言われております。実際にダイオキシンは、主に食べ物を通して我々の体内に蓄積しております。大気中のダイオキシンを直接吸い込む確率は非常に少ないとも言われております。いたずらに危機意識をあおるつもりはございませんが、小田原の現状を知っておく必要があると思います。所沢市の産廃業者の野焼きの件や、一昨年より始まったごみの分別回収により市民の環境意識も高まっていると思います。しかし、分別回収については、実施開始より丸2年を経過し、なれによる意識低下も予想されます。このような状況を踏まえ、3点質問させていただきます。


 (1)ごみの分別回収の効果はデータにあらわれていますか。ごみの収量と組成分析の比較データを教えていただきたい。具体的には、ごみの収量を平成8年度から10年度の比較で示していただきたい。また、最新版のごみの組成分析のデータを具体的に示していただきたいと思います。


 (2)ダイオキシンの市内の濃度測定を広域かつ継続的に集める必要があるのではないかと考えますが、現状、どうなっているでしょうか。私は、このデータが継続的に集められ、市民に公開されることが重要だと考えます。市内に産廃施設もあり、また、焼却炉のダイオキシン対策も始まるこの過渡期にこそ、データを集める意味があると考えます。市内のダイオキシン濃度測定が、どこで、どのくらいの頻度で集められているのか説明願います。また、現在までのその測定データと、その考察を公表願います。そして、今後の濃度測定のスケジュールを公表願います。


 (3)魚市場の焼却炉で発泡スチロールを燃やしているが、ダイオキシン等の対策をしているのか。これは市民から指摘を受けましたので質問させていただきます。市民も分別回収で努力をしておりますが、市の関連施設の小型焼却炉で発泡スチロールを焼却しているとすると、行政と市民の信頼関係を著しく損なうものだと考えます。小田原市公設水産地方卸売市場の焼却炉で発泡スチロールを燃やしているとの指摘を受けましたが、これは事実ですか。その焼却炉では、ダイオキシン等の対策をしていますか。今後の改善や対策のスケジュールを回答願います。


 引き続きまして、


3.子供たちが伸び伸びと遊べるように空き地を借り上げ、広場に転用できないか。開発地の街区公園について質問いたします。


 開発地には街区公園が整備されておりますが、面積が狭い上に、鉄棒や滑り台が設置されているために、自転車の練習やキャッチボールさえすることができません。そうなりますと、子供たちは必然的に道路で遊ばざるを得ません。また、週末になると、幹線道路の渋滞を避けるため、開発地の路地を抜け道として走る自動車も多く、そうした子供の関連した交通事故も発生しております。新しい開発地の住人は、年齢的には30代から40代の方が多く、子供たちも幼稚園児から小学校低学年に集中しております。小学校高学年になれば行動範囲も広がりますが、新しい開発地の付近にこそ短期的に広場が必要だと思います。小学校の校庭やみどりの広場にも遠い開発地に広場をつくることができないでしょうか。親も子供たちも安心して遊べる広場が必要だと考えます。


 (1)開発地の街区公園は狭過ぎると思うが、現状どうなっているのか。法的な規制及び行政指導の現状を具体的に説明していただきたい。


 (2)空き地所有者に固定資産税の免除措置を行い、空き地を広場用地として5年程度借り上げることができないか。開発地の付近には空き地もありますが、現状は背丈以上の雑草で覆われているところも多く見受けられます。空き地の持ち主も現在の土地価格の下落でもてあましているのが現状ではないでしょうか。こういった空き地の所有者に、土地の固定資産税等の免除措置を行い、空き地を広場用地として短期間、できれば5年程度借り上げることができないでしょうか。遊具等は必要ありません。地ならし、維持管理は自治会や子供会が行います。ぜひとも検討願います。


 以上で1回目の質問を終わらせていただきます。(拍手)


○議長【穂坂英山君】       


 この際、暫時休憩いたします。

         
 午前11時53分       休憩          
 午後 1時 0分       開議


○副議長【谷神久雄君】      


 休憩前に引き続き再開いたします。


 市長、登壇願います。

              
〔市長(小澤良明君)登壇〕


○市長【小澤良明君】       


 5番武松議員の一般質問に順次お答えをさせていただきます。


 はじめに、小田原駅東西自由連絡通路整備につきまして何点か御質問がございました。


 まず、車いすの方が一人で駅前広場のロータリーからホームまで行くことができる設計になっているのかとのお尋ねでございます。現在の道路と駅前広場との段差の解消はもとよりでございますけれども、自由通路の上りおりにつきましては、駅前広場から自由通路及び駅舎、さらにプラットホームに至るまでの移動施設といたしまして、歩行者支援施設としてのエスカレーター及び車いすの方やベビーカー利用者などに配慮した施設としてのエレベーターの設置を前提に、また、券売機や改札及びトイレにつきましても、車いすの方に十分配慮した施設として現在設計を進めているところであります。これらの施設の具体的な位置や構造などにつきましては、利用者側の御意見もお伺いしながら、現在鉄道関係者と協議を進めているところでございますが、いずれにいたしましても、バリアフリーに配慮し、体の御不自由な方やお年寄りなど、だれもが安全で利用しやすい自由通路となりますよう整備を図ってまいりたいと考えているところであります。


 次に、自転車駐車場について何点かの御質問がございました。


 まず、小田原駅周辺の放置自転車の台数につきましては、平成10年9月に行った調査によりますと、小田原駅東口で306台となっております。


 また、駅前広場の近くに自転車駐車場を何台分確保する予定なのかとのお尋ねでございますが、東西駅前広場につきましては、自由通路の整備に合わせて、現在の東口駅前広場への機能集中状態から、西口駅前広場との適正な機能分担を図ることや、安全で快適な歩行者動線を確保すること等を目的として再整備を行うものでございますので、駅前広場そのものに新たに自転車駐車場を整備する予定はございません。しかしながら、広域交流拠点整備構想の中で、お城通り地区、東通り・大乗寺周辺地区及び駅西口地区の広域交流コア内各地区に、自転車駐車場の整備を位置づけておりますので、関係者等との調整を図りながら、その規模や位置につきまして、引き続き検討をしてまいりたいと考えているところであります。


 さらに、工事期間中の自転車駐車場の確保についてのお尋ねでございますが、小田原駅周辺の自転車駐車場といたしましては、現在、東口には、旭丘高校の前に550台収容可能な駐車場が1ヵ所ございます。西口には、東海道新幹線の高架下を駐車場として利用させていただいておりまして、約1100台の自転車・オートバイ等が駐車いたしております。しかしながら、西口の新幹線高架下につきましては、自由通路の工事着手に伴い利用が制限されてまいりますので、この代替として、駅周辺に別に自転車駐車場の確保を暫定的にいたしまして、広域交流コア内各地区に自転車駐車場が整備されるまでの間、鉄道利用者の利便を図ってまいりたいと考えているところであります。


 次に、駅前広場のロータリー内に一般車の待機場所は確保されるのかとのお尋ねがございました。


 現在の小田原駅の東西駅前広場は、バス等の公共交通優先の形態でありますが、時間帯によっては送迎等の一般車両が駐停車し、混雑の一因となっている状況が見受けられます。こうした実態を踏まえ、広域交流拠点整備構想における小田原駅再整備基本計画の中では、公共交通を優先しながらも、駅前広場機能の整備の一つとして、自家用車の乗降場所を東西駅前広場に確保するとともに、特に西口駅前広場には、自宅と駅の間を自家用車で送迎するライフスタイルに対応した滞留施設を整備することを位置づけているところであります。したがいまして、駅前広場の整備計画につきましては、今後、自由通路の整備とあわせて関係機関等と具体的な内容について調整を進めてまいりたいと考えております。


 次に、ダイオキシン問題に関連した御質問として、ごみの収集量と組成に関しての質問がございました。


 ごみの収集量につきましては、ごみの分別回収の方法の変更以前の平成8年度に比べまして、9年度、10年度ともに15%以上、総量で1万4000トン以上減少し、資源化率につきましては、全国平均が8%程度でありますのに比べまして、24.7%と全国におきましても非常に高い水準となってまいりました。また、実際に焼却しているごみの組成でありますが、平成10年度の調査によれば、先ほどもこの議会で御答弁をいたしましたが、50%以上が厨芥類でありまして、これに紙くず類が次いでおります。なお、プラスチック類につきましては、分別洗浄の困難なラップ類について混入が認められますが、ペットボトルなど資源として収集しているものにつきましては、ほとんど混入はされておりません。市民の皆様方の大変な御協力をいただきまして、分別がこうしてある程度浸透してまいっているというふうに思いますが、さらに徹底をされますよう、啓発に努め、御協力をいただいてまいりたいと考えているところでございます。


 次に、市内のダイオキシン類の環境調査に関するお尋ねがございました。


 平成10年度から神奈川県では、大気汚染防止法に基づく定期的なモニタリング調査を県内6地点で実施することになりまして、小田原市も調査地点に入れていただくよう、こちらとして要望いたしましたところ、県では年4回の調査を実施していただいたわけでございます。本市における調査場所は、市役所での測定結果でございますが、この結果は、年平均値が0.29ピコグラムと、国が示す指針値の0.8ピコグラムを大幅に下回る結果となったわけであります。「広報 おだわら」6月1日号におきまして、これらの点につきましても御報告をさせていただいたところでありますが、本市内のダイオキシン類に関する大気環境は、県内でも良好な状況となっているところであります。なお、今後も県に調査の継続を要請いたしますとともに、本市におきましても独自調査につきまして検討しているところでございますので、御理解をいただきたいと思います。


 次に、水産市場の発泡スチロール処理についてのお尋ねがございました。


 本市水産市場では、昭和56年に関係各組合長等の市場関係者で、発泡スチロール処理運営委員会を組織されました。その処理を始めまして、平成4年からは、市場内に焼却施設を設置し、対応をされたわけであります。しかし、昨今の環境規制値強化、環境に対する市民感情等々、市場を取り巻く環境も大きく変化をしてまいりましたので、昨年の12月10日以降は外部委託方式に切り替えたわけであります。その後、同委員会では、経済性、安全性のほかに、減量化や資源再利用等の環境にも配慮できるよう、溶かして処理する方法の発泡スチロールの減容機を導入することにいたしまして、既にその設置許可も県当局からいただいているということであります。来月の早いうちに稼働できるというような報告を私も受けておりまして、もうしばらくこの点につきましてもお時間をおかりしたいというふうに思います。


 次に、公園についてのお尋ねがございました。


 まず、開発行為によって生み出される公園用地は狭く、制度上、どのような指導をしているのかとのお尋ねでございますが、開発区域の面積が3000平方メートル以上の開発行為につきましては、都市計画法施行令第25条におきまして、開発面積の3%以上の公園、緑地または広場を開発者が設けることと規定をされております。しかし、防災、避難活動上などの見地から、小田原市では小田原市開発指導要綱第20条におきまして、最低150平方メートル以上の公園を設置するように開発者に御協力をいただいているところでございます。


 次に、公園用地の借り上げの御質問でございますが、本市では、市街地における公園用地の確保が非常に困難でありますことから、公園の補完施設として、土地所有者の方からお借りをしているみどりの広場の制度がございます。これで、現在市内に24ヵ所みどりの広場ができているわけであります。このみどりの広場につきましては、短期間の借用では十分な投資効果が得られないことから、整備後、最低10年はお借りをするということにしております。なお、無償でお借りしております広場の固定資産税につきましては非課税となりますが、有償でお借りしております広場につきましては、地方税法上、固定資産税の免除はできないこととなっております。いずれにいたしましても、公園・広場の設置につきましては、今後とも地元の自治会の皆様方あるいは市民の皆様方からの情報提供をはじめとする御協力をいただきながら、用地の確保に努め、優先順位等も考えながら整備を進めてまいりたいと考えているところであります。


 以上をもちまして、5番武松議員の御質問に対しましての私からの答弁とさせていただきます。


○5番【武松 忠君】       


 東西自由通路は、ちょっと質問の時期が早過ぎたかなというところもありました。ただ、確認事項として、中途半端なものになってはいけないということもありまして、あえて確認させていただきました。内容的には、当初の計画では東口の方にはエレベーターが設置されていませんで、それで質問をしたんですけれども、結果的にはそれも考慮されているということで、安心しました。それから工事期間のような過渡的なところも対策をちゃんととっていただくということは非常に重要で、それについても考慮されているということで、安心しております。方向としては間違えていないということで、私も安心しましたが、この東西自由通路というのは、結局、橋上式のために、自転車の人はどうするんだと。JRの平塚駅も橋上式で東西自由通路になっていますけれども、結局、階下式の通行路を後でつくりました。そういったことも多分市民の方から逆に出てくる可能性もありますので、その辺も考えていかないといけないと思います。また、西鉄の福岡駅も、天神ソラリア計画といって最近大々的に宣伝していますけれども、これも東西自由通路は完全にフラット(平坦地)になって、通行者も自転車も車いすの人もそのまま通り抜けるような形になっております。質問としては、先ほど言ったように自転車の通行はどうなりますかということを質問させていただきます。


 それからコメントとして、観光地のトイレでよく見かけるんですけれども、女子トイレの数が少なくて、女性の方がトイレで待っているということが非常にあります。観光地としてはこれは非常に情けない話で、トイレの面積を男女一緒にするのではなくて、便器の数を一緒にする。そういった配慮もして、観光都市にふさわしい配慮をトイレにもしていただきたいと思います。
 それからダイオキシンの市内の濃度の件については、全国の平均値に比べてもかなり低い、それから組成率についてもかなり成果が上がっているということがわかりましたので、またこれも大々的にちゃんと市民にPRするということが、よくても悪くてもちゃんとPRするということが大切だと思います。
 それで、市内の濃度測定の件で、現状、県に要請しているというところもありまして、それも引き続きお願いいたします。


 それから市独自で調査・検討するということも言われておりましたが、これについても、具体的にはまだ決まっていないのかもしれませんが、小田原は東西を山に囲まれておりますので、かなり気候的な面、季節とか風向き、その辺を考慮して測らないと、あまり意味のないデータになってしまいますので、注意してお願いいたします。


 それから魚市場の焼却炉の件ですけれども、7月初めに稼働するということで、すぐ近くなので、もうどうこう言えない状態なんですけれども、ただ外部委託していたのが、どうもそのまま燃やしてしまっているのではないかということもあります。私も市民の方からこの話を受けて、新人議員で施設を見学に行ったときに見たんですけれども、実際に燃やしていました。市は管理する立場ですね。やはりちゃんとやっていかないと、市民の方は見ていますので、この辺を徹底していただけるよう、再び要請いたします。


 それから広場の件ですけれども、みどりの広場が同じようなことということで、確かに免除措置は税制上難しいことなんですけれども、短期的にでも必要なところ、それから今現在あるみどりの広場が、実際にはあまり使われていない利用効率の悪いものになっているとか、そういう状況もありますので、その辺、利用変更なり、また場所を変えるなりする方策があってもいいのかとも思いますが、いかがでしょうか。


 これで第2回の質問を終わりにします。


○広域交流拠点整備担当部長【橋本謙一君】


 再質問がございました中で、自転車が自由通路の中を通れるかという趣旨の御質問だったと思いますので、担当の方からお答え申し上げます。


 現在の自由通路の設計の中には、自転車の通行は考慮されてございません。仮に自転車の通行を通路の中に設けるとなると、一般的には、全国のほかの事例でもございますのは、スロープ式の通路を設けるという方式が橋上タイプの場合だと可能な方式になろうかと思います。御承知のとおり、非常に全体規模が大きい中で、できるだけいろんなスペースを最大限活用するようにはつくっておりますが、ある程度限界のところもございまして、自転車につきましては、特に駅に用がある自転車、東口、西口にそれぞれ来る方はいいんですが、線路をいわば通過する方というのは、現況どおりそれぞれ東西の道路を横断していただくという利用になろうかと思います。


○助役【鶴井利親君】       


 御質問の第2点目のダイオキシン関係につきまして、私からお答えをいたします。


 ダイオキシンの調査結果等につきましては、広く市民に知らせて、結果が悪いからといって遠慮しないでというようなお話のようですが、私ども、6月の広報に載せさせていただきましたけれども、結果的に県内のよその調査地点と比べましてきれいであったということで、これは厳然たる一つの事実として、私どもが県の調査結果を広報させていただいたわけでございます。今後におきましても、その調査結果がぐあいが悪いからPRを遠慮しますとかいうことでなく、私どもは、よいはよい、悪いは悪いという事実は事実として市民の方にPRをさせていただき、もしも悪いというような問題が例えば出た場合、それには市民の協力を得て、行政はどうあるべきかとか、また市民の御協力をどういうふうに仰ごうかとか、そういうようなもののためにも、これは公表していきたいと、このように思っておりますし、そのようにいたします。


 それからダイオキシン調査の関係につきましては、県の方にいろいろと継続してお願いしておりますけれども、市独自の調査ということでございますが、これにつきましては、私どもの方でも、先ほど市長が答弁申し上げましたように、これは検討いたしておりまして、これをもしやるというような場合におきましては、ただいま御提言をいただきましたように、市内のどこの地点がよろしいのか、調査の時期はいつがよろしいのか、そういうものは十分に検討した上でこれに対応していきたいと、このように思っております。


 それから魚市場の関係につきまして、先ほど市長の方から御答弁をいたしましたけれども、この問題につきまして、若干補足も交えまして私からのお答えをいたします。5番武松議員御承知のとおり、一般にごみと言われております廃棄物は、一般家庭から出されます可燃ごみ等の一般廃棄物と、それから工場・商店等の事業活動から発生をいたします産業廃棄物に大きく分けられるわけでございますけれども、産業廃棄物は、事業者みずからが処理するか、県知事の許可を受けた産業廃棄物処理業者、または地方自治体にその処理を委託しなければならないというふうにされておりまして、多くの事業者は、自己処理かまたは産業廃棄物許可業者に委託処理をしているというのが実情でございます。本市の水産市場におきましては、平成4年6月から、県の許可を得まして、今お話のございました焼却によるところの自己処理をしてまいりましたけれども、平成9年12月1日施行の改正廃棄物の処理及び清掃に関する法律及び平成10年4月1日施行の神奈川県生活環境の保全に関する条例等の施設基準にこの焼却炉が適合しなくなったために、先ほど市長の答弁で申し上げましたように、市場関係者で組織をいたします発泡スチロール処理委員会が検討を重ねまして、焼却ではなくて、発泡スチロール減容機によりますところの方法をとろうということになった次第でございます。そこで、お尋ねの焼却のことでございますが、議員御視察のときにも燃えていたということでございますが、これは平成10年12月から、外に委託をしろということで外部への持ち出しによって処理をいたしましたので、基本的には焼却というのはないというふうになっていなければならなかったわけでございます。ただ、先ほど来の話のように、発泡スチロールの量が多い日とか、あるいはここの処理の方法の切り替えとか、それに伴う業者のいろんな問題とか、そういうのがございまして、そのようなときに燃やしておったというようなことでございます。ですから、燃してはいけないということでなく、いろいろな県の条例とか法律に適合した処理施設で処理しなければならないということですが、たまたまそれが今までの施設では適合していないということで、外部委託をいたしましたけれども、これを今度はやはり基準に合ったものにかえようというようなことの今切り替えをしようとしているところでございます。ですから、そういうような事情で燃やしたことも事実あるようでございます。いずれにいたしましても、先ほど市長が答弁申し上げましたように、来月早々から減容機による処理が始まりますので、皆様にいろいろと御心配をおかけするようなことのないように、私どもも管理者としていろいろと指導し、また相談等にも乗って対応してまいりたいと、このように思っております。


○建設部長【菊川秀穂君】     


 5番武松議員のみどりの広場の問題につきまして、具体的な点につきまして私から御答弁申し上げます。


 まず最初に、長期間でなくても短期間で借りる方法を考えたらいかがかという御提案でございますけれども、これにつきましては、私どももいろいろ考えて、市長からも御答弁申し上げましたけれども、投資効果を考えた場合には、10年ぐらいの期間でお借りしないと、ちょっと経済的にもまずいのではないか。といいますのは、これをやる場合には、やはり盛り土ですとか、それから子供の安全のためのフェンス等を設置しなければ、どうしても安全が図れないという面がございますので、かなりのお金がかかるのではないか。したがいまして、現段階では10年と決めておりますが、ただあまり投資をせずに短期間お借りできるところがあれば、今後は前向きに検討していきたいと思っています。


 それから2点目の利用効率の悪い場所があるではないかということでございますけれども、これにつきましては、現段階では、できるだけ地元の皆さんに管理運営をしていただいているということがございますので、そういうお声がない限りは、私どもはそのまま適正に使われているかなと思っております。それから時々巡回してみますけれども、草が生えているとかそういうところがあまりないものですから、現段階では使われているという解釈をしております。


 以上でございます。


○5番【武松 忠君】       


 丁寧な御回答をいただきありがとうございました。先ほどの皆様の回答は大体理解いたしました。


 ロータリー内の自転車の問題、自転車が東西自由通路を通れるかという問題、これはちょっと突然出しまして誠に申しわけございませんが、平塚の例もありますので、後でつくるということは大変な投資になります。だから、現在計画段階でありますので、そういった面も考慮していただけると、また余分な投資が少なくなるのではないかというふうに考えますので、御配慮の方、お願いいたします。


 以上です。




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