2007年11月7日(水)府中の森芸術劇場


 この感想は、『みんなでアルコン・れぽ』に書き込んだミニれぽに加筆・修正をしたヴァージョンとなっております。少し長文ですが、その分「妄想」が広がっているだけなので(笑)ご了承下さい。





■演奏曲目■

Opening 18:35

1.JOURNEY
2.AMERICAN DREAM
 〜ドラム・ソロ
3.Good Times Boogie
 MC 坂崎
4.ロンリー・ガールを抱きしめて
5.Juliet
6.I Love You
7.星空のディスタンス
 MC 坂崎+桜井+高見沢
8.Journeyman
9.悲しみの雨が降る
10.DNA Odyssey
 MC 高見沢+桜井
11.エルドラド
12.ARCADIA
13.運命の轍 宿命の扉
14.100億のLove Story
15.天河の舟
16.Masquerade Love

アンコール1
 〜鼓笛隊(?)登場
17.FLOWER REVOLUTION
18.恋人になりたい
 〜ひとりBEAT BOYS登場
19.ふたりだけの夜
 〜メンバー紹介
20.Stand up,Baby−愛こそすべて−
21.SWEAT&TEARS

アンコール2
 MC 高見沢
22.Going My Way 2007
 MC 高見沢
23.Pride

Ending 21:40過ぎ

※曲順はかなり曖昧です(^_^;;;



 約5分遅れで本編が開演。

 ステージ上には薄い黒い幕が降りていたけど、開演と同時にステージ内から照明があたって内部が見られる感じ。SEに合わせて幕が上がり、3人が浮き上がるように登場していました。
 ステージセットは全体的にシンプルで、下手の山石さんと上手のTAROさんが櫓組まれて上ににるので、妙に目立っていました。ステージ背後には、V字のような電飾があり、セットで魅せるというより照明で魅せるという演出。

 高見沢さんの衣装は全身白のドレススーツぽくて(しかもレース付き)で王子風味(笑)。髪はサラサラのストレート。幸ちゃんは薄いベージュのスーツに黒ぽいネクタイで七五三風味(笑)。色入りのサングラスじゃなかったので、つぶらなお目々がバッチリ見られました♪。桜井さんは黒ぽいスーツに黒ぽいネクタイで。黒ぽいコサージュ付き。このままパーティに行けます。


 1曲目の『JOURNEY』から、高見沢さんはステップ踏んだりクルクル回ったりとノリノリ。『AMERICAN DREAM』では、幸ちゃんがハンドマイクを持ってステージ両サイドの花道まで出ていました。その後ドラムソロに続き、TAROさんのドラムと高見沢さんのギターの掛け合いがカッコ良かった!そのまま『Good Times Boogie』へ続きましたが、久しぶりだったので前奏聞いてもタイトルがなかなか頭の中に出てこなかった(笑)。


 サポートメンバーの演奏が続く中で幸ちゃんの短いMCが入り、「やっと戻って参りました!府中!1階のみんなはもちろん、2階席のみんなも!最後まで盛り上がっていきましょー!」と煽る。

 そのまま『ロンリー・ガールを抱きしめて』が演奏され、桜井さんが妙なリズムを取りはじめ、不穏な動きをするようになる(笑)。『Juliet』になってもその動きは変わらず、客席へというよりTAROさんへのアピールをしているような感じだった。しかし、春TOURで散々焦らされながらも聴けなかった『Juliet』が聴けて、なんか妙に感激(笑)。この時、高見沢さんはフライングVのエンジェルギターだったような…。もしかしたら違う曲でだったかも。
 その後、高見沢さんが「FUCHU〜♪I Love You〜♪」とか、即興で府中へのラブソングを歌って、そのまま『I Love You』へ。かなり激しいノリなので、個人的に疲れを感じてしまった(笑)。高見沢さんは元気にシャウトしていた。そして、高見沢さんがクリスタル・エンジェルギターを出してきて、ギターを光らせながら(自分で電源のスイッチ入れる所が可愛かった!)『星空のディスタンス』に続きました。ここまできて、盛り上がらないワケがないっ!正直、前半からコンサート後半のようなノリになって良いのだろうか?とすら思ったほど。
 演奏終了後、ステージが暗転してもクリスタル・エンジェルギターは光っぱなしだったので、妙に目立っていて印象に残ってしまった光景でした。


 2回目の幸ちゃんのMCに入り、「それではしばらく…このままお立ち下さい(笑)。いえいえ、座って頂いて結構ですよ」と客席がお座りタイム。「観客に座ってもらう時間を取るバンドだなんて、そういませんからね〜。立つときはご自由にどうぞ。」と自画自賛モード(笑)。

 今日の府中が丁度秋TOURが始って1ヵ月ということで、「もうどこかに参加している人も多いことでしょう。せっかくですから『街の声』を聞いてみますか」と、既に秋TOURに参加している人、今日が初日の人、生まれて初めての人という恒例のアンケート調査あり、生まれて初めての方が何人かいらっしゃいましたね。「これ(ステージ上)が本当のアルフィーの姿ですから。特に両端の2人はテレビとはイメージが違うのでビックリされると思いますが、まぁ…どういう印象をお持ちになるか判りませんが楽しんで下さい」みたいなことを言っていました。でも、高見沢さんはだいぶステージのイメージとテレビのイメージが近付いてきたような?

 この夏は右端の人がソロでコンサートしたり、真ん中の人がユニット組んだりと活動していましたが、左端の人は何をしていたのかが謎ということで、「その謎を解明して頂きましょう」と桜井さんが紹介されました。「この時の拍手で今日も盛り上がりが決まります」と幸ちゃんに煽られたので、客席は盛大な拍手と歓声で桜井さんをお出迎え〜♪
  桜井さんも、演歌歌手のような妙に丁寧なお辞儀をしつつ、小ネタに突入…しかし、ネタが古過ぎて客席着いて行けず。幸ちゃんから「新しいのやりなよ」と言われましたが、「新しいの知らないもん」と返答。そこで、幸ちゃんが「コレ…知っているでしょ」と小島○しおの真似をすると、桜井さんも合わせて真似してみるものの、「あの姿でテレビに出られるって、相当自信ががあるんでしょうね〜。でも、生放送だとヤバイ時もあるみたいですよ」と、ややアダルト風味な会話になりました(笑)。そういうネタは好きだね〜、桜井さんっ!

 この時だったか、桜井さんは「みなさん調子はいかがですか?私はフチュー(普通)」というオヤジギャグを披露して、客席からウケていました。幸ちゃんも気に入ったようで、言い方を真似していたなぁ(笑)

 初めて夏を休んだ桜井さんは、「今、33年ぶりに仕事がしたい!て思っている」と断言。幸ちゃんが「言ってくれれば、事務所のデスクワーク紹介したのに」て言ってた(笑)。
 その流れで、桜井さんは「あなた達は凄いね。やたらテレビに出てたもんね。そういえば、昨晩遅くにテレビ観ていて、つまんない映画だったんですけど…タイトルは言えませんが(笑)、つまんないからチャンネル替えたらアナタが歌っていたよ。全員のコーラスパート歌ったり、観客に歌ってもらったり、あんなことしてたのね〜」と、BSフジで放送されていた「お台場フォーク村・ひとりアルフィー」の回を偶然観ていたことを報告。幸ちゃんも放送があるとは意識せず、眠れないからとテレビを見ていたら自分の番組放送を知ったらしい。桜井さんはテレビ画面に向かいながら「幸ちゃ〜ん♪」と拳振り上げながら歓声を送っていたらしい(笑)
 何気に2人とも、昨晩は遅くまで起きていたのね…。

 そして、「この夏はソロでがんばっていた」という紹介で高見沢さんが登場。衣装チェンジをしてきた高見沢さんは、青いバラ柄のマントコート衣装で貴族風味になっていました。肩には金刺繍の飾りも付いているし、パンツも黒地に赤の鳳凰のような刺繍がしてあって、デザインは西洋なんだけど柄は東南アジアちっく。マントに関してはペルシャ絨毯のようだった(笑)。髪はゴールドのリボンみたいなので後ろで一つに束ねていました。

 高見沢さんは登場して早々、手を挙げて「ちょっと聞きたいんだけど」と桜井さんに向かって尋問。「さっき、33年ぶりに仕事がしたい…って言っていたけど、それは今までは仕事したくなかったてことか?」とお怒りモード。高見沢さんて、意外に2人のMC内容聞いているのね(笑)。桜井さんは「どうして、そういう揚げ足取るの〜」とボヤいきまして、幸ちゃんから左足を持ち上げられちゃいました。この辺りの連携プレーは、相変わらず素晴らしいわっ。
 ここでだったか、余計な動きばかりする桜井さんに対して、「そういう小さい仕事はしなくていいです」とツッコミ入れた幸ちゃんナイス!

 この夏、高見沢さんがソロで頑張っていたという話に戻って、高見沢さんが「もう両肩に(2人分の)プレッシャーが乗って大変だったよ。坂崎は両肩のプレッシャーを下ろしてやっていたからね(笑)」と言って、素直に認めていた幸ちゃんツボ。ALFEEよりずっとお気楽だったらしい。高見沢さんの両肩に誰かさんが乗っているのは、今度発売されるDVDで確認できるかもしれないそうです。そういえば、幸ちゃんが「もうすぐデー・ブイ・デーが発売されるんでしたね」て言って、客席が微妙に退いてしまい、「坂崎!お前、昭和初期の人間じゃないんだから!DVDだよ!」と、高見沢さんから注意を受けていましたが、幸ちゃんとしては判り易く言ったそうで、「自分は戦後の生まれだから問題ない」と言い張っていました。…まぁ、子供の言い争いとそう変わらない光景でした(笑)。

 グダグダ感満載のMCでまったりムードになったところで(笑)、次の曲が紹介されまして、『Journeyman』、『悲しみの雨が降る』、『DNA Odyssey』と立て続けに演奏されました。特に『DNA〜』での照明が綺麗だったな。あと、後半の山石さんのシンセサイザーの演奏が好みだったりする。


 高見沢さんのMCに入る前に男性ファンの「たかみざわ〜っ」という野太い声が響き渡り、客席は笑いを含むどよめきが起こりました。素晴らしい声量を持った人だったなぁ。

 高見沢さんはWネックのギターに持ち替えてからMCに入りましたが、2人が下がってしまったので、「では次の曲を『泣かないでMy Love』…て、いきなり演奏を始めたらどうするだろう?」と悪戯心が沸いちゃっていました。「1回やってみたいんだよね〜。MCに入るとみせかけて次の曲にいっちゃうの。慌てて出てくるか、そのまま放っておかれるか」なんて言っていたけど、結局放置されて困るのは自分だから実行に起こすことはありませんでした。意外に小心者のたかみー。
 しかし、その話の流れから「特に坂崎は戻って来るのが遅いんだよな。今も…戻って来る気配ないし」と愚痴がはじまりました(笑)。桜井さんはこの時点で、ジャケットだけ脱いでステージに戻って来ていました。

 そして、先ほど演奏した『DNA〜』について触れ、「1989年に作った曲ですが、あの頃からDNAについて取り上げていた!」と言いい、客席に向かって無言で目でアピールをする高見沢さん。「おお〜、早かったね。凄いね〜」みたいな感じで客席が拍手をする(笑)。「そうっ!それだよ!今ちょっと遅かったけど、そういう「あ・うん」の呼吸を忘れちゃダメだよ」と自画自賛を演出することも怠らない高見沢さんでした(笑)
 DNAについての話は続き、「俺と桜井は同じ年月を生きていても、同じ高校に入っていても、DNAが違うだけで全然違う。成績も全然違う」といつものネタに流れていき、桜井さんが「またかよ…」て顔をしていた(笑)。しかも、「DNAは違っても長い付き合いなので、桜井のことはもう全て解っている」と断言。やばいネタを振られそうだと察知したのか、桜井さんが高見沢さんから逃げようとして、山石さんの櫓の下に入ってしまい、「コラコラ。そこはそういうスペースじゃない」と注意されてました。
 ちなみに、桜井さんは「昔のこととか全部知っているけど、最近のたかみーは解らない」と言っていました。

 そのままお互い向き合いながら喋っていたら(おそらく学生時代のことを話そうとしていたっぽい)、突然ジャケットを脱いでシャツも外に出して着崩してきた幸ちゃんが小走りにステージへ再登場。2人の会話を見事にぶった斬りました(笑)。
 「なかなか戻って来ないくせに、こうやって2人で話している時に来るんだよ!」と、高見沢さん愚痴りモード再発。しかも、珍しく小走りで出て来たので「いつもはゆっくり歩いて来るくせに、そんなに速く動けたのかよ」とツッコミまくり。確かに、シャシャシャ!という効果音が付きそうなくらい、幸ちゃんの小走りは鮮やかなダッシュだったなぁ。しかし、何であんな慌てて出て来たんだろう?2人はまったり会話していたのに…。ただ単に再登場をアピールしたかっただけかも?(笑)
 話の腰を折られた上に、珍しく機敏な動きをして目立ってしまったせいか、「いつもそれぐらい早く出て来いよ」とか、「奥で何やっているんだよ?ゆっくりし過ぎだよ」とか、高見沢さんに責めれてまくっていましたが、桜井さんは「お前(高見沢さん)が一番ゆっくりしているじゃないか。それに休む時間も必要」と幸ちゃんのことを擁護。だけど、幸ちゃんが「今、バナナ食べてきた」と白状すると、「誰がそこまで寛いでこいと言った!」と、桜井さんも愚痴りモード。高見沢さんはバナナを食べてきた幸ちゃんが羨ましかったらしく、「俺もバナナ食べてこうよう」なんて言って行こうとしたけど、「止めとけ!今食べると、あらぬ時に出てくるぞ!」と、そのテの経験が豊富な桜井さんに止められて踏みとどまっていました。
 ちなみに、桜井さんはこの会話で、幸ちゃんのMCの時も高見沢さんのMCの時も直ぐステージ戻るので、一番休めていないことを今自覚していました(笑)。一体、何年このパターンでやっているんだか。気付くの遅いって!むしろ、気付かなかった方が幸せだったかも?

 高見沢さんのMCをまるで聞いていなかった幸ちゃんに、「ちゃんと人の話聞いておけよ」と怒りながらも、DNAについて最初から言い直す高見沢さんが可愛かった。その話の流れで、高見沢さんが「みんなにもDNAがあるんですよ」と言って、幸ちゃんから「当たり前だろ。無い奴見たことないよ」て突っ込まれていたのはかなりツボというか、ボディーブローきました。
 しかも高見沢さんは、「みんなALFEEのDNAに惹かれてもう抜けられなくなります。3…2…1!はいっ!」とマジシャン風に客席に催眠術をかけ、客席はもちろん2人をも困惑させてくれました。どうしたら、そういう流れにいくんだか。「秋TOURをかなり周ってきているから、違うことを話そうと思って」という前向きな行動だったらしく、「そういう気持ちは大事だよ」と、結果はともかく(笑)言動は幸ちゃんから評価されていました。

 そして、先ほどの悪戯心も再発した高見沢さんは「では、『泣かないでMy Love』」と曲紹介して、本気で幸ちゃんと桜井さんをビビらせていました。なんせリーダーの思いつきで何度か曲順が急遽変更された実績がある(?)だけにシャレにならない悪戯(笑)。「みんな心臓弱ってきているんだから、そういうの止めろよ〜」と桜井さんに言われて、「じゃ、心臓に優しい歌で『エルドラド』」と曲紹介する高見沢さんがツボでした。


 『エルドラド』は本当に優しい雰囲気の曲で癒される。続いて『ARCADIA』が演奏されたんですが、一気にアップテンポになり、ステージ後方にある電飾が今までブルー系のモノトーンだったのが、この曲からカラフルな照明になっていて演出もメリハリが効いていて良かったです。曲の流れといい、演出といい、本編では一番好きな箇所かもしれない。
 『運命の轍 宿命の扉』、『100億のLove Story』と続き、『100億〜』のラストでは星空を思わせるステージ演出が素敵だった。その流れのまま『天河の舟』に続いて、更にドラマチックに♪この曲は幸ちゃんの哀愁を感じるギターが最高。しかし、ラストは高見沢さんの長いギターソロが全てを持っていく(笑)。そして、本編ラストは『Masquerade Love』で弾けまくり。いや〜、暴れた、暴れた。






 1回目のアンコールでは、山石さんとTAROさんが軍艦マーチぽい曲(よく聞くと『Long Way To Freedom』)を演奏すると、それに合わせて鼓笛隊姿の3人が登場。

 高見沢さんは先頭で指揮棒持って笛吹きながら行進。衣装は、昔NHKホールで桜井さんに踏まれて破れたことのある鱗のような衣装の色違いヴァージョンぽいブルーと赤のノースリーブのロングコートに同系のパンツ。髪はシルバーのゴムで後ろで一つに束ねていて、ゴーグルのようなビックフレームのサングラスをかけていいました。なんか正面から顔だけ見るとオニヤンマ(トンボ)みいたいだった(笑)。指でクルクルしたくなる(笑)。
 その後ろに幸ちゃんが小太鼓を叩きながら登場。衣装は赤にゴールドのプリント柄付きのTシャツとダークグリーンのスキニーパンツ姿で、ちょっとX'masカラーぽかった。
 最後尾は大太鼓を叩きながら桜井さんが登場。太鼓が大きすぎてよく見えなかったけど、白いシャツに白いパンツ姿だったと思われる。

 3人はステージ中央に横一列になって整列。並びは下手から桜井・高見沢・坂崎…の順でした。高見沢さんが笛を吹くだけで、両脇に立つ2人に色々と指示をしていましたが、曖昧なジェスチャー付きでの笛命令だったので、3人の意思疎通がほとんどありませんでした(笑)。
 また、高見沢さんは指揮棒回す時も嵩張る衣装に引っ掛かったりして、自分で衣装を押さえて回していたし、指揮棒をブンブンに振り回すあまり、咥えていた笛の紐に引っ掛けてしまい、強引に笛が口から外れて「ブッ!」と自滅したりして、「何でこんなことになるの?」と最強の天然ぶりでした。そんなミラクルぶりに笑い崩れる幸ちゃん。桜井さんは大太鼓があるので、太鼓に突っ伏していた。高見沢さんから「No smile!」と注意を受けていたけど、あれで笑うなとは無理は話です。

 あと、高見沢さんは指揮棒を刀のよう振り回して桜井さんや幸ちゃんを攻撃していましたが、幸ちゃんは小太鼓用のスティック2本を箸のようにして右手に持ち、神剣白羽鳥ならぬスティック箸で指揮棒取りをやってみせ、高見沢さんに「参りました」をさせていました(笑)。

 そして、やや暴力的な指揮者の先導による鼓笛隊の演奏から『FLOWER REVOLUTION』に続いて、3人も客席も飛び跳ねまくり。桜井さんに至っては、幸ちゃんが歌っている最中、横で暴れまくり(笑)。高見沢さんはインカムを付けていたので、自由に動き回ったり飛び跳ねたりしていました。
 続けて『恋人になりたい』が歌われましたが、桜井さんの暴走は止まることをしらない(笑)。なんか、この辺りは桜井さんばかり見ていたような気がする。さすが「33年ぶりに仕事がしたい!」モードになっているだけに、イイ動きしてますっ!


 そして、 BEAT BOYS登場のSEが流れると、BEAT BOYSのサクライさんだけ1年ぶりに登場。白スーツに白い帽子をかぶって、リゾートファッションぽかったです。他の2人は忙しくて出稼ぎに行っているらしく、代理としてパネルで登場。サカザキさんのパネルは実物の約1.5倍サイズになっていて幸ちゃんご満悦(笑)。なかなかよく出来たパネルで、ちゃんとホンモノの帽子を被っていました。

 そのままネタコーナーに突入したんですが、春TOURでやっていた『千の風になって』の替え歌を引きずっているサクライさんは再び熱唱しておりました。間違った替え歌ですが、美声なだけに聴き惚れそうになって危険です。あと、「ひみつ〜の♪アッコちゃ〜んっ!」も引き摺っていました(笑)。
 それから、幸ちゃんのオヤジさんがサクライさんのポケットから登場しましたが、出した時に落としてしまって頭を強打していました(笑)。相変わらず色々と小ネタを仕込んでおります。

 サクライさんはこの夏、南の島へバカンスに行ったそうですが、早々に風邪で寝込み、その時に習得した(?)歌があるそうで、それを披露してくれことになりました。歌われたのは『ふたりだけの夜』!うぉ〜、超久しぶりだぁ!随分前に武道館で披露して以来だよね?あの時はマラカス・ブラザーズが邪魔していたけど(笑)、もう今回はサクライさんの美声にとことん酔いしれました〜っ。妙にカッコ付けて歌っていましたが(笑)、もうCDで聴くより断然にイイ!

 サクライさんは歌い終わった後、高見沢さんの指示に従いパネルやマイクスタンドを自ら撤収。最終的にはデッキブラシを持ってステージ上の掃除までしていましたが、そのままカーリングになって2人にムチャクチャ振り回された挙句、ヘロヘロにながらステージを去って行きました。あの時のサクライさんの運動量はハンパじゃない!


 そのままメンバー紹介になり、高見沢さんが山石さんとTAROさんを紹介し、「We are THE AFEE〜!まだまだ行くぞ〜」と前に出てきて煽って、『Stand up,Baby−愛こそすべて−』が演奏されました。高見沢さんはハンドマイクを持ってステージを縦横無尽に動き回りまくり。間奏では腕をブンブン振り回しながらジャンプをしまくっていて、幸ちゃんが「ステージから落ちるなよ」というような視線を送っていてウケてしまった。そして、「こんなに素敵な〜♪府中の夜は他に〜な〜い♪(作詞:高見沢俊彦)」と歌いながら髪をゆっくり解いていたけど、結び跡が付かないサラサラ髪は凄過ぎ〜。あと、解いた後にシルバーのゴムを左腕に通している仕草が妙に可愛かった。
 ラストは犬が寄ってきそうな超音波を披露し、そのまま『SWEAT&TEARS』(3人ヴォーカルVer.)へ続きました。高見沢さんはサングラスを外し、ハート・エンジェルギターを出してきていましたね。桜井さんは幸ちゃんにちょっかいが出したくてしょうがないらしいく、自分が歌うパート以外は自分のマイクスタンドの前に立っていませんでした(笑)。ラストは3人前に出て来て、ヘッドシェイキングならぬギターネックシェイキング。

 高見沢さんが「府中、最高ーーっ!」と叫んで1回目のアンコールは終わりました。ギターを置いて前に出てお辞儀する時も、マイク無しで「府中、最高〜」と口を動かしていた高見沢さんが可愛かった。幸ちゃんはピックを投げながら投げキッス付き。桜井さんは、下手の花道の先まで行ってピックを投げていました。






 2回目のアンコールでは、高見沢さんが黒のシャツにイエローのスーツ姿で登場。いつもの黒のサングラスをかけていました。この高見沢さんのイエロースーツがインパクト大で、幸ちゃんと桜井さんの服装を覚えていない…。確か、桜井さんは黒シャツに黒パンツに黒の帽子と黒ずくめだった気がするんだけど。

 高見沢さんの「ここに来てくれたみんなの明日の為の歌を…」と短いMCのあとにすぐ『Going My Way 2007』が歌われました。アコギの演奏で始り後からバンド演奏になる新ヴァージョンでした。アコギ色がやや強いアレンジで、今までよりもシンプルでストレートな楽曲になった感じです。


 演奏後に高見沢さんのMCになり、「人間関係で辛いことなどがあった時に、ALFEEの歌が前へ進むキッカケのような存在になれば…」みたいなことを語っていました。ちなみに「30年以上の付き合いになる3人の人間関係にストレスは無い!」と高見沢さんは断言。是非、横の2人の意見もお聞きしたい(笑)。あと、「ストレスを感じたら『Going My Way』を心の中で300回唱えれば…そのうち疲れてぐっすり寝られる」と、『羊が三匹』のような安眠習得方法が高見沢さんより伝授されました(笑)。実行するのはなかなか難しそうだ。

 それから、イエロースーツを着ていたからか、「まさかこんなイエローの服を着るようになるとは…でも、ある年齢を境に赤しか着なくなるかもしれない」と言ってツボに入ってしまいました。赤しか着なくなるということはないと思うけど、ある年齢の時だけ赤しか着ないというのはアリぽい気がします。どうせ、普通のデザインじゃないだろう(笑)。

 あと、「このステージに立ち続けるということ、コンサートをやり続けることが僕らのプライド。もし、コンサートを止めてしまったら、昨日の僕らが悲しむし、今日の僕らも悲しむし、明日の僕らも悲しむ。昨日の自分、今日の自分、明日の自分の為に生き続けいく」みたいに語っていたことが印象的でした。

 コンサート最後の曲は『Pride』でした。高見沢さんのMC内容からして、この楽曲が歌われるのだろうとは感じましたが、桜井さんの艶のある美声や最後の3人でハモるところは何度聴いても鳥肌ものでした。


 そして、コンサートが終り、私が後ろ髪を引かれる思いで猛ダッシュ!
 余韻に浸ることはできなかったけど、十分に興奮や感動を堪能できた濃厚なアルコンでした。






 夏イベがなくて、桜井さんの声に飢えていたのか、桜井さんの美声ぶりに痺れたアルコンでした。特に『ふたりだけの夜』、『Pride』は絶品でした。

 あと、自分がずーーっとALFEEファンでいるのは、コンサートをずーーっと続けてくれているからなんだと、改めて痛感したステージでもありました。「LIVE感」に一番拘りを持ってくれているバンドて最高です、ホントにっ!