1998年6月の戯れ言


1998年

6月1日(Mon):
散歩するには丁度よい気候になり、また新しく買った靴を慣らす目的もあって、久しぶりに会社から秦野駅まで歩くことにしました。最近、秦野駅南口から、うちの会社の奥にある会社行きのバスが出ています。通勤バスの意味合いが強いようで、駅から会社へ行くのは朝だけ、会社から駅へ行くのは夕方以降だけみたいです。うちの会社の前にもバス亭があるので、その時刻表を覗いて見ました。夕方以降は1時間に1本程度しかありませんが、23時位まで走っているようです。歩いて帰るときは、大抵南ヶ丘の団地を通る最短距離を歩くことが多いのですが、今日は今まで通ったことのない道を行ってみました。東名をくぐってインターの脇を通り、バス通りの1本裏になる道を歩きました。いつも電車やバスから眺めている道を実際に歩く時、何故かわくわくするんですよね。とは言っても、テレビの旅行番組の様に、偶然珍しいものや面白い人に会ったりすることもないまま、その後も大きい道は避けて住宅街の中を歩きながら駅まで行きました。結局駅まで50分くらいかかったでしょうか。そうやって着いた時の秦野駅はいつもとちょっと違って見えました。
6月2日(Thu):
サッカー日本代表のW杯の最終登録選手が発表になりました。最後まで残っていた25人から22人に削ったことになります。マスコミは前日まで誰が落選だとか、誰は残して欲しいとか、賑わっていましたが、結局三浦カズと北沢、市川の3人がはずされました。ベテラン2人はショックが大きいらしく、そのままチームと帯同せずに帰国するそうです。チームの士気に関わるからと、監督の強制的な命令だとか。しかしちょっと冷たい気がしないでもありません。彼等を落とした理由は、予選の相手との戦い方を想定したとき、活躍のチャンスがないからだということでした。予選の相手なんてとうの昔に分かっていたのに。首脳陣の方針が固まっていなかったために、最後まで選手は不安にさらされながら最終合宿を行っていたのです。やる気充分で日本を発って、怪我とか本人の調子ではなく、作戦上使えないから帰りなさいでは納得行かないでしょう。それならもっと前から22人に絞り込んでおくべきだったのではないでしょうか。確か、最後までこの25人で戦うつもりだと、以前監督は言ってたと思うんですけれど。若い市川はまだ次があります。彼にとってはここまで 来たことで多いに勉強になったでしょう。しかしベテランの2人にとっては、前回最終予選で涙を飲んでから、4年越しで目指してきた大会を目前にして、無念でしょう。
6月3日(Wed):
今年の新卒で、うちの部署に配属された3人の歓迎会がありました。場所は海老名にある社員専用の飲み屋。僕としては久しぶりに行きました。30人程度の参加者の予約が先週の金曜日に取れたという話しだったので、最近はあまりはやってないのかと思っていましたが、意外と中は一杯でした。中井にある同じ施設はちょっと寂しい雰囲気がしますが、相変わらず海老名の方は賑やかでした。料金も安いし、あのようなお店は是非これからも続いて欲しいですよね。歓迎会と言えば自己紹介をみんなの前でやることが多いですが、さすがに周りに遠慮してか、今回はありませんでした。でも幹事の計らいで新人が色々な席をぐるぐる周っていました。それも結構よかったです。同じ質問をされるだろうから、新人にとってはご苦労でしたけど。思い返せば自分が歓迎会をして貰ったのは6年前。海老名の「こみや」の2階を貸切っていました。やはり結構な人数がいらっしゃったように記憶しています。そのとき配属されたのは7人。一人一人自己紹介をして、逆に色々質問攻めにされたことを覚えています。今、部署が替わって、その時の同期で今もいっしょなのは3人になってしまいましたねえ。
6月4日(Thu):
腕時計をしないようになって久しくなりました。時間に追われる感覚がなくていいものですよ。そもそも時計なんてどこにでもあるではないですか。例えば会社の席から見える位置にあるものを探して見れば、コンピューターには必ず時計機能がついていますし、電話にも時間表示があります。また家から持ってきたフォルクスワーゲンの卓上時計もあったりするし、居室の壁掛け時計もあります。また携帯電話にだって時計がついています。時間がわからなくて困るなんてことはほとんどありません。ただし問題なのはどの時計が正確かということで、自席のコンピュータの時計は一定期間毎にサーバーにアクセスして時間合わせをしていますが、壁掛け時計は3分ほど進んでいたり、携帯電話の時計も1分ほど進んでいます。それが分かっていれば大きな問題ではないですが、電車やバスの発車時刻に合わせるときにちょっと注意が必要です。毎朝乗る電車はいつも同じなのですが、家を出る時間は日によって2、3分違います。ふと考えて見ると、自然といろんなものを目安に歩いていることに気が付きます。途中で見える踏切が、上り方面の電車の為に閉まるときはまだ大 丈夫だけど、下りのだと急がないとまずいとか、駅の階段脇の立ち食いそば屋の店の中の時計を見て階段を歩いたり、走ったり。あるいは同じ電車に乗っていく人が走ってたら一緒に走ったり。なんか結局時間に追われているみたいですね。
6月5日(Fri):
期末ということで、提出物の〆きりが迫っています。僕は報告書を一通書くことになっています。普段はコンピュータの前にいてもキーボードを叩くことはあまりないのですが、こんな時は仕方がありません。時間的な余裕もないので、一日中コンピュータの前にいます。ディスプレイの見つめる作業をしていると目が疲れたり肩が凝るなど体に不具合を訴える人が多いようです。VDT作業と言われるそうですが、最近特に注意を促されたりもします。でも人によってその程度は違うみたいですね。僕は比較的ディスプレイを見ていても疲れない方みたいです。視力も悪くありません。なんで疲れないのか聞かれたことがありますが、どうしてなんでしょ。見ているようで実際は画面をじっと凝視していないのではないかとか、画面を見ながら物を考えているのではなく、頭の中で考えをまとめているからではないかとか言われましたが、よくわかりません。一日中コンピュータの画面を見ていても、家に帰ればまたMacintoshの前にいたりしますから。ただ一つ思うのは、ひとつの事に集中して周りの事が見えなくなることはあまりないんですよね。常に周りの変化に敏感に なっています。そんなことも関係あるのかもしれませんね。えっ注意力が散漫ですって?
6月6日(Sat):
親不幸なおぜき家はめったに実家に帰りません。そんな訳で、電話で話していてもほとんど会うことはないのですが、今日は僕の両親が鎌倉に出かけたついでに帰りに寄ると言ってきました。せっかくなら美味しいところで食事でもと思って、とっておきの店に行きました。でも運悪く予約のお客さんで一杯だと断わられてしまいました。残念です。日本食の懐石料理を庶民的な値段で食べられるお店だったのでお勧めだったのです。しようがないので、別の串焼きの店に行きました。そこもお勧めの店なのですが、うちの親父が肉類が苦手なので、それだけは申し分けなかった。自分は美味しい牛肉の炭焼きを食べられてとても満足だったのですけれど。その後僕らがよく行く喫茶店にも連れて行きました。ただ珈琲を飲むだけではなく色々お世話になっている店だと紹介していただけあって、親父は店に入るなりマスターに最敬礼して挨拶しています。こらこら、そんなに堅苦しいことしないでくれー。夜遅くまで連れ回した後、二人は実家に帰って行きました。本当は家に泊まってもらえればいいんですけどね。今は狭いけど、新居ができたら招待しますから。
6月7日(Sun):
ウィーダーインゼリーというのをご存じですか?ゼリー状の栄養食で、食事を取る時間がない人向けに短時間でエネルギー補充ができるというものです。エネルギーとビタミンとファイバーの3種類があります。一つ195円なのでちょっと高めですが、コンビニで売ってますし、ちょっとお腹が減ったけどすぐに運動したい、なんて時に最適です。日曜日のおぜき家は、昼頃まで寝ていてブランチを食べ、夕方スポーツクラブに行くことが多いものですから、体を動かす前の中途半端な時間にお腹が空いてしまいます。家で朝の残り物を食べてもいいですが、最近はこのゼリー飲料もしばしば利用しています。今日も家で用事を済ませていて知らず知らずに時間が過ぎて、焦ってクラブに行きました。途中でウィーダーインゼリーを買って、クラブに着いてから食べました。その後すぐに運動したのですが、どうも胃がもたれます。他の食べ物よりは消化がいいと思うのですが、やっぱり直前はよくないようです。それよりもちゃんと起きて食事を取るほうが大切なんでしょうけど。
6月8日(Mon):
朝電車を降りるその瞬間でした。突然、社員証を持ってくるのを忘れていることに気付きました。先週の金曜日と違う鞄を持ってきたために、それだけ移し変えるのを忘れていたのです。取りに帰るにしてはもう遅いし、仕方がないからそのまま会社に行きました。会社には受け付けで社員証を忘れた旨を伝えれば入れますが、うちの会社の建物はセキュリティ管理がしてあって、居室に入るのに磁気カードになっている社員証が必要です。ですから建物の中を移動するときにとても不便なのです。居室によっては人の出入りが多いところもありますが、僕がいる所は人数が少ない。だから下手すると扉の前で誰かが通るのを待っていなければなりません。一番問題だったのは朝です。まだ出社している人も少ない時間帯で、はたして運よく誰か通るかどうか。でもたまたまタイミングよく扉を開ける人がいたので、チャンスとばかりに後ろからドタドタ走り込んで間に合いました。それでも一日中、いちいちトイレに行くのにも不便だったし、社員証はちゃんと確認しましょうね。
6月9日(Tue):
5年前のこの日、日本中である有名な2人の結婚式を祝っていました。皇太子と雅子さんです。偶然というか、狙ったというか、僕達もその日に婚姻届を出しに実家に帰っていました。ということで僕らも結婚満5周年です。とは言え、5年もたったという実感はあまりありません。だからという訳ではないですが、ことさら大げさなことはせず、どこかに食事に行こうということにしました。土曜日に断わられたお店に再度挑戦したところ、今度は空いていました。入ったとたんに、土曜日にも来られた方ですよねと言われ、滅多にあんなことないのに申し訳ないと言われました。和食と日本酒のお店なのですが、懐石風のコース料理があって、なかなか美味しいです。だしの取り方がいいのでしょうか、どの料理も、薄味なのにしっかり味がついている。懐石風なので量はあまりないのですが、美味しいお酒とお料理にとっても満足しました。値段がちょっと高めなのでちょいちょいは行けないですけどね。こんないい店が何故かあるのが小田急相模原なんですよねえ。わざわざ出かけなくても、家の周りで充分満足してしまいます。
6月10日(Wed):
我々の技術を知ってもらおうと、社内の色々な部門の人にデモンストレーションをしています。この日はその中でも最高の大物にデモしました。会長です。入社してから今まで、様々な場面でお話しを伺う機会がありましたが、我々の話しを聞いていただくのはこれが始めてだと思います。一体どんな反応をされるだろうか、下手するとテーマ終了の憂き目に会うこともあるかもしれない。そんな雰囲気の中、いつもより気合いを入れて片付けた実験室に、会長はいらっしゃいました。リーダーから、僕らのテーマは会社の新しい事業に結び付けるよう努力しています、という内容の説明をしました。必然と技術的な説明が多くなって心配していましたが、とにかく最後まで説明を聞いていただきました。後の予定があり、時間が押していたようで、慌ただしく出て行かれましたが、最後に、夢のある話しだね頑張って下さいと声をかけて貰いました。とりあえず情熱は伝わったようです。
6月11日(Thu):
サッカーのワールドカップが開幕しました。今回は日本が初出場ということもあって、国内の盛り上がりも大変なものです。日本戦の観戦チケットが大手旅行会社でも手に入らないといった、実はとんでもない騒ぎも起きています。オリンピックよりも注目を集める大会だそうですから、運営の面でも色々と大変なのでしょう。開幕戦はブラジルとスコットランドの試合でした。NHKの総合テレビで放送していたので見ていました。前回優勝で、今回も優勝候補のブラジルは、日本でプレーしている選手も何人かいるので応援しています。特にかつて鹿島アントラーズに在籍し、今はイタリアでプレーしているレオナルド選手が出てくると、アントラーズファンとしては見逃す訳にもいきません。夜中の12時半に始まった放送が終わったのは2時を過ぎた頃でした。夜更かしは翌日つらいと思っていても、ついつい最後まで見てしまいました。やっぱり一日つらかったです。家では地上波放送を見るしかないのですが、あまり中継がないのがかえってよかったなと思ってます。
6月12日(Fri):
期末の提出物を無事に出し、ほっとしたのもつかの間、組織改変の話しが所長からありました。この類の話しは色々と噂話しが出ます。部門によって流れる話しも違うようで、どれが正しいのかよくわからなくなります。この日はほんの15分程の話しで、他の部門に異動する人達の紹介が主な内容でした。我々の部門では2割程の人が該当します。でももう異動されるみなさんにとってはすでに話しが付いていたので、発表は淡々と行われました。希望して新しい職場に異動する人が多いという話しです。肝心の我々の部門のの体制の詳細は発表されず、これはまた後日ということですが、思ったより変化が少ないようです。当初は部門の人数を半分になんて話しだったのですけどね。そうすると、結局この組織改変はなんだったのでしょうか。日頃職場を変わりたいと考えていた人にとって、いいチャンスだっただけようにも思います。なかなか自分から率先して職場移動の話しもできないでしょうから。まあ結局僕らも名刺は作り直さないといけないようですけどね。
6月13日(Sat):
「あかねちゃん」に「あかもちゃん」という名のおつまみが、とあるラーメン屋さんにあります。これを見てすぐに内容が分かる方は相当勘がよろしい。このラーメン屋さんには基本の注文の他にトッピングが頼めて、チャーシューとか味付け玉子とかほうれん草とかをお好みで加えてくれます。この日、たまには変わったものを食べようと、つけ麺を頼みました。ざる蕎麦のように濃い目のつけだれに冷やした麺を付けて食べるものです。試しにそれにもトッピングをできるか尋ねたところできるという返事。ならせっかくだからというので、キムチのトッピングを頼みました。それがそもそもの失敗でした。つけだれは当然ながら普通のラーメンよりスープが少ない。その中に普通のラーメン向けのキムチを加えたら辛いの何の。一緒に食べていた友人のスープとは色も味も全く別のものになってしまいました。それで気がつきました、この店は辛いメニューが得意なのです。トッピングのキムチも並み以上に辛いものを使ってますし、餃子も普通の加えてキムチ餃子何てのもあります。それに例のおつまみもそうなのです。実はその正体は、豆板醤で辛く味つけた、ねぎともやしなのでした。こんなものを食べた翌日は...。
6月14日(Sun):
サッカーの中継では史上最高になるのではないかと噂された、ワールドカップの日本の初戦が生中継されました。試合開始は夜9時半。時間的にも申し分の無いところです。見事に晴れ上がったトゥールーズの競技場で、日本代表イレブンが奇麗な芝生の上を走り回ります。相手は強豪アルゼンチン。前半に1点を取られ、その後は双方押しつ押されつ試合は進みましたが、結局得点はそのままでした。負けはしましたが、大舞台で臆することもなく、よく戦ったのではないかと思います。監督は試合後のインタビューで結果が全てだと答えていましたが、いやいや次への期待がもてる内容だったと思います。さて、これだけ条件が整ってしまうと、皆さん夜も早くから家に帰ったようで、町の飲食店は閑古鳥でした。夕食をとったお蕎麦屋さんもお客さんが来ないと嘆いていましたし、その後寄った喫茶店も今日は諦めているからと言っていました。その店にはテレビがないので、試合の結果を知ることができません。ですから試合が終わる頃、自宅の携帯電話に結果を尋ねるプチメールが入ってきました。やっぱりみなさん気になりますよね。
6月15日(Mon):
男子厨房に入らずという言葉がありましたが、今はもうそんな時代ではないとか。男子も積極的に厨房に入り、料理をする人が増えているそうです。ところで、料理雑誌もいろいろありますが、「Dancyu」という雑誌をご存知でしょうか。名前の由来がその「男子厨房に..」から来ている男性向けの料理雑誌です。この雑誌のもう一つの特長は載っている料理の写真がきれいなことです。見ているだけで食べたくなってしまうことがしばしば。毎回何かしらの特集記事があるのですが、今回はカレー特集でした。色々なお店の作り方が細かく紹介してあります。記事を読んでいると自分でも作れそうな気がするんですよね。というわけで、今回カレーをルーから作ってみました。小麦粉を牛の脂で炒めて、それにカレー粉を加え、焦がさないようによく混ぜます。ちょっと時間はかかりますが、それだけでルーはできちゃうんですね。その後そのルーをチキンブイヨンで伸ばして、肉と野菜を混ぜて煮込みます。最後にちょっと香辛料を加えて完成です。美味しかったですよ。たかがカレーですが、手間をかけて作ると楽しいですね。
6月16日(Thu):
巡り合わせがよくないときは本当によくないもので。我々の草サッカーチームは、会社のグランドが経費削減の理由から使えなくなり、練習場所を探していました。ようやく海老名の市立中学校のグランドを借りる手はずが整い、空いている日にちに予約を入れることができました。そしてこの日が、待ちに待ったその初日になるはずでした。梅雨に入って雨が多く、コンディションも心配な中、この日は珍しく天気もよかった。しかしこんなときにもとことん邪魔が入るもので、なんと借りていた中学校のグランドが工事中で使えないという連絡が入りました。最近の雨のせいで日程が遅れているそうです。ああ、何てこと。別の中学を借りるには、市役所の窓口に行かねばなりません。当然すぐには無理です。せっかくの好条件が重なったこの日も、泣く泣くあきらめることになりました。折しもワールドカップの影響でいいプレイを見ているものですから、一刻も早く自分もボールを蹴りたいところです。しかしまた来週にお預けです。来週も天気いいといいな。
6月17日(Wed):
共働きということで、家事分担をしています。それの方が気がねすることがないですから。料理は基本的にかみさんがやります。それの方が早いし、食材の買い物も効率がよいです。その替わり食べたものの片付けは僕の担当です。洗い物は何も考えずにひたすら洗えばいいし、結構洗い終わったあとすっきりします。その他の、例えば掃除や洗濯は交代でやっています。基本的には気が付いたほうが始めるってところでしょうか。まあ別の言い方をすれば我慢比べって感じです。着るものがなくなったから仕方なく洗濯機を回すとか、散らかっていていらいらするから掃除をするとか。大抵休みの日にすることが多いですけれど。また、共働きということで、他のご夫婦より外食が多いかもしれません。大抵は家で食事をするより高くついてしまいますが、疲れているときなどはついつい食べてきてしまいます。僕としたら、食器洗いをする必要がないのでとってもありがたい。かみさんにしても食事を作らなくていいので、これまたありがたいようです。そんな訳で家の周りの食べ物屋さんの営業時間とか定休日にはだんだん詳しくなってきました。水曜日に休む店って結構あるんですよね。
6月18日(Thu):
部門の打ち上げビールパーティーがありました。明日で我々の部門名は組織上なくなるそうです。他の部門に移る方を中心に、一言ずつ挨拶がありました。仕事の中身が同じなら部門は関係ないということをおっしゃる方が多かったですが、確かにその通りでしょう。我々の部門もできてからわずか2年半でした。部門ができて、テーマの見直しがあって、ようやく軌道に乗りかけたところでの組織改編という感じがします。拠点が別れていたこともあって、あまり全員が集まる機会もありませんでした。昔は親睦会なる集まりがあって、全体の忘年会の企画とか慰安会の企画を立てていましたっけ。今はそんな企画もなくなりましたからねえ。実を言うと、同じ部門でありながら、名前と顔が一致しない方まだいるんですよね。きっとそれは他の方も同じだと思います。この部門にはどんな人材がいて、どういう活用をするのが会社のためにも個人のためにもいいのだろうか、そんなことを考えなくてはならない管理職の方はさぞたいへんでしょう。積極的に自分をアピールすることが大切だと言われる理由ですね。
6月19日(Fri):
NTTの電話帳は電話に加入していればどこの家庭にもあると思います。もちろんわが家にもあります。うちは住所こそ座間市ですが、電話番号はとなりの町田・相模原局です。ですから本来はその電話帳が配られるべきだと思うのですが、何故か厚木・大和の電話帳が届きます。ですからすぐ近くのお蕎麦屋さんの電話番号もわからないという不便な状態でした。NTTに文句を言えばいいのですが、まあそんなに電話帳を利用する機会もないのでそのままになっていました。たまたまこの日は会社を休んで家でのんびりしていたので、そのことを思い出してNTTに問い合わせをしてみました。聞くと頼めば配達してくれるとのこと。でも普段平日は家を空けていることが多いので、取りに行くことにしました。以前も感じたのですが、NTTの窓口ってどうして閉まるのが早いのでしょう。平日の4時までですよ。いくら会社を早く上がっても間に合わないじゃないですか。お客様商売だと思うのですが、もう少し利用しやすくして欲しいです。実際相模原支店に到着したのは4時ぎりぎりでした。閉店準備をしている中を窓口に行って、この地域の電話帳が欲しいと申し出ました。すると何か書類を書くわけでもなく、電話番号を伝えるわけでもなく、あっさりとはいどうぞっですって。そんなに簡単なことだったの...。
6月20日(Sat):
ビール業界の競争も激しいそうです。この前読んだ記事によると、サッポロが今苦戦しているそうです。主力銘柄もキリンやアサヒに押され、発砲酒の分野も後発の「麒麟端麗生」にシェアを喰われてしまったとか。前年比の出荷量でも、プレミアムビールのエビスはまだ増加していますが、メインの黒ラベルは減っているそうです。普段家ではキリンの一番絞りの中瓶をケースで買っています。アサヒのスーパードライは学生の頃さんざん飲んで飽きてしまっているし、昔からキリンのビールが好きだったからです。1ケースは20本入りで、冷蔵庫に少しずつ冷やしながら飲んでいます。缶入より瓶のほうが美味しいし、缶のごみがでないのが良いところです。無くなればケースごと店に持って行って新しいものと交換してきます。この日、ちょうどビールが切れていたので早速酒屋さんに行ってきました。実はサッポロのビールも嫌いじゃないので、くだんの事情もあって黒ラベルをって言ったのですが、その店にはあいにく中瓶が置いてありませんでした。買いたくても置いて無くてはどうしようもないです。仕方がないのでいつもの一番絞りと言ったら、これは在庫が切れていた。じゃあ仕方がないのでキリンのラガービールを買ってきましたが、ラガーって生タイプに変わる前の方が好みだったんですよねえ。
6月21日(Sun):
ワールドカップ負けてしまいました。相手の中心選手が怪我で出ないのでチャンスもあるかと思ったのですが、結局今回もゴールを上げることができずに負けてしまいました。NHKにゲスト解説に来ていたラモス選手は、はっきりした言葉にはしていませんでしたが、日本選手の頑張りにはかなり不満だったようです。実名は上げませんでしたが、少なくとももう使って欲しく無い選手が何人かはいるということです。確かに、試合後の選手のコメントを聞いても、“頑張ったけど勝てなかった。次の試合こそは自分達のサッカーで勝つ”、なんてことを言いますが、僕にしてもどうもそれがじれったいですね。はっきり言えば予選敗退は順当なところです。1勝できるかどうかというのがいい線でしょう。でも報道陣の盛り上げのおかげで、いつの間にか勝てるような気になっていたような気がします。守り主体で攻撃はカウンターでという方針でしたが、それにしては決定力不足がずーっと指摘されてきました。たまたまというのもあるでしょうが、そのままでは点数が取れないのはあたりまえです。それなら、潔く攻めて攻めて、攻めまくって、少しでも相手を焦らせるような試合運びを見たかったです。韓国の様にはぼこぼこに点を入れられてしまうのもどうかなと思いますけど、やることをやってあの結果なら、どっちもどっちと感じてしまいます。
6月22日(Mon):
本厚木で飲み会でした。鮮乃庄という、初めて行った店でしたが、広くてきれいでなかなか気持ちいい店でした。海老が何種類も出てきた魚料理のコースはまあまあというところでしょうか。飲みものは何種類の中から飲み放題となっていました。大抵最初はビールを飲むことが多いですよね。僕もビールは嫌いじゃないですから、もちろん依存なしです。宴が進むと、他の飲みものを注文する方もいらっしゃいますが、僕は居酒屋では特に、そのまま最後までビールを飲み続けることが多いです。他の飲みものを注文するのが面倒なのと、ワインとか日本酒は何が出てくるかわからないけど、ビールなら安心して飲めるからです。このような宴会でビールを飲んでいると、話しが弾んでいるうちに、いつの間にかたくさん飲んでいることがあります。宴会がお開きになった後、次の店へ行った皆さんを見送って帰りました。前日夜遅かったので、この日は帰ってすぐに寝ました。かみさんは後から寝たようなのですが、朝起きたらぶつぶつ文句言っています。なんでも僕の酒臭い息で二日酔いの気分なんだとか。やっぱりちょっと飲み過ぎましたか。
6月23日(Thu):
昔から胃腸が弱く、すぐにお腹を下します。精神的な原因もあり、緊張するとお腹が痛くなったりします。一方で朝は体が起きずに苦手なものですから、朝から満員の電車に押し込まれて通勤するなんて最悪です。体が慣れてしまえばいいのですが、そうなるまでは途中でお腹が痛くなるかもしれないと考え、そうしたら途中で降りられるかなんてことを考え出してもうだめです。ですからできる限り、急行ではなく、早めに出てすいている各駅停車に乗って行こうと考えます。現在の通勤にはもう慣れてしまったし、下り方面で比較的すいているのでプレッシャーがありません。とっても快適です。でも、例えば酒をしこたま飲んだ翌日は、お腹が緩くなることが多いのです。ですからそんな日は油断できません。痛みは急激に来ますから、電車に乗りながらも、次の駅のトイレはどこの位置にあるかを確認しながらびくびくしています。意外に朝の駅のトイレって利用する人がいるんですよね。だから大きな駅は避けた方が無難です。実はこの日も前日の飲み会の影響が心配だったのです。運よくずっと座れてできるだけ眠るようにしていたので、幸い何ごともなく会社に着くことができました。あーよかった。
6月24日(Wed):
近ごろの若者は、と言うのもおじさん臭い言い方ですが、どうも口を半開きにしている人が多いように感じます。例えばサッカーで言えば名波選手。見ているとわかると思いますが、かなりの確率で自然と口が開いています。野球で言えば巨人の大型新人高橋選手。これは雑誌にそういう場面を集めた写真が載っていて気付いたのですが、確かに気を付けて見ているとわかります。そういう有名人だけではなく、街で見かける子供達もそうです。電車に乗って、携帯型のゲームや漫画雑誌に夢中になりながら、自然と口が半開きなのです。口の中が乾いたりしないのかしら。昨今、堅い物を食べなくなったというような指摘がよくあります。その為に顎が発達しないので、そのようなだらしない格好になってしまうとか。子供達の好きな食べ物のアンケートでも、柔らかいものが上位にくる傾向にあるそうです。でも考えてみると、僕らはなに堅い物を食べましたっけ。安物の肉を使ったステーキとか、しけったお煎餅とか、古くなったフランスパンとかでしょうか。魚を骨までばりばり食べたとか、あるいは食べるときにかむ回数を数えながら食べていたとか、そんな記憶もないのですけど。ですからきっと何か他にも原因がありそうですよね。例えば空気が汚くなって、鼻がすぐに詰まって、鼻で呼吸ができなくなったとか...。
6月25日(Thu):
海老名にある法人会員のスポーツクラブに行きました。主たる目的はスカッシュをするためです。無謀にも2時間ぶっ通しでコートを予約するという暴挙に挑んだ我々3人組みにとって、いくら交替しながらとは言え、ハードなトレーニングになりました。終わったあと、スタジオでシャドーボクシングの動きを取り入れたエクササイズがあったので、それにも参加しました。インストラクターの動きを真似て、ジャブからストレートの左右のコンビネーションや、前へ踏み込んだりしゃがんだり、いやそれはもう、かなりいい運動になりました。エアロビクスのように大きな移動は無いのですが、パンチひとつにしても腰のひねり使って体重を乗せ、打ったらすぐに戻すということに気を付けてやります。しかもいくぶん前屈みの姿勢で、常に腹筋に力を入れていますから、じわじわ効いてきます。初めての経験でしたが、最初に構えの基本の形から教えてくれました。頭に描くのはマイクタイソンか、はたまた映画のロッキーですね。自分では決まったかななんて想像してしまいます。しかしスタジオには大きな鏡があります。そこに映っていたのは、すこし猫背で妙な動きをする招き猫でした。
6月26日(Fri):
日本中が盛り上がったサッカーワールドカップも、日本の予選敗退が決まり、この日のジャマイカ戦が最後の試合になります。試合開始は日本時間で夜の11時。家で見るにはとてもいい時間です。初戦はかみさんと2人で見ていましたが、せっかくだからと周りに声をかけたところ、2戦目は4人で、そして最終戦はまたまた人が増えて総勢8人で応援しました。夕食を食べながら、今度こそ勝てるだろう、今度こそ得点を上げるだろうと期待しながらの応援です。テレビ中継を見ていると、日本の各地でファンが集まって、大画面の前で応援をしている様子が写しだされます。みんな日本代表のユニフォームを着たり、顔にペイントをしたりして、競技場のサポーターと同じように応援しています。自分達も画面に食い入るようにしながら、必死に応援していました。どこかの国では、勝利を祝って機関砲を打ったりしたそうです。さすがに日本ではそこまでしないでしょうが、我々の観戦の仕方を考えても、ワールドカップは国を上げての戦いだというのはわかるような気がします。相手のチャンスにひやひやしながら、日本のチャンスに盛り上がりながら、試合終了まで見ていました。結果は残念なことになってしまいましたが、これはもう仕方ないでしょう。とにかくワールドカップに出場できて、僕らが必死に応援することができたことだけでも満足です。
6月27日(Sat):
わが家は2人暮らしで外食も少なくありませんから、あまり米の消費は多くないと思います。それでも2ヶ月に一度程度に10kg入りのお米を買います。今はお米屋さんでなくても、例えばコンビニエンスストアなど色々な店に米が置いてあります。値段も様々で、中身のグレードとかはきっと違うのでしょうが、有名銘柄でも安く売っている店もあります。また、お米を買うとトイレットペーパーや醤油をくれるところもあります。おまけに弱いおぜき家は、ついついそういう店に足を運んでしまいます。そんな訳で、トイレットペーパーとティシュと洗濯洗剤は買ったことがありません。ところで、美味しいご飯を食べるには、もちろんお米の質も大事でしょうが、炊き方や保存の仕方も大切な要因ですよね。僕ら日本人の主食のくせに、意外にそういうところは無神経だと思うことがあります。あまり手間をかけずにご飯が食べられるような生活に慣れてしまっていますからね。この日、友達とスペイン料理のお店に食事に行きました。定番ということでパエリアを頼みました。それ以外にもこまごまと注文したのですが、食事の最後になってようやくパエリアが運ばれてきました。魚介類の具がたくさん乗り、こんがり焼けたご飯はとても美味しかったです。きっとていねいに焼き上げるので時間がかかったのでしょう。白いご飯とまた違いますが、手間をかけて料理するお米はやっぱり美味しいです。
6月28日(Sun):
スポーツクラブメンバーの内輪のスカッシュ大会がありました。上級者と初心者のクラスに分け、それぞれトーナメント戦を行います。僕は初心者クラスで出場しました。このクラスには僕より更に初心者の人とか、経験はあるけど技術的に上のクラスではかなわない人も出ています。そういう訳で、あまり苦もなく2戦勝ち上がって決勝になりました。相手は同じ時期にスカッシュを始め、よく普段も打ち合っているライバルです。その思いは向こうも同じで、普段とは違い気合いが入っています。今回の試合はラリーポイント制15点先取で、決勝は5ゲームマッチで行われました。最初のゲームはサーブがいいとことに決まって取れました。その勢いで2ゲーム目も勝ち。しかし3ゲーム目、これに勝てば優勝なのですが、試合はもつれて13-13になりました。その時、僕がつまらないミスをして、点が相手に入ってしまったのです。相手の立ち位置が僕のショットの邪魔になり、アピールすれば僕のポイントになるところを、無理して打ってミスしてしまったのです。これでがっかりしてしまいました。結局このセットは取られ、次の4ゲーム目もあっさりと取られてしまいました。もはやこれまでかと思いましたが、気持ちを入れ直してファイナルゲームに挑みます。気合いを入れた最初の数ポイントを先取したことが効いて、ようやく勝利をもぎ取ることができました。試合が終わったとき、嬉しかったのはもちろんですが、ほっとした気持ちがしました。そして、2人とも疲れてへとへとでした。
6月29日(Mon):
サッカーの日本代表メンバーが日本に帰ってきました。成田空港は厳戒体制で警備に望んだようです。しかしそれにもかかわらず、歩いていた城選手に水をかけるという心無い行為をする人がいたそうです。城選手が告発しないということで、その人は警官に厳重注意をされただけで解放されたそうですが、思うところがあってもそいう行為は許されませんよね。選手はその足で近くのホテルに行って共同記者会見をしたようです。何人かの選手の会見の様子をテレビで見ましたが、中田選手はフランスで話したから特に言うことはないと、会見を拒否したそうです。またマスコミ嫌いとか、ふてぶてしいとか言われそうですが、思うに当り前のことを言ったまでですよね。試合が終わったらマイクを向けられ、一晩明けたらまた会見を行い、そんな感じでところどころでコメントを求められてます。言うことはそんなに変わりやしないし、マスコミも飽きずに同じ質問をするからいやになってしまうのでしょう。逆に肩の荷が降りたのか、ようやく軽い冗談を言えるようになったゴン中山のような人もいますから、聞くほうがそれを期待しているのもわかるんですけどね。結果はとにかく、ワールドカップを盛り上げてくれた選手達に感謝したいと思います。ところで、一度も試合に出ることのできなかった選手って5人いるんですね。甲子園の高校球児と違うのはわかりますが、なんかかわいそうで。
6月30日(Thu):
日曜日にやった試合のおかげで筋肉痛でした。とくにかみさんはひどくて、両足の腿が痛くて満足に歩けない様子でした。それでも昨日は会社に行きましたが、帰ってからもうほとんど動けず、電動のマッサージ機を引っぱり出してきて手放しませんでした。この日かみさんは家で仕事をしていたのですが、少しは動かして、お風呂でマッサージをしたら直りが早いということで、夕方スポーツクラブに行きました。普段から練習していても、いざ試合となると頑張ってしまうのでしょうね。周りの人に聞くと、多くの人が筋肉痛を訴えていました。ちゃんとウォーミングアップにクールダウンをし、ストレッチやマッサージで筋肉をほぐしてやればよかったのに、あまりそういうことに気を使わないからですね。聞くところによると、運動した後に水で筋肉を冷やしてやるのも効果があるらしいです。冷湿布みたいなものなのでしょうか。ところで、日曜日の試合の後、打ち上げの飲み会をしました。すごい盛り上がって、僕は大丈夫だったのですが、記憶をなくしていた人もかなりいたようです。今日、その人達もクラブにやってきていました。先日は迷惑かけたと謝りながら、自分はどんな様子だったか覚えている人に聞いて回っています。そんなことしてたのか、などと驚きながら、記憶のジグソーパズルの駒をひとつひとつ埋めていました。

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