1997年12月の戯れ言


1997年

12月1日:
いよいよ今年も師走になりました。天気も不安定で、大雨かと思うと次の日は暖かかったり。体調を維持するのも難しいですね。話しは違いますが、携帯電話の使い心地はこうも違うものかと思うようになりました。今までは、自宅の中では携帯は電波が届かず、圏外表示になっていました。IDOの電波が弱かったんでしょう。しかし近くにアンテナでもできたのでしょうか、最近急に電波状態がよくなりました。家の中でもいわゆるアンテナ3本立ち。家で携帯電話を使うことは少ないですが、使えないよりはずっと心強いです。よく行く喫茶店でその話しをすると、他のIDOユーザーも同じように感じていたそうです。今まではNTTDoCoMoの電波状態が羨ましかったのですが、今やすっかり逆転。これならやっぱり携帯はIDOがいいやなんて思うようになりました。
12月2日:
いやー寒くなりましたねえ。冬の寒さが身に染みて感じられるようになりました。これからは駅のホームでの待ち時間なんか特に苦痛です。しかし去年までと違って、今年の秦野駅には寒さしのぎをすることができるコンビニやらレンタルCD屋やらたくさんあるのはありがたい。立ち読みしようにもコンビニはいつも人が一杯いるんですけどね。意外と困るのは本厚木での乗り換えです。急行から各駅停車に乗り換えるために降りるのですが、時間によっては乗り継ぎが悪く、待たされることがあります。風が通り抜けて寒いときには仕方なく階段を降りて一旦避難しています。ところで、階段を降りたところに箱根そばとサンドウィッチ屋さんがあります。そこには幻の豚まんというのぼりがあるとか。どんな豚まんなんでしょうか。
12月3日:
寒くなると鍋の季節です。ということで本厚木の「福よし」で宴会がありました。会社の草サッカーチームの唯一の若手が長期滞在を終えて地元に戻るので、そのお疲れさん会でした。福よしは宴会で行くといつも同じメニューになるようですね。フリーで行くと鍋の味付けも3種類から選べると思うのですけど。でもいくら何でも鍋を食べ、海老やほたての焼き物を出した後に刺身が出てきますかねえ。値段と満足度から言ったら、かつてよりちょっと魅力が薄れてきている気がします。
12月4日:
ジャスコ古淵店の特別感謝祭(正式な名称はよく知らない)がありました。一応案内を貰った人だけが入れるという、特別大売り出しのイベントです。平日ですからいつもはあまり行くことはないのですが、この日はたまたま有休を取っていたのでせっかくだから行ってきました。普段は埋らない駐車場も満杯状態、なかも人でごった返すという有様でしたが、いくつか買いたかった物が買えました。きっと安かったんですよね。2割引と聞いて、ついついあまり深く考えずに買ってしまったものですから。会社返りのお父さんもたくさん引っぱり出されていました。休憩所で子供の手を引きながら、疲れた顔でじっと妻の買い物を待っているのです。それにしても安売り会場にいるおばさま達の目つきってこわかったです。
12月5日:
ジャスコの安売りで電気シェーバーを買いました。セールと書いてあったのであまりよく考えずに買ったのですが、一応ブラウンのだから例のコマーシャルを思い描いてきっとよく剃れるんだろう位に思ってました。実際に使ってみるとこれがよく剃れるんです。今ままで使っていた電気シェーバーはなんだったんでしょう。無精して長い間剃らなかった時など剃刀と電気シェーバーと併用していたのですが、もともとあまりヒゲは濃いほうではないし、こんなに簡単によく剃れるなら電気シェーバーだけで十分だと思います。とは言うものの、床屋さんにあるあのヒゲ粗リセットに憧れているんですねえ。東急ハンズなんかに行くと売ってますよね。あのセットを使って優雅にヒゲを剃ることが実は夢だったりするのです。
12月6日:
町田の菅原神社の近くに雷文というラーメン屋さんがあります。人なつっこいおばちゃんが独りで切り盛りしているラーメン屋さんです。話には聞いていたのですが、この日初めて行ってみました。閉店の直前だったので食べている途中でお店はかんばんに。そのとき残っていたお客さんに炊き込み御飯や残った白菜の漬け物やらをサービスしてくれてたりして、とっても家庭的な雰囲気のほんわかしたお店でした。名前の売れているラーメン屋さんというと、頑固で職人気質の人がこだわりを持って作っているという印象がありますが、全然違うのです。実はインターネットでもこの店は結構話題になっていまして、この日もトゥナイト2のせがわきりさんが取材に来ていたそうです。12月8日の放送で取り上げられるということですから、もしよければ御覧になってはいかがでしょうか。また12月21日のテレビ東京の番組でも紹介されるそうです。
2月6日:(その2)
ひさしぶりに日本酒を買いました。冬は鍋に日本酒というのが合いますからね。いつも行く酒屋さんには色々な種類の日本酒が置いてあって、いつも適当に店の若旦那のお勧めのお酒を買ってくることが多いです。今回は「竹豊」という長野の酒を買いました。瀬川博忠という杜氏が作ったお酒で、今徐々に話題になっているとか。本醸造の酒ですが、なかなか力強い味がします。ついでに「十四代」という酒も買いました。こちらは雑誌等で取り上げられることが増え、流通量も少ないのでしょうか、買うのも難しいようです。去年もここで買った酒なのですが、今年は買うのに条件をつけていました。まあせっかくだから買ったのですが、一気に日本酒を2升になってしまいました。どうしましょ。
12月7日:
ラグビーの関東大学対抗戦グループの最終戦である早稲田-明治の伝統の一戦が行われました。6戦全勝の明治に対し、早稲田は慶應によもやの敗戦を喫し5勝1敗。この試合に勝ったほうがリーグ優勝になります。とはいえテレビ放送の解説で明治OBの大西一平氏が言っていたように、力の差があるのは明らか。案の定前半はほとんど明治がボールをコントロールしていました。しかしスクラムでの反則や早稲田の必死のディフェンスでトライをとれなかったこともあり、前半を終わった時点で6-6の同点と予想外の善戦です。後半は一転してトライの応酬から始まり、早稲田も攻撃が決まり始めて一進一退となりましたが、最後は地力の差が出てしまい27-21で負けました。しかし早稲田は今シーズンけが人に泣かされた状況でよく頑張ったと思います。全国大会に繋がる試合ができたのではないでしょうか。
12月8日:
簡単に外で食事を済ませたいときに、よく牛丼屋さんを利用します。安く済むということもあるし、なにしろ早く食べられるのがいいです。最近はラーメン屋さんでも結構値段が高いですから。中でも松屋は、牛丼そのものの味は吉野屋に劣ると言われますが、カレーや定食などのメニューも充実しているので行くことが多いです。この日もそんなわけで松屋に行きました。二人で1000円札を出してお釣が来ます。その後いつもの喫茶店に寄りました。松屋に行く前に店の前を通って行ったので、中にいた人に見られていて食事してきたことが分かったようです。しかも「この早さは松屋ですか?」とすっかりばれていました。「ええ、ちょっと高級牛丼を」なんて言いましたが、よく考えて見ればそこで二人で1000円出して珈琲を飲んでいるんですよね。やっぱり牛丼は安いです。
12月9日:
よく本厚木で電車の乗り換えをしますが、各駅停車の電車が来るまでちょっと時間が空くことがあります。ちょっとと言っても7,8分なのですが、その間改札のビブレの1階にある本屋さんに行くことがあります。ちょうど読む本がなくなった時とか、雑誌の発売日とかです。ホームで電車を待つにはちょっと長い待ち合わせ時間ですが、改札を出て本屋に行くにはちょっと短い。でもホームにいてもつまらないからとりあえず行くわけです。雑誌を買うだけなら早くすみますが、そうでない時は店をうろうろしながら適当なものを物色します。電車に乗り遅れては元も子もないし、かといって手ぶらで戻るのも悔しいし、結構スリリングな時間潰しだと思っているのは自分だけでしょうか。
12月10日:
会社の僕のページを提供しているサーバーのリプレースがありました。今までとはマシンのスペックも上がり、マシン名も変わりました。ということで、今度のマシンは今までのとIPアドレスが違うため、DNSにエリアスと新しいアドレスが反映されるのに時間がかかったようです。ということでこの二日間ほど正常にアクセスできなかったようです。Webページの中味はほとんどそのままコピーされているので、cgiなどを除いて影響はないと思いますが、思わぬところで不具合があるものです。
12月11日:
かみさんが忘年会で夕食がいらないというので、一人で外食しました。あまり行く機会もないでしょうから、以前からちょっと小耳に挟んでいた渋沢のラーメン屋さんに行きました。「なんつっ亭」というちょっとふざけた名前ですが、中味は熊本風のトンコツラーメンです。基本は醤油味で、それにトンコツスープを加え最後にマー油がたっぷりかかります。マー油というのはラードの中でにんにくを揚げたものがベースになる独特なもので、僕にはちょっとしつこすぎるように感じました。この日はたいそう寒かったのですが、小さめの器に一杯に盛られたラーメンを食べると身体が芯から暖まりました。なかなか面白い味だったと思います。場所は、246号線を厚木方面に進み、カラオケ屋の角を曲がって行った奥、養老の滝の前です。一部の方々に有名な「よし藤」の奥です。
12月12日:
駅前の放置自転車はどこの駅でも問題になっていますよね。小田急相模原でも駅前に無料の駐輪場はなく、商店街の通りにずらっと自転車が停められていました。ここはバスも通る一方通行の道なので、両側に停めてある自転車が通行の妨げになっていました。ところがここ2、3日前からその放置自転車をなくそうということで、商店街の道にパイロンを立て、さらに見張りを始めました。相模原市からの委託でやっている人達なのかな。朝も寒い中ずっと見張っているようですが、驚いたことに夜9時頃通ったときもいるんですねえ。まさかずっと立っていることはないと思いますが、それにしてもご苦労様です。とにかくここ何日かは放置自転車もなく、道が広々としています。けど見張りがいなくなればきっとまた元どおりでしょう。放置自転車がなくなるまで徹底して毎日撤去するくらいしなくちゃだめでしょうね。
12月13日:
テレビ朝日で放送している「世界の車窓から」という番組がありますが、そのCD-ROM版がシリーズ化して発売されています。第1段のスイス編を買ってから結構気に入って、ちょこちょこ買うようになりました。今回発売されたのはドイツ編。フランクフルトから古城街道やメルヘン街道に沿って走る鉄道の風景と共に、町やそこで暮らす人々が紹介されています。古城街道は3年前にドイツを旅行したときに通ったところで、その時訪れた場所を見て懐かしくなりました。旅行したときにも思いましたが、ドイツの街は奇麗ですよね。テレビ番組はあっという間に終わってしまいまずが、CD-ROM版の為に追加取材もしているのでしょう。その情報量はかなりありますよ。
12月14日:
年明け1月に車の車検をします。ユーザー車検という手もありますが、最初だしとりあえずディーラーに任せることにするつもりです。持ち込む日やその料金なんかを詳しく聞くためにディーラーに行きました。休みの日は何らかのフェアをやっていることが多く、たいていお店にはそこそこお客さんがいるものでした。しかしもう陽も落ちて暗かったからかもしれませんが、お店は閑散としていました。聞くと冬場の日が短い季節はこんなものだとか。それに車業界の景気もよくないそうで、その影響も多分にあるようです。先日フォルクスワーゲンは車ローン0%という期間限定企画を打ち出していたそうですが、その期間中の契約件数は0件。ローン0%だけど効果も0%でしたと笑っていました。
12月15日:
年末ともなると街を行きかう車の数も多くなります。必然的に事故も増えてくるようです。会社の帰り、3台の玉突き衝突事故の現場を目撃しました。内2台は正面衝突。もう1台はあおりを食ってブレーキが間に合わず、後ろから突っ込んだという感じでしょう。もう運転者達の姿はなく、警察官が実況検分を行っていました。どうして正面衝突なんかになるんでしょうね。どちらかが反対斜線を走っていたのでしょうが、それにしても無理はいけません。車はキャビンまで潰れるような大きな損傷はないようでしたが、フロント部分が潰れていたのでもしかするとエンジンまでいっていたかもしれません。下らない出費にならぬよう、車の運転には十分気をつけましょうね。
12月16日:
毎朝乗る電車は、時刻表通りであれば7:32に秦野駅に着きます。会社のバスは7:45発ですからちょっと時間があります。真夏の暑い時期とか、この頃の寒い日とか、バスが来るまでバス亭で待つのはけっこう辛いものがあります。風除けとか屋根とかそういうものの設置は考えてくれないものでしょうか。日によっては早めにバスが来てくれることもあります。朝二番のバスですから車内もたいして暖まってないのですが、外に立っているよりはずっとありがたい。でもよくよく観察すると、早く来てくれるバスの運ちゃんはたいてい同じ人です。まあ言い方はよくないですが、運転そのものはちょっととろいと思うところがある人ですが、こんな時は頼もしく思います。それに比べ、ぎりぎりに滑り込んで来る運ちゃんもいます。それこそ着いて人を乗せたらすぐに出発というくらい。そんな運ちゃんは嫌いです。
12月17日:
今大きな口内炎ができています。ビタミンが足りないと言われますが、風邪気味だったり、体調が悪いときによくできやすい体質のようです。つらいですよね。食事をする度にしみて涙が出てきそうになります。お腹がすいているのに、好きなものを食べようとしているのに、思うように食べられないのは拷問に近いものがあります。ビタミン剤とか塗り薬とかもありますが、すぐに効くものではないし、ただ我慢して治るのを待つというのがいつものパターンです。今のところは大きな口内炎が一つですが、できるときは続けてできますから気を付けないといけません。一個ならそこを避けるように物を食べれば何とかなりますが、あちこちにできるともう逃げられなくなります。あー憂鬱だ。
12月18日:
テレビの今クールのドラマもそろそろ終わりに近づいてきました。いつの頃からか、最終回は特別拡大版で、1時間を超える放送時間になるのが珍しくなくなりました。これを最初にやったのは何のドラマでしたっけ。フジテレビの月9の何かだったような覚えがあるんですけど。しかし何でも長くすりゃいいってもんでもないですよね。流行だからとにかく時間枠を拡大して、いろいろ詰め込んで最後はハッピーエンドにすりゃいいみたいに。通常の枠の中に収めるのが脚本家とかプロデューサーの腕なのではないですかね。キムタクに松たか子とか、話題の人をキャスティングすれば中味はそこそこでもいいみたいな傾向もあります。最近のドラマはちょっと辟易してしまいます。
12月19日:
わが家では寿司とは回転しているものだという常識があります。店によって違いますが、中には安いけど結構大きいねたを出すところもあるものです。でも回転寿司も夕食時とかだととても混んでますよね。わが家は並ぶことを快しとしませんので、行くのは夜だと大抵9時以降なのですが、さすがにその時間だとすんなり入れます。それに遅い時間だと客の数が少ないのであまりねたを回さず、客の注文を聞いて握ってくれますから、乾いた寿司を食べることもありません。しかし最近は自動寿司握り機みたいなものがよく導入されてますね。シャリだけが形を整えて出てくるやつです。あとはねたを乗せるだけという按配。あまり偉そうなことは言えませんが、ちょっとね。
12月20日:
先日買った山形のお酒のことをかみさんの会社でしたらしいのですが、それを聞いた同僚が是非買いたいと乗り気になったとか。山形出身の方なのですが、地元でも品薄で手に入らないそうなのです。と言うわけでこの日その方が立川からやって参りました。せっかくだから萬金餃子で食事をして、いつも行っている喫茶店を紹介しようということになりました。しかしよほど運の無い方のようで、日本酒の方は売り切れ、餃子はお昼に食べた焼きそばが効いてあまり食べられず、さらに喫茶店は臨時休業。せっかく来たのに目的の半分も果たせませんでした。せっかくなので日本酒は別の銘柄を買ったようだし、喫茶店の代わりと言っては何ですが、珈琲はうちでご馳走しましたが、例のお酒が入荷する来月にまた来ると言い残して帰っていきました。
12月21日:
スポーツクラブのクリスマスパーティーに参加しました。内容はお決まりのケータリングサービスの料理とお酒の立食パーティーに、ゲームやプレゼント抽選大会というところです。自転車やビデオに電子レンジなどの大物商品もありましたが、残念ながら缶珈琲一箱と日記帳しかあたりませんでした。しかし今回はそれ以外にメンバーによる出し物にも誘われて参加しました。何人かでファンクを踊るというものなのですが、まあみんな素人だからというので一緒に混ぜて貰ったというところです。1週間位の練習でしたから、できの程は人様にお見せできるような立派なものではなかったですが、昔学芸会で放課後残って練習するみたいな懐かしい気分に浸れて楽しかったです。
12月22日:
平日朝は5時半に目覚ましが鳴ります。といういうことで、冬場は起きた時間はまだ外は真っ暗です。時々聞こえるのは新聞配達のバイクの音くらいで、シーンと静まり帰っています。寝起きは決してよくはないので、起き抜けにまばゆい光にさらされるのはつらいのですが、でも起きたときに周りが暗いのは気も重くなります。これは夕方もそうですよね。早く帰った日でも日が暮れているとなんだか損した気分になります。しかしこの日ようやく冬至を迎えました。これからだんだん日が長くなっていきます。寒さは年を越してまだまだ厳しくなるでしょうが、毎年この日は冬もようやく折り返し点に来たかなと感じます。
12月23日:
コンピュータ屋さんに行ったら、家のPerforma用のEthernetボードを見つけました。値段は9000円位。これならケーブルと合わせても10000円の出費で2台のMacintoshをそこそこの通信速度で繋ぐことができます。本当はプリンタのインクを買いに行ったのですが、衝動買いでボードも買ってしまいました。家に帰ってから早速ボードを差し、ドライバをインストールするとあっけなく設定は終わり。ファイルのやり取りもえらく簡単にできるようになりました。これも一応家庭内LANと言えるのかな。ちょっとだけ環境が上がったわが家のMacintoshでした。
12月24日:
会社を休んで素敵なクリスマスを過ごすことに...というのは冗談で、家で年賀状の製作に励んでいました。今年も宛名も裏面もMacintoshで作りました。裏面のアイディアを考えるのが毎年苦労します。かみさんと二人で色々考えて、素材を集めてデザインを考えて、ようやく印刷です。これには結構時間がかかります。この裏面の製作に使ったのは新しいPowerMacとアルプスの熱転写プリンタです。一方宛名はPerformaとモノクロインクジェットを使って裏面製作と同時進行で印刷をしました。住所録のデータはEthernetで繋がったPowerMacのファイルを参照し、一部を修正や追加します。よくそんなにMacintoshばかりあってどうするのと聞かれますが、このように役割分担をすれば効率よく作業をすることができるのですよ。
12月25日:
いよいよ寒さも本格になってきたので、最終手段の革のコートを引っぱり出しました。袖を通してそのまま外に出ると、肩にかかる重さは意外に軽く感じるものの、冷気をシャットアウトするのでやはり暖かい。やっぱり革だよななんて思いながら電車に乗りました。年末だからでしょうか、通勤の人も少なく座ることができました。しかし目を閉じて眠ろうとすると何かが気になります。コートを仕舞っていた箱の中に入れていた防腐剤の薬の臭いです。あらかじめ陰干しでもして置けばよかったのですが、箱から出してそのままでしたからかなり臭いました。隣に座った人ごめんなさいね。
12月26日:
今日で1997年も仕事納めです。昨年末はテーマの存続が危うかったので慌ただしい毎日でした。今年はその時に比べればのんびりしたものです。一年前、業務用のPCのCPUはPentiumの90MHzでしたが、今はなんとPentiumIIの266MHzです。技術の進歩はものすごいです。またそれ以外にも何やかやで現在4台のPCが机に乗ることになってしまいました。適材適所というか役割分担というか、それぞれに頑張って貰っていますので当分はこのままでしょう。年末の掃除のついでに少しは整頓しようと努力しましたが、結局変わりませんでした。机のが狭いので無理もないですけどね。
12月27日:
仕事も終わったこの日、家で年末の大掃除ということになりました。普段何でも詰め込んでいる冷蔵庫の中をかみさんが整理しました。終わってから中を見るといままで一杯だったはずがガラガラになっています。何を捨てたのか聞くと、中華そばについてるスープの素、肉パックについてたジンギスカンのたれ、納豆の中にある辛子、賞味期限のとっくに過ぎたヨーグルト、去年作った松前漬、などなど....。うちの冷蔵庫は一生懸命何のために働いていたのでしょう。
12月28日:
年始に実家に帰れそうもないので、年末に私の両親と外食をすることになりました。年末も何だかんだで日程がないのでこの日夕方から出かけていきました。師走の新宿は思ったより人も多くなく、街を吹き抜ける風も例年より厳しくないように思いました。NSビルの30階にある日本料理屋さんに行きましたが、夜景がよく見える窓際の席で美味しい懐石料理とお酒を楽しみました。いつもは安い居酒屋に入ることが多いですが、たまにはこういう食事もいいですね。奢ってもらったからだけど。
12月29日:
大掃除も大変ですが、年末年始に備えて買い出しもしなくてはなりません。しかし最近は大手のスーパーは元旦から営業していますから、あまり焦って買わなくてもいいようです。年末に買い物に行くとお節料理の材料や出来合いの料理が売ってますよね。それを見ているとついつい欲しくなってしまいます。かみさんには特にお節料理を作らなくていいよと言いますが、なますとか栗きんとんとか伊達巻きとかは大好きなので見ているとよだれがでそうになります。
12月30日:
大学の同期と忘年会をしました。集合場所はいつも新宿東口のみどりの窓口にしています。新宿駅にはあちこちにみどりの窓口があり、東口でも1Fと地下と2ヵ所あるんです。最初ここで待ち合わせをしたときはなかなか会えなくてたいへんでした。今年の忘年会は紀伊国屋書店並びにある台湾家庭小皿料理の「青龍門」に行きました。新宿の他に渋谷、池袋、用賀、吉祥寺にも支店があり、それぞれに内装に凝った仕掛けがある楽しい店です。例えばトイレに行っても油断できない仕掛けが隠されていました。料理のほうは味と量を考えるとちょっと高いという印象でしたが、話しの種に行って見るものよろしいのではないでしょうか。
12月31日:
大晦日は高校時代の友人と過ごすことにしています。思い起こせば15年前、高校1年生の時に近くの東伏見神社で初詣をして、その足で都内で初日の出を見たときからの習慣です。それから大晦日は毎年11時頃に待ち合わせをして一杯飲み、夜中にいろいろ初詣に歩き回って朝方初日の出を見てきました。都内はもちろん横浜から浦安まで色々なところに行きましたねえ。でも寒さが身に染みる年齢になり、僕らが結婚してからは外を歩き回らず、おぜき家で夜通し飲んでいます。今年もそんな仲間と語り合って新しい年を迎えました。

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