鉄っちゃん雑記帳

2003/4/13
今日は行徳駅前公園での定例運転会に出席しました。
天気も良く暖かい一日で、かなりのお客さんに来ていただき、
一時は降車場付近まで乗車待ちの列が伸びました。
今日は某D輪舎製の機関車が4輌も勢揃いし、却って「変わり映えがしないなぁ」などと
冷やかされていました。
しかし残念ながら一番人気は新幹線700系。
小さなお子さんには、実物を見たこともない蒸気機関車の人気はいまひとつのようです。

2003/3/9
今日は行徳駅前公園での定例運転会です。
天気は良かったのですが、かなり風が強く肌寒い一日でした。
そのせいか、お客さんはあまり多くはなかったのですが、それでも1周運転で乗車待ちの列はとぎれませんでした。
今回は特に変わった出来事や新車登場もなく、普段通りの運転会でした。

2003/3/2
いつも蒸気機関車運転ツアーでお世話になっている、中国旅行社の車さんが来日しているので、
いそがしいスケジュールの合間をぬって時間を作ってもらい、数名で会食をしてきました。
例年車さん来日の際には一度は食事をともにしているのですが、今回は用事もありました。
というのも、今月の21日から4日間、私を含め数名で中国の葦河森林鉄道へ、運転にいくことになっていて、
そのための打ち合わせがあったのです。
実は葦河森林鉄道も3月1日で定時列車は全て運転休止になってしまったのですが、
特別に1日だけ運転させてもらえることになりました。
そんなわけで、4月頃には葦河運転記を公開できると思います。

2003/2/23
今日は2月第4日曜日ということで、市川蒸気鉄道クラブの定例活動日です。
今月は先月に引き続き行徳レイアウトの整備です。
本当はコンプレッサーエアー導管の修理を行う予定だったのですが、
このような仕事に不可欠のメンバーが、急遽仕事で来られなくなったため、
給水栓支柱及び給水タンク、 ヤード内線路の塗装 のみを行うことになりました。
さび落としは先月行っているのであとは塗装だけなのですが、
細かいところが多く思いの外時間が掛かりました。
しかし、その甲斐あって先月の予定通り、見違えるように きれい になりました。
特に給水タンクはなぜか完成以来さび止め塗料のままほったらかされていたのですが、
今回初めてきれいに 塗装されました。
きれいになると皆のやる気も出てきて、本来はここまでの予定だったのですが、
来月はターンテーブルの塗り直しも行おうということに急遽決まりました。

2003/1/26
今日は市川蒸気鉄道クラブの活動日です。
毎月第二日曜には市川市行徳駅前公園で運転会を行っていますが、
毎月第四日曜日にも定例で、線路施設のメンテナンス、運転会関連用品の製作などを行っています。
昨年は、ほとんどJAMコンベンション運転会用線路作りや、高松鉄道の早期運転再開にむけて、
ほとんど高松で作業を行っていました。
しかし、3月頃まで高松は霜などで作業が出来ないため、今回は久しぶりに行徳駅前公園施設の
メンテナンスを行うことになりました。
最初に行ったのが、給水栓の修理。
実は去年の夏前に、2つある機関車用給水栓のうち片方がいたずらされ壊されるという事態が発生していました。
毎月の運転日には残った一つでやりくりしていたのですが、今回新たに 作り直し ました。
次に大変だったのが、線路の大掃除。
1年あまりも本格的な清掃をしていなかったため、線路の間がすっかり砂や落ち葉、石炭殻などで埋まってしまいました。
線路をもちあげ、箒で砂を掻きだし見違えるように きれいに なりました。
最後は給水栓の支柱や石炭庫など、長年の風雪で発生した錆を落とし、 錆止め塗料を塗って 仕上げです。
今はまだらのままですが、来月には上塗りの塗装を行い、見違えるようにきれいになる予定です。



2003/1/12
今日は市川蒸気鉄道クラブ本年最初の運転会です。
新年ということで、 お飾り付きの機関車 や半年かけて組立あがった 新車 が登場しました。
午前中は機関車が多い割には人手が少なかったのですが、
暖かかったせいか午後からはかなりの人出となり、大型機3台とDLによる長編成列車が威力を発揮しました。
私も午後からスイートピーで運客しようと、タンクに水を入れたところ、いつまでたっても一杯になりません。
よく見ると機関車の下から水が勢いよく漏っています。
ボイラーの水抜きバルブを点検してみると、ちゃんと閉まっています。
ふと気が付くと、水漏れの箇所は水タンクからボイラーへの給水管の途中で、
銀ロウで接合した箇所が外れていました。
応急処置として、バーナーで再接合を行うことも考えたのですが、かねてから運客時の給水量不足を感じていたので、
ボイラーを降ろして給水関連の部品を新規に作り直すことにしました。
そんなわけで、残念ながらスィートピーは来月から修理完了まで、当分の間運休ということになってしまいました。



2003/1/5
昨日、某D輪舎W氏宅へ新年早々おじゃまして、8時間以上も汽車談義に花を咲かせた余韻をかって、 今日は午前中に、まず西銀座へと出かけました。
なぜそんな所へ行ったかというと、暮れから正月にかけて某古物商の店先に
D輪舎製のC12が 陳列されていたからです。
といっても、中古で売りに出たわけではなく、さる事情で展示をかねて置かれていた物です。
今日は撤収の手伝いに出かけたのですが、重いこともあり慎重に運ぼうとする我々を後目に、
「このくらいの重さの物はいつも持ってるよ。」とばかり、その店や付近の古物商の人たちが軽々と階段を運んでしまいました。
その後、恵比寿の東京都写真美術館で開かれている、「永遠の蒸気機関車ーくろがねの勇者たち」という写真展を見に行きました。
鉄道写真界にその名を残す方たちが、当たり前に存在した頃の蒸気機関車を撮り貯めた物であり、
汽車に対する思い入れが伝わってくる写真ばかりです。



2002/12/22
2002年もあとわずかということで、市川蒸気鉄道クラブの「走り納め運転会」が、
高松の第二レイアウトで行われました。
このレイアウトは某幼稚園の敷地の一部をお借りしているため、午前中は園児・父兄向けの
体験乗車会を行い、午後からメンバーだけのフリー走行となります。
明け方まで雨の残る怪しい天気にもかかわらず、 たくさんの園児や父兄に模型機関車を
楽しんでもらいました。
午後からはいつものメンバーでの走行会となりましたが、寒さのため機関車を運転しようという元気者は2〜3名で、
他のメンバーは、もっぱらたき火の周りで焼き芋に舌鼓を打ちながらの汽車談義で、一年が締めくくられました。



2002/12/13
11月30日から12月1日にかけて、市川蒸気鉄道クラブの親睦旅行で新潟方面へ行ってきました。
最初に寄ったのが今回の主目的であるJR東日本新津運転所。
ここでC57180 を見学させていただきました。
運転所までは新津駅から徒歩約10分、線路沿いに歩いていくと旧新津機関区の場所にたどり着きます。
冬の間は営業運転休止のため火は落としていましたが、動態保存だけに、隅々まで磨かれた息づかいの
聞こえてきそうな機関車を間近で見ることが出来ました。
あらかじめ見学を申し込んでおくと、担当の職員の方が機関車の説明をしてくれるのですが、
そこは普段本物と同じ構造のミニSLを運転している集団。職員の方も「皆さんお詳しそうなので
どのような話をすればいいのか・・・・」と困惑顔です。
「では、これは何かご存知ですか?」と シリンダの上部 を指差しての質問に、一同「空気弁」。
「空気弁までご存知では私どもがお話することは何もないので、好きに見学してください。」と、
各自思い思いに機関車を見学することになりました。
ちなみに空気弁とは機関車が惰性で走るときにピストンの圧縮抵抗を少なくする装置で、
惰性で走ることがほとんどないミニSLには、 通常はついていない装置です。
さて、装備・装置についてはほとんど変わりはないのですが、炭水車後面に給水用のパイプが増設されています。
これは、すでに炭水車の給水口に直接給水できる吊り下げ式の給水設備がほとんど残っていないため、
地面に近いところに有る水道からでも給水できるように付けられたそうです。
もうひとつ、炭水車後面に 見慣れぬ箱 がついています。これは音声ケーブルの接続用で、
機関車の音を客車に流すための装置だそうです。
新津運転所の次に訪問したのが、駅の反対側にある新津市鉄道資料館。
ここは、ナンバープレート・サボ・切符・制服など収集マニアにとっては宝の山といった
鉄道関連物が展示されています。
各所に監視カメラが設置されているにもかかわらず、実際に盗難もあるそうです。
こじんまりとした施設ですが、蒸機時代を知っているマニアにとっては、とても楽しめる場所でした。



1999/11/29
11月27日ー28日と市川蒸気鉄道クラブの旅行で谷川温泉へ一泊二日の観光に行ってきました。
その途中、行きに横川にある鉄道文化村を見学しました。
ここは、長野新幹線開通に伴って廃止された、信越本線横川〜軽井沢間の線路を利用して、
電気機関車や客車などが屋内・屋外に展示されています。
展示そのものは、静態保存してある機関車に案内板が掲示してある程度で、30分もあれば一通り見終わってしまうのですが、
元機関誌の方が展示物の説明や、思い出話をしてくれます。
これが大変面白く、またいろいろな裏話なども聞くことが出来ますので、横川鉄道文化村へ行かれた方は、
ぜひこの方を捜して説明を聞かれるとよいでしょう。



1999/3/15
昨日(3月14日)市川蒸気鉄道クラブの運転会でした。
毎回数名の見学者が訪れ、熱心にあれころ質問などされ、その後入会される方もいます。
見学者としては、これから始めたいと思っている/機関車を自分で作ったので走らせる場所が欲しい/いままで別のゲージをやっていたが
これから5インチを始めたいなどいろいろな方がいらっしゃるのですが、今回珍しく女性の方が見学に見えました。
聞けば、いままでNゲージなどをやっていたけれど、是非自分で運転できる大きなゲージをやりたいということでした。
ライブスチームは、機関車が大きい/重い、運転・保守時には汚れるなど、一般的に女性に好まれるとは思えない部分も多いのですが、
是非、女性ライブスチーマーも増えていって欲しいと思います。



1999/1/11
昨日(1月10日)市川蒸気鉄道クラブの本年第一回目の5インチゲージライブスチームの運転会がありました。
この運転会は毎月第2日曜(8月除く)に千葉県市川市の行徳駅前公園で定例で行われているイベントです。
ここでは常設レイアウト(1周約230メートル)を利用して、会員による一般客の運客運転を無料で行っています。
トレーラーと呼ばれる運客台車を会員個人所有の機関車で牽引するのですが、私はまだ自分の機関車を持っていないため、
今回はクラブの会長の9600型蒸気機関車をお借りして、運客運転を行いました。
さて、ライブスチームというのは、本物の機関車と同じように、石炭を燃やして蒸気を発生させ、その蒸気の力を利用して機関車を走らせます。
ただ、実物と大きく違うところは、実物は機関助手と呼ばれる人間が、蒸気発生作業(石炭の投炭や給水)を専門に行い、
機関士は運転に専念するのですが、ライブスチームは一人でこの二役をこなさなければなりません。
給水と投炭というのは表裏一体の関係で、給水に気を取られると投炭がおろそかになって、蒸気が無くなってしまい機関車が走らなくなる。
また、投炭に気を取られると水がどんどん蒸発して無くなってしまい、最悪の場合機関車を壊してしまうという可能性があります。
なので、運転中は常に水容量と蒸気圧に気を付けながら、なおかつ安全運転は最優先事項という、非常に忙しい状態になります。
実際、中国で本物の蒸気機関車を運転したときには運転に専念できたので、ライブスチームの運転よりはむしろ楽な感じがしたくらいです。
しかし、機関車と一緒に苦労したり、喜んでくれる乗客の子供たちを見ると、小型の人の乗れない模型とは比べ物にならない運転する楽しさがあります。
このページを見て、ライブスチームに少しでも興味を覚えた方は、是非運転会に遊びに来て下さい。、



1998/11/24
11月22日ー23日と市川蒸気鉄道クラブの旅行で高山へ一泊二日の観光に行ってきました。
その途中、行きに諏訪湖畔に展示してあるD51、帰りに旧中山道奈良井宿付近に展示してあるC12を見学しました。
D51の方は誰も整備する人がいないらしくボロボロの状態で、静態保存といってもほとんど放置に近い状態でした。
こんな形で保存されるなら、いっそ解体された方が機関車にとっても幸せなのではと思われます。
日本では「鉄道は文化である」という考え方がほとんど浸透していないのが悲しいところです。
C12の方も露天保存なのですが、こちらは簡単な整備をしている人がいるらしく、雨ざらしの割には保存状態は いい方でした。
私はC12にはあまりなじみが無く、むしろ晩年の会津周辺でのC11の方をよく撮影などに行ったので、 これといってC12には好印象がなかったのですが、
間近で見てみるとなかなかバランスの取れた美しい形態で、「C12もいいな」などと困ったことを思うようになってしまいました。
なぜ困るかというと、5インチライブスチームで、有限会社動輪舎から現行のC56に続きC12のキットが頒布されるということで、 思わず「欲しい!」という気になってしまったのです。
車輌本体価格で約250万円。まぁ、お金に関してはなんとかするにしても、問題は組み立てる場所です。全長約1.5メートル、自重 約100キログラムというと半端な大きさではありません。
価格が高い、大きいので制作/保管場所がないという問題が、「興味はあるが実際にやるとなるとちょっと・・」 という人のネックになっているのではないでしょうか?
私の体験としても、クラブに入る前は「自分にはちょっと無理な趣味だな」と、最初からあきらめていたのが、
クラブで諸大先輩方の話を聞いているうち、「自分がやる気になりさえすれば、障害はなんとか解決できるものだ」 ということに気がつき、今は一刻も早く自分の機関車を作ろうと考えている所です。
その意味からも、今「興味はあるけど・・・・」という方がいたら、まずクラブに入る、あるいは運転会などで積極的に 話を聞いてみる事をお勧めします。
日本でも、もっとライブスチーマーが増えて、機関車が安くなり(値段が高くなるのは極少数生産も原因のひとつ)、
レンタル工房のようなものが利用できるようになってほしいものです。
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