大音量ロック美学における形而上学的〜
私立高見沢高校春期講習in赤坂BLITZ
2003.03.17.mon.


 ななんぼの曖昧な記憶で構成された長文レポなので、曲順やMC内容などは「こんな感じなだったんだ」程度に読んで頂けると有り難いです。また、曲名も間違いや勘違いがあると思いますので、その辺も読み流して下さい〜。



 TBS系ラジオ『高見沢俊彦のロックばん』から誕生した、「私立高見沢高校」。去年の11月に「学園祭」が開催されましたが、lこの度、待望の「春期講習〜大音量ロック美学における形而上学的日常弱音撃退論〜」が3/17に赤坂BLITZで開催され、有り難くも友達に誘われて行って来ました♪

 開場時間の30分前から整理番号順に赤坂BLITZの周辺で並びはじめたんですが、自分がどの辺に並ぶべきか前後に並んでいる方に番号確認しながら整列。開場時間を少し押してから、整理番号順に番号が係員の人から呼ばれ、10人ずつ単位で確認されながら中に入って行きました。まぁ、雨も止んでいたし、風もなかったので良かったのですが、もう少し早く中に入りたかった(笑)。

 フロア内に入ると高見沢王子選曲なのか、洋楽ロックのBGMがガンガンに場内に流れていました。1階はオールスタンディングなのでブロック毎にエリアが分けられていたのですが(2階は全席指定)、私はAブロック最後の方の番号だったので、前から2番目のエリアというラッキーな場所でした。しかし、スピーカーがすぐ近くだった為、流れるロックの音量が凄く、同時に流れる場内アナウンスが掻き消されるほどでした。まぁ、これでもライヴハウス(オールスタンディング)の経験はあるので(昔、メジャーデビューしたてのイエモンのLIVEにも行ったもんだ…)、結構気合入っていましたっ!

 ステージには薄い幕が張られていましたが、下手にあるキーボードセットや中央よりやや上手にあるドラムセットなどがしっかり見えましたし、鉄骨を組み込んだだけのセットにピンクの花柄の幕を被せているだけでしたが、花柄がとても大胆でサイケだったので、全体の雰囲気に合っていました。


 開演は約10分程押してスタート。場内が暗転した中に、keybord、Drams(白シャツが目立った長谷ぼん♪)、bassのバンドメンバーが入場、歓声が最高潮になったところに高見沢さんも入場。まだステージ上も暗転したままで、高見沢さんのシルエットしか判別できない状況だったのですが、シルクハットから妙に長い羽も出ているし、マントのような幅のあるジャケットだというのがシルエットだけでも判ったし、何より帽子の一部分が「ライトでも付いているの?」と思うくらい光っていて、もう「これは相当ゴージャス衣装だぞ!」と歓声とどよめきが上がっていました。

 そして、高見沢さんのギター音と共にステージが明るくなり、ステージ後方から4本の噴煙も吹き上がり一気に場内は大歓声。そのゴージャス過ぎる高見沢さんの衣装に、思わず「すっご〜〜〜いっ!」と叫んでしまった。シルクハットのような帽子は黒のラメ入りでキラキラ光りまくるし、その帽子から「1m以上はあるだろ?」と思える程長〜い羽が4本付いていて、それが異様なまでに存在をアピールしていた!しかも、その羽の留め金部分がムチャクチャ光る石が付いていて、これを「電飾でも付けているのか?」と暗転している時に勘違いしたのであった。また、髪は軽くカールしていてゴージャスな雰囲気だったし、ゴールドフレームのサングラスは、目が見えるくらい薄い茶色のレンズで、ムチャクチャ似合っていました。衣装は、左肩から黒い羽のファーというかショールを提げていて、かなり宝塚チック。ジャケットはドラキュラ伯爵を彷彿させるような貴族衣装で、袖には白フリル付きだったんですが、その服にも黒ラメで光りまくり、インナーのノースリーブも茶系のラメ入り、パンツもコバルトブルー系の玉虫色に光る派手派手さで、もう圧倒されまくり。首にも、ブッ太いシルバーの長方形のチョーカーを着けていましたが、「SEX」と文字が象られていて、もうファッションからしてグラムロックを極めています。

 そんな超派手でゴージャスなグラムロック衣装に合わせるかのように、グラムロックの定番、スレイドT-REXの曲がオープニングで演奏されました。もう、この時の高見沢さんの格好は最高っ!グラムロックの時代を彷彿させるゴージャスさに、このロック大音量!最高ですね。なんか、映画『ベルベット・ゴールド・マイン』の世界を現実に見ているようでした。この映画自体が、ジギー・スターダスト時代のデヴィット・ボウイをフューチャーしていたのだから、当然といえば当然なのかもしれませんが、もう、あの雰囲気には圧倒されちゃって、初っ端からノリノリ状態になりました。さすが、「春期講習」。


 3曲ほど立て続けに演奏した後、一旦上手に下がって、帽子と黒い羽のファーを脱いできた高見沢さん。ギターもチェンジしていましたね。「高見沢さんーっ!」、「タカミー!」、「王子ー!」、「校長ー!」と、アルコンよりも呼び名が増えている高見沢さん(笑)。

 最初のMCでサングラスを外してくれて、そこでも歓声が…♪
 「私立高見沢高校・春期講習にようこそ!私が高見沢校長王子です。一部では、春期講習という名のソロコンサートだろ!と言われていますが、春期講習です!」と挨拶した高見沢さんでしたが、ここで意外な告白が…。「自分は緊張なんかしていないと思っていたんですが、OPで指輪をするのを見事に忘れていました。」と言って、今しがた嵌めてきたゴツイ指輪を観客に見せる高見沢さん。確かに、定番の右手小指には指輪はあったけど、他の指はつけてなかったかも…(翌日、報●新聞を確認したら、確かに嵌めていなかった/笑)。
 先日、(NTV)『ぐるナイ』というバラエティー番組にも出演し、すっかりテレビやラジオ番組への露出が定着しつつあり、「自分はラジオやテレビに出るのは苦手だというか向いていないと思ったんだけど、逆に『ロックばん』などで、新たな自分を曝け出すことで、実はそうでもないのかも…と発見しつつあります。」みたいなことを言い、ラジオ番組が発端となって、2回もこうして公演できることが嬉しくもあり、不思議でもあるそうです。確かに、数年前の時点で、誰が「私立高見沢高校」のようなものができると想像できただろうか?人間は常に進化していくんだなぁ〜(しみじみ)。

 「この春期講習では、自分のロックスピリットを披露していきたい!」と宣言し、MC後も70年代ロックのオンパレードでした。特に、ギターをガンガンに掻き鳴らすところは、普段のアルコンでのパフォーマンスとはまた違っていて、カッコ良かったんですねよ〜。やはり「高見沢王子校長」だなと、思わせる程のロッカーぶりだったのと同時に、なんか「ギター少年!」という雰囲気が滲み出ていました。


 2回目のMCでは「今、40周年を迎えたバンドが日本に来ている…」と、ローリング・ストーズに話になり、武道館、横浜アリーナ、東京ドームと全部追っかけしたことを告白。この時じゃなかったかもしれませんが、この話題に触れて「みんなの気持ち(アルコンに何度も行く気持ち)が判ったよ…。これからは、もっと優しくしようと思う。(大歓声)……嘘だよ!」という、天邪鬼発言も飛び出していたな。
 …で、どこの公演だかは聞き損ねてしまったんですが、ストーンズのLIVEを見てたら、コツッと額の辺りに当たる感触があり、「何だ?」と足元を見たら、なんとキース・リチャーズのピックが…!と、キースのピックをgetしたと、嬉しそうに語るTHE ALFEEの高見沢俊彦(笑)。「関係者の人に、『高見沢さん、嬉しいんですか?』と聞かれ、『嬉しいよっ!』と言ってしまった。」というエピソードは、なんか高見沢さんらしくて好きかも。「ピックが取れると嬉しいんだな。みんなの気持ちが理解できたよ。この春のTOURからは、ピックを思いっきり飛ばしていこうと思う!」と、ファンにとっては嬉しい発言が。しかし、「春のTOURから」と言った通り、今回の春期講習では2回ぐらいしかピック投げてくれなかった…。

 …で、そのストーンズの話題にちなんで、ローリング・ストーンズの曲が2曲ほど披露されました。しかも、1曲は「滅多に歌わない」と言っていた、ロックバラード『Missing』。高見沢さんの声質と意外に合っていましたね。お馴染みの『ジャンピング・ジャック・フラッシュ』では、一気にテンション高くなって、もうギュウギュウのオールスタンディングなのも相まって、かなりヒートアップしました。


 3回目のMCでは、ドラキュラ伯爵のようなジャケットも脱いでノースリーブ状態。何気に逞しい両腕を披露。私は、この格好が意外に好きだったりする。腕の逞しいギタリストって好きさ。「高見沢校長王子のロックスピリットを振り返る」ということで、高見沢さんの少年時代の話も出たんですが、バスケットをやっていて、それを辞めてからロックの道に入ったと語り、「何で(バスケ)辞めたんだろうなぁ?でも、せめて180cmは欲しかったなぁ。今なら(厚底ブーツで)180cmあるんだけど…。またやろうかな〜?でも、この格好でやったら間違いなく足を骨折するな。…て、お前ら止めろよ!煽るなよ!TOURできなくなるぞ。」と、自分で振っておいて、観客にツッコミ入れる高見沢さん…。この話題から、闘牛で指骨折したままで春TOURをやった話になり、「そそのかされて闘牛をやってしまいましたが…」と発言した為、観客から「エエ〜〜〜っ?」と大ブーイング(笑)。「すみません。自分から言ってやりました。」と素直に謝る高見沢さんであった。

 そのMCの後は、「高校の時にコピーして大失敗して、それっきりになった曲。」という素晴らしい逸話を持つ曲が披露されました。バンド名を上手く聞き取れなかったんですが、モット・ザ・フープルって言ったかな?「あまり知られていない」という風に言っていたので…。しかし、ギターソロで始まるらしく、いきなり高見沢さんが弾き始めてしまって、後ろの3人がやや出遅れ状態に…。「ごめん!やっぱ、カウントあった方が良いよね。」と慌てて高見沢さんが止めてやり直し(笑)。こういうところが、らしくて大好きだし、LIVEの醍醐味ですな。
 で、その高校の時にコピーした曲を初めて聴きましたが、ギターソロで凄い転調の連続なんですな。ロック少年に目覚めたばかりの時期にコピーしただなんて、昔からムチャするのが好きだったのね〜!と、思ってしまったり…(笑)。その後も、珍しくジャック・ダニエル・ギターを持ってきて、70年代ロックが雪崩のように、次から次へと演奏されました。


 続いてのMCでは、「このバンド無くして、高見沢校長王子のロックスピリットは語れない。」とレッド・ツェッペリンの話になりました。高校生の時に、初めて武道館で見た時の衝撃が今でも忘れられないし、あの時があるからこそ、今の自分があると言っても過言ではないほどの影響を受けたとか…。これは、もう、ツェッペリンに感謝ですな。彼らの音楽が存在しなければ、今の高見沢さんは存在しなかったんだから。

 そして、披露されたレッド・ツェッペリンの『移民の歌』は、馴染みの曲であると同時に高見沢さんも水を得た魚のように活き活きと演奏しまくって、あの盛り上がりは凄かったですね。ステージ上いも、またもや噴煙が上がるという特効も出て、あの曲でまた一気に熱くなりました。『ロックン・ロール』、『天国への階段』も演奏され、特に『天国への階段』は7分間以上あるフル演奏。ラストのテンポアップしていくところでの、ドラムとギターソロの掛け合いが物凄く格好良くて強烈に印象に残っています。もう、あの演奏で、高見沢さんがどれだけツェッペリンを愛しているかが判るほど。凄い良かったですね。この雰囲気を目の当たりにできただけでも、この春期講習に参加した甲斐があった!と断言できます。


 続いては、高見沢さん自身のMC。「12年前にソロアルバムを出しまして、既に廃盤になっていますが…」と言ったら、観客の反応が思っていたよりも大きかったので、「お前ら、そこでウケるなよ!結構、傷ついているんだからっ!」と訴える高見沢さんであった。ALFEEを辞めてソロ活動をするという気は更々ないようですが、あの活動があったからこそALFEEの楽曲にも活かされたし、自分がアーティストして生きている限り、何時になるか判らないけれども、もう一度やってみたい、みたいなことを言っていたので、「ism」再びという日はそんなに遠くないかも…。

 その話にちなんで、廃盤になった(自分で何度も言うんだもん/笑)アルバムから、激しい曲を…ということで、『Lonly Heart』、『Fire』がNewアレンジで披露されました。『Fire』だったかな?ステージ上から火花が上がる特効がありました。この辺の曲は洋楽ロックよりも、アルフィーファンには馴染みのある楽曲だったので、アルコンのような盛り上がりになりましたね。そして、もう1曲、70年代ロックの曲を披露。聞き覚えがあるんだけど、タイトルが出てこない〜っ!かなり馴染みのある楽曲なので、これまた盛り上がりました。


 その直後のMCで、「息が切れているように見えますが、それは気のせいです。」と強がる高見沢さんっ。何気に、ギターソロでは前に出て来たりしていたので、結構動き回っていたんだよなぁ。でも、やはりALFEE癖があるのか、上手側に寄る傾向がありましたが(笑)。
 この「私立高見沢高校・春期講習」をやるんだから、そこに集まって来てくれるみんなの為に新曲を…と考えていたそうですが、あまりに思いつかずほとんど諦めかけていて、そこにローリング・ストーンズが来日して追っかけしたら、「これだっ!」と閃いたとか。とにかく、40年も続いているストーンズを見ると、ALFEEなんてまだまだなんて思えるとか。「ストーンズのコンサートを見て、凄い!若い!…というよりも、『これは何だろう?』という衝撃を受けた。」と言う高見沢さんのコメントが印象に残りました。とにかく、理屈ではないんだと。だから自分も、他から色々と言われようと、「何だよ!気にしてられるか!自分の意志を通してやる!自分は自分だ!」と強く思うようになったとか。「例え、いい歳して長髪だとか、派手な格好しているとか、どんなに言われようと俺は俺なんだよ!だから、お前らも最後までALFEEに着いて来いよっ!」妙に強気な高見沢さん。何を誰に言われたか知らないけど、そういう尖がった部分がまだまだ残っていたというのは、ロッカーな高見沢さんが好きな者としては、非常に頼もしい言いっぷりでしたね。

 そんなMCの後に「世界初披露」された、今回の為だけの新曲(「これが最初で最後と言うと、またどっかでやった時に何か言われるから、そうは言わない。」と前置きした高見沢さんがらしかったね〜。)『Going My Way』は、その強気で尖った部分の高見沢さんを、そのまま歌にしたような曲でした。楽曲の雰囲気としては、『Last Stage』をテンポアップして、超前向きな歌詞にしたという印象を受けたんですが、妙に「若々しさ」を感じましたね。ソロということもあるんでしょうけど、ALFEEの楽曲とは、また違った印象を受けました。しかし、こういう超前向きなロッカーの歌を、この「春期講習」の為に作ってくれたというのは、最高に嬉しかったですね。この曲が、本編のラストの曲になりました。



 アンコールの拍手の中、バンドメンバーを従えて高見沢さんが再登場。OPに被っていた黒ラメハットとは別ヴァージョンの、ゴールドの派手なラメハットを被ってきた高見沢さん。光っているわ〜。
 keybord、bassとメンバー紹介がされ、「そしてドラムス!毎度お馴染み、チャーリ・ワッツ!……じゃない、長谷川浩二〜〜っ!」と紹介された長谷ぼん(笑)。長谷ぼんも笑いながら、ドラム叩いているし。非常にシンプルなバンド構成でもありましたが、物凄い厚みのあるサウンドが披露されていましたね。あの少し荒々しい感じが、70年代ロックなんだよなぁ〜!
 そのままMCに入り、この春期講習の為に、長い間、ギュウギュウ詰めになっても盛り上がってくれてどうもありがとう。オールスタンディングということで、一体どうなるかと心配していたんだけど、みんな、まだまだいけるなぁ!」と、オールスタンディングでも2時間ノリノリ状態を続けた観客に感謝の言葉を言ってくれて、その辺の優しさがすっごく嬉しかったりしました。確かに、足は微妙に疲れてきていたけど、そういう言葉を聞くと疲れが飛ぶんだな(単純)。「この春期講習のみんなの盛り上がりのまま、春からの本講習もよろしくなっ!本講習にはあと教授は2人加わります。保健部と園芸部の教授です。とのお言葉が…。どっちが園芸部で、どっちが保健部なんだろう?(笑)。

 そして、アンコールで披露された曲は、その本講習に向けてTHE ALFEEの『閃光』。観客は大盛り上がり、高見沢さんの前奏で頭を振りまくってゴールドハットを投げ捨てる勢い。ソロ・ヴァージョンなので、また新鮮に聴こえましたが、あの盛り上がりはアルコンと退けを取りませんでしたな。いや〜、凄かったっ!

 演奏終わって、全員前に出てきて横一列に並んでご挨拶。この時、すんごい久しぶりに長谷ぼんを間近で見た気がしました。真っ白な開襟シャツに、シルバーアクセが似合っていたわ〜っ!この時ばかりは、長谷ぼんしか見ていなかったかもしれない…(笑)。帰り際に、下手に居るスタッフに向って、笑いながら威嚇するポーズをしていた長谷ぼんだったけど、下手のスタッフは長谷ぼんに向って何をしていたんだろう?


 そして、拍手の嵐の中、再び高見沢さんだけ登場。この時だったか、観客に向って投げキッスをしていた。マイクスタンドの所に椅子が置かれ、アコースティックギターを持って来るスタッフを見て、観客が「ええ?」とどよめいたのであった。
 高見沢さんは座ってMCに入りましたで、「この春期講習、最後のMCになりましたが、最後までオールスタンディングで盛り上がってくれて本当にありがとう。どうなるかと思ったけど、みんなの盛り上がりで、凄い良い気分でロック講習ができたと思います。自分がこういうことが出来るのも、ここにこうして集まってくれたみんなのお陰だし、他の2人やスタッフ達に支えられて出来ていると思っています。だから、今夜、この春期講習最後の曲は、そんなみんなへ感謝の気持ちを込めて、この愛の歌を送りたいと思います」

 と言って歌われたのは、アコースティックヴァージョンの『Song for you』。あまりに意外な曲で驚いたのと同時に、そのアコースティック1本で歌い上げるアレンジがとっても良くてジーンときてしまいました。高見沢さんの髪は、OPでのカールがほとんど取れて乱れていましたが、そんな乱れた髪、汗に滲んだ顔が、このLIVEにどれだけ達成感を感じているかが伝わってきましたね。そんな中で聴いた、『Song for you』は最高でした。

 歌い終わり後、『17のときに逢いたかった』のSEが流れ、大歓声の中、満足げな笑顔で観客に手を振り去っていく高見沢さんの後姿が印象的でした。




 「春期講習」のサブタイトルとして、「大音量ロック美学における形而上学的日常弱音撃退論」という、長〜いサブタイトルが付いていましたが、そのサブタイトルが納得行く講習内容でした。特に、初披露された『Going My Way』は、正に「弱音撃退論」でしたし、その前の70年代ロックの怒涛の演奏はまさに「大音量ロック美学」でした。そして最後は、アコースティックギター1本で『Song for you』を歌い上げたところが、高見沢校長王子さらいい「ロック美学」に感じましたね。

 正真正銘の「LIVE」でしたが、ALFEEのコンサートとはまた趣きも違い、ロックンロールを全面に押し出した高見沢さんが非常に新鮮でした。あんなに頼もしい校長だと、私立高見沢高校も安泰ですなっ!

 


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