東海林修作品リスト

 放 送 

ドラマ

太 郎
音楽  東海林 修


1966.10.29放送開始
NHK 総合テレビ 土/20:30
再放送 月/16:10

* テーマ曲はトランペットのソロでボサノヴァ*


大河ドラマ「太閤記」の石田光成でデビューした石坂浩二さんの
初の連続ドラマ主演作品



(グラフNHKより)

若いサラリーマンの日ごろのうっぷんが、たちどころに消し飛んでしまうような
痛快で頼もしいドラマが登場する。
主人公は26才のサラリーマン。
東京の商社につとめる大文字太郎(石坂浩二)という男。
彼は抜群のファイトとたくましい行動力を発揮し、
会社の内外につぎつぎと旋風をまき起こしていく −−−


大文字太郎という男

◆純粋でひたむき
◆明るく人一倍行動的◆
◆古さも持つ現代っ子◆

大文字太郎は今年二十六歳。父は早く死に、母と姉夫婦が倉敷で造り酒屋を営んでいる。
東京の大学を卒業後、丸の内にある商事会社世界物産に入社して四年目になる太郎は、
ひととおり仕事もおぼえ、ようやく世間も知り、それだけに対人関係に悩んだり、会社の組織に
ちょっぴり抵抗を感じたりするころでもある。




地味な半沢(伴淳三郎 右)は、太郎のすばしっこい行動にア然としている。
ときどき課長の大石と意見が衝突することもある太郎だが
そのファイトには先輩の松原(牟田悌三 左)たちも一目おいている



だが失敗も多い太郎は、日ごろ快く思っていない早坂営業統括部長(高松英郎 前右)にそのつどやりこめられる。
それでも長谷川業務部長(有島一郎 左)や大石開発課長(金子信夫 中)は
太郎の積極的な仕事ぶりを大きな目で育てようと思っている。

伴淳三郎(右)と有島一郎(左)がともに太郎の上司役で助演する。
芸達者な両ベテランの出演はこのドラマをいっそうたのしいものにするだろう


 有楽町にある小料理屋千代の家は 世界物産の社員たちのなじみの店だ。
転勤したばかりの太郎はこの店がすっかり気に入って 
半沢たちとちょいちょい出入りするようになる。
会社ではうだつのあがらない半沢もここでは大張り切り
板前気取りで包丁をにぎっては板前の修吉(なべおさみ 左)や
おかみの千代子(黒柳徹子 中)を困らせる。

  

北海道支社から転勤してきたその日に 太郎の下宿はすぐきまった。
半沢課長代理の知り合いで 浅草観音の近くにある花田はきもの店だ。
太郎は庶民的な下町が好きだった。
この下宿は主人の和助(柳家小さん) 妻のせつ子(中北千枝子) 
高校生の娘の紀子(菊容子 右)の三人家族だが 好青年の彼は
この親子三人にすこぶる好評だ。
たまの休みともなると 和助からは碁の相手 紀子からは映画と
やんやの催促をうける太郎である。


     


キャスト
大文字太郎  倉敷出身 世界物産社員 石坂浩二
長谷川 世界物産業務部長 有島一郎
半沢 同・開発課長代理 伴淳三郎
早坂 同・営業統括部長 高松英郎
大石 同・開発課長 金子信夫
戸塚由美子 同・秘書 三条泰子
杉山ひろみ 同・社員 本間千代子
松原 同・社員 牟田悌三
田子 同・社員 砂塚秀夫
同・社員 石山律
花田和助 下宿先 浅草下駄屋主人  柳家小さん
花田せつ子 同・妻  中北千枝子
花田紀子 同・一人娘 高校生  菊容子
千代 有楽町の小料理屋 女将  黒柳徹子
修吉 同・板前   なべおさみ

スタッフ

音楽 東海林修
田波靖雄 
山田正弘 ほか
演出 勝山二 
近藤晋
制作 小針正男



参考資料 グラフNHK 昭和41年10月15日号 新番組 <太郎>特集



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