1998年2月の戯れ言
1998年
- 2月1日:
- 長かった今年のラグビーシーズンもこの日の日本選手権で終了しました。新しい制度で行われた日本選手権ですが、結局昨年度の覇者東芝府中が、社会人3位ながら決勝に勝ち進んできたトヨタ自動車を35-11で破って二連覇を達成しました。東芝府中は去年とほぼ同じ戦力で今年も戦ってきました。安定したディフェンスを軸に、ニュジーランド出身のマコーミックを中心としたバックスがグランドを疾走するランニングラグビーが今年も炸裂しました。トヨタ自動車も同じタイプのチームなのですが、個々のプレーのわずかな差で、結局東芝府中を追い詰めることができませんでした。神戸製鋼が連覇を続けていたのはもう過去の話し。平尾をはじめその時中心だった選手は今シーズンでの引退を表明しました。新日鉄釜石が連覇を続けたのはもう昭和の昔話し。今年は2部リーグとの入れ替え戦を戦うまでになり、かろうじて勝ち残りましたが過去の栄光の面影は全く残っていません。大学に目を転じれば、早稲田、明治を中心とした対抗戦グループの凋落、関東学院大学や京都産業大学といった新興勢力の台頭がありました。今年はラグビーでは如何にトップチームでいること
が難しいかを思い知らされました。さあ、もうすでに次のシーズンのチーム作りは始まっています。また来年が楽しみです。
- 2月2日:
- 朝、本厚木から乗り換える電車は本厚木始発の各駅停車です。あまり混みはしないのですが、席が空いていることも少ないです。しかし、見つけたのです。隣の愛甲石田で降りる女子高生二人組みを。大体同じ位置に座っているので見つけやすいし、二人組みなのでその前に立てばまず間違えなく確実に座れます。という訳で最近はその前に立つことが多くなりました。でも冷静に見ると、立っている人が少ない電車の中で、いつも女子高生の前に立つお兄さん(と思っているおっさん)なんですよね。何でいつも私たちの前に立つのだろうかって怪しまれるかもしれない。少し作戦を考えなくてはいけないな。真ん前ではなく少しずれて立つのがまあ無難なところでしょうか。真後ろを向いて立つのもいいけど、タイミングを間違えると座れなくなってしまいそうだ。冬場はいつも同じコートを着ているからばれやすいかも。鞄を変えて同じ人物だと気付かれないようにしようかな。
- 2月3日:
- 会社の副会長が我々の職場見学にいらっしゃいました。いくつかのグループの説明をお聞きにになった後に、我々のグループも見学されました。この日の準備のためにここ2週間ほどみんなで頑張って来ましたので、実験のデモも含め問題なく終わることができました。見学にいらっしゃったのは副会長と事業所長で、テーマの狙いの説明から実験デモまでじっくりと見ていらっしゃいました。リクルート活動の時に経験がありますが、このような職場見学は見ているだけでも疲れるものです。ですがそこはさすがですね。私なんかだとうとうとしてしまいそうなところですが、そんな素振りはまったく見えませんでした。技術的な細かい話がどこまで理解していただけたかは分かりませんが、会社のトップの方に現場を見ていただけるのはいいことだと思います。副会長の印象ですが、間近で見ると身長よりも大きく見えました。隣にいた事業所長が細身なので余計にそう見えたのかもしれませんが、とても貫祿のある方でした。
- 2月4日:
- 最近は何故か、オートマチックの車を運転なさる方が多いので、あまり感じられないかもしれませんが、坂道発進の思い出ってありませんか。運転免許取り立ての頃に、誰しも失敗談とかどきどきした経験とかありますよね。僕は失敗したというよりも、それがきっかけで自信が付いたという出来事があります。川のそばのとても足場の狭い所で、つまさき下がりの状態からバックで坂道発進した時です。進行方向が見えない不安の中をアクセルふかして登れたときは、これでどんなところでも平気だという自信がつきました。今考えてみればたいした事ではなかったですけどね。ところで、会社のバスの運ちゃんで、坂道発進を極端に嫌う人がいますよね。毎日のように同じ道を何往復も運転しているのに、いつまで経っても信号待ちで坂道に止まりそうになるとノロノロし始めるのです。それでもプロかと言いたくなります。
- 2月5日:
- 買い物に行ったついでに、安かったので電気炊飯ジャーを買いました。“IHジャー極め炊き黒まる厚釜”という文句が箱に書いてあります。なんでも「センターターボ加熱」で「本格ツイン対流」が売りみたいです。車の宣伝みたいですね。今まで使っていたやつは結婚するときに買ったもので、すぐに必要だから取り敢えず安いものをぱっと買ってしまったのでした。それから5年近くほとんど気にしていなかったのですが、やはりご飯は美味しく炊きたいと、機会があったら買い換えようと思っていました。それにしても宣伝文句を見ても何がいいのかよくわかりません。買った機種もどの程度のランクなのかをカタログで確認し、最上位ではないけど上から2番目だから一番売れ筋なのかなと理解して買いました。所詮そんなところですよね。買ってきて早速新旧の炊飯器で炊き比べをしてみました。ほんの1合ずつでしたけど、さすが新しい奴はご飯のみずみずしさが違いました、と気のせいかもしれないけど僕は思います。
- 2月6日:
- 今世紀最後の冬のオリンピックである長野五輪がいよいよ開催されます。世間の話題もオリンピック関連が増えてきました。僕は冬のスポーツはやりませんから、スキーにしてもスノーボードにしてもあまり興味がありませんでした。でも滅多にない国内開催、海外でやるのとは格段に見に行きやすさが違います。チャンスがあれば見に行きたいと思うようになりました。少し調べてみると、人気種目のチケットはすでに売り切れているようです。屋内競技は特にチケットがないようでした。カーリングなんて競技はマイナーなのかと思っていたのですが、すでに完売状態でした。クロスカントリースキーなんかと比べれば会場に入れる人数はずっと少ないからでしょうけどね。でも屋外で立って見てるだけだと寒いんだろうなぁ。
- 2月7日:
- 大学時代の同期の結婚式の2次会に行きました。結婚式の2次会も少なからず出てきましたが、だんだん服装がラフになってきました。最初の頃はちゃんとスーツにネクタイを締めて行きましたが、最近はノーネクタイにジャケットを羽織る位で行ってしまいます。でもその同期の他の連中は更に上をいっていて、私以外のほとんど皆が普段着なのです。そこいらで買い物している途中でちょっと寄ったみたいな感じです。まあお祝いの気持ちは服装で変わるものではありませんからね。我々の同期も結婚した人が増えたので、例えば新たな出会いを求めて気合いを入れておしゃれするなんてこともないのでしょう。でもちゃんときちっとしたドレスを来ている女性の隣で、ひげもじゃの男が普段着で立っているというのもちょっと妙な光景です。
- 2月8日:
- 先日新聞の折り込み広告にあった物件情報を見て、不動産屋に電話しました。相場よりかなり安くて広い面積の土地の物件があったからです。そこの詳しい情報を教えて貰って車で様子を見てきました。実際に見に行かないとわからないものですねえ。その土地は細い道の一番奥にあって、しかもその道が幅2mという車も通れない道でした。わざわざ一戸建を買って駐車場を外に借りるのも馬鹿らしいですから、それだけで却下でしょう。その後ついでにと言って同じ不動産屋さんから教えて貰った新築の物件も偵察してきました。そこは対照的に土地が狭く、その代わりに3階建てにしていました。土地のなかにきちきちに建っていて庭などまったくありませんが、考えようによっては最上階は日当りがよさそうですから、へたに狭い庭があるよりいいかもしれません。両極端な物件でしたが、なかなか理想の物件には巡り会いません。
- 2月9日:
- NiftyServeもこの所のインターネットの普及に伴って変化しています。特にメールサービスはよりインターネットの標準に合わせるようになりました。今までは独自の形式でバイナリーメールを扱っていたのが、インターネットで多く使われているMIME形式に対応したり、NiftyのIDのメールアドレス以外に名前を入れたアドレスが使える設定ができるようになったりしています。自宅ではNiftyとインターネットと両方に接続していますが、Niftyから得る情報はインターネットとは違い、貴重なものがあると思っています。あまり統制のとれていない無法地帯のようなインターネットのニュースグループと比べ、Niftyのフォーラムは安心して情報を得ることができます。情報の速さ、広さにかけてはインターネットにかなわないところはあるでしょうが、Niftyの役割はまだまだあると思っています。
- 2月10日:
- 流行りには弱いおぜき家は、このところの報道に誘われてとうとう長野オリンピックに行って来ました。見たのは男子アイスホッケーの予選のイタリア−オーストリア戦。アイスホッケーを見るのは初めてだったのですが、ゲームのスピードと迫力を十分堪能できました。長野駅から歩いて30分の会場で夕方から行われる試合だったので、朝から長野に乗り込んで、市内見物やあちこちにできているオリンピック関連の出店をひやかしたりしていました。できれば翌日のチケットも入手したかったのですが、現地で聞いて回っても市内に宿が取れなかったのであきらめました。ということで、試合を観戦したあと夜の新幹線で帰って来ました。東京から長野まで新幹線で1時間半。遠いというイメージがあった長野ですが、日帰りも可能になったようです。
- 2月11日:
- 長野で一日中雪の中を歩いていたせいか、足が痛いのです。足首をくじいたようです。慣れない靴を履いて行ったのもよくなかったのかもしれません。別段足をひねったとかいうことはなかったんですけどね。足が自由にならないと、運動するにも支障が出ます。この日はスポーツクラブのイベントに参加することになっていたので、仕方なく行きました。卓球のイベントだったのでさほど影響はなかったのですが、その後トレーニングしようと思っても、走るのも歩くのもだめなので、上半身の筋トレ位しかできませんでした。周りで元気に動き回っている人達を尻目に黙々とダンベルを持ってトレーニングしていたら、思わず眠気が襲ってきました。なもんでついついソファーに行ってすやすやと....。
- 2月12日:
- 毎年恒例の職場のボーリング大会が行われました。本厚木のボーリング場で参加者は30名。2ゲーム合計の点数で競います。大学生だった頃は暇があるとよくボーリング場に通ったものですが、最近はこのような大会がある時ぐらいしかやらなくなりました。僕は普通の人よりも指が太いのでしょうか、重いボールしか指が穴に入りません。本当は華麗にカーブボールを投げてストライクを狙いたいのですが、重いボールをゆっくり真直ぐ投げるのが精一杯です。そんな投げ方ですからコントロールが大切なのですが、久しぶりに投げると全然だめなんですよね。こんなはずではないと、苦々しい思いを抱きながら散々な結果で終わりました。くやしー!
- 2月13日:
- 久しぶりの出張でした。パシフィコ横浜で行われている展示会を見に行きました。僕にとっては勉強のために出かけたようなところがあるので、昼御飯も簡単に済ませ、朝から夕方まで精力的に見て廻りました。最近企業の景気も少しはよくなったんですかね。おまけを配る企業が少なからずありました。しかし一番困ったのはアウトドアで使うような折り畳みの椅子を貰ってしまったことです。ハッキリ言って邪魔です。朝一番に受け取ってしまったのですが捨てるわけにもいかず、一日持ち歩くはめになりました。ところで、パシフィコ横浜までは以前なら桜木町の駅から歩いて行っていましたが、横浜からバスに乗ると真ん前まで行くことができるんですよね。横浜駅東口ターミナルの17番乗り場から210円で着きます。横浜までは相鉄線で行きますから、わずかひと駅のJRに乗らずに行くことができるのでけっこうお勧めです。
- 2月14日:
- MacのOSが8から8.1にマイナーバージョンアップしました。いくつかのバグフィックスと新しいファイルシステムの導入がメインです。新しいファイルシステムでは、ディスクの最小ブロックサイズが小さくなったのでハードディクスが効率良く使えるようになるそうです。アップデータが雑誌の付録に付いていたのでさっそくアップデートしてみました。新しいファイルシステムはハードディスクをフォーマットし直さないとならないのでとりあえず見送り、バグフィックス部分だけにしました。見た目に大きな変化はありませんが、システムがより安定するそうなので安心です。今回のバージョンアップは英語版がリリースされてからわずか30日での日本語版のリリースでした。Appleも頑張っています。
- 2月15日:
- 長野オリンピックのラージヒルジャンプがありました。史上最強の日の丸飛行隊と呼ばれている日本代表が金メダルを目ざして飛んでいる様子を、朝からテレビで見ていました。2回目の大ジャンプの応酬は見ごたえありましたねぇ。計測不可能なところまで距離を伸ばした原田選手のインタビューを見ていて、思わず目頭が熱くなりました。前回のオリンピックや先日のノーマルヒルでのまさかの失敗ジャンプはやはりくやしかったんでしょうね。いつもの笑顔とは違う、ほっとした表情が印象的でした。一方飛型点で満点を出した船木選手の2回目のジャンプは綺麗でした。金メダルに相応しいジャンプだったと思います。ただ一点、気になるのは彼の眉毛です。若いからお洒落にも気合いが入っているのでしょうが、真直ぐに描いているあの眉毛はどうも好きになれません。年齢的に近いせいもあって、どうも原田選手を応援してしまいます。
- 2月16日:
- 電車で座っている時にお年寄りに席を譲るかという話しになりました。自分の前に立たれるとついつい下を向いて寝てしまうという人が多かったです。逆に席を譲ってあげるのにも勇気がいるという意見もあって、例えば遠慮されて断わられたら立場がないとか、席を譲られるなんて失礼だと思う人もいるだろうということです。確かに。僕もよほどのことがない限り席は譲りません。上に挙げたことと同意見です。特にわざわざ乗る電車を遅らせて座った時には尚更です。逆に、例えば自分が立っていた目の前の席が空いた時は、近くに自分より座るにふさわしいであろう人がいたら譲ることにしています。またシルバーシートには例え疲れていても座りません。他で席を譲らない罪滅ぼしみたいなものだと思っています。「あくまで優先だから、座ってもいいんですよ」と言われました。なるほどそうかもしれないけど、その場合でも前にお年寄りが来たら譲らないといけないですものね。そんな小心者の僕は、シルバーシートに横柄に座っている若者を見て苦々しく思っています。
- 2月17日:
- 毎朝同じ時間に秦野の駅に着きます。バス亭まで歩いていると、同じ時間に秦野の駅に向かっている人の顔を覚えます。バス亭の隣にある駐車場まで軽自動車で来る親子がいます。父親が運転して、高校生の息子は助手席に座っていますが、車が止まると息子はさっさと駅に向かいます。父親はキーをかけて荷物をとって、ゆっくりとその後を歩いて行きます。僕もそうでしたけど、父親と一緒に電車に乗るのは恥ずかしいのでしょうね。まるであかの他人みたいに装っています。他にもよく見る顔があります。そして毎日のように駅に向かって走っている人もいます。別にトレーニングをしているのではなく、電車の時間に遅れそうなんです。あと3分、いやあと1分早く家を出ればいいのに、どうしてできないんでしょうね。という僕も、今日は小田急相模原の駅まで走りました。冬場は身体が暖まりますからね...。
- 2月18日:
- その昔、新しいレコードを買うときは、ラジオやテレビの音楽番組をまめにチェックしたり、貸レコード屋さんで借りてきたりしないと中身がわからないことが多かった気がします。子供の小遣いなんて高が知れていますから、レコード1枚買うのも慎重だったわけです。ところが最近はCD屋さんに行くと、新作CDの試聴ディスクが置かれていることが増えてきました。レコードからCDが主流になって、複数のディスクを自由に聴いて貰うような装置が作りやすくなったのですね。CD1枚を気軽に買えるくらいの小遣いを持つようになり、車にもCDプレイヤが付いているものですから、CD屋でふと試聴ディクスで聴いて、そのままはずみで買っていることがあります。俺も出世したなと思わずにはいられない一瞬です。
- 2月19日:
- 調整賞与が出ます。これは会社の会計年度の変更により、賞与の考課期間がずれたための調整です。簡単に言えば通常の3分の1程度のボーナスがこの時期に出た訳です。夏にはまた普通にボーナスが貰えるそうですから、これはうれしいですねえ。さらに、今年は勤続5年のリフレッシュ休暇が5日貰えます。その補助金も今月振り込まれます。さらに特別減税もあったりするし、今月は臨時の収入で懐が暖かくなりそうです。今わが家は小遣い制を採用していますが、実は今かなり厳しいんですね。給料日までどうやって凌ごうか頭を悩ましているところでした。この調整賞与が入れば何とかなるなと思ってかみさんに提案しました。こんな臨時の収入だから二人でぱぁーっと使おうって。でもその魂胆はかみさんに感づかれたらしく、いやな顔をされました。
- 2月20日:
- 朝家を出てから駅まで歩く間に時々見かける車があります。イギリス製の軽量スポーツカーのスーパーセブンという車です。一昔前のレーシングカーの様な特殊な形をしていますから、側を通ればいやでも目に付きます。おそらく運転している人は通勤に使っているのだと思います。メンテナンスとか実用性とかを考えると持つのに勇気がいりますが、ちょっと心魅かれる車です。イギリスではこの車の組み立てキットがあるそうです。日本では許可されていないのでできませんが、向こうではエンジンからボディーのパーツがセットで売られていて、実物大のプラモデルのように組み立てることができるそうです。専門の工具の貸出もあるようで、完成した後車検を受けて実際に路上を走ることができます。たとえ時間がかかっても、自分の手で組み立てた車を運転できたらさぞかし嬉しいでしょうねえ。
- 2月21日:
- 職場の先輩の結婚式の披露宴に出席しました。社内結婚でしたので会社関係が多かったのはもちろんですが、大学や高校の友人とか幼馴染みなど、総勢100名程の式でした。あまり披露宴に数多く出席した訳ではないですが、普通は本番は主役の二人はあまりしゃべらないものなのですね。司会者の方の流れるような進行で会は滞りなく進みました。自分のときはそんな形式もよく知らず、もともと高校の部活の同級生同士の長いつきあいだったので内々の式にしました。呼んだのは高校の仲間と両家の親戚だけでした。仲人も立てず、式の冒頭の結婚の報告から、二人の自己紹介、当日会場でお願いしてしまったスピーチの依頼、そして最後にお礼の挨拶をするまで式の間中ずうーっとしゃべり続けていたような気がします。忙しかったけど本人にとっては面白かったです。今年の夏でもうあれから5年が過ぎるんですね。
- 2月22日:
- 16日間のオリンピックというお祭りも閉会式を向かえました。あっという間でしたね。正直言って、開会式があったときはさほど興味がありませんでした。それがマスコミに踊らされてか、実際に長野に足を運び、その後もテレビで毎日観戦する日々が続きました。夏に比べ冬のオリンピックは競技が少ないですが、その中で金メダル5個を獲得した日本選手は頑張ったんではないでしょうか。4年に一度のオリンピックですから、そこにコンディションを整えるのは大変なことですよね。一発勝負が見事に当ったモーグルの多英ちゃんのような場合もあれば、アルペンの回転で期待されていた木村選手のように、あまりに照準を合わせすぎて力が発揮できなくなった例もありますから。国内開催における苦労話しや裏舞台の戦いもいくつか聞きました。やはりオリンピックは悲喜こもごも影響力の大きなイベントなのですね。
- 2月23日:
- 少し前に手のひらに入る大きさの小さいゲームが流行りませんでしたか?キーホルダー位の大きさのテトリスとかです。久しぶりにそれをやっている人を見かけました。何故気付いたかというと、それを音を出してやっていたからです。朝の電車だったのですが、耳障りな電子音を鳴らして電車の中で遊んでいるのです。アジア系の外人の女性なのですが、耳にはヘッドフォンを付けて音楽を聞いているようで、まったくその音には気にしていない様子です。こちらは朝の電車は心地よい睡眠タイムなのに、目を閉じているとその音が気になってしまいます。多分に不愉快な思いをしながら秦野に着きました。これでやっと音から解放されたと思ってエスカレーターを登っていると、まだその音が耳に聞こえます。とうとう耳に付いてしまったかと思ってふと振り返ると、その女性が僕の真後ろでまだゲームを続けていました。やめてくれい。
- 2月24日:
- 週末に不動産屋から電話があり、いい物件がありますとのこと。ではちょっと見てみるかと思って案内して貰い、なかなか良いと返事をしました。すると実はそこは他にも問い合わせがあって、早く決めないと売れてしまうとのこと。そんなこと言ったってウン千万円もする買い物を衝動買いできる度胸もなく、どうしようか悩んでしまいました。両親に電話で相談もしましたが、見たこともない物件の善し悪しがわかるはずもありません。その夜、いつも行く喫茶店でマスターに相談したら、他の常連さんに声をかけてくれました。その喫茶店には、不動産屋さんとか設計士さんとかその物件のすぐ側に住んでいる人とか、いろんな人が集まっているものですから、そういう時には頼りになります。近所に知り合いが居るということはとても心強いと思いました。それで結論ですが、いくつか理由があって週明けにお断りを言ってきました。本当にいい物件だったんですけどね。
- 2月25日:
- 電子メールなど文字のやり取りをするときに、(^^;のような顔文字を入れることがありますよね。インターネットのネットニュースなどでも見かけます。もともと文字文化で発達したパソコン通信では、インターネット以上に凝った絵文字や顔文字が使われています。僕も時々使いますが、効果的に使われると書き手の気持ちがよく出るものの、使い過ぎてかえって見にくくなることもあると思います。ちょっと違いますが、雑誌のインタビュー記事なんかで、「...なんですけど(笑)」と書かれているのを見かけます。最初は本当にこの部分で笑っていたのかと思いましたが、そんな世の中インタビュー中に声を出して笑うような陽気な人ばかりではないですよね。やはり場の雰囲気を説明するものなんでしょう。でもこちらは個人的に好きではありません。口には出さないけど心の中でばかにされているような気がして。とくに「...いいかげんにしろー(爆笑)」なんて書かれていたら最悪な気分になります(苦笑)。
- 2月26日:
- 八王子にある「万豚記」(わんつうちい)というラーメン屋さんに行きました。春巻きを潰しような独特の鉄鍋餃子を出す「虎萬元」という店の系列店です。「虎萬元」は中国田舎料理という謳い文句で、本場の料理人が腕を奮っている人気のお店です。例えば相模原のアイワールドの近くにあります。「万豚記」の方はその存在は知っていたのですが、なかなか行く機会に恵まれませんでした。店はとても雑然としていて、お世辞にも奇麗とは言えませんが、夜遅くだったのにも拘わらず満員の盛況ぶりでした。僕は豚バララーメン、かみさんが牛すじ麺を頼みました。豚バラで作ったチャーシューがたっぷり乗った、トンコツスープに細麺というなかなか僕好みのラーメンでした。トッピングに高菜や揚げたネギなどが乗り、ちょっと辛めに仕立ててあります。チャーシューの量もたっぷりで、すっかりお腹が一杯になりました。見てるとチャーハンを頼んでもトンでもない量が出てくるようです。ここは注文から料理が出てくるまでが異様に早いのも気に入りました。逆に、店内で鳴らしている音楽のボリュームが大きすぎるのはちょっと考えて欲しいです。ろくに注文もでき
ないんですから。
- 2月27日:
- 共働きそして平日もスポーツクラブなんぞに通っている夫婦にとって、宅配便の受取りほど困るものはありません。いつも留守にしている方が悪いのですが、大抵一回で受け取れません。小さい荷物なら玄関脇のメーターボックスに入れてくれたりもするのですが、こちらが良いといっても規則で置けないという運送会社もあります。ごもっとも。不在通知届けを受け取るととりあえず電話をしますが、いつお届けに?と言われても週末くらいしか約束できません。午前中は確実に寝てるかボーッとしてるからいいやと思って頼んでも、時間のお約束はできないと言われたりします。約束してもその時間に家にいるのも面倒だし、第一その時間に来なかったら頭来ますから、支店に取りに行くのが一番確実です。でも最近は配達する人が荷物を常に持ち歩いているようで、わざわざ言わないと支店に荷物が戻らないそうです。そう考えると、一番荷物を受け取りやすいのは郵便局なんですけどね。8時位までなら取りに行けるし、確実に本局に戻っているし、うちから本局まで近いですから。
- 2月28日:
- 馴染みの喫茶店で家を買いたいなんて話している時に知り合った不動産屋さんから、暇な時に寄ってごらんと誘われていました。お言葉に甘えてずうずうしくも行ってしまいました。実はその不動産屋さんの社長さんだったのですが、とっても気さくな方で、若僧のわがままも色々聞いてくれ、貴重なアドバイスもいただきました。最近は不動産もあまり売れていないようで売り主の方も弱気になっていることがあるから、こちらからどんどん要求してしまえば良いんだよと言われました。さすがに専門家だけあって色んな情報に詳しく、広告を見ただけではわからないことを色々教えてもらいました。この時期は新年度からの学生さんの下宿を探すお客さんが多く、次々にそれとわかる親子連れが店を訪れていました。連れて来るのは身体は大きくてもまだ子供です。ゴミの出し方はこうなっていますという説明のビラを渡されて、この子はゴミを捨てたこともないから練習させなくちゃと真剣に心配していたお母さんもいました。こちらが暇な時に店に寄ったのですが、お店にとっては忙しい時だったようで申し訳なかったです。
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