平成26年 6月 定例会 − 06月20日−04号
◆24番(武松忠君) 通告に基づき質問いたします。
質問の1、水害の事前行動計画について伺います。
近年の水害は、局所的な集中豪雨の多発、竜巻の発生や、日本近海での台風発生など、急激な温暖化を要因としたものとも言われております。その中で、2013年10月16日に発生した台風26号に伴う伊豆大島豪雨災害は、被害の大きかった神達、元町地区においてほとんど積極的な避難行動がとられておらず、倒壊した家屋の世帯に災害発生時に所在した住民の何と8割が死亡・行方不明となる大きな被害が生じました。
また、時期は前後いたしますが、2012年10月29日、アメリカ合衆国ニュージャージー州に上陸したハリケーン・サンディによる被害は、大都市であるニューヨークを直撃し、高潮による地下鉄等への浸水、800万世帯の停電などから、交通機関の麻痺、事業活動の停止を通じて、経済・社会活動に大きな影響を与えました。死者は、アメリカ全土及びカナダで132名、ニューヨーク州及びニュージャージー州の被害額は合わせて8兆円規模に上りました。
このハリケーンの被害について、国土交通省米国ハリケーン・サンディに関する現地調査結果の中間報告が示されました。ポイントは四つありまして、一つは「平常時からの災害の危険性評価」ということで、ニュージャージー州の「タイムライン」があります。このタイムラインというのは、ハリケーン来襲までに実施すべきことをあらかじめプログラム化し、時系列で明記したものであります。その最後に「ゼロアワー」というのがありますが、これはハリケーン来襲時の出動の危険性を回避するために、消防・警察等の退避決定をしていたということであります。二つは「行政トップによる住民や防災機関等への災害準備の呼びかけ」、三つは「現場対応への権限と予算の委任」、四つは「将来の災害対応のための検証」といった検討項目が挙げられました。
この現地調査からの教訓が、「我が国の首都圏等の大水害軽減に向けて」として3点にまとめられております。それは、経験したことのない災害を想定して備えをするとともに、災害対応の経験、失敗を将来の災害対応に生かす検証を行う。災害切迫・発生時に行政トップがリードし、現場へ権限移譲をするとともに、専門家を活用する体制を平常時から構築する。あらゆる規模の災害が発生することを前提として、大都市の住民の生命と経済基盤を防護するための対策を検討するとなっております。
そこで伺います。水害の事前行動計画の(1)対応状況についてでありますが、まず、小田原市における2000年以降の主な水害の被害状況と、避難勧告対象者数並びに実際の避難者数を伺います。
次に、小田原市の場合、避難勧告者数が多過ぎると認識しておりますが、避難世帯の算定には、連合自治会単位ではなく海抜等地理的条件を加味しているのか伺います。
次に、避難勧告対象者数に比べ避難者数が非常に少なかったと記憶しておりますが、その原因についてどのようにとらえられているのか伺います。
最後に、国より事前行動計画の試行等による避難計画等の見直しが示されておりますが、小田原市の対応状況について伺います。
引き続きまして、(2)課題と今後の予定についてでありますが、水害の事前行動計画の対応についての課題と今後の予定について伺います。
次に、質問の2、機械式駐輪場の設置について伺います。
駅周辺の自転車の状況は、駅前広場を横断する自転車があり、自動車や歩行者と交錯し、危険である。広い無料駐輪場は、駐輪場所を探すのに時間がかかる。夜間の死角が多く、盗難も多い。さらに、女子高校生らが駐輪場から後をつけられた事例などがあり、駐輪場の設置や犯罪防止への取り組みに期待が寄せられております。
そこで、(1)駐輪場の現状について何点か伺います。
乗降客数の多い小田原駅、鴨宮駅、国府津駅の市が関与する駐輪場について、駅からの距離、駐車台数や有料・無料の状況を伺います。
次に、これら3駅の駐輪場における自転車の整理や有料駐車場の管理経費について伺います。
引き続きまして、(2)自転車盗難の状況についてでありますが、新聞折り込み等によりますと、自転車盗が多いことがわかります。また、私の自宅近くにある小八幡神社周辺でも、乗り捨てられた自転車をよく見かけます。そこで、自転車盗難の台数とその傾向について伺います。
次に、(3)機械式駐輪場の設置についてでありますが、小田原市議会市政研究会施設見学で、2013年11月12日に川崎市宮本町機械式駐輪場を見学いたしました。当日は、まず川崎市役所で川崎駅東口周辺地区総合自転車対策基本計画等の説明を受け、現地を視察いたしました。これまでの川崎駅周辺は、広い歩道に自転車が3列にもなってとめられていたものを1列にし、空いたスペースに自転車通行帯を確保しました。さらに、通勤・通学用と商店前等一次利用を分け配置するなど、駐輪目的に合わせ稼働率の向上を図る計画としております。なお、管理は機械式駐輪場も含め指定管理者が行っておりました。見学した宮本町機械式駐輪場は、タワー式5基、駐輪台数1226台で、建設費が4億6000万円、年間維持修繕費600万円でありました。自転車の入庫時間はわずか5秒、出庫時間はおおむね15〜30秒となっておりました。
そこで伺います。まず、機械式駐輪場の特徴について市の認識を伺います。
次に、機械式駐輪場を設置するに当たっての課題を伺います。
引き続きまして、質問の3、受動喫煙防止対策について伺います。
神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例が2010年4月1日から施行されて以来、駅のホームから喫煙スペースがなくなり、小田原駅では喫煙所において、他の駅では駅舎に出入りする直前直後に電車の時間に合わせ一斉に喫煙されるという状況になっております。小田原駅西口、新幹線ビルのコンビニの喫煙所は、風向きにより、シェルター(雨よけ)を通って煙が駅構内や端のほうまで漂うことがあります。小田原駅東口の交番横喫煙所の煙も、風向きによりペデストリアンデッキの下を抜け、アークロードエスカレーター付近まで漂うこともあります。
鴨宮駅南口では、エレベーター横で喫煙されている方の煙が、南西の風の場合、エスカレーターが煙突になり、橋上自由通路内まで煙が漂い、せき込む通勤・通学の方も見かけます。鴨宮駅を利用している方から、次のようなメールをいただきました。「南口のエレベーター付近は喫煙する人が多く、煙がエスカレーターを登るため、煙突のようになってしまい、ぜんそくの私にはエスカレーターの利用をちゅうちょしております」とのことでありました。
そこで、(1)現状についてでありますが、本市において乗降客数の多い駅前広場内における喫煙所の設置状況について伺います。
次に、(2)防止対策について伺います。神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例が制定されておりますが、県内主要駅における喫煙所の設置状況について伺います。
次に、(3)環境美化促進重点地区以外への喫煙所の設置について何点か伺います。
小田原駅周辺は環境美化促進重点地区に指定され、そこでは、灰皿が設置されている喫煙所以外では喫煙できないようになっております。しかし、重点区域以外は、駅施設内の禁煙区域を除いて、歩行中でなければ携帯吸殻入れ等持参の上喫煙することができます。要するに、重点区域に指定されていない地域は喫煙所を設けていません。まず、鴨宮駅南口において喫煙所が設置可能かどうかを伺います。
そして、喫煙所の設置が困難な場合、受動喫煙を防止する目的でエスカレーターやエレベーター付近に煙の流れを制限する囲い等が設置できないか伺います。
以上をもちまして、登壇しての質問を終わります。(拍手)
○議長(井原義雄君) 市長、登壇願います。
〔市長(加藤憲一君)登壇〕
◎市長(加藤憲一君) 24番武松議員の御質問に順次お答えを申し上げます。
初めに、本市における主な水害の被害状況等について御質問がございました。平成14年の台風21号では、山王川の溢水などにより、床上浸水26カ所、床下浸水295カ所の被害などがあり、平成19年の台風9号では、内水はんらんや高波などにより床上浸水5カ所、床下浸水23カ所の被害などがございました。近年、平成22年の台風9号では、床上浸水17カ所、床下浸水287カ所の被害などがあり、酒匂川周辺の住民約2万5000人に避難勧告を発令し、260人の方々が避難をいたしました。平成23年の台風15号では、浸水等の被害はございませんでしたが、酒匂川、狩川及び山王川周辺の住民約10万4000人に避難勧告を発令、320人が避難をいたしております。直近では、平成24年の台風4号で山王川周辺の住民約1万2000人に避難勧告を発令し、21人が避難をいたしております。
次に、避難勧告世帯数の算定についてのお尋ねでございます。避難勧告等の対象世帯につきましては、神奈川県が指定する市内河川の浸水想定区域をもとに、これまでは浸水想定区域を含む自治会連合会の全世帯を対象として避難勧告の発令を行ってまいりました。現在は、海抜等、地盤の高低などを加味して策定されました浸水想定区域図において、予想される浸水の深さが50センチメートル以上の避難対象地域を含む単位自治会に絞り込んで算定することといたしております。
次に、避難勧告発令時に避難者数が少なかった原因についての御質問でございます。避難勧告等の情報につきましては、防災行政無線による放送や、広報車による巡回放送、防災メールによる配信などによりまして住民への周知を行っておりますが、屋外の放送につきましては、大雨や強風により聞き取りにくかったことが考えられます。また、夕刻に早目の避難を呼びかけたところでございますが、風雨が強まり、薄暗くなりつつある中での避難は危険と住民が判断したことなどが原因ではないかと認識しております。
次に、避難計画等の見直しの対応状況についての御質問でございます。本年4月、国におきましては、新たな制度やこれまでの災害の教訓を踏まえて、「避難勧告等の判断・伝達マニュアル作成ガイドライン」が改定をされたところでございます。その中で、避難は災害から命を守るための行動であることが改めて定義をされ、家屋内にとどまって安全を確保することも避難行動の一つとすることや、避難勧告等の判断基準を明確にすることなどが示されております。本市では、従前より、地域防災計画において判断基準を定め、河川洪水につきましては、水位の上昇や気象予測などを総合的に判断して避難勧告等を発令することといたしております。こうした中、昨年、伊豆大島で発生いたしました土砂災害を受けまして、関係所管に指示をいたし、台風など事前に相当の風水害が想定される場合は、風雨がひどくなる前に避難所を開設して、住民が早期避難できる態勢をとることとしたところでございます。
次に、事前行動計画の対応に関しての課題と今後の予定についてのお尋ねでございます。水害のうち、台風の場合は、風雨のピーク時間等の予測がある程度可能でありますことから、事前の態勢をとることができるわけでございますが、前線による大雨などの局地的な豪雨の場合については、いつ、どの地域でどの程度の雨量があるのか把握しにくいケースもあるため、対応のタイミングを判断することが難しいと考えております。国から示されましたスケジュールにより関係機関との調整をとりながら、今後1年ないし2年をめどに、避難勧告等の判断基準を明確にするなど、実践的なマニュアルの策定に努めてまいりたいと考えております。
次に、乗降客数の多い小田原駅、鴨宮駅、国府津駅の駐輪場の状況についての御質問でございました。小田原駅東口には、収容台数約1100台の有料駐輪場が駅からおよそ100メートルの位置に、また、西口には、約600台の有料駐輪場がロータリーのほど近い場所に設置をされております。鴨宮駅北口には、駅に隣接して約1000台の有料駐輪場と、駅からおよそ100メートルの位置に約80台の有料駐輪場の2カ所、南口には、駅からおよそ70メートルの位置に約1000台の有料駐輪場と、駅からおよそ200メートルの位置に約300台の無料駐輪場が設置をされております。また、国府津駅には、駅からおよそ50メートルの位置に約1500台の無料駐輪場が設置をされております。
次に、小田原駅、鴨宮駅、国府津駅の駐輪場における管理経費についての御質問でございます。7カ所の駐輪場のうち、鴨宮駅、国府津駅の2カ所の無料駐輪場につきましては、市が管理しておりまして、場内の整理、清掃の委託料は年間で約130万円となっております。残りの5カ所の有料駐輪場につきましては、公益財団法人自転車駐車場整備センターが市と締結した協定に基づき設置をしており、その管理経費はすべて利用者が負担する利用料金で賄われており、市の負担はございません。
次に、市内の自転車盗難台数とその傾向についての御質問であります。小田原警察署の犯罪認知統計件数によりますと、市内の過去5年の自転車の盗難件数は、平成21年は605件、平成22年は587件、平成23年は621件、平成24年は470件、平成25年は658件であり、毎年600台前後と、ほぼ横ばいの状況にございます。
次に、機械式駐輪場の特徴についてどのように認識しているのかとのお尋ねでございます。機械式駐輪場は、入出庫や場内移動を機械が自動的に行うもので、駅前などの限られたスペースでも地下部分や地上部分を利用して建設することができる施設であります。利用者にとりまして自転車の出し入れが簡単であること、自転車の整理が不要であるため、人件費の削減が図られること、盗難やいたずらなどが防ぎやすく、防犯にすぐれていることなどの特徴があると考えております。
次に、機械式駐輪場を設置する場合の課題についての御質問でございます。機械式駐輪場は、建設費用が高額であること、機能を維持するため、定期的に大規模修繕が必要になることなどの課題がございます。そこで、導入の可否を検討するに当たりましては、収支を見きわめた上で慎重に行うべきであろうと考えております。
次に、本市の乗降客数の多い駅前広場内における喫煙所の設置状況についての御質問でございます。小田原駅周辺は、たばこの吸い殻等の廃棄物の散乱の防止及び屋外の公共の場所における喫煙の規制を積極的に推進するため、小田原市きれいなまちと良好な生活環境をつくる条例に基づきまして、環境美化促進重点地区となっているところでございます。小田原駅東口及び小田原駅西口には、それぞれ1カ所ずつ喫煙場所を設置し、本年3月に小田原駅西口の喫煙場所において、日本たばこ産業株式会社の協力をいただき、バーティションを設置し、分煙環境の改善に努めているところであります。現在、市内の鉄道駅におきましては、本市が小田原駅以外に喫煙場所を設置している駅はございません。なお、鴨宮駅を初め幾つかの駅では灰皿が任意に設置されておりますが、詳細についての把握はできておりません。
次に、県内主要駅における喫煙所の設置状況についての御質問でございます。JR東日本東海道線の主要駅の喫煙所は、平塚駅に3カ所、茅ヶ崎駅に3カ所、藤沢駅に5カ所、大船駅に3カ所、横浜駅に3カ所、川崎駅におきましては5カ所の喫煙所が設置をされております。これらの喫煙所は、茅ヶ崎駅を除き、本市の環境美化促進重点地区に相当する路上喫煙禁止区域などに設置をされておりまして、これらのうち約半数は、分煙に配慮したパーティション等で囲まれております。また、小田急線の駅におきましても、環境美化重点地区となっている秦野駅など幾つかの駅に喫煙所が設置をされております。
次に、鴨宮駅南口広場における喫煙所の設置やエレベーター前の囲い等の設置についてのお尋ねでございます。鴨宮駅南口広場における喫煙所の設置やエレベーターホールの一角を囲うということは、歩行者の動線の妨げとなりますことから、難しいと考えているところでございます。しかし、鴨宮駅の利用者の皆さんがたばこの煙に対し不快感を抱いていることは認識しており、当面は、エスカレーターやエレベーターの入り口付近での喫煙を御遠慮いただくように、喫煙マナーの向上を促すよう普及啓発を図ってまいりたいと考えているところでございます。
以上をもちまして、24番武松議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。
◆24番(武松忠君) それでは、順次再質問させていただきたいと思います。
まず、順番に1点目から、水害の事前行動計画についてであります。御答弁にありましたように、平成14年、2002年10月の台風21号、これは床上浸水が26件、床下浸水が295件とのことでありました。このときは、記憶があるのですけれども、報道機関への情報提供がおくれたということが後に課題になっていたかと思います。翌日、かなり大変なことになっていたと思います。この報道機関への情報提供の重要性も確かにあるのですけれども、事前行動計画によっては、情報提供がおくれることもあらかじめ想定し、それを報道機関へ周知しておくべきと考えますけれども、まず、この点について御所見を伺います。
それから、2011年9月の台風15号ですけれども、これは、御答弁がありましたように、市内の4万3500世帯、約10万4000人に避難勧告が出ました。私も、当時気象レーダーをインターネットで常に確認していたのですけれども、確かにまだ風雨は激しかったのですが、あと二、三時間というか数時間で雲が切れるような段階でありました。その段階での避難勧告ということで、私も個人的に、なぜこの段階で避難勧告を出すのか、市長は御答弁で、夕方のまだ明るい時期に勧告をしたというようなことも言われておりましたけれども、この行政の対応に疑問を持った記憶がございます。
それから、防災行政無線が聞こえない、風雨が激しい中、避難はできないということで、いろいろ実際に避難をしなかったという事例がありましたけれども、この事前行動計画の作成とともに、いかに的確な避難情報をどのように住民に提供するかが非常に大切だと思います。この的確な避難情報の提供についての御所見をお伺いいたします。
◎市長(加藤憲一君) 24番武松議員から大きく2点の御質問がございました。的確な避難情報の提供についてということで、何点かこれまでの災害も振り返っての御所見も交えながらの再質問でございました。
まず、2011年9月の水害時に、流域10万人以上を対象にして発令した避難勧告、この例を出されましたけれども、実際、これについては非常に苦慮したケースでございました。と申しますのは、24番武松議員がおっしゃるように、実際に雨雲が切れていく兆しはあったわけですが、御承知のとおり、上流に降る雨のピークというものと、それを踏まえて上昇する水位のピークというものは、どうしてもタイムラグがございますので、雨雲が切れてもその後引き続き水位が上昇し続けるということはあることでございまして、そういったことを踏まえて、天候的には快方に向かう兆しはございましたが、大事をとって避難勧告を発令したということがございます。基本的に、先ほども御答弁申し上げたように、避難勧告については水位の上昇等を見ながら発令をいたしますけれども、つい先日、6月8日、9日でしたか、先ほど答弁申し上げたように、前線や低気圧に伴う雨で、当初そんなに降らないだろうと思っていたところが次第に強くなっていって水位が上がってくる、こういう状況等の場合はなかなか難しいものがございます。そういうこともございますので、台風等で事前に大雨等が予想される場合には、避難勧告あるいは避難指示の前段階に当たる避難準備情報、これを夕刻のうちに発令するということにしていくということで、早目の対応を徹底していこうということに昨年の秋からしております。当然のことながら、その避難内容については、FMラジオ、また各種伝達情報によって正確に伝えることが大事なことは言うまでもございません。
あと、先ほどこれも24番武松議員から御指摘がありましたけれども、以前は流域に接する地域ということで連合自治会単位での発令を出しましたけれども、より具体的に被害が想定される区域を絞り込むことというのが非常に重要でございまして、地域を明確にいたしまして、あらかじめ当該地域の方たちに対しましては、避難勧告が発令された場合にはどういう対応をしていただくべきなのかということも事前に伝達することも含めて、しっかりとした情報の伝達をすべきだというふうに考えているところでございます。
私からは以上です。
◎防災部長(原田泰隆君) 次に、水害時において情報提供がマスコミに対しておくれることを想定して、報道機関等へ周知しておくべきかということの御質問がございましたけれども、水害時におきます情報提供というのは、第1には、まず、市が直接市民の皆様に正確な情報を伝達することが本当に基本だと思っております。水害時におきましてメディア等への情報でございますけれども、メディアの影響力というのも本当に大変大きなものがございます。こちらにつきましては、現在でも、定期的にあるいは機に応じて随時報道機関に情報提供をすることとなっております。ところが、この際に、万が一不正確な情報だとかが伝わってしまったりとか、そういう報道がされますと、住民の方が非常に混乱されますので、正確な情報を定期的に、あるいは機に応じて随時提供するのに加えまして、不正確な情報が流れることのないように十分な配慮をもって情報の提供をしていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
◆24番(武松忠君) わかりました。市長の御答弁にあったように、10万4000人に避難勧告が出たときは、私も日本中から、小田原は大丈夫かと連絡が入りまして、本当にびっくりしました。こういうことを言ってはおかしいのですけれども、酒匂・小八幡地区といいますと、かなり離れていまして、小八幡地区のほうは、どちらかというと酒匂川からは2キロメートルから3キロメートル近く離れているというような距離でありますので、うちのほうは大丈夫だろうというふうには思いましたけれども、ただ、「酒匂・小八幡地区避難」と防災行政無線で出ますと、みんな、どうしよう、どうしようとやはり迷うわけです。ですから、それ以降に、連合自治会単位ではなくて避難想定の区域に絞って、なおかつ単位自治会ごとにというような指示方法に変えられたということで、そこは非常に評価したいと思います。
ただ、実際に狭いエリアになりますと、広報としては市全体にどうしても出てしまうわけです、防災行政無線にしても。防災行政無線もある程度エリアが広く伝わってしまいますので、その狭いエリアに正しく情報を伝えるというのは、やはりかなり工夫が必要かと思うのですけれども、その点、現段階でどのようなお考えがあるのか、まずこの点だけをお伺いしたいと思います。
◎防災部長(原田泰隆君) 先ほど答弁の中でも少し申し上げましたけれども、限られた区域にというのはなかなか難しいところでございますので、まず第1に、地域の情報収集を的確に迅速に行う。それに基づいて、的確なところ、先ほど言いましたように、避難勧告であるならば、もともとハザードマップができておりますので、50センチメートル以上の床上浸水を想定しておりますけれども、そこの場所もわかっておりますので、そのエリアに対しまして、広報、それから広報車による直接的な広報、それからメール等、あらゆるものを使って正しく伝えるように、今後もさらに研究を進めてまいりたいと思います。
以上でございます。
◆24番(武松忠君) 広報の中で、防災行政無線のデータがテレビ神奈川のデータ放送で見られるようになっているかと思います。これも普通の防災無線が出たときは、もうオンタイムで文字放送が出ていますので、テレビが視聴できる環境にある方は、テレビ神奈川、3チャンネルで「dボタン」とか[決定]とか、三つぐらいのボタンを押すだけで、言っている内容がわかるというのは非常に便利なものだと思うのです。わざわざ端末などを置かなくても、テレビを見れば文字で見られるという状況なので、こういったことをちゃんと利用するし、PRももっとやっていただきたいなというふうに思います。
次の、機械式駐輪場の設置について伺います。この機械式駐輪場の設置については、特徴ということで利便性や防犯の面で大きなメリットがあるというふうに私も認識しております。そこで、この国府津駅臨時自転車駐車場を、有料化とともに機械式に整備することができないか、またそれを検討する必要があると考えますが、御所見をお伺いいたします。
それから、有料駐輪場を今管理しております公益財団法人自転車駐車場整備センターが直営で行っているものについては、維持管理費に対する市の支出はないということがわかりました。そこで、改めて伺いますけれども、市が機械式駐輪場を整備し、管理をこの公益財団法人自転車駐車場整備センターが行う手法をとることによって、このセンターから納付される利用料金を維持修繕費へ補てんすることができるのではないかと思うのですけれども、この点について御所見を伺います。
◎副市長(加部裕彦君) 24番武松議員から、機械式駐輪場の設置について2点再質問をいただきましたが、2点目の後段のほうの御質問にお答えしたいと思います。
機械式駐輪場を市が設置してセンターのほうで管理すればいいのではないか、利用料金で賄えるのではないかという御指摘でございました。御指摘のとおり、機械式駐輪場を含め駐輪場の運営は、有料の場合ですけれども、利用者の利用料で管理費を賄っていく。これはどのような駐輪場でもそうなのですが、公益財団法人自転車駐車場整備センターの有料駐輪場につきまして状況を申し上げますと、基本的な考え方として、協定を結んでおりますが、供用開始から10年たった段階で、その協定を更新するか、もしくは市にその施設を譲渡するかという選択をすることになっております。小田原駅周辺の有料駐輪場につきましては、来年、平成27年11月に設置から10年を迎えることになります。現時点では市が譲渡を受けるという考え方を持っておりますが、施設としてはまだまだしっかりした施設でございますし、比較的新しいということがございますので、小田原駅周辺のセンターが整備した駐輪場につきましては、当分現状のまま、これは市が譲渡を受けても管理していく、管理方法は別にいたしまして管理していこうと考えております。一方、鴨宮駅周辺でございますけれども、鴨宮駅周辺の有料駐輪場につきましては、更新した協定が平成35年3月に期限を迎えます。この時点で、いずれも30年以上経過するということになりますので、大分老朽化しているということが想定されます。そこで、その後の整備につきましては、必要な機能や費用等を勘案して、整備主体をどうするのか、あるいはどういう管理をしていくのかということをまた考えていかなければなりませんが、その段階で、一つ、24番武松議員が御指摘の機械式といったものも検討の俎上にはのってくるのではないかなと思っております。現時点ではそういう状況でございます。
私からは以上でございます。
◎市民部長(奥津春夫君) 次に、国府津駅の無料駐輪場を有料化しまして機械式駐輪場にすべきではないかとの御質問がございましたので、私から答弁いたします。
国府津駅の駐輪場のあり方につきましては、駅広場機能の拡充等に関する庁内検討委員会におきまして、有料駐輪場として整備することを前提として検討しております。国府津駅の現在の無料駐輪場は、用地規模が比較的大きいことから、これまで機械式駐輪場にするというようなことは検討してきていないわけでございますけれども、利用台数や収支を見きわめつつ、機械式駐輪場も整備形態の一つとして参考にして検討していきたいと考えております。
私からは以上でございます。
◆24番(武松忠君) わかりました。
まず、国府津駅のほうですけれども、有料化は決まっているけれども、機械式はこれまで検討してこなかったということで、今後一つの案としてということですが、ぜひ検討していただければというふうに思います。これはお願いをしておきます。
次に、公益財団法人自転車駐車場整備センターの契約等の件ですけれども、10年で更新ということでございました。小田原駅周辺については平成27年11月で10年ということで、そこで市が譲渡を受けると現段階では判断しているということでしたけれども、これはまず10年ごとに更新をするかどうかの確認をして、それによって、もし市が譲渡を受けないということであれば、また10年間は公益財団法人自転車駐車場整備センターが無料でずうっと管理をしていてくれる状態になるのか、それが10年ごとに来るのかについて、もう一度確認だけしたいと思います。
◎副市長(加部裕彦君) 基本的にお見込みのとおりでございます。10年たって、ここはなかなか判断が難しいのですが、施設に相当程度の整備の必要性があるというように考えた場合、基本的に公益財団法人自転車駐車場整備センターでやっていただくのは、設備投資はすべて同センターでやっていただいて、そのかわり維持管理費も全部利用料金で賄っていただくと、こういう形式でございます。ところが、小田原駅周辺の自転車駐輪場の場合はかなりまだしっかりしておりますので、こういうことを言うとまた語弊がございますけれども、市が取得して、ある程度、より有効な、効率的な管理方法があれば、むしろそのほうが財政的にもよいのではないかという判断があるということなのですが、基本的に10年ごとで、そのときの施設の状況によって判断していくということになります。ですから、公益財団法人自転車駐車場整備センターに引き続きやっていただくということになれば、基本的にすべて維持管理費も利用形態も従前のままで続く、市のほうは維持管理費は出さない、こういう形になります。
◆24番(武松忠君) 小田原駅周辺の件なのですけれども、自転車駐輪場の管理を市が譲渡を受けた後、ちょっと私の聞き間違いかどうかわかりませんけれども、合同会社まち元気小田原みたいなまちづくり会社に担わせるような話を私は仄聞したのです。そうした場合に、駐輪場の収益がその団体に入る。また、市としては、今までと同じようにあくまでも無料で、維持管理は市とのお金のやりとりはなしで管理をしていただくという考えでいいのかについてお伺いします。それがまず1点です。
それから、鴨宮駅のほうの駐輪場は平成35年で30年ということで、それ以降また整備の可能性が出てくるということで、そうしますと、今、平成26年ですから9年ということです。そうすると、その間、例えば国府津駅の駐輪場を整備するにしても、やはり鴨宮駅と重なっては投資も重なってしまいますので、やるとすれば国府津駅の有料化プラス機械式にする検討も含めて、国府津駅の有料化の見込みの時期というのを、やはり平成30年ごろをめどに計画を立ててもらわないと、なかなか実現するのは難しくなってしまうかと思うのですけれども、この2点についてお伺いしたいと思います。
◎副市長(加部裕彦君) まず、小田原駅周辺、平成27年11月に協定期間が切れて、一応今のところ市に譲渡していただこうと考えておりますが、その後は、今度は市の財産になりますから、当然これは指定管理という方法は考えられます。直接管理するか指定管理ということですけれども、指定管理という方法になると思います。そうなりますと、やはりこれは公募をし、指定管理者の選定の委員会、通常の指定管理の選定というのが基本的な考え方になろうかと思っております。それ以外だと、市で直営で管理するという方法かなと思っております。
それから、鴨宮駅の平成35年で協定期間が切れた後、まだこれは決定しておりません、どういう形にするのかわかっておりませんが、御指摘の国府津駅のほうもどうなのだというお話です。これもまだ今後いろいろ検討していかなければならないわけでございますが、基本的に公益財団法人自転車駐車場整備センターで整備するというのは、何度も申し上げましたように、初期投資がかからないで済む、そのかわり自分たちの創意工夫で、利用料金をちゃんと取って維持管理をしっかりしてもらう、こういうシステムで、10年間の中で、公益財団法人自転車駐車場整備センターのほうとすればそこでペイをする、こういう考え方です。そういう形をとるということになれば、例えばですけれども、平成35年の段階で同じような形でもう一回やるということになれば、これはまた市としての投資というものは一時的にはないという格好になります。ただ、その場合、今度は機械式を整備するということになりますと、先ほど市長の答弁で申し上げましたとおり、機械式は非常にメリットがあるのですが、やはり高いのです。建設費にちょっとお金がかかってしまう部分があります。そことの見きわめをどうしていくかということになってまいります。ちなみに、公益財団法人自転車駐車場整備センターは機械式の駐輪場はつくるということは考えていないわけでございます。あくまで今までのような形の駐輪場、やはり建設費のコストが高いということだと思いますので、そういう意味では国府津駅は国府津駅なりに考えていく必要があるのかなとちょっと思っておりまして、それはまた国府津の駅前広場の問題ですとかさまざまな問題の検討の中で、駐輪場だけで考えるべきことではないと思っております。ただ、一般的に機械式駐輪場は、やはり川崎市の例をおっしゃいましたけれども、繁華街で比較的土地が手当てできないようなところで駐輪場を整備する場合には有効なのかなと思っておりますので、そんなこともいろいろ考えながら、どれが一番よいのか、今後検討してまいりたいと思っております。
◆24番(武松忠君) 駐輪場の件は、さまざまこれから検討することが、かなりこの一、二年で庁内の意向をまとめていただく必要があるかと思いますので、毎日市民は使っているわけですので、やはり安全に便利に使っていただくということが非常に大切なことかと思いますので、ぜひ検討を進めていただきたいと思います。
最後、受動喫煙防止対策について伺います。先週の13日に、私は小田原駅西口交番横の喫煙所を見ました。朝の8時前が一番のピークでして、喫煙所に入り切らない喫煙者が喫煙所の囲いの外、喫煙所は台形のような形をしていて余り人が入れないのですけれども、その外で10人が吸われていました。しかも、そのすぐ横、旭丘高校の荻窪校地に行くバスに乗るために待っているのですけれども、数百人並んでいる一、二メートル横で10人ぐらいの方がたばこを吸っているという状況でありました。駅前広場内にある喫煙所の特徴というのは、何しろ電車の発着に合わせて喫煙者がふえるということなのです。電車が余り来ないようなときは多少閑散としているという、ピークとオフピークとの差が非常に激しいというのが特徴だと思います。ただ、通勤・通学されている方は大概同じ時間に伺うので、いつも煙が多い時間帯に行かれている方は常に煙が多い。毎日それを感じるわけです。こういった特徴があるかと思うのですけれども、この駅近接の喫煙環境の特殊性を認識されて、こういった場所こそ受動喫煙防止対策が求められていると考えますけれども、この認識と防止対策についてお伺いしたいと思います。
◎副市長(大野速雄君) 24番武松議員から、駅周辺における喫煙環境に対する認識、そして受動喫煙の防止対策、これにつきましてお答え申し上げたいと思います。
駅周辺は、今お話がございましたけれども、通勤・通学時に駅の利用者が集中していますことから、ほかの場所と喫煙環境に違いがあるということは認識しております。いわゆる特徴があるということでございます。先ほども市長のほうからお答え申し上げましたけれども、本市としては、小田原市きれいなまちと良好な生活環境をつくる条例に基づきまして、お話のございました小田原駅周辺を環境美化促進重点地区に指定してございまして、屋外の公共の場所における喫煙の規制を積極的に推進してきているという状態でございます。今お話のございました小田原駅西口につきましては、歩行者の通行の確保など制約があります中で、パーティションを設置いたしまして、現状でできる範囲で分煙環境というものに努めてきておりまして、また改善をしてきたところでございます。小田原駅以外の駅の周辺につきましては、環境美化促進重点地区に指定しておりませんので、駅周辺の実情に応じまして喫煙マナーの向上を促すよう普及啓発や、そして鉄道事業者、さらにまた日本たばこ産業株式会社などとも協議をさせていただきまして、その駅ごとの個別に対応していくというふうな考え方がよろしいのではないかというふうに思っております。
以上でございます。
◆24番(武松忠君) 今御答弁いただきました小田原駅西口の喫煙所のところは、パーティションをつけて、キャパシティーが、ふだんの状況ではかなり煙が人の顔の位置からずれて漂うことになって、本当によくなりました。違いがわかります。ただ、時間によっては全くそれが役に立っていないというのが現実でございます。
御答弁の中で、鉄道事業者との協議と言われましたけれども、本当に昔のほうが全然よかったです。駅のホームの中で喫煙所を設けていただいたときのほうが、駅周辺は本当にたばこ臭くなかったのです。今はそれが吸えなくなって、鉄道事業者は自分のところで吸うなと言えばそれで済むかもしれませんけれども、駅前広場を管理している市としては、境界を常に持ってしまうわけで、先ほども言いましたように、駅前広場の喫煙所というのは、時間的にピークとオフピークがあるという特徴がありますから、こういったところこそ、やはり市ももう一歩、マナー向上といってもなかなか難しいと思うのです。例えば、鴨宮駅も環境美化促進重点地区に指定して明確に喫煙所を置くとか、そういったことも必要ではないかと思うのですけれども、最後にその点だけお伺いしたいと思います。
◎環境部長(和田伸二君) ただいま鴨宮駅の指定等のお話がございました。まず、私どもといたしましても、24番武松議員のおっしゃるとおり、駅の喫煙場所というのは相当正直なところ苦慮しているところでございます。特に、小田原駅の西口を例示されましたけれども、東口につきましても、以前14番大村議員に御答弁させていただいたように、土地をお借りしているとかさまざまな条件があってなかなか難しいというところです。鴨宮駅についてですけれども、とりあえず私どもといたしましては、駅周辺の環境美化という部分は、どうしても小田原駅が乗降客が飛び抜けて多い、あと、小田原への玄関口でもあるという特殊性から小田原駅を指定しているという部分もございまして、ほかの駅、鴨宮駅等に広げる考えというのは現在はございません。ですけれども、喫煙につきましては、私どもといたしましても、鉄道会社あるいはいろいろな周辺の地元の方々とも御相談して、できるだけいい方向になるよう、これは各駅個別の対応になろうかと思いますけれども、そのような方向でこれから取り組んでまいりたいと考えてございます。
以上でございます。
◆24番(武松忠君) 御答弁いただきました。私もいろんな駅を利用するのですけれども、やはり一番ひどいのは小田原駅の西口、それから鴨宮駅の南口、その二つがやはりひどいです。鴨宮駅の南口というのは、ちょうど段差があって、しかも横が元階段のところを掘った関係で、270度分が壁に覆われている状況で、その角にエスカレーターがあるのです。だから、南西の風が来るともろに煙が集中してしまうというのが鴨宮駅南口の特徴ですので、ぜひそういったところも考慮していただいて、うまい対策、できれば物理的な対策をしていただくのが一番かと思いますけれども、ぜひ進展をしていただくようにお願い申し上げまして、質問を終わります。
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