1998年5月の戯れ言


1998年

5月1日(Fri):
連休中に会社の建物の電気点検をするそうで、すべての機器を停止するように指示がありました。測定器や複写機、ファックスなどはもちろんですが、ワークステーションからパソコンまで全て止めることになります。ワークステーションは基幹のサーバーが停止するとクライアントマシンの停止に支障が生じますので、その前にシャットダウンすることになります。同じようにパソコンもサーバーが止まるとファイル共有やネットワークプリンタを使えなくなります。サーバー類を止めるのは定時頃になりますので、その前に業務を終えて、実験室のワークステーションや自席のパソコンを止めました。するとどうでしょう。居室がしーんと静まりかえります。今まであまり気にならなかったのですが、パソコンの類いは結構音を出しているものなのです。この連休中は、人間と同じようにパソコンもしばらく休ませることになりますが、しばしば休み明けにちゃんと起動しないことが多々あります。そんなときに備えて、ちゃんとバックアップはとりましたからね。
5月2日(Sat)
食べ放題の店は元来苦手なのです。根が卑しいものですから、おのれの限界をわきまえず、お腹いっぱい食べて後悔するからです。それでも近頃はそういう店でもセーブできるようになったのですが、久しぶりにしゃぶしゃぶの食べ放題の店にいったら、やってしまいました。お腹がいっぱいで動けなくなるくらい食べてしまいました。胃の辺りが膨らんでいるのが分かります。ちゃんと座るのもきつく、身体を横にして楽な体勢にしないと苦しい。人前では失礼ながら、げっぷをすると多少楽になるものですが、そのげっぷをすることさえ苦しくてできない状態です。閉店間際に行ったもので、すぐにラストオーダーと言われ、最後にと思ってついつい頼み過ぎちゃったんですね。残すのも勿体無いし、自分なりにできるだけ食べたと言うわけです。しゃぶしゃぶを食べに行くと大抵食べ放題の店になりますので、このように、しゃぶしゃぶとは苦しい、という印象しか残りません。まあ安い肉でも値段を気にせずばかばか食べられるのがしゃぶしゃぶのいいところですよ。いくら高級な肉でも、ちびちび食べるのはなんか違いますね、我が家の辞書によると。
5月3日(Sun):
ロールキャベツと言うと家庭で食べることが多いかと思いますが、新宿のスタジオアルタの近くに、ロールキャベツの店があります。よく行列ができるので有名な「アカシア」という店です。老舗の味というのでしょうか、クリームシチュー仕立てのこってりした洋食です。実はそれ以外にも、家の近くにもロールキャベツ専門の店があります。そこはクリームシチュー仕立ての他に、デミグラスソース、ポトフ風、甘酢あんかけ、豚汁風と、味のバリエーションが楽しめます。ちょっと駅から離れたところで、賑やかなところではないのですが、意外に繁昌しているようです。もう既に何回か行って、かみさんと二人で一通り味を試してみました。普通のクリーム系だと洋食風になりますが、豚汁風みたいに和食だったり、甘酢あんかけのように中華っぽかったり、ロールキャベツって何にでも合うということが分かります。サラダとデザートとグラスワインあるいはジュースが付いて1300円。これを高いとみるか妥当と思うか、微妙かな。
5月4日(Mon):
珈琲と一緒に食べるデザートは何が合うでしょうか。紅茶だとスコーンとか、クッキーとかケーキとか思い付きます。もちろん珈琲にも合うでしょうが、個人的には珈琲の苦みを引き立てるものがいいのではないかと思います。自分は珈琲は苦いまま飲む方が好きですが、イタリアでは濃いめに入れたエスプレッソに、砂糖をたっぷり入れて飲むそうです。さて、イタリア料理屋さんに置いてあるビスコッティというクッキーが身近でブームです。2度焼きするので、普通のクッキーより堅いのが特徴です。かまぼこを薄切りにしたような形で、大きさは店によって様々なようです。そのまま食べてもいいですが、苦い珈琲にちょっと付けて食べるのも乙です。いつもの喫茶店で出しているビスコッティは甘さもちょうどよく、町田のイタリア料理屋さんのだと言う話を聞いて、買ってきました。食事をするにはちょっと高目で、ランチセットで2000円程する店です。夜の部はもう少し高いでしょう。ビスコッティは入り口に袋詰めで置いてあって、それだけ買うことができます。ちょっとしたおみやげにぴったりですよ。
5月5日(Thu):
家の間取りをどうしようかと、かみさんと揉めています。空間的には限られているから、広く使おうということは一致しています。どうせ二人家族ですから、部屋数も最低限でいい。普通建て売りの住宅の1階によくある和室は作らず、リビングを広く取るというところまでは決まりました。問題は2階です。僕の希望は寝室は狭くてもいいから独立した部屋にして欲しいのですが、かみさんは壁は簡単な間仕切りでして、自由にレイアウトが組めるようにすればいいと言います。木造で作れば柱とか梁とかが必ずできるから、それを利用してブラインドなりを付ければいいと。でもですねえ、やっぱり寝る部屋は広いと落ち着かないと思うんですよ。それに回りの音や明りが入ってくると気になって眠れないし。必要な部屋を整然と並べて、手堅くするのもつまらないと思うのですが、あまり大ざっぱなのは使い憎いと主張しています。そろそろ間取りを決めなくてはいけないのですが、まだ一悶着ありそうです。
5月6日(Wed):
ファミリーレストランはあまり行かないのですが、駅前にできたバーミヤンに一度くらいは入ってみようということになりました。内装は中華料理というよりも普通のレストランみたいですね。バーカウンターのようなものもありました。そんなに混んでいないようでしたが、店員は忙しそうに働いています。よく観察すると接客には3人しかいないようです。僕がこの類のレストランで気に入らないのは、客が帰った後の食器をすぐに片付けないことなのですが、片付いている席より、食器の残った席のほうが多いという状態でした。ドリンクバーがあって、頼むと自由に飲み放題らしいですが、普通の水もセルフサービスです。サービスの省略の仕方は一時期増えたガストのような感じです。その代わり、いいところは不思議と料理が素早く出てきたところと、値段が安いところです。まあ味はそれなりなのは仕方ないですけれど。駅前にある店なので駐車場はなく、歩いてくる客が多いでしょう。時間を気にせず食事をしながら長い時間居座るにはいいかもしれません。しかし周りには同じような値段の中華料理屋やラーメン屋がありますので、僕ならそちらを選びます。
5月7日(Thu):
有名なロックグループの元メンバーが自殺したというニュースが連日世間を賑わせています。昨年解散していたもののその人気はいまだ衰えず、その葬儀に大勢のファンが集まり、中には後追い自殺する人も現われているとか。ところで、どうして自殺したんでしょうね。ソロ活動も順調だったようですし、遺書の類も残っていなかったそうですから、本当の原因がわからないままです。いずれにせよ、人間、自殺してはいけないのではないかと思います。何か言いたいことがあるのかも知れない、人には言えない悩みがあるのかもしれない。しかしそれらを内に抱えて自ら死を選ぶのは、どうしても弱い人間のすることではないかと思います。後追い自殺をやめるよう呼びかける元メンバーの言葉も、それを伝えるマスコミも、彼を賛える口調が多いですが、まず基本のスタンスが違うと思います。死を以って意思を残すことができるのなら、いじめで自殺する子供が、友達に親に先生に、恨みつらみを伝えることもできると考えてもおかしくありません。熱狂的なファンが崩れ落ちるように泣きじゃくる姿を見ながら、そんなことを考えてしまいました。
5月8日(Fri):
サッカーのワールドカップの代表メンバーが発表されました。期待の若手とベテランと、誰が選ばれるのか注目を集めました。若手の注目株といえば、今年Jリーグデビューを果たした小野でしょう。おそらくチームの指令塔として期待されているのだと思いますが、今は絶対的な存在である中田がいますから、おそらく控えになりますね。同じように代表入りが期待されていた、フォワードの柳沢と違い、将来の中心選手としてじっくり育てたいという意図なのかな。しかし初戦の相手はアルゼンチンですから、負けて当然。それなら若い力で当たって砕けろという作戦もあるかもしれません。ベテラン勢ではカズも代表に選ばれました。もう全盛期の力は無いけれど、チームのために働いてくれる事を願って選んだそうです。年齢的にはキーパーの小島の方が上ですし、4年前の予選を戦ったメンバーも他に残っていますから、彼だけが歳をとっているわけではないのです。ただ周りが期待するものがいつまでも大きすぎるのでしょうね。別段彼を応援しているのではないのですが、実は彼と僕は年格好が同じようなものなのです。だから年齢がうんぬん言われるのは他人事とは思えません。がんばれカズ。
5月8日(Sat):
コータコートという、スカッシュ専門のクラブがあります。その道では有名で、スカッシュコートを9面持ち、全日本チャンピオンが所属しています。そこで行われたスカッシュの試合に初めて参加しました。参加クラスは、始めて1年程度の初心者レベルから中級者、上級者と実力別に分かれています。全日本ランクを目指す人は出場できません。もちろん初心者レベルでの出場でした。とは言え、同じレベルでも実力の差はばらばらで、上のレベルで負けるくらいなら下で勝った方がと思うような人もいますから、勝ち進むのは難しい。最初の対戦相手は私よりも経験が浅い人だったので、苦もなく勝ちました。サービスで勝負が決まってしまうので、まあ勝って当然です。取り敢えず嬉しかったですけれど。2回戦の相手は、これはもうかなりやり込んでいる人で、着ているウェアも上から下までプリンスブランドで固めていました。結果はストレート負け。まあそのレベルでベスト4に残るほどの人ですから、負けても仕方ありません。負けはしたけど、上のレベルの人の試合を見たり、同じレベルでも一生懸命打ち込む姿を見て、とても自分の刺激になりました。参加して楽しかったです。
5月9日(Sun):
かみさんが右肩が痛いと訴えます。腕を上げるのもできなくなったと。スカッシュで右腕を酷使した事が原因かもしれません。それにしても昼まではさほど痛まなかったのに、次第にじっとしていても痛むようになってきたと言います。日曜日ですから病院もやっていませんが、とにかく痛みを止めてもらおうと思って救急病院を探してあちこちに電話をかけてみました。内科の先生が当直でちょっと診ることはできないとか、レントゲンが撮れないから応急処置しかできないとか、整形外科ではなく、形成外科つまり皮膚科みたいな先生しかいないとか色々言われた末、取り敢えず連れてきなさいという病院に行き、湿布と痛み止めの薬を貰ってきました。結局レントゲンは撮れず、明日また行くことになったのですけれど。その帰りに翌朝の朝食を買おうということで近くのスーパーに行きました。かみさんは右腕を吊っているので買い物かごの支配権は私にあります。とりあえず朝食を買い、ついでに足りないものを物色します。あ、フルーツゼリーが美味しそうだ。酒のつまみも無くなったな。高菜キムチだって、旨そうじゃん。魚肉ソーセージって懐かしいなあ...。全部買ってしまいました。ちょっと寄るつもりが高い買い物になったと、かみさんは不満顔ですが、無視しました。
5月11日(Mon):
おぜき家にとって休日の早起きほど辛いものはありません。早起きといってもお昼前から出かけられる程度の時間でも、です。連休中すっかり生活ペースが夜型になっていて、そのまま先週仕事に復帰したものですから、疲れが抜け切らないままでした。普段なら週末一日は昼頃まで寝坊して、その疲れを癒すのですが、今週は二日とも出かけてしまったのでその暇もありませんでした。それ以外にも土地取得の件で色々振り回されたりと、ボディーブローの様な心労もあったのでしょう。思いのほか疲れが溜まっているようです。右肩が痛いと言っていたかみさんは、朝病院にレントゲンを撮りに行きました。ちゃんと整形外科の先生に診察して貰った結果、骨に異常はなく、脱臼の類でもないそうです。スカッシュが原因だとすればその場で痛くなるのが普通ですから、それ以外に原因があるとか。取り敢えず喉が腫れていたので、風邪から来る関節炎ではないかということで、痛み止めの注射を打ってもらって帰ってきました。そのまま家で昼寝していたところ、痛みもだいぶ楽になり、とにかく一安心でした。おそらく疲れが溜まっていたもの原因でしょうね。
5月12日(Thu):
相武台前から町田まで小田急線に沿って走る、通称行幸道路は、通行量が多く、昼間はよく渋滞することで有名です。とくに小田急相模原駅前は、信号のタイミングがよくないからか、両方向の渋滞の先頭になっています。その渋滞を回避するために裏道が使われますが、その内の一つが家の前を通る道なのです。ですから狭い道なのに車通りが激しく、しかも一方通行ではないので、慣れない車同士が擦れ違いできなくて立ち往生している姿もしばしば見かけます。行幸道路もさすがに朝早くとか夜になればスムーズに走れるのですが、何故かこの時期、駅前のところで道路工事をしています。すると、夜なのに昼間以上の渋滞ができてしまうのです。夜出かけていて帰るときなんか、そんな渋滞にはまりかけることもしばしばです。家の周りで車を運転するなら、そのような事情を頭に入れ、裏道に精通することが必須です。それから車幅の広い車も適しません。時には一方通行ではないのに、擦れ違いも難しい道を通ったりもします。自転車や歩く人もいますから、スピードは厳禁、交差点では一時停止。毎日安全運転に努めています。
5月13日(Wed):
公開から5ヵ月を経過してなお、観客動員数で上位に名を連ねている話題の映画「タイタニック」を、遅まきながら見に行きました。海老名のマイカルで上映される最終回は8時50分上映開始です。3時間を超える大作ですので、終了時間は0時15分。むろん一旦家に帰って車で行きました。実話を元にした話しで、前半が上流階級の娘と、たまたま乗船することができた風来坊の運命的な出会いから恋に落ちるまでを、後半は船が氷山に激突してから沈没するまでのパニックの様子を描いたものです。ストーリー自体は架空のものだそうですが、きっとこんなことも合ったかもしれないと思わせる内容でした。あの当時は今からは考えられない程身分の格差があったのでしょう。1等客室に乗る人々の優雅な暮らしに比べ、避難することさえ後回しにされる3等船室の客への扱いは、人の命がとても対等に扱われているとは思えませんでした。というのが一般的な見方なのかも知れませんが、実はそれよりもひどいのは、船の一番底で石炭をくべていた人達です。真っ黒になりながらせっせと働いていた彼等は、水が船内に侵入すると真っ先に犠牲になってしまいまいした。中には逃げ出せた人もいたかもしれませんが、少なくともその後の映像に彼等は描き出されませんでした。感動的な恋の物語と伝えられることが多い映画ですが、他に色々考えさせられることが多い映画でした。
5月14日(Thu):
疲れが溜まってきつかったので、有給休暇を貰ってのんびり寝坊しました。やっぱり週に一度はお昼まで寝ないと体が持たないですね。さすがにいい目覚めでした。朝昼兼用の食事は、普段なかなか行けなかったラーメン屋に行きました。起き抜けからラーメンもどうかなと思ったのですが、いい評判を聞くわりには営業時間がおぜき家の生活パターンと合わないので、こんな時に行くしか仕方ありません。相模原は千代田にある「葉月」というラーメン屋です。メニューに支那そばと書いてあるように、透明な醤油だれのスープと細いメンの取り合わせはなかなかグッドでした。最近はこってりしたラーメンを食べることが多く、昔ながらのあっさりしたラーメンを食べることが少ないのですが、ひさびさに澄んだスープの美味しいラーメン屋に出会いました。メニューには塩ラーメンや油そばもあるようですので、また是非行ってみたい店でした。帰りに、最近出来たらしい珈琲屋に寄りました。いわゆるどこかで見たような、自家焙煎を謳う珈琲屋さんの定番の内装のお店です。清潔感あふれる店内は平日の昼間だったからかお客も少なく、とても静かでした。肝心の珈琲は苦みも酸味もあまり感じられない平凡な味でしたが、一人で静かに読書したりするにはいいかもしれません。もう一度行くかと尋ねられれば、きっと行かないと答えるででしょうけど。
5月15日(Fri):
かみさんが肩を痛めたという話しはスポーツクラブで有名(?)になったそうで、一人で行くと奥様の具合はどうですかとよく聞かれます。お陰様でだいぶ良くなりましたと答えていますが、痛そうに肩をマッサージしてたりしてたのが、意外と目立っていたんだなと思いました。かみさんが肩が痛くて先に帰った日、僕は一人残ってスカッシュをしていました。それがひどい旦那だと言われていたらしいです。まあ確かに痛みが予想以上にひどかったので、一緒に帰ったほうがよかったのですが、自分がその立場でも一人で帰るかなと思ったのでそうしたつもりなんですけどね。肩の痛みの原因も結局よく分からなかったのですが、今では痛みも収まり、ほぼ日常生活に支障はないくらい回復しました。もう昔みたいに無理の聞かない年齢にさしかかってきたのですから、徐々に運動も再開するようにします。しかし、かみさんの仕事の方もちょっと忙しく、平日は早く帰ることができません。僕としては、早くかみさんがスポーツクラブに顔を出してくれないと、いつまでも非情な旦那のレッテルが貼られたままなんで、早く復帰して欲しいのですけれど。
5月16日(Sat):
かみさんが以前働いていた職場の同僚の家に、昼食に誘われました。ほかの同僚と一緒にお邪魔させて貰いました。僕はもちろんその職場とは関係無いのですが、声をかけて頂いたので行ったというわけです。場所は生田の駅から歩いて10分程度のところです。とは言っても坂の多いところですから、かなり坂を登っていった印象があります。駅から車で行くとぐるりと回らないと行けないそうで、地元の人間でないと迷ってしまいそうです。生田の駅に降り立ったのは初めてでした。駅のすぐ脇に世田谷通りが走っていて、駅前がとても狭かった。通り沿いの歩道も狭くて、擦れ違うときなど車に気を付けないと危なそうでした。尤も道は渋滞していましたけど。招待された家はいわゆる職員住宅で、建物自体は古いものでしたが、部屋はとっても奇麗に使っていました。一つ一つの部屋が大きく収納もたっぷりあるし、最近のせせこましいマンションの部屋とは違い、使い勝手もよさそうでした。しかし収納と整理の能力は生活する上で大切なことですよね。わが家は季節ものの入れ替えやをするときには、きちんと整理しようと思いつついつも無理やり物を押し込めてしまいます。それでいて家が狭いなんて文句を言っているのですから、これから家を越しても、その点だけは考え直さないといけません。
5月17日(Sun):
土地購入でお世話になっている不動産屋には、Windowsマシンがあります。インターネットのホームページを作ったり、Niftyへアクセスしたりしているようで、結構ばりばりに使っているようです。世間話しをしていてコンピュータの話しになると、どうして会社でWindowsを使って、家ではMacintoshなんだと聞かれます。まあよく聞かれる質問なんですが、どうやら全然違うOSをわざわざ使うことに疑問を持たれるようです。いくらMacintoshのよさを口で言っても、実際使って見なければわからないでしょうから、いつもありきたりの返答しかできないで終わります。しかしこの夏に、Windows使いの方にも分かっていただけるような、見ただけで惚れてしまう、久々にApple渾身のファッショナブルな一体型Macintoshが発売されます。その名もiMacといい、1299ドルという価格設定ながら、最新のPowerPC G3が搭載され、SCSIやシリアルポーとを廃止してUSBを採用するなど、システム的にも目新らしい内容です。そして何よりも魅力なのがそのデザインです。最近のPCはMacintoshに限らず魅力的なデザインのマシンが少ないですよね。リビングの片隅に置いてあってもあまり機械的に見えない、優しいデザインのマシンはあまりありません。しかし今回のマシンは違います。アップルのホームページに紹介されているように、ディスプレイ一体型の丸みを帯びたデザインに半透明という個性的なボディは、今までのパソコンのイメージを一新してくれるものだと思っています。この夏、大きな買い物が控えているのですが、その誤差範囲で何とか一台買っちゃおうかなと密かに思っています。
5月18日(Mon):
日曜の夜、何だか寝付けなくて夜中の3時頃まで眠れなかったのです。それでも朝はいつもの6時に起きて、明らかに寝不足の状態で会社に行きました。夕方、月度末で残業時間の調整もしなくてはならないので、会社を定時にあがり、必ず座れる始発の各駅停車の電車に乗りました。いつもは本などを開きながらうとうとしますが、この日は座ったらすぐにまぶたが下がってきます。よく居眠りをしているときに、身体がぴくりと動くことってないですか?机に肘を付いて居眠りしていて、ぴくっとしたはずみで肘がはずれてこけちゃうとか。自分でも気が付くのですが、僕はよくそういうことがあります。電車でもドアの脇で立ちながらうとうとしていて、膝がガクっときてしまったり、持っていた傘を落としたりとか。その後自分では何事もなかったような素振りをしますが、周囲から見れば寝ぼけているように見えているでしょうね。この日もかなり爆睡状態でしたから、意識の遠くのほうで身体がぴくぴくしているのを感じつつ、どうすることもできずに寝ていました。電車もそこそこ混んでいて、隣にぴったり人が座っていました。きっと変な人だと思われたでしょう。特に迷惑をかけているわけではないですが、ちょっとかっちょ悪かったです。この日の夜は反省して、いつもより早めに寝ました。
5月19日(Thu):
先日のスカッシュの試合の様子を、クラブの仲間がビデオに撮ってくれていました。初めて自分がプレーしている様子を見たのですが、はっきり言って下手でした。スイングもフットワークもまだまだ出来ていないということは自覚していましたが、上級者とどう違うのか、ようやく分かりました。スカッシュでは戦術的に真ん中のスペースに立つほうが主導権を握ると言われます。だから深い位置にボールを運んで相手を動かし、その位置を確保するのです。しかし僕はと言えば、ボールを打ったらそのままその位置に突っ立ていることが多い。だから反対側の遠いところにボールを落とされて追い付けなくなるのです。また本来は足を大きく踏み出して、体重を前の足に乗せてスイングするものなのですが、どうしても体ごと打ちに行ってしまう。すると打った後に次のボールに備えるための態勢が満足にとれません。スカッシュのスイングそのものはテニスと似ているのですが、もっとコンパクトに、上から打ち降ろす感覚で振ります。しかし僕の打ち方はただの手打ちになっていました。それらの反省点を頭にいれつつ、今日も練習しました。すぐに上達するわけではありませんが、少しでもきっかけになればいいと思います。
5月20日(Wed):
この時期の風物詩と言えるかどうかわかりませんが、学校の中間試験が始まっているようです。電車で通学する高校生はそれぞれ手に教科書やノートを持ち、最後の追い込みとばかりに必死に中を見ています。普段はたわいもない話しをしている子でも、だらしなく制服を着て、勉強なんか関係ないよなんて言いそうな子でも、この時ばかりは必死になるみたい。中には一夜漬けどころか浅漬けで試験に望む子もいるかもしれませんけれどね。そう言えば、筆記試験を受けるということもなくなりましたねえ。就職してから会社でTOEICの試験を一度受けたくらいかな。私生活では全くなくなりました。あの緊張感は嫌いではないので、たまには味わってみたいです。よく雑誌の広告で、各種資格取得の案内の一覧が載っていることがあります。今の職種では特に資格は必要ありませんが、何らか手に職を付けておくというのもいいかもしれないと思って、眺めることがあります。自動車の大型免許とか2種免許とかなら取れそうだし、将来役に立つこともあるかもしれないと思ったりします。そう考えると何も特技の無い人間なんですよね、僕って。
5月21日(Thu):
組織の再編があることがアナウンスされています。うちの部署でも順次、所長との個人面談が始まっています。所長も忙しいらしく、私の面談日は週明けになるそうです。先日、常務から話しがあったときは具体的な体制が示されませんでしたが、噂話しが色々広まり、それによると研究所のスリム化を考えているとか。このまま研究所に残るか、それとも開発に移るかその選択が求められているそうです。面談で聞かれることは判っていますので、その答えをどうしようかと考えている所です。とは言っても大したこと言えないと思いますけど。会社に入社して6年、この中井に来てからほぼ3年がたちました。仕事が変わらずに部署が変わったのが2年前でした。その時も結構大きな変化だったように記憶しています。全員の名刺を作り直すのは勿体ないから、新しい職場名のスタンプを作ってぺたぺた押したものでした。つい先日新しい名刺を印刷してもらったばかりなのに、また内容が変わってしまうのでしょうね、きっと。またスタンプ押すのかな。格好悪いんですよね、あれって、人に渡すとき。
5月22日(Fri):
インドネシアのスハルト大統領が辞任を表明しました。32年間の長期政権が終わったそうです。国民に鬱積していた不満が、決して少なくない貴重な命と引き替えに、大統領に決断をさせることができたようです。権力を集中させたり、一族に特権を与えたりということは決して褒められたものではないでしょうが、それにしても、32年間大統領であったことに驚いてしまいます。僕が生まれた頃からずっと大統領をしているのですから。日本では32年前の総理大臣はだれだったのか、よく知りませんが、今とは経済状況も国際情勢も違いましたし、それから時代の波に揉まれて日本も色々変化してきたということは、あらためて考えるまでもないでしょう。その間一人で国を仕切っていたのですから、その政治手腕は僕の想像を遥かに越えています。フィリピンの故マルコス元大統領も、似たように長期政権であったように記憶しています。国外に亡命した後に公開されたマラカニアン宮殿の豪華な暮らしぶりは、貧困にさらされる人達の生活と対照的であったことを覚えています。最初から贅沢をしようと思ったわけではないでしょうから、きっと感覚が麻痺してしまうのでしょうね。権力は魔物です。
5月23日(Sat):
所用があって、都内に車で出かけました。帰りがけ、新宿で買い物をしました。路上駐車もできないでしょうから、伊勢丹のクイーンズシェフがあるところの駐車場に入れました。ちなみに、クイーンズシェフとは伊勢丹の食品館で、本館から少し離れた位置にあります。しかしここには知る人ぞ知る、本館までの無料送迎バスが走っているのです。時間にしてものの5分くらいしかかかりませんが、楽だし、ちょっと得した気分です。伊勢丹の本館の駐車場は、その送迎バスの出入りと、本館駐車場に入る一般車と、客待ちのタクシーが交錯する場所にあります。もちろん歩く人も多い場所ですから、ややもすると、事故の起きやすい、とても危険な場所です。しかし、伊勢丹が用意している交通整理係の人は、見事に毅然とした態度で車や人の流れを仕切っています。たいしたものです。伊勢丹の駐車場は5000円の買い物をすると2時間無料になります。あまり車で新宿に行くこともないでしょうけど、ちょっとした買い物をする予定があるのなら、クイーンズシェフの駐車場は意外と穴場かもしれません。
5月24日(Sun):
横浜にあるスポーツクラブとうちのクラブとのスカッシュ対抗戦に行ってきました。各々のメンバーの技量レベルを合わせて、1人2試合くらいずつ戦いました。僕の初戦は惨敗でした。見ている人から様子を聞くと、普段と違って打ち急いでいたとのこと。自分では落ち着いていたつもりだったのですが、試合となると気持ちばかりが焦ってしまったようです。次の試合は、相手が還暦そこそこのお年のご年配の方でした。お腹もかなり出っ張っていらっしゃるし、フットワークも失礼ながらあまり軽快とは行きません。スタミナでも勝てるでしょうから、まあ楽勝かと思いました。しかしところが、とんでもない。かなりの経験者らしく、一つ一つのショットが筋金入りで鋭いのです。少しでも甘いボールを打つと、厳しいところに攻められてしまいます。案の定1ゲーム目は落としてしまいました。2ゲーム目も同じようなペースで進みます。このゲームを落とすと負けですから、何とか粘り、サーブ権の奪い合いに持ち込みました。さんざん粘った後、ようやくこのゲームを取ることができました。ファイナルゲームも似たような展開。先行されながらも何とか粘って、逆転で勝つことが出来ました。スカッシュはスタミナとフットワークの良さがものを言うと思っていたのですが、それだけではないようです。今日もまた勉強になりました。
5月25日(Mon):
松田聖子が電撃再婚というニュースが流れました。お相手は6歳年下の歯医者さんだとか。出会ってから一月半でゴールインとなったそうです。挙式後のウエディングドレス姿のインタビューを見ましたが、「ビビビっと来たから」結婚することに決めたそうです。まあ実際結婚を決心するのはそんなところなんでしょうが、それをそのまま言ってしまうところが、彼女らしいと思いました。このところ、突然結婚しましたと発表する芸能人が多いですね。つい先日も雛形あきこが結婚を発表したばかりです。今やママになった安室奈美恵もしかり。これだけ芸能レポーターがアンテナを張っている中でのことですから、追いかけられるほうも隠れ方が上手になったのでしょう。もっとも、たとえ交際が見つかっても堂々としていれば、何やかんやと書き立てられることもないようです。先日Puffyの由美ちゃんの交際が報じられましたが、そのことに関する取材陣宛の彼女の直筆のファックスには、「付き合い始めて間もないですから。ほっといてください」と書いてありました。あっけらかんとした態度はあっぱれでした。
5月26日(Tue):
会社の経費削減の一環で、海老名グランドの夜間使用が禁止されました。照明設備を使わないようにということらしいです。平日の使用は7時までになります。今まで7時からサッカーをしていた我々としては寝耳に水でした。しかし、グランドのみならず、体育館の使用も制限されるそうですから、我々の様な草サッカーチームだけでなく、会社公認のクラブ活動もやりにくくなることでしょう。まあ休日に借りればいいのかもしれませんが、それは他のクラブも同じこと、思うように予約も取れないでしょう。ようやく暖かくなり、外で運動するのに気持ちいい季節になったのに、残念なことです。でも黙って指をくわえていても仕方がないですから、外のグランドを借りることを計画しています。聞くところによると、海老名市の幾つかの公立の学校に照明設備があって、抽選で使用料を払って借りることが出来るそうです。使用料といっても参加人数で頭割りすれば大した額ではなさそうなので、今はその方向で話しを進めています。でも問題なのは、抽選をするのに団体登録をし、抽選の申し込みに行かねばならないこと。平日しか受け付けてないとしたら、どのように申し込み書を持って行けばいいのかということです。外回りの仕事であればちょっと立ちよってなんてできるでしょうが、一日中会社にいることが多い我々ですからねえ。いったいどうなることやら。
5月27日(Wed):
小田急相模原駅の駅ビル商店街、すなわち小田急マルシェに、ランジェリーショップ高正という店があります。その名の通り女性物の下着を扱うお店です。自分が意識しすぎるのかもしれませんが、そういう店の前を通るのが照れ臭いんですよね。それはデパートの下着売り場なんかでもそうなんですが、その売り場があるとついつい目を背けながら歩いてしまいます。他の男性がどう感じるのか分かりませんが、すけべそうな目をして見てるなんて言われそうだと思っちゃうのです。先日、その小田急マルシェの空きスペースで、珍しく男性物の下着のセールをやっていました。安いのかなと思って覗こうとしたのですが、よく見ると会計はランジェリーショップ高正でお願いしますと貼紙がしてあるじゃないですか。女性物の下着を買うわけでもないですが、あの店の中に入って行ってレジまでたどり着く勇気は無いと思ってあきらめました。また、マルシェの入り口に小さなショーウィンドウがあるのですが、何気なくそこを見ながら歩いていたら、高正の店の商品が色も鮮やかに飾ってありました。おおおおぃ、やめてくれぃ。
5月28日(Thu):
マクドナルドのような食べ物をファーストフードとはよく言ったもので、本当に短時間で食べることができます。先日、秦野の駅で、次の電車が来るまで5分ほど余裕があったので、マクドナルドに入ってハンバーガーを食べました。無理かなと思っていたのですが、急いで食べたらその電車に乗れちゃったんです。立ち食いそばのように熱くもないから、結構食べられちゃうものですよ。ところで、今マクドナルドではポテピリバーガーという期間限定品を売っています。胡椒とポテトを使ったソースを肉に乗せたハンバーガーですが、驚くのはそれが1個100円であることです。普通のハンバーガーでも130円しますから、これはかなり安い。コンビニでおにぎり買うのと同じ値段です。マクドナルドではこのような期間限定品を次から次へと出してきます。定番商品の半額セールだったり、ただ具の組み合わせを変えて面白いネーミングを付けただけだったりしますが、値段が安いときはたまに買います。その時ももちろんポテピリバーガーを頼んだのですが、一緒に頼もうとした飲み物がどれもハンバーガーより高かったのは妙な気分でした。家に持ち帰って食べるような時は飲み物は頼みません。そういう時は、ちょっと恥ずかしいけど、例えば「ポテピリバーガー1個下さい」と頼みます。そうすると、お店のお姉さんは丁寧に復唱してくれちゃうんですよね。
5月29日(Fri):
暖かくなってきたからでしょうか、最近家で小さいゴキブリが大量に発生しています。台所からトイレまであちこちで見かけるようになりました。大きいやつは気味が悪くて苦手なのですが、小さいやつならすぐに潰すようにしています。それが大きくなって部屋の中を徘徊すると思うとおぞましいですから。どこかにゴキブリの巣があるのでしょうか。できれば一網打尽にしたいとろですが、バルサンのような、部屋中を煙で充満せせるタイプの殺虫剤は、食器とか食べ物への影響が心配で、あまり使いたくないんです。せいぜいゴキブリほいほいにかかってくれるのは待つか、見かけたら殺虫剤を片手に追いかけるくらいです。そういえば、もうそろそろ蚊も発生するころです。夜いつの間にか蚊に刺され、痒くて目が覚めることが毎年幾度かあります。かみさんと近くに寝ているのに、そういう時は不思議と刺されるのはどちらか何ですよね。隣ですやすや寝ている寝顔をうらめしく思いながら、虫刺されの薬を付けて、遅ればせながら蚊とりマットをセットして再び寝ます。夜中に起こされるって不機嫌になるんですよね。
5月30日(Sat):
久しぶりに晴れた休日、出かける用事もなかったので、気合いを入れて家の掃除を始めました。実を言うと、先週忙しくて掃除できなかったんです。そのついでに冬の間出してあったホットカーペットを仕舞い、替わりに扇風機を出しました。ホットカーペットは畳みの部屋に置いてあるのですが、それを片付けてひんやりした畳みの上に座るのが気持ちいいです。畳みと女房は新しいほうがいいなんて言葉もあるのですが、現在の生活パターンから考えると、和室の部屋よりフローリングの洋室のほうが使い易いようです。広告で見たりする新築住宅の間取りでも、和室は、リビングルームの隣に申し分けなさそうにしか付いていません。お客さんが来たときに泊まって貰う部屋として使うことが多そうです。逆に言うと、その部屋で自分達が過ごす時間はあまりないということ。ということで、自分達が今考えている家の間取りでも和室はありません。畳みがなくなるのも寂しいので、なんとか工夫したいと思ってはいますけど。ところで、家の掃除ですが、始めた勢いはよかったものの、扇風機を出したところで疲れてしまいました。その後はまた来週ということで。
5月31日(Sun):
よく晴れ上がった5月最後のこの日、相模川でバーベキューをしました。スポーツクラブの仲間で行ったので、集合はクラブの駐車場。そこから買いだし部隊と場所確保部隊に別れて相模川は小倉橋のたもとへ向かいました。いい天気だったのですがさほど混雑もせず、飲んで食べて楽しく過ごしました。小倉橋は車のすれちがいも難しい細い橋ですが、今新しい橋を建設している途中です。下から見上げるとかなり高い位置に橋ができるようですが、上の方の作業現場で働く人がいるんだと思うと感心してしまいます。自分は足がすくんでとてもできやしないでしょう。一日外にいるとかなり日にも焼けますが、やっぱり最後はお風呂に入ってさっぱりしたい。帰って来た時間にはもうスポーツクラブは閉館していましたから、みんなで大和にあるハッピーランドに行きました。サウナの他に3種類のお風呂があり、仮眠室と宴会場があって一人1800円。設備はかなり年期の入ったものでちょっと割高かな。行ったことはないのですが、最近よく話しを聞くスーパー銭湯などと比べると、ちょっと見劣りするのではなかなと思いました。でも24時間営業なので、仮眠室で泊まるような使い方をする人には便利なのかもしれません。

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