1997年11月の戯れ言


1997年

11月1日:
関西風のお好み焼き屋という店に行きました。なんでもネギ焼というのがあちら風だとか。薄い生地の上にたっぷりのネギを乗せ、その他に具を加えたものでした。お好み焼きは広島風とか関西風とかありますよね。東京ではもんじゃ焼きなんかがオリジナルに近いのかな。でもこれといっておいしいものにあまり出会ったことがないような気がします。たまに食べたくなるのですが、食べ始めるとあの甘いソースがしつこく感じてしまうからかもしれません。
11月2日:
10月にお願いしていたパーツが入荷したというので、PowerBookの修理に行きました。担当者がいるときに持ち込むとその場で修理してくれます。今回は内蔵バッテリーの交換、キーボードの交換、そして液晶パネルの交換でした。液晶は画面のコントラストが低いような“気がする”と訴えたら交換となったものです。キーボードもcaps lockが効かない“ことがある”と言って、こちらは2回目の交換でした。どちらも無償だから気がねなくお願いできるんですよね。内部を分解する様を見ていましたが、液晶パネルって意外にラフに固定されていました。外から見えないところでは、メンディングテープでカバーを止めてあったりするんです。お店の人も中を見てがっかりした?なんて言っていました。
11月3日:
とある集まりのために新宿に出かけました。集合時間まで間があったので高島屋に寄りました。連休だったからかもしれないけどすごい人でした。あそこはエレベーターもたくさんあるのですが、どれも常に満員状態。上の方のレストランにいたっては、ほとんどの店が店の外に行列が出来るくらいの混雑ぶりでした。実は後でみんなで食事に行こうということになっていたのでその場所を物色していたのですが、とてもじゃないけどここじゃ無理だということであきらめました。新宿デパート戦争もそれぞれ頑張っているようですし、この分だとますます新宿は人で溢れかえってしまいそうですね。
11月4日:
寒くなってきたので夏物を仕舞う替わりに冬物の服を押入れの奥から引っぱり出してきました。しかし年々着る物が増えているような気がします。古い物や着なくなった物を処分すればいいんでしょうけど、まあ取り敢えず仕舞っておこうと思ってとっておいたものがだんだん増えるんでしょう。冬物はかさばりますから、外に出しておくと普段から物の置き場に困っているわが家はますます散らかります。こんな服あったかなと思いながら今年も部屋一杯に冬物が溢れてしまいました。
11月5日:
都内で開催される技術セミナーに参加するために、半蔵門のダイヤモンドホテルに出張しました。10時から17時までのセミナーでしたので、ラッシュの小田急線にネクタイを締めて乗るという最も忌み嫌う事態になってしまったのでした。覚悟はしていたものの案の定座れるはずもなく、疲労困ぱいして会場に着きました。セミナーの会場の席も小さく、一日中縮こまって座っているだけで体も頭も疲れてしまいました。夕方ようやく解放され、そこから市ヶ谷駅が近いことを周辺案内板で知ったのでぶらぶら歩きながら日テレの横へ。ここがズームイン朝のスタジオかぁなんて眺めながらお上りさんになっていました。それにしてもいつも思いますけど都内って狭いですね。会社のある中井町とは大違いだ。
11月6日:
来年のフレックス休日を設定する回覧が回ってきました。といっても僕の場合は休みになっていない土曜日と祝祭日に入れるだけなので簡単です。やっぱり最低限土日と国民の休日には休みたいと思いますから。来年はそれに加えて勤続5年のリフレッシュ休暇が貰えるはず。とくに計画があるわけではないですが、せっかくだから有効に使いたいと思います。しかしそれに加えて有給休暇もあまりとってないんですよね。一昨年の分がかなり残っているからそれもどんどん使っていかねば。休みが尽きるまで週休3日なんてことにしちゃおうかな。
11月7日:
マレーシアに赴任している大学のサークルの同期が一時帰国しているというので、池袋で宴会を開くことになりました。時間は7時半から。会社を定時に上がれば十分間にあいます。とりあえず秦野から急行に乗って新宿まで1時間15分。途中本を読み、居眠りをし、それも飽きて顔を上げても間だ着かないというかなりの遠さでした。新宿でちょっと時間を潰してから池袋へ向かいました。大学を出るまで実家から通っていた私は、池袋は山手線のホームグランドだったのですが、この5年位の間にも色々変貌があったようですねえ。あちこちきょろきょろしては“あーこんなになったんだぁ”とか、“あー懐かしい”という声を出してしまう自分が恥ずかしかったです。
11月8日:
パソコンを買うと意外に困るのが、梱包されていた箱や発泡スチロールをどうするかということです。もし修理に出すことになったら、箱に入れて送り返すのが望ましいですから、簡単に捨てるわけにはいけません。ということでわが家にも本体の箱が残っています。それとは関係ないんでしょうが、買ったソフトの箱なんかも結構律儀に取ってあったんですね。かなり溜まってきたので必要がないものをばしばし捨てることにしました。段ボールなら資源ごみとして捨てますが、ボール紙はそのまま捨てることになります。これも紙の無駄遣いなのかななんて考えてしまいました。
11月9日:
スポーツクラブには車で行く。これは常識(?)ですよね。運動しに行くのに楽してどうするんだという声もありますが、荷物も重いですし、しょうがないです。駅前でもない限りスポーツクラブには大抵駐車場がありますが、近ごろは時間制限を設けるところがあるんですね、けしからんことに。ではスポーツクラブにいる時間というのはどの位かというと、普段はまあ2,3時間というところでしょうか。しかし休日などのんびりお風呂やサウナに入ることも考えれば4,5時間いることもあります。そして駐車場の制限はだいたい3時間。それ以上は超過料金を払うことになります。しかも中には駐車場が混んで順番待ちなんてこともある。どうにかして欲しいですね、まったく。
11月10日:
家ではたいてい2種類を用意している珈琲豆ですが、今週はタイミングが悪くて買いに行けませんでした。という訳で久しぶりに自分で焙煎してみました。生豆は先日新宿で買ったマンデリン。この豆は一般に欠陥豆の混入が多く、焙煎する前にそれらの豆を取り除いてやります。周りの正常な豆に影響を与えないようにするためです。マンデリンは苦味の珈琲の代表的な豆ですが、それはすなわちかなり深く焙煎しても味わいを損なわないからだと言われています。今回はエスプレッソ用にイタリアンローストを目標に焙煎しましたが、焼き上がりを見るとちょっと手前でやめてしまったようでした。いくら深煎りに向いてるといっても度を超えると焦げちゃいますから躊躇してしまったようです。一晩おいてから試飲して見るつもりですが、お味のほうはどうでしょうか。
11月11日:
昨日焙煎した珈琲を飲んでみました。見ためはやはりもう少し深めにすればよかったという感じでしょうか。エスプレッソにすると苦味が足りず濁った味がします。また蒸気の通りも軽く、これは明らかに焼きが足りない状態でした。しかしドリップで飲む分にはそこそこ飲めるようです。焙煎したての新鮮な豆はお湯を落としたときに大きく膨らみます。そこに急がず焦らずお湯を足してゆき、おいしい部分だけを落とすようにすれば、透き通った珈琲が抽出できます。珈琲の味は7割方豆で決まるという人もいますが、自分で焙煎した珈琲なら多少失敗しても格別の味がしますよ。それを飲まされる周囲の人にとっては迷惑でしょうけど。
11月12日:
新百合ヶ丘に映画を見に行きました。海老名にもあるワーナー・マイカルシネマズです。ここは夜9時以降のレイトショーならいつも1200円で見ることができます。さらに女性は水曜日の終日1000円で見ることができるのでなかなかお得です。この日は一旦家に帰って車で行きました。映画館が入っているビブレの駐車場に車を停め、夕食を食べてからでも9時開始の映画には余裕で間に合いました。駐車料金は、映画を見ると3時間、さらにビブレで2000円以上の買い物があると1.5時間が無料になります。映画館の専用フロアは奇麗で、多くの観客が来てもうまく捌けるように工夫してあります。ゆったりとした椅子に座ってポップコーンをほおばりながら迫力のあるサウンドで映画を見るのは快適です。家でビデオを見るのもいいですが、ここの映画館もなかなかいいです。
11月12日:(その2)
新百合ヶ丘でみた映画は、三谷幸喜脚本・監督の「ラヂオの時間」です。かつて彼が主宰していた劇団が上演した同名の舞台を映画化したものだそうです。ある主婦が応募した脚本を元にラヂオドラマを生放送で作ることになったスタッフが、いろいろなハプニングを乗り越えて完成させるという内容で、終始スピーディーな展開に時が経つのも忘れて大笑いしてしまいました。なかなかの出来ではないでしょうか。最近三谷幸喜氏のドラマや本をよく目にするのですが、とくにテレビではすっきりしなかったことが多かった不満が一気に解消されました。出演しているのは西村雅彦をはじめとするお馴染みのメンバーの他にちょいやくで有名どころが出てたり、細かいところにも仕掛けがたくさん隠されている面白い映画でした。
11月13日:
午前中久しぶりに雨がちらつきましたが、今年は記録的に雨が少ないそうですね。10月はほとんど降らなかったそうです。ではその10月のいつ雨が降ったか覚えていますか?私は覚えています。一度は僕らが河口湖に旅行に行った10月4日。そしてもう一度は、サッカーをやろうと思って車で会社のグランドに向かう途中に突然夕立ちに降られた10月28日です。おそらくこの2回だけだったと思うのですが、何の因果かいずれも雨にたたられた出来事でした。僕は別に雨男だとは思っていないのですけれどね。あと不思議と傘を持ってないときに結構降られるくせに、折り畳み傘を持って出かけると雨に降られないんですよ。ただ日頃の行いが悪いのか、それともただ天気予報を見ていないか...そんなはずはないのだけれど。
11月14日:
大きい家に住みたい。ということで、新聞の広告によく目が行くようになりました。一戸建てやマンションなど物件は山ほどあります。一年程前、近所にたくさんマンションが建ち、その宣伝が盛んに来ていました。その時は今が底値ですからチャンスですと言われたものです。でも今もまだ安いようですね。せっかくですから、具体的に条件を絞って見てるのですが、僕らが希望している相模大野、小田急相模原、東林間の近辺は小田急沿線でも人気があるらしいです。色々便利だからでしょうか。でもですねえ、なかなかこれという物件はないみたい。まあのんびり探して行きましょう。
11月15日:
かみさんの父親が腎臓結石で入院しているというので、お見舞に行ってきました。腎臓にできた石の一部が尿管に詰まって痛みを引き起こしていたそうです。マイクロ波か何かを身体の外から当て、その原因となった石を崩して貰ったそうです。身体を切り開いて取り除くのかと思っていましたからちょっと驚きでした。痛みが引いてからは気分もよいそうで、やることがなくて暇だと言ってました。もともと腰痛ではないかと思って医者にかかっていて、いつまで経ってもよくならないからレントゲンをとったら石が発見されたとか。医者もあてになりませんね。
11月16日:
ようやくサッカーのワールドカップ出場が決まりましたね。長い道のりでしたが、ようやく悲願が達成できてよかったです。最終決戦は1試合のみで、引き分けなしだったのは見てる方にとってはよかったですね。サッカーでつまらないのは0-0で引き分けの試合だと思います。やる選手にとっては大変ですが、最後まで点数を取って勝つんだという気持ちが、見ていて伝わってきました。その点イランは全然攻め手がなかったですね。キーパーのふてぶてしさだけが印象に残りました。
11月17日:
秦野駅の改修工事もいよいよ大詰めになってきました。南口も徐々に整備され、歩道の整備が進んでいます。駅のロータリーにはへんてこなオブジェと噴水らしきものが出来ました。ロータリーの脇にはテナントビルを一棟作っています。まだ入居者を募集しているようですが、何が入るんでしょうね。南口には今のところほとんどお店はないですから、少しは賑やかになってくれるとうれしいのですが。そう言えば、南口から伸びる幹線道路らしき道も作ってますよね。あれが出来ると路線バスも南口からでたりするのかな。会社のバスもいちいち線路をくぐらなくてよくなるのかな。いずれにせよ南口が生まれ変わるのはそんな遠い将来のことではないでしょう。
11月18日:
めっきり寒くなりました。日もとても短いです。朝起きるときはまだ外は暗いです。そろそろ暖房機具を出さなくてはなりません。炬燵にホットカーペットにガスストーブとありますが、どれからでしょうかねえ。炬燵は部屋が埃っぽくなるから嫌いなんですよ。一番速く暖まるガスストーブかなあ。一番場所を取って邪魔なんですけど。またこれから朝のトイレが寒いのも悩みです。小型のヒーターが売ってますからそれでも買いましょうかねえ。暖房便座なんて大げさだし。そろそろ本格的につらい冬がやって来ましたね。
11月19日:
年末調整の申告書を今年も提出しました。去年とフォーマットが変更されていましたね。いつもは前年の分のコピーを取ってそれを元に書いていたのですが、今年は中味にも目を通して面倒でした。それにしてもうちはまだ楽な方でしょう。結婚していても扶養家族はいないし、保険の支払もすべて会社の給料から天引きされるものだけですから。ところでサラリーマンは確定申告しなくていいから楽なんでしょうが、その分きっちり税金を取られてしまうのですよね。プロ野球選手を中心にした脱税事件が騒がれていますが、球団側の処分は概ね軽いですね。まあ個人の責任といえばそうなんでしょうけど、多かれ少なかれみんなやってるってことを証明しているだけのような気がします。
11月20日:
会社のホームページの画像をアニメGIFにしました。環境によってはちょっと重いかもしれません。もともと動くページは苦手とするところがあって、あまり動くのも見にくいからなあなんて言い訳していました。でもMacromedia Flashというソフトを手に入れたので、初めて使ってみたというわけです。今回はアニメGIFに変換しましたが、Shockwave Flashの形式で貼り込むことももちろん可能です。インタラクティブなボタンや音声を入れたり、複雑な仕掛けを作ることができるそうです。
11月21日:
小田急線のトラブルに巻き込まれてしまいました。後半休で帰ろうとしたのですが、秦野駅に来たところで電車が動いていない様子。なんでも町田駅構内でポイント故障が起きたとのこと。いつ動くともわからない車内でしばし待たされ、ようやく発車したと思ったらとりあえず鶴巻温泉まで。またそこでしばらく停車し、次は伊勢原まで。そんな調子でようやく本厚木までたどり着くことができました。本厚木で買い物をするつもりだったので、途中下車。その間にダイヤが多少復旧するかなと期待しましたが、再び駅に戻ったときには学校帰りの高校生がホームを埋めていました。電車はまだ本数が少ない様子。しかたなく再び改札を出て時間を潰しに行きました。それにしてもこんな時にもちゃんとロマンスカーは運転するんですね。
11月22日:
実家のパソコン用にプリンタが欲しいと言われ、適当に見つくろって買って行くことになりました。本体がノート型なのでプリンタが大きかったら変だろうと思い、薄型のCanonのBJC-80vにしました。スキャナーヘッドのオプションも付け、ついでに葉書作成ソフト「筆まめ」も買いました。実家では去年まではワープロで年賀状を印刷していましたが、せっかくパソコンを買ったのだからということでそれもインストールしてきました。プリンタの大きさも画質にも一応満足してもらえたようで、使い方を覚えなくっちゃと言っていましたが、さあどうでしょう。来年の年賀状は無事にそのプリンタで打ち出すことができるでしょうか。
11月23日:
ラグビーの早慶戦が行われました。雨の降ることが少ない特異日だという理由で伝統の一戦は毎年この日に行われます。今年の両校の成績は、早稲田が5戦5勝、慶応が5戦5敗とまったく対照的です。しかしその内容は何とか勝ち進んできた早稲田に比べ、慶応はあと一歩で勝ちを逃してきた試合が多かった。ですからこの伝統の一戦の行方は読めないと思っていました。試合は案の定慶応が開始からリズムよく攻め込みます。早稲田はラインアウトとモールを完全に支配され、ディフェンスが後手後手に回ってしまいます。あっというまに2トライを上げられ、先制を許してしまいました。後半に入っても早稲田は攻めのリズムが掴めず、慶応の鋭いタックルにゲインラインを突破できません。その間にも次々にトライを奪われ、結果は早稲田はノートライの42-12で完敗でした。悔しいことはもちろんですが、見事な慶応ラグビーの復活に拍手を送りたいと思います。
11月24日:
今日はいわゆる振り替え休日です。日曜日と祝祭日が重なると翌月曜日が休日になるってやつですね。近ごろでは土曜日が祝祭日と重なっても振り替え休日を設定する企業も出てきたそうです。そりゃそうですよね。今ではほとんどの土曜日は休みなのですから、そこがもともとの休日と重なったら3連休にしたいものです。もちろん我々だって自主的にフレックス休日なり有休なりを入れればいいんでしょうけど、その土曜日の振り替え休日が浸透してくれないと言い出しにくいですよね。小心者としては。
11月25日:
秦野の改札を出て左に行くと売店の横に「東華軒」という弁当屋さんがあります。いわゆる駅弁を売っているのかなと思っているのですが、実態はよく知りません。果たして商売になっているのでしょうか。お店は小さく店員も一人だけという経費はかかりそうもない店ですが、何しろ目の前にはマクドナルドやコンビニエンスストアがあるし、駅弁といってもロマンスカーの停車駅でもないし、不思議な感じがします。朝から開いていますが、そこでお弁当を買っている人の姿も見たことがありません。実は小田急相模原の駅にも同じ様な弁当屋さんがあったんですね。そちらは秦野よりいっそう厳しいだろうと思っていたのですが、案の定つい先日お弁当売り場が飲みものの自動販売機置き場に変わってしまいました。
11月26日:
かみさんが夜の7時からの仕事が入ったということで、帰宅がたいそう遅くなりました。しかも仕事の場所は埼玉の所沢。帰りは横浜線で帰ってくるので途中まで迎えに行くことにしました。町田の乗り換えって時間がかかるし、一つ手前の古淵はうちから車ですぐですから。家にいると外に出るのがいやになりそうなので、いつもの喫茶店で時間を潰すことに。一人で外食して、喫茶店に行ったのが9時半ころ。そこから延々11時過ぎまでいました。そこの喫茶店はその時間帯はほとんど常連モードになります。つまりみんなが長居。とりとめも無い話しをしながらあっという間に時間が経ってしまいます。外は嵐のような風が吹きすさぶなか、異様な盛り上がりをするその喫茶店は、何か居心地がいいんですよね。
11月27日:
あまり堅い本を読むことはないのですが、先日珍しく直木賞受賞作である「鉄道員」(ぽっぽや)を読みました。本の装丁が何となく気に留まったからです。中味は短編集で通勤途中でも読みやすいものなのですが、その短い話しでも思わずほろっとしてしまうことが何度となくありました。著者は浅田次郎という作家です。今は彼のエッセイ集「勇気凛々瑠璃の色」というのを読んでいるのですが、かなり変わった経歴の持ち主のようです。幼くして親の事業が破綻して親戚に引き取られ、若いときに自衛隊に入隊して身体を鍛え、その後借金取り立て屋やねずみ講で大儲けをし、それでも作家になるという夢をずっと抱いていたとか。小説が売れるようになったのは最近のことだそうです。また私小説は嫌いだとか。それにしても、そういう人生経験からどうしてあのような小説が生まれるのかちょっと理解に苦しむところがあります。
11月28日:
会社のホールを使ってある学会が開催されました。社外から約80名程の参加者が集まり、一日セッションが開かれました。プログラムの最初に研究所見学という時間がありました。これはせっかく遠いところ来ていただいたのだから、研究所の中を見学して貰おうという企画です。私はその道案内役を頼まれました。学会の行われるメディアホールと共通スペース、技術情報センター、それから最近できた展示室等を見て回ります。それぞれ担当の方に説明していただくのですが、見学する様子を見ていると興味があまりないのでしょうか、淡々と見ていらっしゃったような気がします。こんなに遠くの場所にある研究所の印象は本当のところどうだったんでしょうね。
11月29日:
夕方ものすごい雨が降りました。道の脇の排水溝が追い付かず、雨水が道に溢れていました。自分は車で買い物に出たのであまり気になりませんでしたが、歩いたり自転車に乗ったりしていた方は難儀していました。なるべく水をはね上げないように気をつけて脇を通過しましたが、どのみちびしょびしょになっていたでしょう。町田の東急ハンズに行ったのですが、いつもにもまして出口渋滞がすごかったです。いつもなら夕方に入庫する場合はあまり混まないのですが、駐車場を出る車がつながって駐車スペースを塞いでしまい、空いているのに停められないといった状態でした。まあ雨のせいもあるでしょうから仕方ないですか。
11月30日:
スカッシュを始めて間もないですが、スポーツクラブのハンディキャップトーナメントに参加しました。レベルに合わせたハンディを貰い、3名で1チームを組んでチーム対抗のリーグ戦を行うものです。自分は結構たくさんのハンディを貰ったこともあり、6試合戦って全勝しました。そのせいもあってチームも5勝1敗で見事優勝。ささやかな賞品もいただきました。スカッシュも初心者とベテランとではボールを打つ時の音がまるっきり違うんですね。また床すれすれのボールも拾いまくる。初心者はボールの動きを見極めるのが遅く、どうしてもどたばたと無駄な動きが多い。自分も華麗にボールを打ち返せるように、技術を磨こうと思いました。

戯れ言のページに戻る


ご意見、ご要望、ご質問はozeki@pa.airnet.ne.jpまで。