1998年4月の戯れ言
1998年
- 4月1日(Wed):
- 春になったかと思ったら、一転冷たい雨の降る一日でした。4月1日と言えば、入学や就職など、新生活の始まりを迎える人も多いことでしょう。思い起こせば6年前、やはり雨の降る中、都内で入社式に出席していましたっけ。そのまま研修所に入るので、大きな荷物を持ってラッシュの電車に乗ったのを覚えています。入社式に参加した人が800人位いたでしょうか。バブルの名残がまだ残っていた頃でしたから、まさに売り手市場という状況でした。しかしその後年々採用人数も減ってきたようで、今でも就職難状態が続いています。あの頃とは世間の状況は全く変わってしまいましたからね。企業の倒産話しも全然珍しいことではありません。話しによると、4月1日をもって倒産した会社もあるそうですね。ゴム靴製造大手のアサヒコーポレーションです。何でも今年の就職内定が決まっていた人が28人いたそうです。まさに寝耳に水の状態だったでしょう。これだけ倒産話しを聞いているともう慣れっこになってしまいますが、さすがにこれは気の毒に感じます。エイプリルフールで冗談でしたとなれば笑い話しで済んだでしょうけれど。
- 4月2日(Thu):
- 会社に行く時に持つ鞄は何を基準に選んでいますか?僕の場合、毎日大きな書類を持ち歩くわけではありません。一応ソフトスーツケースを持っていて、A4の書類とかノートパソコンとかを運ぶ時に使いますが、普段は小さい鞄で済むはずです。そう思ってお気に入りの鞄を探しているのですが、なかなかこれと言ったものに巡り会いません。鞄の中味はハードカバーの本と財布とかキーケースとかです。でも見た目よりも沢山ものが入ったほうが便利かな。折り畳み傘が入れば文句ないですが、そこまで行くと大きくなってしまいますよね。機能的で形がよくて、持ちやすいものを探しています。今使っているのは買うときはよさそうに見えたのですが、意外に肩掛けベルトが持ちにくいのが難点です。中にあるポケットが一杯あって一見便利そうに見えた間仕切りも、結局中を狭くしているだけなので思ったより物が入りません。どこかにこれだという鞄ないかなあ。
- 4月3日(Fri):
- アウトドアウェアを中心に扱っているエディーバウワーの店は、最近あちこちに見かけるようになりました。最初に知ったのは横浜のクイーンズスクウエアの店で、その後新百合が丘にでき、つい最近も新宿にできたりしていましたが、ついに相模大野にも出店しました。開店初日のこの日、セールでもやっているかもしれないと思って行ってきました。場所は伊勢丹の前にあり、ワンフロアーだけですが、そこそこ広い売り場でした。驚くほど安いものはありませんでしたが、相模大野に来たときは時々寄ってみようかなと思う店でした。取り敢えず、小さい肩掛け鞄を買いました。車で行ったので、駐車場は同じビルにあるところに入れました。料金は最初の30分は300円で、以降は15分毎に150円だそうです。伊勢丹やエディーバウワーで買い物をすると駐車料金がただになりますが、エディーバウワーの場合は3000円買って1時間だけ無料になるようです。今どきちょっと率が悪いですよね。相模大野で車を停めるときは、MORE'Sの駐車場をよく利用します。1000円の買い物で2時間無料になるからです。無印良品の店や、食料品売り場で1000円位ならすぐに使えますから
ね。相模大野では穴場ではないかな。
- 4月4日(Sat):
- 久しぶりに高田馬場で飲みました。大学の研究室のOBの集まりでした。待ち合わせ場所のBIGBOX前はいつ行っても大学生で一杯です。いつもの居酒屋で昔話しに盛り上がった後2次会へ。駅でおねえちゃんにチラシを貰った店に行こうということに。後から思えば、そのおねえちゃんはダミーだったのでした。中は今どきこんな店があるだろうかという位のめちゃくちゃぼろい店。しかも直前にいたという高校生の団体がものすごく暴れたらしくて、ソファーからテーブルから床までビールでべたべたでした。前金を払って店の外で待っていたときに出てきたその高校生は、確かにめちゃくちゃでした。上半身裸でビールを巻き散らしながら出てくる奴もいれば、路上で下も脱いでガッツポーズしているやつもいれば、通りかかる車を囲んでぎゃあぎゃあ騒ぎ、後を走って追いかけていっちゃったり...。しばし唖然としてしまいました。その後居心地の悪い店でしかたなく飲んでいたところ、彼等の正気な何人かが、財布を落とした人がいるというので戻ってきました。なんでも3つ無いとかいう話しで、足元とか落ちて無いですかと聞きます。どんなやつなのと言ったら、グ
ッチにヴィトンにプラダだって。勝手に探したら!
- 4月5日(Sun):
- この歳になるとさすがに新しいことに挑戦することが難しくなってきました。人に物を教わることへの抵抗というのでしょうか、恥ずかしい気持ちがあるんですよね。スカッシュを始めて半年くらいになりますが、最初に基本を少し教わってからはやはり自己流でやっています。でも物事の基本を教わることは長続きするためにも大切です。時々上手な人にアドバイスをして貰うとなるほどと思うことがままあります。ただ適当に楽しむだけなら、そういうことに耳も貸さず、自分の好き勝手にやってもいいでしょう。しかし向上心を持ってやった方が張り合いがあるし、より多く楽しめると思います。体育会系のりで素振りを何千回もやろうなんて思いませんが、モチベーションを高めるために今度スカッシュの大会に参加することにしました。経験別にグレードが分かれている大会で、もちろん初心者向けのレベルに出ます。今はその大会で一回戦突破を目標に練習しています。
- 4月6日(Mon):
- 車も買って3年となると、汚れていても気にならなくなります。なんて言うのは嘘で、新車の頃から車が汚れていても無頓着でした。点検などでディーラーに乗って行くと、いつも埃だらけで呆れられていました。それでも新しいうちは自動洗車機に入れるのはためらっていたのですが、それももう解禁することにしました。最近はガソリンスタンドに、自分で運転してベルトコンベアの上に車を乗せ、自動的に洗車してもらう機械が置いてあります。ワックス洗車でも300円なので、給油のついでに使ってみました。入り口で料金を入れ、車のタイプの選ぶボタンを押してスタート地点に車を移動します。すると高速回転するブラシが車を囲むように迫ってきて、ボディを叩きます。間違っても窓を開けっぱなしにしない方が身のためです。後は黙っていればものの数分で洗車が終了してしまいます。ワックス洗車といってもその効果はたいして持続しないでしょうけど、そこそこ奇麗になるし、手軽に洗車できるのでこれからもちょいちょい使ってみようかなと思いました。それから数日経ってディーラーに行く用事がありました。担当の営業に「今日は車きれいでしょ」と
言ったら、「これでですかぁ?まあ、おぜきさんにしては奇麗ですけど」だそうです。
- 4月7日(Tue):
- 朝から雨でしたので、傘をさして家を出ました。最近使っている傘は、通常のより長いものです。広げたときの面積がたっぷりしていて、荷物などが濡れないのがいいところです。逆に畳んで持つときちょっと不便です。立てて持とうとすると、思ったより取っ手が高い位置にあるので、気を付けないと引きずってしまいます。また電車やバスで座るときもどうも持て余してしまいます。一方、雨が降るかもしれないような時には、折り畳み傘を持って出ることもあります。しかしいざ使うとなると、これは逆に閉じたときの長さが短いですね。電車に乗って立つとき床まで届きませんから、しっかり手で持つことになります。折り畳み傘は携帯するには便利ですが、使うときはちょっと不便です。ただの我がままかもしれませんけれど。ところで、傘を持って歩くときに、傘の真ん中あたりを握り、取っ手を前に、石突きを後ろに向けて持つ人がいます。確かにそれだと歩きやすいのですが、ちょっと考えてください。例えば階段を上がるとき、すぐ後ろを歩く人の目の前に石突きが来ます。しかもそれを自然に前後に降りながら歩いていたりすると非常に危
険です。若干先端恐怖性の気があるからかもしれませんが、いつも気になります。お気付きでない方、やまめしょう。
- 4月8日(Wed):
- 共働きをしていると苦労するのが洗濯です。特にこのところの天気のように雨が多いと困ります。乾燥機も使いますが、少なからず生地がいたんだり縮んだりということがありますので、外に干さざるをえないものがあるからです。一日だけでも雨が降らずに持ちこたえてくれればいいのですが、夕方から雨になるとか言われるとどうしようか判断に迷います。この日も前日までの雨が上がったので大丈夫だろうと思って洗濯しました。朝出掛けに干して行きましたが、予想に反して夕方頃から怪しい雲行きに。急いで帰って家に着いた時には案の定パラパラと雨が落ちてきていました。取り敢えず家の中に入れたものの、完全に乾いていないのでそのまま干してあります。狭い家ですから、部屋を移動するときには腰を屈めて洗濯物を除けながら歩かなくてはなりません。独身寮にいた時は毎日のように部屋に洗濯物を干していましたが、やっていることは今もあまりかわらないみたいです。
- 4月9日(Thu):
- 牛丼の吉野屋は、ほんの一週間だけ、牛丼100円引きセールをやっていました。たまたま先週その話しを聞き付けて行ったのですが、店の中にはウッチャンナンチャンを起用したポスターが貼ってあって、短い期間のセールにしてはえらい力の入れようでした。どうやらテレビのCMにも彼等が出演していたようですね。とにかく、もともと400円の並牛丼が300円になるわけですから、これはお得でしょう。そのセールもこの日限りだったので、もう一度行ってみるかということでスポーツクラブの後行きました。そしたらなんと100円引きは午後8時までだったそうで、あんなに宣伝していたポスターもすっかりはずされていつもの店に戻っていました。何か騙された感じで、結局店には入りませんでした。どうして午前0時迄やらないのでしょうか。とは言え、牛丼は周りのファーストフードに比べて値段が上がっていないと思いませんか。400円でラーメンを食べようと思ってもなかなかないですからね。
- 4月10日(Fri):
- 平日はあまりお酒を飲まないようにしています。もともと肝機能が強くないのか、血液検査などをすると、とくに不摂生をしていなくても値が高くなってしまうのです。毎日少しずつ飲むのはよくないと思い、とりあえず身体のことを気遣って、飲み会でもない限り平日はお酒を控えています。ということで、平日スポーツクラブに行って汗を流しても、そのあとビールを飲んだりはしません。美味そうだとは思うのですが、平日は我慢しています。でも金曜日となると話は別です。それでもいつもは家に帰って飲むことが多いのですが、この日はスポーツクラブの帰りに仲間と食事に行って、生ビールをぐいっとやりました。いやー美味しいですねえ。空きっ腹に冷たいビールとピリ辛の中華料理。最高の組み合わせです。いい気分になってたっぷり食べてしまいました。とっても幸せな気分でした。一週間我慢したかいがあったってものです。
- 4月11日(Sat):
- 小田急相模原あるいは相模大野駅から歩いて10分圏内で、4mを超える道路に接していて、陽当たりがよく、周りの環境がよくて、30坪以上の建築条件がない更地。それが我が家で探している物件の条件でした。とはいえ、このご時世ですから、なかなか好条件の物件はないものです。そうやって探し始めて半年くらいたったでしょうか。幾つかの不動産屋に声を掛け、近所の物件をさんざん見て回って来ましたが、ついに、とうとう、ようやく、ほぼ希望にあった土地が見つかりました。正直言ってほぼ不可能かと思ってあきらめていた上に挙げた条件も、全てクリアしています。ただし当初の希望より価格が高かったのですが、それは土地が思ったより広かったためで、それもよしということにしました。この日の午前中、不動産屋に行って手付け金を払って契約を交わして来ました。多少緊張しながら、契約事項を説明して貰い、名前を書いて、判子をぺたぺた押して来ました。ローンの計画がまだ確定していなかったり、建物に付いては全然決まっていませんが、とりあえずマイホームへの第1歩を踏み出しました。
- 4月12日(Sun):
- スポーツクラブの仲間から、焼き肉するから遊びに来ないかと誘われて行きました。日曜日の夜ですから、いつもならのんびりと過ごすことが多いのですが、焼き肉と来たらやはりビールは欠かせないでしょう。ワンルームのアパートの1室で、6人でホットプレートを囲んでにぎやかに飲んだり食べたりして、気が付いたらすっかり良い気分になっていました。その時いたのは年齢的には離れている人達なのですが、不思議とそんな差を感じません。とりとめもない話しをしている内にあっという間に夜も更けて行きました。月曜日から仕事が始まると思うと普通は気が重くなるのですが、お酒が入ってそんなこともすっかり忘れ、ただひたすら酔っ払ってしまいました。そんな時って家に帰ってから後悔するんですよね。あんなに飲まなきゃよかったって。今週末はなんだかんだで結構飲みました。きっと体重も増えていることでしょう。また一週間汗をかくのが楽しみです。
- 4月13日(Mon):
- 嫌煙権を堂々と主張できる世の中になり、煙草を吸われる方もさぞや肩身の狭いことでしょう。電車や飛行機などもだんだん禁煙席が増えていると聞きます。嫌煙権があるなら、喫煙権もあるだろうという主張もあるようです。そりゃ趣味嗜好の問題ですから煙草を吸おうが、珈琲を飲もうが人から指図される筋合いはないでしょう。ですから喫煙スペースで煙草を吸うのは何も思いません。いやならそこを避けて歩きますから。でも今だに喫茶店となるとなかなか分煙は進まないようです。とくにドトールの様な立ち飲み珈琲屋さんは店が狭いせいからかどうしようもないです。外出先でちょっとだけ時間を潰したいときなどたまに入りますが、くっつき合うようにして座る隣で吸われるとさすがにつらいですね。気付かないだけなののでしょうが、本などをめくるために煙草を指に挟んで火のついたところをこちらに向けられるといい加減、煙いです。
- 4月14日(Tue):
- 東京流通センターという、始めて訪れる場所で行われているセミナーを聴講してきました。最寄りの駅は浜松町から出るモノレール線の流通センター前。モノレールに乗るためには乗り換えが面倒ですので、京浜東北線の大森駅からバスで行くことにしました。お昼からのセッションに行くために取り敢えずは電車に乗って大森駅へ。まだ12時前でしたが、尋ね先がどんな施設かわからないので早めの昼食をとりました。駅ビルのレストラン街へ上がると、天ぷらの銀座「ハゲ天」の文字が。社食に辟易している身だし、たまにはいいかと思いながら贅沢にもお昼の天ぷら定食を頂きました。天ぷらと言えばビールが付き物ですが、そこはぐっと我慢しました。その後、駅前のバスターミナルに行くと、平和島に行くバスがたくさん出ています。それに乗り込むのはラフな格好のおじさん達。バス停の脇にはレース予想を載せた新聞を売るおばちゃんもいます。そうなんです。平和島の競艇場へ行くバスなんです。平日のそれも昼間から競艇に行く人って結構いるもんなんですね。
- 4月15日(Wed):
- 家に早く帰り、時間があると平日でもスポーツクラブへ行きます。着替えてからまずすることは、血圧と体重の測定です。毎回測ってその変化をチェックしますが、最近はどちらも安定しています。ところでその測定した値は日付と共に毎回個人のカルテに書き込むわけですが、ふと気が付いて、いったい自分は一年に何回クラブに来ているのだろうと思って数えてみました。すると、昨年一年間で167回。2日に1回とまでは行きませんが、それでも結構通ったものです。うちのクラブは正会員でも月会費の他に利用料を払います。一回に付き300円プラス消費税ですから、去年は50000円以上のお金をこつこつ払った計算になります。ちりも積もればなんとやらですね。聞いたところによると、年間で370回来たという人もいるそうです。年末年始やお盆など休館日もありますから、幾度となく1日に2回以上行った日もあるという計算になります。それに比べればまだまだ甘いです。ところで、ついでに今年に入ってから通った回数も数えてみました。正月から今日までで105日が経過していますが、自分が通った回数は63回でした。今年はちょっとハイペースです。
- 4月16日(Thu):
- とうとう有給休暇を使える期限が迫ってきてしまいました。昨年度より持ち越してきた残りで、4月20日までに使い切れなかった分は積立てされてしまいます。私の場合、明日最後にもう一日休みますが、それでも3日分が残ります。もう少しだったんですけどね。積立有給は、例えば病気で医者に通ったとか、家族の介護のために使ったとかそれらを証明できるものがあれば使えますよね。ただその手続きが面倒なだけ。実は、去年風邪をひいた時に使ったことがあるんですよ。熱が下がらなくて3日ばかり会社を病欠したのですが、その時の休みは積立休暇から充当してもらいました。医者に行った証明は治療代のレシートのコピーと診察券で大丈夫でした。休んだ1日目と3日目に行ったということで3日分使えました。まてよ、そうすると結局今年残った3日分はそこで使っていたということになるな。ということは丁度今年の有給休暇は20日を使い切ったことになるのか。うーんそれなら無駄なく使えたということにするか。
- 4月17日(Fri):
- 久しぶりに市役所に行きました。いくつかの証明書を貰うためです。座間市の市役所はしばらく前に建て替えられたのですが、新しくなってからは入ったことがありませんでした。駐車場は地下にあり、そこからエレベーターで上がります。雨が降っていたのですが、濡れずに済むので助かります。最初から好印象です。昔の市庁舎はいくつもの建物ばらばらにがあって、しかも中はたいへん狭かったのですが、新しい建物は、中に座間名物の大凧が飾れる位の吹き抜けがある、ゆったりとした作りです。働いている人も全然気分が違うだろうなと思います。最近は住民票や印鑑証明を休日でも取れるようなカードを発行するところが増えているようですが、座間でもその仕組みを取り入れていました。自動販売機にカードを入れ、暗証番号を入れると書類が印刷されるという按配です。証書には上記を証明する旨の市長の印鑑が押されますが、この自動販売機から出てくる証書にもちゃんと押されていました。すごいことするなと思ったけど、あらかじめ印鑑だけ押した紙が入ってるんでしょうね。
- 4月18日(Sat):
- この3月に家を新築した会社の同期の家に遊びに行きました。今後の参考にさせて貰うつもりでした。大手メーカーで作って貰ったそうで、よくは分かりませんがきちんとした造りなんでしょう。やはり新しい家は気持ちいいです。聞くと間取りも色々苦労があったそうで、施主の苦労がちょっとだけわかりました。その家のある場所は横浜の泉区です。あまり行ったことのないところですが、小田急線の湘南台の他に、相鉄線の終点「いずみ中央」駅が近いそうです。駅ビルにあるスーパーに買い出しに行きましたが、思ったより大きな駅でした。これから相鉄線は湘南台まで延びるとか。また市営地下鉄も近くに通るそうで、ますます便利になる地域みたいです。ところで、この日は別口の飲み会がおださがでありました。参加すると返事をしていたので、乾杯の酒を直ぐにお茶に変え、早々と帰って来ました。小田急線沿いに北上するのは時間がかかると思っていましたが、たまたま瀬谷を通る空いている道を使ったところ、思いのほか50分程で家につきました。道を選べば早いものです。もっとも助手席に乗っていたかみさんは、酒ではなく車に酔っていましたけど。
- 4月19日(Sun):
- 建築条件がない土地を手に入れるということで、上に建てる建物は色々選択肢があります。建物の勉強にハウスメーカーの住宅展示場を見に行くと、モデルルームの払い下げとか、特別企画で建物を格安提供という抽選をしています。確かに当たれば安くすむようです。しかしこれはメーカーの手だという話しを聞きました。なんでも、メインの抽選にはずれても、何百万相当の特別プレゼントというのがかなりの確率で当たるそうです。それに当たったからということでそのメーカーで建築を依頼するという按配です。言葉は悪いですが、格安条件を餌に客を獲得するということなんでしょう。確かにその類の抽選に申し込みたい旨を伝えたところ、すぐに積極的にこちらの条件を聞いて間取りのプランとかを提示してくれました。しかし当たらなかったら頼むつもりは無いと言ったところ、それなら取り敢えず通常の条件で見積りをするからそれを見て考えて欲しいとのこと。早速自宅までその見積書を持って来てくれました。見ると確かに高い。名の通ったメーカーの作る建物は安心できるかもしれませんが、そんな手にはまるのもなんか悔しいですよね。
- 4月20日(Mon):
- よく行く喫茶店の営業時間は、午後2時頃から午後12時頃とあいまいになっています。夜は客の入りによっては午前1時頃まで平気で開いています。始まる時間もマスターが来た時間になりますから、これも結構アバウトです。例えば昨日、夜8時を過ぎて店に行ったら、定休日でもないのに店がしまっています。仕方がないなと思って、一応マスターの携帯電話にプチメールのメッセージを送ってみました。すると程なく電話がかかってきて、9時から店を開けるからもしよければ来てくださいとのこと。それではお言葉に甘えて、なんていう気はさらさらなく、電話をかけてよかったと思いながら、一旦別の用事を済ませてから店に行きました。するとなんてことでしょう、店は満員盛況ではないですか。ついさっき店を開けたとは思えません。なんでも店を開けたら堰を切ったように客が来たとか。とはいえ、その時間から開けても充分客が入るのだから、たいした店です。この日も7時頃に店に行きました。不動産屋と話しがあったのですが、その後食事に行って再び店に戻り、結局10時頃までいました。この日も時間が遅くなればなるほど客が増えていきました。
- 4月21日(Tue):
- 会社の居室の机には、以前業務用のメインマシンとして使っていたPCが今だに置いてありました。インテル社のPentiumが発売された初期のCPUで、駆動周波数は90MHzです。丁度CPUにバグが見つかって大騒ぎした頃のPCです。確かこのマシンもその為にCPU交換をした覚えがあります。HDDの容量は540MB。いまや一つの大容量のHDDを細かく分割して使う時代ですが、この容量ではそんな余裕ありませんでした。OSがWindows3.1からWindows95に変わり、WWWやMS
Officeなどの重量ソフトをこなすようになってパフォーマンス不足が目立つようになり、今では第一戦を退いて、新しいソフトを試しにインストールするための実験機として使っていました。しかしこの度その役目も引退させ、ついに机の上から撤退させることにしました。社内で独自に使っているソフトががインストールされているのはそのマシンだけですが、そのシステムもついに他のシステムに置き換わったのでもういいかな、ということです。我々の使っている机の上にディスプレイ2台はつらく、書類を置くスペースさえなかったという理由もあります。とにもかくにも、ご苦労さまでした。
- 4月22日(Wed):
- 浅田次郎のエッセイ集「勇気凛々瑠璃の色-福音について」を読み終わりました。これは同名のエッセイ集の第3部で、週刊誌に連載されたものの続きが収録されています。巻末のあとがきで筆者も書いていましたが、第1部から読んでくると作家として名前が売れていく過程がありありと分かります。今回の中に短編集「鉄道員」で直木賞を取った時の顛末が載っています。前に一度、ノミネートされていながら落選したときの悪夢がよぎり、発表を待つ瞬間の緊張した場面や、受賞が決まったあとのフィーバーぶりなど、他人毎ながらうれしく思ってしまいました。作家になって顔が知られるようになると、音信不通だったかつての友人に思いがけず出会うことがあるとか。そういう事がある度に、自分は周りの人に助けられながら作家になれたことを実感し、本人曰く「作家になった、直木賞を取った」ではなく、「作家にして貰った、直木賞をいただいた」んだそうです。それらも含めこのエッセイ集はなかなか面白かったと思います。たまに聞きなれない言葉遣いをしますが、全体に文章が読みやすく、私のような駄文を書いている者にはとても参考になりました。
- 4月23日(Thu):
- パソコンを1台引退に追いやって、実は一番よかったのは机が広くなったことです。今業務で使っているメインのマシンの他に、前から置いてあったそのPCもそのまま使っていたからです。決して広くない机の上に、17インチとはいえ、モニタ2台を置くのはかなりの無理がありました。机の上では普通資料を読んだり、ノートを広げてデータを整理したりするものでしょうが、A4サイズの書類を縦に置くスペースさえありませんでした。それでも資料は色々増えていきますから、もう整理もへったくれもない状態でした。しかしこの度空いたスペースを整理したら、ようやく人並みの空間ができました。モニタに迫られるような圧迫感もなくなり、精神的にもリラックスできるように思います。ところで、その古いPCはどうしたかというと、一応まだ資産なので捨てるわけにはいきません。そういうわけで、今は足元に隠してあります。本体は立てて机の下に。そして付属のキーボードやマウスは床の下に...。
- 4月24日(Fri):
- IDOの携帯電話の独自サービスであるプチメールは、使う人が増えれば増えるほど面白くなります。よく行く喫茶店でも我々の販促運動が功を奏したのか、プチメール使いが増えています。使ったことが無い人はそんなの必要無いと言いますが、結構使い道があるんですよ。電車でもバスでも話しをしないで用件が伝えられますし、その場で見なくてもメッセージが残っているので後から返事することも可能です。電話と電子メールのいいとこ取りだと言えないこともないでしょう。しかもIDOの場合料金は1回5円ですから、どんなに短く話すよりも安くすみます。ある時喫茶店に行ったら、プチメールで遊んでいるお馴染みのお客さんに、マスターが耳打ちしています。何かなと思ったら、僕らに注文をメールで聞いてくれって言ってたんですね。仕方無いなーと苦笑しながら、エスプレッソ2つお願いしますと返信しました。
- 4月25日(Sat):
- この所雨が多いですよね。気温も平年に比べて高いそうです。すると湿度が高くて過ごしにくくなります。この時期ではスポーツクラブに冷房が入らないそうで、送風ファンを回すのが勢一杯。特に一生懸命運動しなくても、汗がじっとり出てきます。これは一見ダイエットにいいと思いがちですが、実はそうではないのです。サウナと同じで、ただ水分が出ているだけですから。要は、暑いからかく汗なのです。ビールを飲んだりすればあっという間に元に戻ることでしょう。ダイエットには脂肪の燃焼が必要ですが、その為にはある程度心拍数を上げた状態にします。そしてある時間その状態を続けないと体脂肪を燃焼する状態にならないそうなんです。脂肪が燃焼されると、ねとっとした汗が出てきますが、それはサウナでかく汗とは違います。ともかく、どちらにせよ汗をかけば着ている物を替えないと体が冷えてしまいますから、必然と替えのTシャツをどんどん使います。使ったら洗濯すればいいのですけど、この雨ですから干すことができない。まさに悪循環です。
- 4月26日(Sun):
- スポーツクラブのアルバイトスタッフが交通事故により急逝しました。夜自転車に乗っている時に車に跳ねられたそうです。あまり話しをしたことが無いスタッフでしたが、それでももう彼はこの世にはいないのだと思うと、考えさせられるものがあります。ベンチプレスが得意で、聞いた所によると170kgを上げることができたそうです。どのくらいすごいかというと、例えば僕は50kgを上げることで勢一杯だと言えば、そのすごさがわかるでしょうか。夜に起きた事故ということで、目撃者も見つかっていないそうです。しかし当たって飛んだ距離から推定して、車は120km/hで走っていたとか。もちろん事故は一般道で起きたんですよ。交差点で起きた事故ですから、信号がどういう状態だったか、物陰に隠れて見えなかったのか、はたまた単なる見落としか、本当の原因はわかりません。しかし車と自転車が当たれば、それはどんなに低速でも被害は大きいのです。若い人生の幕を図らずも閉じることになった無念さを想い、交通事故の恐ろしさを再認識させられました。慎んで故人の冥福を祈ります。合掌。
- 4月27日(Mon):
- 今年のF1ももうすでに4戦が終わりました。開幕からブリジストンタイヤを履いたマクラーレンの調子がよく、チャンピオンシップをリードしています。第4戦はイタリアのイモラサーキットで行われました。フェラーリを駆るシューマッハーが、前戦アルゼンチンGPでマクラーレンに一矢報いたこともあり、地元フェラーリの熱狂的なファンが多いに期待を寄せたレースでした。しかし蓋を開けてみると、この高速サーキットでは、練習走行からマクラーレンの強さが目立ち、他のチームより明らかに頭一つ抜け出ていました。結局レースもマクラーレンのクルサードが一度もトップの座を明け渡すこともなく、ポールツウフィニッシュで優勝しました。しかしおそるべしはやはりシューマッハー。明らかに差のあるマシンながら、抜群のテクニックでマクラーレンに付いて行ったのです。負けはしましたが、ファンも楽しめたレースだったのではないでしょうか。逆に情けないのは去年のチャンピオンチームウィリアムズでしょう。全く優勝に絡めないまま、やっとこさ入賞するのが勢一杯のありさまです。マシンのカラーリングを変えたら神通力も消えてしまったのかな。
- 4月28日(Thu):
- よりよい文章を書くという主旨の本を読んでみました。筆者は朝日新聞の編集局の顧問で、長い間夕刊のコラム「素粒子」を担当していた人です。新聞記者が書く文章は使う漢字や文字数に制限があり、幾分型にはまった文章ではありますが、物書きのプロとして、わかりやすい文章、主題を浮き出させるために、といった内容で自信の体験談を折り混ぜながら説明しています。要は名文と言われる文章を読んで真似することが一番だそうですが、例えば句読点の使い方や、漢字の使い方にも気を配ることが大切だと説いています。近ごろワープロを使う人が増えていて、やたら難しい漢字を使う人が多い。なんでもかんでも漢字にすればいいというものではない。また、間違った仮名遣いや同音異議語の使い方を誤ることがよくみられるそうです。納得ですね。自分は手書きで書くよりキーボード打った方が思考を妨げないのでいいと思っているのですが、漢字の持つ本来の意味を忘れがちになってしまっていることを反省させられました。
- 4月29日(Wed):
- 本で読んだから気付いたわけではないですが、ワープロを使うことが増え、手書きで漢字を書くことが少なくなっていることは確かに実感しています。元々字が汚く、たまに年賀状で字を書くときなんか、あまりの汚さに自分がいやになってしまいます。ワープロ(といってもパソコンがほとんどですが)を使うようになって、文章を作るのはほとんどワープロ頼りになってしまっています。ということで、読めるけど書けない漢字が多くなっています。先日、「寝る」という漢字を思い出そうとしてどうしても書けなかったことがありました。読めるし、字の形はわかるんですが、実際に書けないんです。ちょっとショックでした。で、何をしたかというと、まず近場のMacintoshを使って、「ねる」で漢字変換してみました。しかし、Macintoshのフォントは細部を省略して表示してあり、正しい漢字が出ません。その時は情けないことに「ま、いいか」ってそのままにしてしまいました。後日やっぱり思い出せなくて、辞書を引いて確認しましたが、こんな態度はちょっと問題ですよね。
- 4月30日(Thu):
- 行きつけの床屋さんはなく、毎回適当に店を選んでいます。買い物の途中とか、会社の帰りとか時間が取れたときにその近くの店に行くことが多いです。この日は駐車場の料金を不動産屋に持って行ったついでに髪を切ることにしました。小田急相模原の駅にもたくさん床屋があります。2000円ちょっとで済む店は、店が汚くて店員の態度が良くないという点を我慢すれば、安くて早くすみます。逆にゆっくりマッサージなんかもして貰いたいなと思えば、昔ながらの散髪屋を選びます。店が明るくてきれいなのは美容室でしょう。男性のカットも手がけるところなら、あまり気後れせずに入れます。さて、この日はどこを選んだかというと、無精髭を剃って貰いたかったので美容室はあきらめ、時間もあったのでマッサージもしっかりしてくれるところを選びました。その中でも若いおねーちゃんが働いているところに行きました。そりゃ、ごつい親父よりはいいですもん。
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