ファンの集いin東京レポ
[,レポート:イリスさん]


…高見沢
…坂崎
…桜井
…川原マネージャー

THE ALFEE ファンの集い 東京;赤坂ブリッツ 2001.3.14


 この日、東京はとても暖かい一日でした。もう春のコートでも充分と思われる陽気でしたが、開場時間が近づく につれ、風が冷たくなり高台という立地もあって、入場前はかなり寒くなりました。番号順に並ぶため、前後の方と番号を確認していたところ、8人ほど同じ苗字の方と連番なことが判明し、盛り上がってしまいました。やっと順番が回り開場入りすると、1階席はほとんど埋め尽くされていて、私は2階席へ。

 入場時に渡されたメンバーへの質問の用紙に書いたり、カメラの準備をしたりして、始まるのを待ちます。



 川原登場。ここでフラッシュがあちこちで…。

「はい、どうもこんばんは。本日はようこそいらっしゃいました。
  ファンの集いということで、全国各地で行ってきましたが、
  本日がファイナルの地元東京です。東京はいいですねえ。
  各地で前説をやってきましたが、土地によって反応が違いました。
  仙台は静かで東北だなあと、大阪は笑いに厳しかったです。
  メンバーが出てくるまで小咄を話してきましたが、三重県では
  ラッシーという名前の犬が多い「三重県ラッシー」とか、
  大阪で下ネタをやったらブーイングでした。
  私が出て行ったら、え〜〜〜っ!!と言われまして、気持ちは分かりますが、
  せめて温かい拍手で迎えていただきたかったですね。

「野球が開幕しまして、名古屋では中日の話が盛り上がりまし た。
  私は中日ファンですが、東京では巨人でしょうか。
  メンバーは3人共巨人ファンですが、今年の横浜はたいしたこと無いです。
  森監督が「もりにかけ」てソバに掛けてのびてしまうということで優勝はない!
  (この後横 浜ファンに謝っていたような?)メンバーは…、まだですね
  (袖を見るがまだメンバーの姿がありません)
  話は変わりますが、柔ちゃん。金メダルまで山あり谷ありでしたが、
  今では「谷あり」です。メンバーはまだです か?
  最後だからっていじめてませんか?前説は難しいです。
  ウケてもいけないし、間が難しいです。メンバーは 凄いなあと思います。
  MCなんかのお客さんとの間の取り方が絶妙ですね。
  トラブルの時の場つなぎなど、最初 から考えてあったんじゃないかって
  思ってしまいます。」
  (ここでやっとメンバーが準備出来たようです)

「全国を 周って来ましたが、雨の日に車に乗るようなものだと思いました。
  『司会(視界?)が良くない』というところで、登場していただきます。
  それでは写真撮影タイムに入らせていただきます。マイクを坂崎さんにお渡ししま す。」



 やっと出てきていただきました。 早速の写真撮影の為、一斉にフラッシュ。会場内の人の姿がはっきりわかるような明るさでした。 3人は揃ってまずは左手、右手、最後に中央と移動し、それぞれポーズ。(でもあまり動いてくれませんでした)幸ちゃんは「いいカメラ持ってるね」とか「2階はフラッシュは止めた方がいいよ」とかアドバイスなど。「3人でポーズとるから、せーの」で3人共後ろ向きなる一幕も…。「そろそろいいんじゃない?もうフィルム1本分撮ったでしょう」それでも会場からは「まだ〜!」の声。私がインスタントカメラ1本ちょうど撮り終わるころ撮影終了。


 それぞれ定位置の椅子に座ります。

「こういうファンの集いは久しぶりですね。ここんところやっていませんでしたからね。
  10年ぶりくらいで すか?前はどこだっけ?新宿厚生年金?前回来た人?
  少ないなあ。初めての人?初体験ですか?だからみんな戸 惑ってるんだ。
  気楽に適当でいいですよ、コンサートと同じようにね。みんなの視線が先生の
  左手の人差し指に 行ってますね。ダメですよ、牛にムキになってちゃ。
  見ましたよ、ツアーまであと少しなんですから。」

「大丈夫」

「大丈夫じゃないでしょ。」

「自分で頑張っても頑張りようがないけど、こいつ(人差し指)のせいだから。」

「先に聞いてたからまだしも、いきなり見たら驚くよ。踏まれてたもん。」

「最終回なんでスペインの人たちがムキになったらしい。俺もやめとけばいいのに、
  牛が蹴りやがったからさ あ。親にも蹴られたこと無いのに…。」

「親にも無いんだ。」

「そうだよ。イテー!コノヤロー!もう一回やろう!って。牛って見たことある?角生えてんだよ。
  横に目が 付いてるから、前に行けば焦点が絞りきれないから、ムレータって布を降ると
  そっちの方に行く、っていうのが プロの考え方なの。
  だから俺も気持ちは前に行こうとするんだけど、身体が固まっているわけ。
  8年の時間の経緯と肉体の衰えを考えてなかった。しかも牛がでかいし、鳴く!」

「もぉ〜〜〜っ。」

「そう、すごい大きい声で鳴くんだよ。怖くて、びびった。
  毎日やってれば何とかなったと思うけど、練習も しないで、
  ついつっかかってしまったからなあ。ブーツはやっぱり良くなかった。」

「でも似合ってたよ。ベビードール。」

「マタドール!硬い鎧みたいな衣装。スペインの青い空のように、気持ちも真っ青だったけど。
  倒されて蹴ら れたとき、牛のやろう!って。」

「高見沢は判りやすいですからね、頭に血が上って。飯食ってるときはおなかに、
  走ってる時は足に血が上る からね。」

「もう一度!って言ったけど、益々身体が動かない。牛も怖かったと思うけど。」

「やけに白い奴が来たなって?」

「眩しいって、サングラス掛けないと。もう一度!と思ったけど、
  ドクターストップになっちゃったからね。」

「折れてたの気付かなかったの?ずっと指を見てたよね?」

「痛たかったんだけど、打ち身かな?って感じだったの。
  だけど、飛行機に乗ったり船に乗ったり。
  船じゃね えや、車に乗ったりしてたら腫れてきて。」

「案外最初は折れてなかったんじゃない?医者が診たときクッて、折れちゃったんじゃない?」

「思い切り力を入れるより、瞬間的な力で折れるみたいだからね。
  今の所うまくいってる、動かない…。」

「白い太い指に包帯で、どこまでが指で、どこまでが包帯か分からないね。」

「分かるって。」

「もう二度と勝手はさせないから。」

「今度はサポーターやって、鉄の鎧着てやればいいんだ。でも益々動けないか…。
  とぼけている場合じゃな よ、桜井!」

「腰が動かないんです。」

「ぎっくり腰ですか?高見沢はびっくり寿司って言ってたけど。」

「ぎっくり腰とびっくり寿司って似てない?」

「似てないよね。」

「ぎっくり腰じゃありません、ぎっくり腰の様なものです。」

「腰を使ったの?」

「…。みんな今淫らな事考えただろう。」

「淫らなことって何?」

「何って、フラダンスとか。」

「腰蓑つけるの?」

「こんばんは、って入りたくなっちゃいますよね。飲み屋ののれんみたいに。」

(高見沢、桜井にタオルを投げ る。腰を庇いながらもタオルをキャッチ)

「もう少し内角へ投げてください。」

(タオルを坂崎に中継して戻す)

「今はもう大丈夫です、レイクもできます。ほのぼのレイク。」

「レ○プ!」

「違うよ!」

「びっくりした。」

「そういうことが頭にあるからそう聞こえるんですよ。
  ほのぼのレイプしてどうするんだ。クが案外難しいん です。
  ぎっくり腰になりますよ。落ちたものを拾うときも、スカートで
  膝を伸ばしたまま取る人がいますが、あ れは良くないです。
  作法にも通ずると思います、ぎっくり腰になるかならないかは。
  みなさんも気をつけて下さ いね。
  中学生でも高校生でも大学生でも社会人でもお爺さんでもお婆さんでも
  なるときはなるんです。決して歳 だからじゃございません。
  上手の方も、歳じゃなくて牛のせいです。」



「いいですね?それでは、質問のコーナーに入ります」


「質問を鉛筆で書いて貰ったんですが、中には鉛筆も戻ってきたのもありますね。
  高見沢さんに質問です。生 まれ変わったらこれだけはなりたくないというのはありますか?」

「何だろう…。」

「うし!」

「牛?どうかな。闘牛士にはなりたいかな…。やっぱ牛かなあ。でも牛にはなりたくないな。」

「牛にも色々あるじゃない。」

「乳牛とか闘牛とか肉になるのとか、牛乳になるのとか。」

「牛乳にはならないでしょ。」

「あ、そうか。」


「高見沢さんに質問です。海外で子作り旅行するにはどこが良いですか?」

「子作り?そんなの日本で作れよ。旅行に行ってもし出来ちゃったら、
  良かったねだけど。でもやっぱりハワ イとかリゾート系の場所がいいんじゃないかな。」

「確かにリゾート系だよね。」

「ヨーロッパのコートを着込んでるのよりは半ズボンで、ていう方がね。
  寒いところは他にすること無いから な。でも日本で出来た方がいいよ。」


「高見沢さんに質問です。」

「なんで俺ばっかり。」

「坂崎さんが結婚したら寂しいですか?寂しくなったら結婚しますか?」

「確かに坂崎がいるからいいか、って気はあるよね。でも寂しくなったら?…、
  結婚しない。そのくらいの ことじゃしないな。色んな事があるんだよ、大人の事情が。」


「桜井さんに質問です。私は今進路に悩んでいます。
  海外留学をしたいのですが、何をしたいのか、自分の 夢が見つかりません。
  桜井さんはいつ頃自分の夢が見つかりましたか?
  桜井はいつ頃進路見つかったの?」

「やりたいことが見つからないと言いますけど、なかなか出てこないものです。
  海外留学がしたいんだったら 留学してから見つければいいのではないでしょうか。
  外国を知ることが日本を知ることにも繋がりますから。
  私がやりたいことが見つかったのは38くらいの頃でしょうか。」

「遅すぎるよ。曲で言ったらいつ頃だ?」

「こんなんじゃいけない、って。何の曲かは覚えてないですけど。」

「38って言ったら、7、8年前でしょ?でも何となく学生から来たから、
  未だに進路決まってないですからね。」

「悩んでもいいんです。」

「まだ16歳でしょ?戻りたかったらいくらでも戻れるんだから。
  大人は先のことを考えて、やれることはや れって言うけど、
  悩ものもいいんじゃないかな。 」


「桜井さんに質問です。Nack5のニューハーフの好きなボーカルベスト5に
  選ばれましたが、そう聞 いてどう思いますか?
  ニューハーフって女の人になった人でしょ?」

「戸籍上は男だけど、ヨシオとか堅いんだよ。」

「どういう方に関係なく、嬉しいです。ニューハーフは気持ちが女性ってことですからね。
  人は生まれるとき は女性になるために染色体が出来て、
  それが後で男に染色体が組み変わるそうです。教育番組で言ってました。」

「腰が痛くて、テレビばっかり見てるからね。」

「嬉しいですよ。」


「高見沢さんに質問です。ちょっと気になる人に、今夜、帰りたくないの、
  と言われたらどうしますか?」

「帰りたくないんでしょ?じゃあ、帰らなきゃいいじゃん。」

「気にならない人なら、帰った方がいいよ、って言うんでしょ?」

「そんなことないよ。」

「気になる人じゃなくて、どうでもいい人は?」

「それは良くないな。でも一応帰った方がいいって言うかな?」
 (なんか言い訳がましいことを言い並べて、一 緒にいたいけど、でもやっぱりダメみたいなことを言って、タクシーに乗せて帰す、というようなことを言って ました。長くて何を言っているのか忘れました。)


「坂崎さんに質問です。私は弁護士になりたいのですが、壁にぶつかっています。
  壁にぶつかった時はどう やって乗り越えましたか?」

「壁にぶち当たったら悩む。悶々とする。」

「そうだな、坂崎は結構悩むよね。」

「悩んで、最後は、ま、いっか、ってなっちゃう。それで立ち直る。」

 …ここで桜井さんが質問の紙を床に落としてしまう。拾えなくてじっと落ちた紙を見ていると、スタッフが出てき て拾ってくれる。

「解決はしないかもしれないけど、ギターを弾いたり、レコードを聴いたりして。
  弁護士なら六法全書を頭に乗せて歩くとか。桜井も持ってたでしょ?」

「私は持ってませんでした。借りました、隣の人に。それで6年行けました。
  7年目は来るなって言われましたけど。」

「やっぱり音楽が一番。アルフィーのコンサートが4月から始まりますからね。
  悩んでも仕方がないです。」


「桜井さんに質問です。女性の仕草でドキっとするのはどんなことですか?
  うなじをかきあげるとか、髪を耳 にかけるとか。」

「髪をかき上げながら食べる女がいると、切っちゃえ、バカヤロウ!て思うよね。
  でも実はワンレングスに憧れてるんです。」


「3人に質問です。どうしても断れないテレビの仕事があるとします。
  次の3つから選んでください。
  一、世界ウルルン滞在記で裸族と生活する。
  二、電波少年でスワンの旅をする。
  三、ワンダフルの司会3ヶ月間。」

「スワンって何?」

「ボートだよ、白鳥のボートを漕ぐの。」

「見てないから。」

「ウルルンは知ってるよ。裸族との生活、いいなあ。」

「色が違い過ぎてカメラの色調合わせるのが大変だなあ。
  高見沢に合わせたら裸族が真っ黒になっちゃうし、
  裸族にあわせたら高見沢飛んで見えなくなっちゃう。」

「俺はワンダフルかな。」

「僕もワンダフルかな。」

「俺、裸族がいい。」

「ホテルないよ。水出ないよ。」

「ホテルないの?建てろよ!」

「裸族が建てるの?電気がないからコンピュータも使えないよ。」

「コンピュータが使えないのか。それは痛いな。」

「願わくば、そう言う仕事が入ったときに、断る体制の会社であって欲しいです。」


「坂崎さんに質問です。今回の大相撲どう思いますか?」

「寺尾、四連勝してるね。38歳。桜井がやりたいことを見つけた38歳。
  毎回荒れる春って言われるけど、 横綱が負けてるね。だんだん勝ってくるでしょうけど。
  寺尾が勝ち進んだら驚くよね。寺尾、面白いよ。」

「坂崎は相撲界にも知り合いが一杯いるからね。」

「そんなでもないよ。」

「相撲も強いんだよ。マワシの廻し方とかも知ってるの?」

「一応ね。マワシは俺みたいな貧弱なのがやっても変なんだよ。
  厚くなっちゃって。立派な身体にこそ似合う んだよ。」


「三人に質問です。メンバーを見て昔と比べてここが変わった、というところはありますか?」

「桜井の輪郭かな?」

「変わったか?」

「昔はもっと細かった。」

「ちゃんと見たこと無いからなあ。」

「もうちょっと細かった気がするんだよね。」

「毎日一緒にいるから判んないよ。この前のベストテンのビデオなんか見ると判るけどさ。
  なんかインチキ臭 いよな。どこかの高校生がコピーしてるバンドみたいだもん。
  女性の好みもそんなに変わらないかも。十代の頃 と同じように女性を見てないけど。
  坂崎は女性をちぎっては投げ、ちぎっては投げですからね。」

「そんなことないよ。ちゃんと整理しながらだもん。」

「整理しながら切り捨てていくんだよな。」

「なかなか整理できないから困ってるんです。
  そういう高見沢さんも女性の好みは変わりませんか?」

「柔道一直線。桜木健一。」

「高見沢さんはやっぱり女性はケツですか?」

「肉体とかは興味ないです。メンタルな高見沢ですから。」


「桜井さんに質問です。中二の娘が桜井さんにぞっこんです。
  もしも桜井さんが独身だったら、十代の女の子 は恋愛の対象になりますか?」

「横にいるだけで犯罪者みたいですからね。
  もう少し修行をしてから来ていただければ。」


「高見沢さんに質問です。家ではどんな服装をしていますか?」

「黄金のガウンを着て…。」

「それはシルク?」

「もう少し楽な格好してるけど。みなさんが想像している通りです。」

「ベビードールですか?」

「…。あなた変ですよ。ベビードールに拘ってますね。」

「それ一枚なの?」

「ベビードールってどんなのだっけ?」

「可愛いやつ、短いの。」

「駄目だよ、隠れないじゃん。」

「何が?」


 …ここで川原登場。が無視して質問を続ける。


「3人に質問です。もし他の二人が赤ちゃんに戻ってしまったら、
  誰をどうやって育て直しますか?」

「高見沢は高校時代はバスケをやらせて、髪も伸ばさないで、
  NBAに入れて活躍させる。なんてどうでしょ うか?」

「坂崎は魚の知識が豊富だから、海洋学校に入れて、泳ぎを覚えさせて。」

「学校で泳ぎを覚えるの?スイミングスクールに行った方が早くない?」

「泳げないと入れないじゃん。泳いで立派な船長さんになったら、海で釣りが出来るし、
  船酔いしないで七つ の海を渡る。漁師じゃないよ、加山雄三さんみたいに。」

「ボ〜〜〜ッ!」(ペットボトルの口を吹いて汽笛の音を出す)

「船が出るぞお〜。いいね、海の男だよ。肩にオウムをのせて、キャプテンクックみたいに…。」




「時間の方に限りがありますので、これからプレゼント抽選会を行います。
  みなさんが入場した葉書の番号が 抽選番号になります。
  3人に抽選してもらいまして、当たった方は返事をしてその場で立ってください。」

 …こんな具合で抽選会が始まりました。プレゼントは…。
       *ツアーポスター サイン入り
       *20名 Tシャツ(新年会に配ったもの) サイン入り
       *20名 撮りっきりコニカ メンバーと撮影及びフレーム付 サイン入り
       *3名 撮りっきりコニカ メンバーと撮影(ツーショット)及びフレーム付 サイン入り
       *1名 上(3名)の特典+目覚まし時計 メンバーの起きろコール付

 3人が交代で抽選箱から番号の書いた紙を引きます。何故か桜井さんの引く番号だけ欠番が多かったです。メンバーと一緒に写真撮影は嬉しいプレゼントですよね。当選された方、おめでとうございます。当たったわけでもないのにちょっと興奮していた私は、この後の話が飛んでます(ごめんなさい)。


 何からか、川原の車の事故の話に…。

「お前も鎖骨折ってるだろう?」

「はい。」

「スペインから電話したら病院にいるって。俺が骨折ったって言ったら、
  川原も折ったって。俺の車を運転し ていて、道をクルクル回ってドカン!
  全損だよ。俺、乗ってなくて良かったよ。」

「車は全損したのに、川原は半損で済んだんだろう?」

「運がいいのか悪いのか。」


それぞれの定位置のメンバーが座り、ギターが出てくる。

「やはりみなさんへのプレゼントはこれじゃないでしょうか。
  今日はホワイトデーということで…。」

「チョコレートのお返しに甘いコーラスをなんて言うんじゃないだろうな?」

「ミニライブですね、お楽しみ下さい。」

川原退場。




「ブリッツは初めて?5年目にしてやっと実現いたしました。
  高見沢さん、弾いてくださいよ。」

「指が3本あれば弾けるだろ。でも弾けない曲もある。
  弾けないコードあるけど、プロの根性見せたるか!」

「1983年のヒット曲から、メリーアン。」

♪メリーアン
♪無言劇


高「弾きづらいなあ。人差し指が一番使うから。」

「全部ボトルネックかハワイアンだな。」

「坂崎がウクレレ弾いて、桜井が腰蓑付けて?」

「ダメだよ、今腰動かないもん。」

「他人事だと思って。」

「3人だけってアルフィーの原点ですね。いつもキャンパスでこんな感じだったよね。
  学校の食堂とかでやっ た延長で、ライブハウスでやったりして。
  オリジナル曲がなかったので、色んな曲をやりました。
  石川君にドラ ムを叩いて貰ったりとか。あれはギャラは発生してたんですか?」

「ギャラは無かったです。ギャラがないから、お酒を飲ませました。」

「そのころはお客さん一桁でしたからね。物まねやったり、
  物まねやったり物まねやったり…。手を変え品 を変えで、
  コピーも沢山やりました。ビートルズ、イーグルス、アメリカ(?)」

「突然高見沢がロコモーションやろう!って。なんでロコモーションだったんだろう?」

「ロコモーションやったね。Gでやってた?」

「そうだよ。」

「高いなあ。Fかな?Gでやってみるか。」

♪ロコモーション


「26、7年前ですね。Gじゃなかったか、A?フラットかな?Cかな?」

「どこまで上げるんだよ。」

「どこまで上がるかやりしましたね。桜井はその上を行ってましたからね。」
♪Let it Be (即興)
「出るんじゃん。」

「一瞬だったら出るんだよ!先生の作る曲はずっと高いんだから。」

「この曲は80年代の曲です。カバーじゃないのか、って言われることも多かったですが、
  ちゃんと作詞作曲 高見沢俊彦と書いてあります。」

♪DAYS GONE BY

「スリーフィンガーいけるじゃないですか。」

「こっちはバリバリですからね。」

「高見沢もやるようになったよね。」

「坂崎に教えて貰ってね。凄かったよ、あのときの坂崎は。
  スリーフィンガーやるのに坂崎のサムピック借り たけど、小さくて痛くて…。」

「広がるよ。」

「えっ?さっきから血が止まってたんだよ。」

「高見沢と知り合ったのが大学一年で、高校生の時桜井とはもう会ってたけど、
  コンフィデンスに参加したの が8月。同じ大学に入って高見沢に会って。
  音楽性は全然違いましたね。グループサウンズもあったりして。」

「やってたね。」
♪君だけに愛を(タイガース)
♪若さゆえ〜 悩み〜(曲名思い出せません)

高「全部歌っちゃったじゃないか、誰か止めろよ。」

「高見沢はやり出すと止まんないよ。俺たちが同い年ってこともあるよね。」

「一年違っただけでも駄目だね。」

「スリーフィンガーでやると、どんなものでもフォーク調になっちゃうよね。」
♪ジェネレーションダイナマイト(スリーフィンガー:かぐや姫風)

「これで幻夜祭は出来ないだろうなあ。スリーフィンガーに変拍子はないからね。
 鋼鉄の巨人でも出来るよ。」
♪鋼鉄の巨人

「なんでもかぐや姫になっちゃう。逆だったら神田川のロックバージョンもありだよね。」
♪神田川(ロックバージョン)

「無理があるな。」

「ジェネレーションダイナマイトは綺麗だったのに。」

「それはメロディが綺麗だからですよ。先生のメロディが綺麗だから
  ハードロックの曲でも出来るってことで しょう。」

「そうだね。メロディないと成り立たないよね。」

「ラブレターも最初はインストだったんだよ。歌が無くて。」
♪ラブレター

「3人でリーゼントでロックンロールやってた。
  桜井のリーゼント似合ってたね。
  坂崎もリーゼントやったら三平さんみたいになっちゃうかな。」

「ベストテン見てるとかっこいいよ、桜井のリーゼント。」

(この後、荻窪ロフトとか、ルイードの話。シュガ ーベイブ、山下達郎さん、山崎ハコさん、森田童子さん等のお話。またまた飛んでます、ごめんなさい。)

「高見沢のアパートで練習して、曲を作ってましたね。
  ゲームオーバー、さよならはさりげなく、過ぎ去りし日々、ラブレターも
  そこで作った曲ですね。次の曲も3人でやったり、
  石川君を入れてやってみたりしてました。
  レコードに入ったのはダウト。持ってますか??持ってない?
  他の人に借りた?MDにダビングした?いずれ揃 えてね。
  ポップなジャケットです。」 高「俺は結構好きだよ。
  あれ撮ったあとにグアムに行ったんだよ。」

「高見沢、火ぶくれ出来ちゃって。」

「あれ以来、南の島には行ってません。」

「拓郎さん大笑いの写真を撮ったんだよな。悲しくなったら見るっていう。
  出来たてのカセット持って行って 聞いてましたね。ダウトに入ってます。うつろな瞳」

♪うつろな瞳


「これは76年くらいの曲ですね。うちにテープを探せばあるはずです。
  デモテープとかライブテープとか全 部とってあります。
  自分たちでやったのを聞くのは好きですね。
  ライブハウスの後は研ナオコさんのバックをや って窓ガラス。
  デビューが高校三年の時に桜井がコンテストで優勝して決まったけど、
  桜井の歌を聴いて、高校 生にしておくのはもったいない、って言われてね。
  僕は一人で出ていて賞は取れなかったけど、桜井の歌は高校生離れしていましたね。
  昔からそうだったんですか?」

「小学生のころから風呂で歌ってました。中学で応援団に入って、
  BOXER歌ってたころとは違いますけど、声帯が開いたのが良かったのかもしれませんね。」

「ヤマビコも凄いのが返ってきたんでしょうね、鳥が落ちてくるとか。」

「ギャオスじゃないんだから。」

「目は白目剥いてたけどね。」

「今サングラスしていて正解だったかもしれません。
  当時から眉毛で歌ってたんですよ。本人は気付かないんですが、
  メリーアンの時なんかはそうだよね。」

「高校時代の音楽仲間とバンドを始めて、高見沢もロックバンドやってて。
  当時フォークは軟弱なイメージで はなくて、学園紛争の余波がまだあったし。
  大学には立て看板とかヘルメットのお兄さんがいて、
  アジテーショ ンで何言ってるか判んなかったけど。
  同じグループ組んでた中にもやってる奴がいて。」

「ああ、アイツな。よくそう言う話をしたよ。」

「僕とはギターやベースの話か、食い物の話しかしなかったよ。」

「俺とは2人きりになるとマルクスやレーニンの話もしたなあ。
  みんなでいるときはそうなんだけど、2人き りになると話し出すんだよ。
  アイツんちに泊って、朝2人で食パン2斤食った。」

「高見沢は穀物好きだったもんな、米にパン。」

「あとプリンね。アイツんちに行くと、プリンとバナナが冷蔵庫に沢山入ってるんだよ。
  パンを焼いてる間に 焼いてないのを食うんだよ。
  トーストと普通のパンを交互に食ってたね。焼けたのにはバターを塗って、
  普通の にはジャムを塗るんだよ。交互に食ってたら2斤なんてあっという間さ。
  牛乳も5本、あっという間さ!!」

「この人たち、限度を知らないのよ。彼もたまにうちに来て、坂崎、米ある?
  おにぎりにしてくれない?って おにぎりにして持っていくんだよ。
  たまに会うと怪我してて、機動隊にやられた!とか言って。
  お前もやるか? って言われたけどやりませんでした。
  良い意味で燃えてたのかな?ベトナム戦争の反対する曲が、
  なんとか(聞 き取れませんでした)ソングをボブディランやCSNYが歌ってた。
  Ohaioなんかニクソンが来た、デモで友 達が死んだ、って歌でしょ。」

「日本だったら、森が来た!」

「森です!」(森進一の真似で)

「昌子です!光子です!」 坂「日本は歌いづらいですね。
  日本では、森が府中に来た、とかですかね?歌はやっぱり夢があった方がいいから。
  メリーアンとか、良い歌ですよ。」

「J−POPの第二巻出るんだろ?」

「それではFind the Cost of Freedom」

♪Find the Cost of Freedom
♪Ohaio
♪シュプレヒコールに耳を塞いで


「弾きますねえ。痛い?」

「痛くないよ。つい弾きたくなっちゃうけど。お姉ちゃん指、頑張ってるよ。頑張ろうね。
  良いニュースがあ ります。去年デビュー25周年を記念して作ったエルメスのスカーフが、
  パリのエルメス本店のドリームディス プレイに飾られています。
  ギターも展示されています。もしパリに行ったら見てくるのも良いんじゃないかと思います。
  なかなか行けないと思うけどね。春のツアーもあります。シングルが夏に出ます。
  スシアザラシって曲で…。」

「シングルがスシアザラシだったらびっくりだな。」

「スシアザラシのアニメのテーマです。21世紀最初のシングルは、
  土曜日に「らぼらぼーん」という番組で放送中のスシアザラシのアニメソングです。
  4月から30分番組になるはずだったんですが、喋らないから無理ってことで、
  30分の話は無くなりました。日曜の朝にもスシアザラシが見られます。
  そのテーマソングが 「Juliet」と言ってシングルになります。
  2001年9月27日、イギリス、ロンドンのロイヤルアルバートホールにて
  コンサートを行います。イギリスにおける日本年で、オペラハウスとして作られまして、
  アルフィーク ラシックスをやります。ロンドンフィルとやったのはCDにもなってるしね。」

「ロンドンフィルとやるの?」

「ロンドンフィルとやるかどうかは判らないけど、それに併せてアルフィークラシックスVも企画中です。
  ニューヨーク、ベルリン、そして21世紀はロンドンと。」

「ロンドン、ロンドン、愉快なロンドン!楽しいロンドン!」

「ロンドンにはSTSの支部もありますからね。」

「それは出来ないでしょ。ロンドンはやっぱり違うな、ビートルズが生まれた街だし。
  思い入れが違うよ。」

「リーゼントストリートっていうのがあって、そこからリーゼントって出来たんだよ。
  桜井のリーゼント、も う一度見たいなあ。」

「もう誰もやってる人いないよ。」

「9月にはアルバムも出す予定です。クラシックV、アルバム、そしてスシアザラシと。
  パリではエルメスのディスプレイもやってます。」

…坂崎、高見沢、チューニングを始める。

「そろそろ桜の花も咲き始めますね。冬の間は誰も気にしませんが、
  花が咲いてみるとこれも桜だったのか、ってこんなに桜の木があったのかと驚かされます。
  さっきから気になってるんですが、食パンのショクてなんで しょうね?あんパン、メロンパン、
  ウグイスパン、食パン。あんこが入ってあんパン、メロンの匂いがするメロンパン、
  ジャムが入ってジャムパン。
  なんで食パンって言うのかな?食用じゃないパンなんてあるんですか?
  こんな話をしていたらお腹が空いてきました。」

「はい、ありがとう。
  スケジュールは一杯です。お問い合わせはフリップサイドまで。
  群馬、NHKホール、 大宮、山梨、って下から言いましたけど、どこかの会場で
  また会えると思います。最後の曲はライブハウスの頃 もやってましたが、
  高校3年からコピーしていた曲です。高見沢に会って出来るようになりました。
  今でもたま にやってますが、今日はフルコーラスでお送りします。
  ちょっと長いですが、青い瞳のジュディ」

♪青い瞳のジュディ




…川原再登場
「どうもありがとうございました。
  短い時間でしたが、楽しんでいただけましたでしょうか?。THE ALFEE でした。」

メンバー退場。




外はすっかり冬の寒さ。でも心は言い表せない温かさで一杯でした。あまりにも長いトークに(楽しかったけど)ついていけなくて頭の中はパニックでした。飛んでるところ、話が繋がっていないところ、抜けているところ、創作してるところ(^^;) 沢山あると思いますが、なんとか状況が伝わっているといいのですが…。

■イリスsan、貴重な東京レポどうもありがとうございました。m(_"_)mメンバーと川原マネージャーのやり取りといい、質問コーナーのやり取りといい、アルフィーの人間性が滲み出ていて良いですよね〜♪当日のほのぼのとした雰囲気が文面から伝わって来ましたよ。とても楽しく読ませて頂きましたっ。こんなに面白いレポを頂いて在り難いもんです、はい。■byななんぼ

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