2009年9月6日(日)渋谷C.C.Lemonホール(ファイナル) |
この感想は、『なんでもレポ☆けいじばん』に書き込んだミニれぽに加筆・修正したものになっています。あと、MCの内容が妄想入りまくりなことを予めご了承下さいませ(笑) |
今回は東京で3本しかないソロTOURでしたが、運良く渋谷C.C.Lemonホールの2日目だけ参加することができましたっ♪ 客席に入ると、この日はDVD収録があるようで客席周辺などにカメラが入っていました。 ステージ上には薄い黒い幕が下ろされていて、少しだけ奥のセットが見える感じになっていましたね。 セットはステージ後方にゴージャスな天窓のシルエットがあり、中央の頭上には豪華なシャンデリアが飾られていました。ヴァンパイア伯爵の屋敷のイメージしたのかな? そして、ソロコンサは相変わらず前説から笑いを取りに行ってます。今回はヴァンパイアがテーマになっているようで、「ヴァンパイア高見沢はまだ棺の中で眠っています。あと500年ほどお待ち下さい…」とかウケましたわ。 【本編】 本編は15分ほど押してスタート 最新のシングル曲でもある『VANPIRE〜誘惑のBlood〜』の長い前奏に合わせて、シャンデリアの中から高見沢さん登場!多分、リフトでシャンデリア近くまで先に上がっていた模様。 高見沢さんの衣装は白が基調のノースリーブの貴族風ロングドレスに白スーツ。白と金のアームガードを付けていましたが、二の腕が相変わらず眩しい。胸元はかなり深く開いていて、真っ白な胸元バッチリ見えてます☆ 髪型は後頭部を盛り上げて、少しだけ一つに結んでいました。ライーンストーンでキラキラのカチューシャぽい髪飾りを付けていたので、先月の「新・堂本兄弟」での生放送LIVEの時と同じような髪型だったと思います。 メイクは夏イベに引き続き(笑)アイラインがバッチリ。ネイルはブラック。 王子連合はドラムの太郎さんがTシャツ姿だったのを除き、黒が基調のメタル風スーツで統一していました。 1曲目の『VANPIRE』からNEWギターを出して来まして、鎌を持った死神の変型ギターでしたが、死神の眼が赤く光り、カラスのような黒い羽が左右に出ているデザインでした。 初っ端からハードな楽曲でスタートしましたが、前奏や間奏でかなりロンゲになっていたKOJIが既にヘドバン全開っ!高見沢王子よりも暴れてます! 2曲目の『白夜』の前奏だけを聴いて「あ、メタル風の白夜だ」とすぐに判ってしまった自分は、意外に王子のソロ楽曲を聴き込んでいるな〜と自覚してしまいました。 『Endless Dream 2007』が演奏、ヴォーカル共にムチャクチャカッコ良かった。高見沢王子にルーク、KOJIが揃ってヘドバンしているのってイイですよね〜♪ 最初のMCはドラム音が鳴り響いたまま。 「C.C.Lemonホール最後!2階席!1階席の後ろ!今夜も暑いヘドバンをキメよう!」と煽る高見沢王子。自身もかなり気分が高揚している感じでしたね。あと、「今宵もヴァンパイアと天使が融合したメンバーでお送りします」みたいなことも言ってたな。 『O.Z.Y.』の前奏でルークやKOJIがステージ前に出て来ました。ああ、相変わらずルークはカッコいいわぁ♪…と、しばし見惚れる(笑) 『禁断の果て』での間奏のタカミー→ルーク→KOJIのギターソロが好き〜♪この曲の時だったか、高見沢王子が途中で噎せて歌詞が飛んでしまいました。この時ばかりは高見沢王子もプロ根性を見せ、客前で咳き込むということはせずに歌い切りましたっ。 演奏後にステージが暗転した中、ステージから居なくなる高見沢王子。どうしたのか?と思ったら、ロングのノースリーブコートだけ白と金のヴァージョンにお着替え。少しだけ薄着になったのかな? ハードな楽曲ばかりなので、この時点で汗ダラダラでございまいした。客席内は空調が効いていたみたいでしたけど、夏イベ並みの汗を掻きましたよ。 MCに入り、先ほど歌詞が飛んでしまった時のことについて、「急に口の中に虫が入ったかと思った。まぁ、何が起こるか判らないのがステージだから」と開き直る高見沢王子。 直ぐにやり過ごせたから良かったけど、ああいうのはビックリするよね。 「去年はTOURを回ってステージを作り上げて来たけど、今年は3本のみなので全て一本勝負みたいな感じで行く」と語る。今年は本数は少ないけど、ヘビメタは年に1回はやる夏の風物詩らしいです(笑) そして、今回のTOURタイトルの「誘惑のBlood」から「血が騒ぐ」ということについて語る。 「幼少時代は『ゴジラ』や、マンガで読んでいた『鉄人28号』がアニメ化された時に血が騒いだなぁ(笑)。あと、初めてレスポールを楽器屋で見た時に血が騒いだ」と、アニメからレスポールまで幅広い守備範囲を持つ高見沢王子。アニメとレスポールを同等に語るギタリストって、高見沢さんぐらいなんじゃないだろうか?(笑) 丁度、ステージに1959年製のヴィンテージのレスポールを持って出て来ていたのでレスポールについて語る。 「これもレスポールだけど、'59年生のヴィンテージものです。普段はレコーディングメインでステージでは滅多に出さないんだけど、せっかくのソロだしね。それに、先日、享年94歳で亡くなられたレスポール氏に敬意を表して。彼は何が凄いって94歳で生涯現役だったからね。自分も目標にしたい。94歳だもんな。まだまだ先がある♪」と、偉大な大先輩を目標に持つことで、生涯現役に自信がついたようです。 ここで唐突にルークへ「初めて血が騒いだのはいつ?」と話題を振るタカミー。まさか話を振られるとは思っていなかったルークは一瞬言葉に詰るも、「随分昔のことになりますが…小学生の頃に家でガッドギターを初めて見た時」とギタリストらしい模範解答を返す。そして、ちゃんとタカミーのMCを聞いていたルークは、「俺も初めてレスポールを手に入れた時は血が騒ぎました」と付け加える辺り、王子連合の中でもかなりの優等生。…ていうか、去年で散々鍛えられただけかもしれないけど(笑) しかし、そんな優等生な回答では面白くないとタカミーは思ったのか、「レスポールを買った時と俺に出会った時と、どっちの方が血が騒いだ?」と凄い意地悪な質問を(笑) 当然、暫くの間悩みまくるルーク。そして悩みに悩み、考えに考えた結果、「もちろん、王子と出会った時はレスポール以上に血が騒ぎましたよ!」と答え、「お前、嘘だろ(笑)」と、即行でタカミーに突っ込まれたのであった(笑) そんな意地悪な突っ込みを入れたタカミーでしたが、「あ、でも、だから(初めて会った時に)飴くれたんだ」と自己完結していて可笑しかったわ。 ルークは「でも、レスポール買うより、王子に出会った方が先ですもん」と補足して、王子との出会いに血が騒いだのは決して嘘では無いことをアピールしていました。ああ、王子に忠実な奴じゃのう(涙)←私は何様だ… ルークへの質問責めはこれで終わるかと思いきや、「ルーク、初恋はいつ?」と更に振るタカミー。話が繋がっているようで繋がっていません(笑) こんな唐突過ぎる質問にも、「これも随分昔になりますよ…。えーと、小学生の時の転校生のかずさちゃんです」と具体的に答えるルーク。ええ人や…。←何故か関西弁 実は、このルークの初恋話には続きがあり、その初恋の子が大人になって日本○レビへカメラマンとして入社し、数年後に某番組で悪魔なルークをその初恋の子が撮影していたそうです! この運命的な再会をしたルークと初恋の子との後日談をタカミーはと〜っても知りたがっていましたが、「まぁ悪魔なんで〜…、まぁ、色々とあるでしょうね〜」と上手く誤魔化したルーク。多分、タカミーからは酒の席で問い詰められることだろう(笑) ルークの話が落ち着き、次に話題が振られそうになったKOJIは既に緊張気味(笑) タカミーが「お前さぁ」とKOJIに声を掛けたもんだから、客席から「お前呼びなの?」と反感を買ってしまい、「あ、KOJIね、KOJI!」と焦って言い直すタカミーと、「いや、お前でも全然良いんですよ」と客席に言うKOJIが可愛いかった。 そして、「血が騒いだ」話題か、「初恋」の話題を振ってくるのかと思いきや、「KOJI、メタルダルマの件は一体どうなったの?」と、一年前にKOJIからプレゼントすると言われて貰えていなかったメタルダルマの話題を蒸し返してきたタカミー(笑) 予想外の話題というか、ツッコミに絶句するKOJI! 「俺、一年前はダルマにハマッていたんだよ。でも、もう一年経っちゃったよね〜…」と客席に説明しつつも、意地悪全開なタカミー。背中の方に悪魔のシッポが見えたかも(笑) 焦りながらも言い訳全開になったKOJIは「別に忘れていたわけじゃないんですよ!俺、ネットで調べてメタルダルマを見つけたんですけど、こーんなに大きいモノだと思ったら、指先ほどのスモールサイズで、これじゃ王子にはダメだな…て」と、ちゃんと探して見つけたけど、あまりに小さくて諦めたと必死の弁明。 そんなKOJIの言い訳に、「小さくても良いよ!貰えるんなら!」と更に催促したタカミー。ホントに王子かい!(笑) いや〜、このタカミー王子によるルークとKOJIイジリは最高ですな(笑)。年上である特権階級を存分に発揮してましたよ。ホントに我侭な王子様でございます。従者は大変っ。 そして、「初恋は血が騒ぐというかドキドキ感が堪らない。今でも、素敵な人と初めて出会う時はドキドキする」みたいな話になり、タカミーは今でも良い出会いをしているんだな〜とか感じてしまいました。素敵な人と出逢って、自分が良い意味で刺激される生活って良いですよね。 その話題から『One Way Love』が歌われ、ずーっとハードな楽曲が続いていたから、この歌でステージがシットリとした雰囲気に変わりました。 続けて『愛の偶像』が歌われましたが、歌詞はともかく(笑)この曲てミディアムテンポというかバラードに近い曲だったんですね。この曲でのKOJIはアコギで演奏。 演奏が終わると、ルークとKOJIは一旦ステージを下がりました。 再びMCになり、「『愛の偶像』は2年前にみうらじゅんさんに詞を書いてもらいましたが、まさか今年の『国宝・阿修羅展』のテーマソングになるとは!このお陰で『愛の偶像』が日の目を見た」と喜ぶタカミー(笑)。阿修羅ファンクラブも期間限定で発足したし、「俺はMr.阿修羅に任命されたからね」とご満悦。 今や、空前の阿修羅というか仏像ブーム到来で、偶然とはいえ時代を先取りした歌になりましたなぁ。 それから「異国の地へ行って曲が思い付いて作ったりもした」という話題になり… 「一番印象に残っているのは、まだ壁が存在して東と西に分かれていた頃のベルリン」とのこと。しかし、真面目な話をすると思いきや、「ベルリンへ行って印象に残っているのは、とにかくビールが物凄く美味かった」と熱弁(笑)。まさかビール談義になるとは思わず客席がズッコケた雰囲気になるや、「そりゃ、他にも印象に残ったのはあるけど、ベルリンの壁を見にに行くよりも先にビールを飲んで、そのビールが想像以上に美味かったから!」と言い訳をするタカミーがなんか可愛かったよ。 別に「東西に分かれていた頃のベルリンへ行っておいて、それが感想かい!」とツッコミを入れたいのではなく、本当に予想外にビールが美味しかったんだなぁ…というのが物凄く良く伝わってきて微笑ましかったです。 でも、ビールの話は置いておいて(笑)、「西側から見るベルリンと壁と東側から見るベルリンの壁は全く違っていて、西側のベルリンの壁は色んな落書きがされていてPOPな感じなんだけど、東側の壁は近付くことすら出来ないし、近くの見張り台で銃を持った監視員が見張っている状況で、同じ国なのに壁一つで空の色も違って見えて、それが一番印象深かった」と、壁についても熱く語ってくれました。 そんなベルリンでの印象(壁、空、雨、そしてビール)を、曲へと転換させていったというわけですな。タカミーの語り口からして、かなりビールの印象が強そうでしたが…(笑) その流れから、「俺は曲と詩を書くことでみんなに音楽を伝えてきたけど、曲だけで伝えたかった楽曲もある」という曲紹介でインストが2曲演奏されました。 MCでベルリンのことを熱く語っていただけに、『Berlin Calling』には聴き入ってしまいました。個人的にはALFEEのベルリン公演にも参加していたので、その時の思い出を回想なんかしちゃいましたね。 『Techno Glamorous』はレスポールで演奏はされませんでしたが、途中で入るベースとキーボードソロがカッコ良かったぁ! そしてルークとKOJIが再登場して『千年ロマンス』が演奏されまして、最初のアカペラでのタカミーとドラムの太郎さんのハモが印象的でした。しかも、この曲はクリスタル・エンジェルギターで演奏されたので、初っ端からペカペカ光ってました☆ 演奏後も暗転している中、キラキラ・ギターを抱えたまガッツポーズして客席煽るタカミー(笑) MCに入り、「やっぱり『千年ロマンス』は好きだなぁ♪」と上機嫌。シングルカットされただけあって、メタルサウンドの中でも、一番耳馴染みも良いかもね〜。 ここで「いつもはアンコールに投入しているメタル界の野獣を投入する!」と宣言。 なんと本編からAnchangが登場! 今まではアンコールからだったんだけど、今回は本編から出て貰うことになったらしい。タカミーが「メールで"今回は10曲以上演奏して貰ってもいいかな?"と聞いたら、Anchangから返信が来なかった」と暴露してました(笑) Anchang曰く「メールを貰った時が丁度忙しい時期で、返信するタイミングを逃してしまった」とのこと。これって言い訳?(笑) 「きっと全曲覚え切れてないだろうから、勢いで演奏してくれ!」とタカミーが指示されるAnchang(笑)、これはリハ寸前になって「10曲以上でもいい?」てリクエストしたんだろうな〜と、安易に想像できましたわ。無理難題を押し付けるのも王子の特権ですな。 そして、唐突に「俺は何気に四文字熟語が好きなんだ」と語りはじめるタカミー。「自分を四文字熟語で表現するら奇想天外」だそうです(笑)。確かに反論の余地無し。 ちなみに「KOJIへ送る四文字熟語は有耶無耶」とのこと。上手くまとめたつもりのタカミーだったけど、なんとKOJIは有耶無耶が四文字熟語であることを知らなかった!客席にも「有耶無耶(うやむや)」が四文字熟語であることを知らなかった人が多くて、驚いたタカミーは「エッ?みんなも有耶無耶が四文字熟語って知らなかったの?…じゃ、秋の本家のTOURで、またホワイトボードを出してやるからね」と、何故かALFEEの秋TOURの出し物のテーマに決めてしまったタカミー。果たして実現するだろうか?(笑) 四文字熟語の楽曲+Anchang投入でハードなメタルを!ということで『恋愛論理』が演奏される。言われてみれば、恋愛論理て四文字熟語だった(笑) Anchangはもちろんですが、ロンゲになったKOJIのヘドバン激し過ぎ!Anchangに退けをとらない激しさで、ついつい見惚れてしまいました。タカミーやルークもヘドバンしていたんだけど、2人は髪をガッチリとセットしているので、連獅子のように髪が激しく振り乱れるのはAnchangとKOJIなのよね…。 続けて『悲劇受胎』、『月姫』ときて超ハード。 『月姫』はギタリスト4人がカッコ良かったわぁ♪ヘドバンが似合う楽曲だよね。この時だったかな、前奏でステージ前方に火薬爆発の特効が出てビックリしました。 『Kaleidoscope』は前奏の早弾きと、終わり方が素敵!サウンド的にもビジュアル的にも楽しめる楽曲の連続で、ノル方も大変ざますっ。 そして、待っていましたの『騒音おばさんVS高音おじさん』では、前奏から相変わらずの物凄い盛り上がりぶり!歓声の種類が違います(笑)。客席のあんなに気合の入ったHEY!も珍しいと思うなっ♪ おばさん役のルークとKOJIは今回もキレていて最高!ラストはギタリスト4人がステージ前に出てきてソロ演奏のリレーになって掻き鳴らし合戦!Anchangが歯で弾いて魅せれば、KOJIは後ろ向き奏法で対抗!凄〜いっ! 最後はガンガンにエレキ四重奏の爆音が鳴り響く中、タカミーが超音波でシメ。 終わってステージを去る時、Anchangが帰る方向を迷っていて、KOJIに教えて貰っていたのが可愛かった。 KOJIは去り際に深々とお辞儀。 【アンコール1】 サポートメンバー(Anchangも本編に引き続き登場)は全員インナーにGO0DSのスカル黒Tシャツを着て登場。他の衣装も相変わらず黒で統一。ルークは定番の黒羽根ストールを肩に掛けておりましたっ♪ 高見沢さんもGOODSのスカル黒Tシャツをラインストーンにしたゴージャスヴァージョンで、更にノースリーブにアレンジしたタンクトップ仕様にしていました。しかもサイドにもラインストーンが付いていてキラキラ。ベルトもキラキラ。パンツは皮パンだったかな?とにかく、タンクトップなので、とにかく鍛え上げられた二の腕が眩しい…。 フレームが鶴をイメージしているカッコいいサングラスを掛けてました♪久々っ。髪型は本編と同じでしたね。 高見沢さんは登場するなり、なんか叫びながら客席を煽っていました(←ちゃんと聞き取れなかった)。 そのまま『へびめたバケーション』へ。タカミーはやたら力こぶを作りながら拳を振り上げ、鍛えた腕をアピールしまくり。歌いながら筋トレしている感じ? そして、「俺のルーツは…実はグループサウンズ!そのGSを歌うぞーっ!」と叫び、メタルver.の『長い髪の少女』が披露される。確か、この曲の前奏の段階でサングラスを外しておりました。 タカミー、好きな曲だけあってかなりノリノリで熱唱。GSのサウンドを思えないくらい、激しく派手にアレンジされていましたわっ。 更に少年時代の音楽についてエレキで弾き語りに入るタカミー(笑) 「GSの後、実はフォークにもハマり…。」と言いながら、さだまさしさんの『防人の歌』をワンフレーズ披露(笑)。思いっきり「さだ節」で歌っておりまして、この時だけフォークステージのようになりました。 その後「そして、フォークの後はこの曲にハマッた。最近はカラオケでも良く歌っている…」と『六本木心中』をヘヴィメタ風にアレンジしてフル熱唱!ホントに熱唱!超豪華かカラオケBOXのような光景でした(笑)。いや、カラオケじゃなくてフルオケなんだけど、タカミーのノリはカラオケでしたねっ♪ 演奏終了後、一旦ステージを去ったタカミー。 なんと、『ヤッターマン』の衣装と同じデザインの白いロングコートを着て再登場!胸元に付いているマークが、YマークではなくTマークになっている芸の細かさ!ベルトのバックルも同じデザインのTマーク!非常にレベルの高いコスプレ(笑) その姿でハンドマイク持って客席を煽ってきます。 タカミーが何度も自分を指しながら「タカミーマン!」と叫んでいたので、『ヤッターマンの歌』が演奏されるな!と期待したんですが、歌われたのは『アタックNo.1』のメタルver.だったので、思わず私は壮大にズッコケ。 しかも、左手にハンドマイク、右手にレプリカのダンベル持って筋トレしながら歌うタカミー(笑)。ステージ左右をちこちに動き回っていました。本当に元気な55歳。 『アタックNo.1』は間奏で有名な台詞がありますが、タカミーは「歳なんか関係ないよ。だから着いて来なよ」と言ってのけました。…その格好で真顔で言われても(笑) この時だったか記憶が曖昧なんですが、サイン入りのバスケットボールが3個客席に投げ込まれました。 続いて人間サイズの巨大な『鉄人28号』のフィギア』がステージに登場!←ホントにデカイ。なんとリモコンも付いていて、タカミーはそれで遊びながら『鉄人28号のテーマ』を熱唱。この曲、初めてフル聴いたわ。こういう曲なのね。 しかし、あの巨大なフィギアはこの1曲の為だけにステージに登場したんだよな…。本当に大人の遊び心が効いた演出でした。 そして、タカミーのソロコンサートでは定番になりつつある変型ギターの共演!「今年は少し趣向を変える!」と宣言したタカミー。 KOJIには卓球ラケットギターを持たせまして、タカミーがKOJIにピンポン玉を何個も投げ付けていました(笑)。KOJIはほとんど打ち返せていませんでしたね。本当は客席に飛ばすのが理想だったらしい…。 ルークにはアノわんこそばギターを持たせる(笑) タカミーはルークにビニールボールを何個も投げ付けてましたたが、これも上手く飛ばせず…というか、そもそもビニールボールを打ち返すような形状じゃないと思われます…。 それ以前に、あんなカッコいいルークに「わんこそばギター」が(笑)。ああ、ギターの色は黒と赤と白でカッコいいんだけど、「わんこそば」て文字が書かれているし、箸とそばの絵が…。カッコいい黒羽根のストールとわんこそばギターのコントラスト、そのあまりのビジュアルに私は崩れそうになりました(笑) 去年まではヴィーナス・エンジェルギターだったのに、なんたるビジュアルの違いっ!天使から蕎麦だよ、蕎麦っ!しかも「わんこそば」!←しつこいって? Anchangにはジャック・ダニエルギター!見た目的にはとても似合っていますが、実はAnchangは下戸! しかも、本物のジャック・ダニエルの瓶も持ってきて一気飲みするタカミー。でも「中身は麦茶だから♪」とのことだったので、最初はビビッていたAnchangも安心して飲んでました(笑) タカミーは初披露となる「ヤッターワン」の変型ギターを持って来ました!やっぱり作っていたのね…。本当にアニメのヤッターワンそのままで可愛らしいギターでした。 前回まではエンジェルギターの競演でビジュアル的にも耽美な雰囲気でしたが、今回は「笑い」がメインにしか見えない(笑) そんな変型ギターで『ヤッターマンの歌』が演奏されました。ルークの演奏ぶりがカッコ良かったんですが、手元を見るとわんこそばギター(笑)。「カ、カッコよいのに…。ああ、わんこそばギターだ…」と一人嘆いていた私。なんとも言えないビジュアルでした。あれはずっと見ていても、見慣れないもんだね(笑) エンディングでは4人がステージの前に出て来て演奏合戦。わんこそば、ヤッターワン、ジャックダニエル、卓球ラッケトと並び、演奏姿はカッコいいけどギターをメインに見ようとすると妙に笑えます。 多分、こんな光景はタカミーのソロコンサートぐらいでしか見られないでしょう。←当たり前だ 最後は高見沢さんが「どうもありがとーっ!」叫んでカッコ良くシメ! 演奏直後、フツーに麦茶のジャック・ダニエルをゴクゴク飲んでいたAnchangがツボでした。 『威風堂々』のSEが流れる中、ステージ前にサポートメンバーも全員前に出てきて横一列に並んでバンザイしてお辞儀。 それぞれ手を振ったりお辞儀をしながらステージを去って行きました。 【アンコール2】 Anchang以外のサポートメンバーがステージに登場。みんなGOODSのTシャツ姿。 高見沢さんは黒のラメ入りシースルーの開襟ドレスシャツに黒パンツ姿で登場。今回のコンサートで、一番ヴァンパイアちっくな服装だったかも(笑) 髪飾りも花だかリーフぽいのに変わってました。 すぐにMCに入り、「みんなのヘドバンと熱気に愛情を感じた」と感慨深げなタカミー。「恥ずかしいと思う人もいるかもしれないけど、知らない自分になるのも大事」と力説(笑)。あと「ヘドバンが恥ずかしくて出来ない人は心の中でやってくれれば(笑)」とも言ってましたね。この辺りがタカミーらしい優しさだよね〜♪ そして、先ほどのアンコールで出てきた人間サイズの『鉄人28号』のフィギアが関口社長の私物であることが判明!これには客席どよめきました。 「ホントに、何、考えてんだろうな…」と呆れ口調のタカミーでしたが、「でも、ちょっと羨ましい」と本音も(笑)…ていうか、私はタカミーの私物だと思っていました。勢いで買ったはいいけど置き場所がなくて、事務所にずっと放置していたらスタッフから「いい加減にどうにかして下さい!」と訴えられ、「コンサートで使えば文句あるまい!」とタカミーの知能犯的な行動だったと推測していました。減価償却できて良いんじゃないかしらん?…て、ここまで想像するなって?(笑) 最初のソロアルバム『Ism』の話になり、あれは当初3部作になる予定だったらしい。そういう意味では『Ism』はロマンティシズムだったそうです。「諸事情で3部作は実現しなかったけど、今こうしてメタルやっているし!」と前向きなタカミー。 ロンドンレコーディングだった『Ism』は、4人プロデューサがいたので大変だったそうです。「だって、朝11時からレコーディングだよ!信じられる?」と客席に訴えるタカミー(笑)。「他に昼13時スタート、夜18時スタートとあって、色々と鍛えられました」とのこと。「この経験で俺は夜型だと確信しました」と自分を理解したタカミーであった。これでアルフィーのレコーディングも超夜型が定着したのね…。 『Ism』の楽曲の中には現地で作った曲もあり、特に次に演奏する曲はプロデューサから何度もリテイクされた楽曲だそうです。 「ずっとホテルとスタジオの往復の毎日で、今でも車の窓から見た暗いロンドンの空は印象に残っている」とのこと。そんな暗い空を見ながら、ちょっとだけホームシックまではいかないけど人恋しくなったらしい。 そして、久しぶりに披露された『逢いたくて』は情感たっぷりに歌うタカミーが素敵でした。あと間奏でのルークの鳴きのギターソロが最高! このシットリとした雰囲気でソロコンサートが終わるかと思いきや、続いて『真っ赤なウソ』が演奏されて、ガラッとステージの雰囲気が変わってビックリ。この選曲はソロコンサートならではですねっ! でも、CDには収録されているラストの「ホントだよ」という台詞が無くてちょっと残念だったな。私が聞き取れなかっただけ? そのままメンバー紹介になり、ドラムの太郎→ベースのRYO→キーボードのただすけ→ギターのKOJI→ギターのルークという順に紹介されていきました。 そして「ここで野獣に再び登場してもらおうっ!」とAnchangがステージ再登場。AnchangもGOODSのスカル黒Tシャツを腕まくりして着て登場。 「さぁ!まだまだ行くぞーーー!」とタカミーが客席を煽り、「最後は再び、ヴァンパイアー!」と叫んで『VAMPIRE〜誘惑のBlood〜』が2回目の演奏。 タカミーはハンドマイクを持ち、長い前奏の間は客席に背を向け何かしているなと判ったていたんですが、なんと付け牙をして来ましたぁ!牙を見せ付けるようにガオーッ!と客席に向かって威嚇するタカミー(笑)。その仕草はヴァンパイアというより狼男? タカミーがハンドマイクになったとはいえ、ギターにAnchangが加わっているので本編以上に激しい『VAMPIRE』になったような気がします。特にAnchangのKOJIのヘドバンは激しかったもんね〜。タカミーは牙付けたせいかヴァンパイアになり切っていて、本編よりも芝居がかった動きになっていて面白かった♪ ステージを動きまくりながらミュージカルちっくに熱唱する牙付きタカミーの姿はとても非現実的で、本当にアニメキャラのようでした。タカミーマンの時よりもビジュアルが耽美だったから、余計にそう感じたのかも… 最後はルーク、Anchang、KOJIもタカミーを囲むようにステージの前へ出て来てギターを掻き鳴らし、とことん魅せます! 牙を外したタカミーが「どうもありがとー!」と叫んでコンサート終了。笑顔満開でステージを去って行きました。 コンサート後の終演アナウンスも面白かったです♪「みんなの心にヴァンパイア達の勇姿が永遠に残るように、ロビーでコンサートGOODSを販売しているので是非ご購入下さい…」なんて、さり気なく(?)GOODSを押し売りしてくるのがソロコンサの醍醐味ですな!←違うって とにかく熱い!暑い!3時間のステージでした。もの凄く達成感や爽快感を覚える3時間のソロステージでしたね。 あと、やたらとNewギターが出て来たのが印象的でしたね。一番インパクトがあったのは「ヤッターワン」ギターでしたけど(笑)、アンコールの後半はアニメソング3曲連続(しかもメタル・アレンジ)で大ウケしちゃいました。 ただ、返す返すもルークのわんこそばギターのビジュアルが、カッコいいのに笑いたくなるという…なんとも複雑な心境に陥らせて頂きました。あのギャップ、ある意味、最高だったのかも…。 ソロコンサが年一ペースで定着しつつありますけど、どんどん激しくなっていく気がします。タカミーはどんどん逞しくなっていくし(笑) 内容は正にタカミーの趣味全開!やりたいことを全力でやっているタカミーが最高でした。 |