| Gメン75というテレビドラマは1975年に始まり、 その後長い年月ずっと「Gメン75」でしたが、ミュージックフェアは、年が変わるとタイトルも変わりました。台本に「第5回」とあるのは、1976年に始まった「ミュージック・フェア'76」の「第5回」という意味です。 
 1994年版の「現代用語の基礎知識」(自由国民社)の付録「テレビ年表」を見ると、
 「ミュージック・フェア」の開始は1964年8月。その記事は次のとおり。
     ミュージック・フェア'64 (フジテレビ系) ショー化しないで音楽を鑑賞することに徹した本格的音楽番組として
 高い評価を得た。長門裕之、南田洋子夫妻の司会も簡潔で好評。
 現在も続くこの30分の音楽番組の音楽監督として、東海林修先生は、選曲とアレンジに携わっていらっしゃいました。
 
 このときの出演は、東海林修先生ご本人と、伊東ゆかり、野口五郎。「僕の好きな音楽を、とても上手に表現してくれる歌い手さん」、と、
 先生が番組の中で語られる通り、数々の先生の曲やアレンジ作品を歌いこなしている
 実力派です。
 
 
            
                1976年2月3日 放送 21:30〜22:00  
            
                ピアノ・編曲東海林修先生
 
            演奏曲目: 
                マイ・ウェイ伊東ゆかり・野口五郎
 
 アドーロ
 野口五郎
 
 ノー・バディ
 野口五郎
 
 愛情物語(部分)〜MC
 東海林修・伊東ゆかり
 
 1990年
 伊東ゆかり
 
 夏の六週間
 伊東 ゆかり
 
 バイ・バイ・ラヴ
 伊東ゆかり・野口五郎
 
 
 
 コーラス:チャープス
 演奏  :山本昌之とサウンドメイツ
 ミリオンポップスオーケストラ
 (1976年1月28日 収録)
 
 アンカーさんの想い出:
 ミュージックフェアは、このころはニューアルバムが出るとアルバムの曲を2、3曲披露したり、
 番組のために(歌手が)新しいレパートリーを覚えたりして、とても質の良い番組で好きでした。
 はつよメモ:この放送は、拝見したことをはっきり覚えています。
 貴重な台本と、放送のテープをお預かりし、聞かせていただきました。
 インタビューの話題は、五郎さんが2月23日で20歳になることや、
 ゆかりさんがお母さんになられたことなど。
 特に、ゆかりさんへの先生からのメッセージは先生らしい温かさに満ち溢れています。
 
 「アドーロ」は、この頃五郎さんが、さかんにテレビやコンサートで歌っていらっしゃったナンバーですが、特別にこの放送のアドーロは、素晴らしいです。
 「夏の六週間」は、アメリカン・ポップスとのことで、いつもながら、愛情あふれる先生のアレンジで、
 ゆかりさんがのびやかに、情感こめて歌われ、感涙ものです。
 時代を経ても、働くお母さんすべてに聞いてほしい歌です。
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