令和7年6月定例会 一般質問

◆18番(武松忠君) 通告に基づき質問いたします。
 大項目1、市有施設における浸水対策についてでありますが、温暖化の進展や気候変動により、小田原でも最高気温が38度を超えることがあり、大雨洪水警報も毎年発表されております。ただし、大雨や洪水は、天気予報で事前避難や浸水対策が行え、洪水ハザードマップが整備され、浸水深さが予想できるようになっております。
 そこで、(1)小田原地下街「ハルネ小田原」の出入口についてでありますが、30年から40年ほど前でしょうか、小田原駅東西自由連絡通路のできる前、小田原駅構内の地下通路が浸水し、大混雑になったのも懐かしい思い出であります。一方、小田原駅並びに東西の駅前広場は洪水の浸水区域になっておらず、前述の駅構内に流入した雨水はどこから発生したのか、いわゆる内水氾濫で、隠れた浸水区域があるのかもしれないと考えてしまいます。
 まず、写真を見ていただきます。
     〔議場モニターへ資料投影開始〕
 写真の1です。これはハルネ小田原の東口交番のところの入り口です。ここの階段と手すりを見ていただきたいと思います。
 次の写真は、こちらがその階段部分を拡大したものであります。赤い矢印のところに、止水板を入れるレールがついております。それから、この階段の真ん中には、このステンレス製の手すりがついております。
 次の写真に行きます。横から見た図ですけれども、赤い図が止水板を入れるレールです。それから、この手前、黄色い矢印のところがステンレスの手すりでありまして、要は、この止水板を入れようとしても、この手すりがあって入らないという物理的な構造になっています。
 次が、これが東通りのほうからハルネ小田原へ入る階段であります。これも同様に、中央にステンレスの手すりが設置されております。これも止水板のレールが設置されております。この赤い矢印のところでございます。
 次の写真は、これを横から見たところですけれども、これも同様に、止水板を上から入れようとしても、この中央のステンレスの手すりが邪魔をして、止水板が入らないような状況になっております。
 次の写真でございます。これが駅前のハルネ小田原へ入る、ハルネ小田原が10年前にできたときに、その際に改修した入り口でございます。これは、シャッターは設置されているのですが、この赤い矢印のところを見ていただくように、特に止水板は設置されるような構造とはなっておりません。
 これは、ちょっと参考までに西口のアークロードの正面のところですけれども、ここは下のところに、こちら側は止水板が設置してありまして、次の写真が止水板になりますけれども、このように30センチメートルほどですけれども、止水板が入る構造になっております。
 写真を戻していただきます。
     〔議場モニターへの資料投影終了〕
 これらの写真のように、現在、シャッターのない出入口の止水板が、手すりの追加で入らない状況となっております。一方、ハルネ小田原として整備した出入口には止水板用の枠がございません。そこで、ハルネ小田原の出入口階段中央部の手すり設置時の止水板の取扱いについて伺います。
 また、10年前の小田原地下街再開時に新たに設置された出入口には、止水板が設置されておりませんが、その理由を伺います。
 また、現在の小田原地下街「ハルネ小田原」の地上部からの浸水対策について伺います。
 次に、(2)市有施設における現状でありますが、市有施設のうち浸水対策が必要な施設について、その施設名と現状について伺います。
 次に、大項目2、市有施設における家具類転倒防止対策についてでありますが、何といっても防災の一丁目一番地は、安全な場所にいることであります。
 ここで、まず動画を見ていただきます。
     〔議場モニターへ資料投影開始〕
 この動画は、市役所免震化工事の際に、免震装置の効果を当時の市議会議員が体験したものです。前半は阪神・淡路大震災の揺れ。これから揺れます。
 直下型なので急激に揺れる形です。これは固定した机の上に、揺れが分かるように水槽を置いたもので、急にこれだけの揺れが来てしまうということです。この後、揺れが収まりましたら、この起震車の上に免震装置を置いて、その免震装置の効果がどれだけあるかというのを示したのが、次の揺れになります。固定した机ですので皆さん余裕を持っていますけれども、実際には机など固定していませんので、実際の家庭では大変なことになってしまいます。
 これから、免震の効果を示す揺れが始まります。
 これは撮っている本人が揺れているので、揺れているように見えますけれども、水の揺れを見ていただくと、ほんの少しであるということが分かります。震度3か4ぐらいまで落ちるということです。これだと、もう寝ているお子さんだと起きないというふうに言われています。
 画面を元に戻してください。
     〔議場モニターへの資料投影終了〕
 この動画の揺れを見ますと、直下型地震の揺れの激しさと、免震装置の効果が分かります。
 (1)市役所本庁舎についてでありますが、市役所本庁舎は免震構造となっておりますが、書棚等の転倒防止対策が行われていないように見受けられます。
 転倒防止対策について、私の経験をお話しします。約三十数年前になりますけれども、会社員だった頃、研究開発部門に在籍しておりましたので、研究室には書庫、測定機器や薬品類が設置されており、その地震対策を集中して行いました。その手法は、書庫であれば壁にL型アングルを鉄板ビスで固定したり、それが部屋の中央にある場合は、背面にも書庫を設置し、連結して、重心がなるべく中央に来るようにしております。また、上下分割となっている鉄製のロッカー等は、雄雌の勘合になって、ずれないようになっておりますけれども、揺れで外れると落下してしまいますので、上下を金具と鉄板ビスで固定しました。また、倉庫内の棚は、棚同士が向かい合っているのですけれども、その上同士をアングルで連結し、転倒しないようにしております。このように、社員自ら、実施したことがございます。
 このような施策は、完全に転倒を防ぐことは困難かもしれませんが、地震の最初の揺れで家具類が転倒せず、逃げる時間的余裕を稼ぐことに大きな意味があると考えております。
 そこで、市役所本庁舎における書類棚の転倒防止対策及び、複合機等の地震対策について伺います。
 次に、(2)市立小中学校について伺います。
 市立小中学校校舎は老朽化が進んでいるものの、一定の耐震対策は行われており、建物自体の倒壊のおそれはないものの、免震構造でないために地震波が直接伝わってしまいます。児童生徒の安全を確保するためにも、転倒防止対策は重要なものであります。そこで、書棚や各教室に配備された大型モニターの地震対策について伺います。
 また、管理区分の異なる学童保育室における家具類の地震対策についても伺います。
 次に、(3)市有施設における現状についてでありますが、本庁舎、小中学校以外の市有施設における家具類転倒防止対策の現状について伺います。
 次に、大項目3、小田原地下街「ハルネ小田原」のバス停案内表示について伺います。
 外国人の、関東の人気観光地では、箱根や富士山が上位に入っております。外国人の日本旅行YouTubeでも箱根が数多く紹介され、多くの外国人が日本旅行の参考にしているものと思います。一方、その人気で箱根の宿泊料金が高騰し、最近は小田原に宿泊する外国人も多く見かけるようになりました。特に、今年の桜の時期の小田原城周辺は外国人も数多く見かけ、驚きました。また、こうした状況から、小田原駅の新幹線ホームは外国人が多く、日本語だけのアナウンスから、英語が加わりました。
 私は、小田原にもっと多くの観光客が訪れてもらいたい。小田原を世界中の人に知ってもらいたいと考えております。
 そこで(1)現状認識についてでありますが、私は、少年補導員の街頭補導で、ハルネ小田原のエスカレーター下に集合します。これは5月9日のことですけれども、始まる前の待ち時間、僅か15分間で3組の箱根行きのバス停案内を欧米人から頼まれ、案内しました。黄緑色のビブスを来ていますので、観光ボランティアと間違えられたのかもしれませんけれども、もう少し英語力をつけたいとも思いました。
 ここで、写真を見ていただきたいと思います。
     〔議場モニターへ資料投影開始〕
 これが、駅前の東口に向かって、左の階段から入った正面の表示であります。バス乗り場とあるんですけれども、この箱根方面、漢字は分かるのですけれども、拡大しますと非常に英語が小さいのです。そうすると、箱根方面のバスに乗るには、地下から行くには、この表示だけだとなかなか分からないのです。困ってしまうのです。
 次の写真に行きます。先ほどのを拡大したものですけれども、やはり絵では分かるのですけれども、それが箱根行きなのかどうかというのが分かりづらいということです。
 次の写真に行きます。これも同様のところです。これも、エスカレーターから降りた正面のところの、これは看板です。
 次の写真に行きます。エスカレーターを降りて、左手に向きますとバスの入り口があって、それからまた右側にもあるのですけれども、ちょっと斜めからですと、どこにバス停があるのか、この柱ばかり目立ってしまって、バス停に行く上がり方が分からない。それが果たして箱根方面なのかどうかも分からないというような状況になります。
 次の写真に行きます。これが、その上り口です。地下街のところの階段の横に立っているバス乗り場の案内図です。この表示は、この富士フイルムのところだけ英語が入っていますけれども、非常に小さい字になっていますが、基本的には日本語で書いてある看板があります。
 これはもう一つの看板ですけれども、このもう一つの看板には、それぞれ日本語、英語、書いてあるのですけれども、やはり英語が非常に小さいということです。それから、箱根方面も、なかなか小さくて見にくいということでありますけれども、このような状態になっています。
 画面を元に戻してください。
     〔議場モニターへの資料投影終了〕
 写真から、箱根行きのバス停の英語表記が小さい。エスカレーターからバス停への動線が分かりにくい。表記されているバス時刻表は日本語表記のみのものもございます。そこで、外国人観光客の状況やハルネ小田原のバス停案内表示についての現状の認識について伺います。
 次に、(2)今後の対応についてでありますが、関係部署が小田原市役所だけにとどまらず、運営事業者やバス事業者にも及びます。バス停案内表示について、今後の対応を伺います。
 次に、大項目4、(1)小中学校の侵入防止対策について伺います。
 本年5月8日、東京都立川市の市立第三小学校で、侵入した男2人が暴れ、教職員がけがをした事件がございました。酒瓶を持った大人が、特定の児童がいるかと侵入し、制止した教職員や校長に暴行したとのことであります。
 それから、2001年6月8日に発生した大阪教育大学附属池田小学校事件で児童8人が殺害された事件以降、市内小中学校入り口に門の設置が行われ、夜間の施錠が行われている学校もございます。一部に借用民地があり、施錠できない学校もあると認識しております。また、最近は、時間の経過とともに侵入防止対策が緩くなっているのではないかとも推測をしております。
 一方、横浜市や都心の小学校では、門と建物入り口にインターホンと電子開閉式施錠が設置されており、何重にも安全対策が施されていると伺っております。
 考え方としては、開かれた学校を標榜しているものの、それは本来、ソフト面を開いているのであって、地域との連携を意味しており、ハード面の校門開放を指すものではございません。
 現状、児童生徒に危害を加える目的で侵入してくる者に対し、侵入防止対策は機能していないと認識しております。そこで、侵入防止対策の現状と取組状況について伺います。
 また、課題を伺います。
 以上で登壇しての質問を終わります。(拍手)

○議長(井上昌彦君) 市長、登壇願います。
     〔市長(加藤憲一君)登壇〕

◎市長(加藤憲一君) 18番武松議員の御質問に順次お答えをいたします。
 初めに、大項目の1、市有施設における浸水対策についてのうち、ハルネ小田原の出入口階段の止水板についてでございます。平成26年のハルネ小田原としての地下街再開時には、大蓮寺第一雨水幹線整備事業が完了したことや、地下街施設が浸水想定区域に入っていなかったことなどから、止水板の設置による浸水対策は行わなかったものでございます。なお、それ以前の浸水政策としての止水板の取扱いについては、当時の資料等が確認できておりませんことから、定かではありません。
 次に、小田原地下街の地上部からの浸水対策についてであります。平成27年の水防法の改正に伴い、小田原駅周辺約52ヘクタールにおける浸水想定を解析したところ、小田原地下街は雨水の浸入は確認されず、想定最大規模の内水浸水想定区域には入りませんでした。このため、現状における浸水対策といたしましては、必要に応じて各階段に設置したシャッターや扉による出入口の閉鎖、土のうの設置などにより対応することとしております。
 次に、浸水対策が必要な市有施設についてであります。本市ハザードマップで示す浸水想定区域には、市役所本庁舎、城北タウンセンターいずみ、中央図書館、学校給食センター、小中学校など、50を超える市有施設が設置されております。このうち、令和6年11月に完成した学校給食センターにつきましては、止水板などの浸水対策が講じられておりますものの、他の施設については対策が取られておりません。浸水が想定される区域内にある各施設には、職員や利用者の安全面を考慮し、対策について検討するよう指示をしてまいります。
 次に、大項目の2、市有施設における家具類転倒防止対策についてのうち、市役所本庁舎における書棚類の転倒防止対策等についてであります。書棚類につきましては、これまでも固定具の設置や背の低い書棚への変更を行うなど、転倒防止対策の対応、周知に努めており、また、現在、全庁を挙げて推進しておりますペーパーレス化も、書棚類の減少に寄与しているところであります。本庁舎の複合機等につきましては、地震時の移動や転倒を抑止するため、キャスター部分にストッパーを設置しています。さらに、職場環境の改善を推進する安全衛生委員会におきましても、巡回点検等を行い、職場環境の安全性の向上に努めておりまして、今後も様々な方法で庁内の安全性を高め、災害時の影響を最小限に抑えてまいりたいと考えています。
 次に、本庁舎、小中学校以外の市有施設における家具類転倒防止対策の現状についてであります。各市有施設における家具類転倒防止につきましては、施設管理者の管理責任の下、多くの施設でL字金具や鉄板ビスなどで対策が取られておりますが、一部ではこうした対策がなされておりません。書棚をはじめとした重量物の転倒防止対策は、命を守るためにも大変重要でありますことから、今後、対策が取られていない施設に対しては、適切な対応を図るよう指示をしてまいります。
 次に、大項目の3、小田原地下街「ハルネ小田原」のバス停案内表示についてのうち、現状認識についてであります。小田原地下街では、公共通路の案内サインや壁面に、バス乗り場とエレベーターの案内表示のほか、行き先別のバス停一覧や時刻表を掲出しております。一方、インフォメーションカウンターの街かど案内所では、年間4000人を超える外国人に対応しておりまして、その多くは目的地へのバス路線と乗り場の案内となっております。この事実から、地下街のみならず小田原駅東西自由連絡通路からも含め、バス乗り場への分かりやすい動線案内が求められていると認識をしています。
 次に、バス乗り場の案内表示等の今後の対応についてであります。バスの時刻表につきましては、地下街に設置してあります案内板に、各バス事業者が掲示することとしておりますが、外国人にも配慮した表記とするよう、事業者に要請を行ってまいりたいと考えています。今後、バス乗り場への動線が誰にでも分かりやすくなるよう、地下街における案内表示の改善や、既存のデジタルサイネージやQRコードを活用した案内誘導など、費用対効果を含めまして、庁内での検討やバス事業者との調整を進めてまいりたいと考えております。
 18番武松議員の御質問のうち、市有施設における家具類転倒防止対策についてにおける市立小中学校での対策、及び大項目の4、市立小中学校の侵入防止対策についての御質問は、この後教育長より御答弁申し上げます。
 以上をもちまして、18番武松議員からの御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。

◎教育長(柳下正祐君) 18番武松議員の御質問のうち、市有施設における家具類転倒防止対策についてにおける市立小中学校での対策及び大項目4、市立小中学校の侵入防止対策についての御質問は、私から答弁させていただきます。
 初めに、小中学校にある書棚や大型モニターの地震対策についてでございます。学校にあります書棚や大型モニターは、転倒・落下・移動防止対策用の固定器具がついております。各学校では、日頃から学校施設の様々な安全点検を行っているところでございます。その中で、日常点検として備品等の固定状況を点検し、地震によって動いてしまうことや落下することがないか、留め具がしっかりついているかなどの確認を行っております。不具合箇所が見つかった際には、早急に対応をしております。
 次に、放課後児童クラブ室における家具類の地震対策について御質問がございました。放課後児童クラブ室の家具類には、転倒・移動防止対策用の固定器具を取りつけ、地震対策を講じております。また、日頃から高所に重いものを置かないようにするなど、安全管理を徹底しております。
 次に、侵入防止対策の現状と取組についてでございます。学校では、各校の危機管理マニュアルに基づきまして、不審者侵入防止対策に取り組んでおります。施設面では、校舎の外周の出入口等が映るよう、防犯カメラを複数台設置するとともに、児童生徒の登下校時以外は、原則昇降口等を施錠しております。来校者対応につきましては、受付窓口の指定・明示を行うとともに、受付時に来校者名簿への記名や名札着用の協力を求めております。また、多くの学校が、不審者の侵入を想定した訓練を実施しておりまして、専門的知見のある方を招いて職員研修を行う学校もございます。
 次に、侵入防止対策の課題についてでございます。構造上、校舎を行き来する通路の施錠等が十分でない学校がありまして、侵入を完全に防ぐことができない学校があることは課題でございます。また、不審者の侵入を想定した避難訓練を数年置きに実施している学校もありますことから、地震や火災発生時等の避難訓練と同様に継続的に実施をし、意識を高めていくことが必要でございます。具体的な場面を想定した訓練を確実に実施をすることで、児童生徒や教職員が身の回りの危険を予測・回避し、安全な生活に対する理解を深めていくことが大切であると考えております。
 以上をもちまして、18番武松議員の御質問に対しての答弁とさせていただきます。

◆18番(武松忠君) では、質問順に従いまして意見等を述べていきたいと思います。
 まず、浸水対策ですけれども、地下街とか地下室を持つ施設というのは、幾らハザードマップで大丈夫だといっても、僅かな隙間からも浸水が拡大するという可能性が、やはりございます。浸水被害が深刻化しやすい傾向にある施設ですので、浸水経路の特定であるとか迅速な排水、避難対策が特に重要となってまいります。
 ハザードマップは浸水リスクを把握する上で重要ですけれども、必ずしも個々の施設の詳細な浸水リスクまで把握できるわけではございません。また、想定を超える豪雨などにより、ハザードマップの想定を上回る浸水が発生することもございますので、この点は認識のほどよろしくお願いいたします。
 それから、市有施設における現状についてですけれども、学校給食センターでは止水板の設置がされた、物理的に設置がされたということでございます。それから、今建設している新病院も、たしか浸水対策を行うというような設計だったかと思いますので、新しい施設はそれでいいと思うのですけれども、ただ、幾ら施設で整備されても、止水板を設置するのはそこの現場にいる方ですので、やはり訓練というのも伴わないといけません。これは、対策を指示したということでございますけれども、ぜひ対策とともに、既に設置されている施設については、訓練の実施を怠らないようにしていただきたいと思います。
 では、これの要望ですけれども、市有施設は、学校、病院、福祉施設、公民館、庁舎など、多様な用途を持ちます。それぞれ、利用者の特性、例えば高齢者、子供、障がい者なども異なります。そのため一律の対策では不十分であり、個々の施設のリスクと利用状況に応じた、きめ細かな対応が必要であると思います。
 また、止水板等が設置されていても、実際に現地に運び、設置するのは人であります。適切な訓練があって初めて設置でき、効果が発揮されるものであります。
 今回、質問の聞き取りの際に、所管が全体を把握できていないというようなことがありました。個々ではやっていると思うのですけれども。そこで、早急に各施設のデータや訓練状況を一元化するべきではないかと考えております。対処をよろしくお願いします。市長からは、御答弁で対策を指示するということを御答弁いただいたので、一元化もして、それから、やはりこれは漏れのないような対策をお願いしたいと思います。
 それから止水板ですけれども、最近は、軽量で保管も簡単な樹脂性の止水板というのができています。各所より販売されておりますけれども、L型のプラスチックになっていまして、連結できる形になっていまして、それが、流れた水のところでも浸水が30センチメートルぐらいまでだったら平気で置けるのです。どんどん、流れた水の中でも置きながら、なおかつ止水もできるというような構造のものもございますので。もちろんお金がかかる話でありますけれども、そうした物品の購入もぜひ検討いただければと思います。
 次に、大項目2、市有施設における家具類転倒について御答弁いただきました。一定程度、対策をされているということで、特に職場ですと、安全衛生委員会において巡回点検を行っているということでしたので、それはぜひ続けていただきたいと思います。
 それで、実際、私が家でやっていることをここでお話しさせていただきたいのですけれども、まず寝室に、倒れる家具を置いていません。そういう寝室にしています。なおかつ、タンス類は寝室には置いていないのですけれども、全て柱だとか壁に固定をしています。それから、台所の食器棚は天井までと同じ高さにして、物理的に倒れないような構造にしています。それから、冷蔵庫とかテレビは、転倒防止のベルトというのがあるのですけれども、それで柱や壁に固定して転倒防止をしているということでございます。
 完全な転倒防止対策を実施するのは、設置場所の壁とか柱の材質や構造によるところも多く、難しいかもしれません。冒頭でも述べましたけれども、5秒でも重量物の転倒を遅らすことができれば、危険な場所から逃げることができると思います。それだけでも大きな意味があるものと考えます。周知はもとより、転倒防止対策の実施をお願いしたいと思います。これについても、情報の一元化ができていないのではないかと認識しております。他の様々な防災対策についても、重ねて対処をよろしくお願いいたします。
 次に、小田原地下街「ハルネ小田原」のバス停案内表示についてですけれども、御答弁をいただいて分かりました。このバス乗り場への分かりやすい動線案内が求められていると認識されておりますので、具体的には事業者への要請と、それから案内表示の改善やバス事業者との調整を進めているということで、これは進めていただきたいと思います。ポイントは、正面エスカレーターから降りたときに、特にバス乗り場が分かりづらいというのがございますので、ぜひ、その観点も考慮していただければと思います。
 それから、バス時刻表への外国人への配慮。多言語化とは言いません。英語で大きく、分かるような表示を、ぜひ検討していただければと思います。
 次に、大項目4、市立小中学校の侵入防止対策ですけれども、たまたまスウェーデンの基礎学校、その話を知り合いとする機会がありまして、スウェーデンは小中一貫校みたいな形で「基礎学校」と言っているのです。そこは、校門にいわゆる物理的な門が、柱とか車進入用のゲートがあるような感じで、割と簡単に人が出入りできてしまうというような構造になっているそうです。そのようになっているのだという、それもびっくりしたのですけれども、ただ、注意看板で犬の侵入だとか喫煙等禁止というような、その注意看板は書いてあります。
 そういう話を聞いたのでちょっと調べたのですけれども、スウェーデンで鍵なしの理由というのは、地域社会とのつながりを重視しており、学校を地域住民が利用できる場所として捉えていきます、そのため正門に鍵をかけないこと、地域住民が学校施設を気軽に利用できるようにしておりますということでした。一方、安全対策ですけれども、鍵がないからといって安全対策がおろそかになっているわけではなく、多くの学校では警備員を配置したり監視カメラを設置したりして、生徒の安全を確保しております。また、学校によって、保護者や地域住民が学校に立ち入る際には、受付で手続をしたり許可を得たりする必要がある場合もございますということで、これについては小田原市も同様かと思います。
 ここで、一定、御質問によって答弁は受けたのですけれども、ちょっとお伺いしたいのですが、小田原市立小中学校は侵入防止対策を、結局どうされるのでしょうか。今回、ショッキングな事件があって、それによって応じるという面だけではなくて、いわゆる理念と対策があって、初めて安全が確保できると思いますけれども、市立小中学校の侵入防止対策として、どのような理念を持って対処されようとしているのか、この点、確認させていただきます。

◎教育長(柳下正祐君) 御質問にお答えしたいと思います。子供の命、安全を守るということは最優先でございまして、小田原市教育委員会は社会力を育む目的でやっていますけれども、それ以前の問題だとして考えています。学校によって、構造上、道路に面していたり、玄関から直接入れてしまうようなところもありますけれども、それぞれの学校でもう一度点検をして、どういうようにすることが自分の学校にとって、子供の命、安全を守るためによいかということを考えて対策、あるいは危機管理マニュアルがありますから、その中にしっかりと明記をして、安全対策を行うように検討していきたいと考えております。
 以上でございます。

◆18番(武松忠君) 教育長、答弁ありがとうございました。本当に命が一番という考え方も当然ですし、もちろん見直しは、ぜひしていただきたいと思います。
 それから御答弁の中で、訓練等を実施している、侵入防止対策の訓練をしているということでした。実は私、先ほども言いましたように少年補導員をやっておりまして、警察署にはしょっちゅう伺っております。今まで警察のOBの方が、スクールサポーターとして学校と警察をつないでくれて、それで教職員の侵入対応訓練であるとか防犯教室をやってくれていたのです。それが今年、スクールサポーターさんが退職してしまいまして、実は警察と学校を、細かい話をつなぐ人がいなくなってしまいまして、ちょっと心配をしています。ですから、警察もそうした訓練ができないというような状況になっておりますので、ちょっとそのところは認識をしていただきたいと思います。
 ですから、警察もそういう状況ですので、侵入対応訓練であるとか、防犯教室等をほかの団体に頼むとか、そういったことについては考慮すべきかと思いますので、場合によっては予算がかかるかもしれませんけれども、その場合には予算確保等、協力いただければと思います。
 以上で質問を終わります。