2007年5月27日(日)NHKホール(ファイナル)


 この感想は、『みんなでアルコン・れぽ』に書き込んだミニれぽをそのまま転載しております。





■演奏曲目■

Opening 18:00ジャスト!

1.AFFECTION
2.夢よ急げ
3.STAR SHIP-光を求めて-
MC 坂崎
4.Change
5.Nervous Breakdown
6.Shout
MC 桜井+坂崎+高見沢
7.君が通り過ぎたあとに
 〜OHAIO(CSN&Y)
8.シュプレヒコールに耳を塞いで
9.終りなきメッセージ2007
MC 高見沢
10.Dear My Life
11.春の嵐
12.流砂のように
13.天河の舟
14.Brave Love〜Galaxy Express 999
15.愛を惜しみなく

アンコール1
16.恋の炎
17.サファイアの瞳
 〜幼稚園児・春のあらしchan&春のあられchan登場
 〜たかみーお兄ちゃんの文字書き(笑)
 〜TOKIO?
 メンバー紹介
18.クリスティーナ
19.星空のディスタンス
20.SWEAT&TEARS

アンコール2
21.無言劇
MC 高見沢
22.ラジカル・ティーンエンジャー

Ending 21:10過ぎくらい

※曲順はかなり曖昧です(^_^;;;




 今日は時報の如く、定刻にスタートしたNHK2日目。

 前日がとても良かっただけに、2日目は一体どんなことになるのか?ワクワクしていましたが、もう想像以上の盛り上がりっぷり、暴走ぷりでした。


 とにかく昨日に引き続きMCが面白過ぎます。桜井さんのMCで、「野球の工藤選手とか、桑田選手とか、サッカーのカズとか…あの年齢えあれだけ頑張っていると応援したくなる」て話をして、「彼らは「バカ」と言われるほど(そのスポーツが)好きだからこそ続けていられるんだ、だから僕もアルフィーが好きだから続けていられる」と、珍しく(?)真面目語りになったかと思えば、「3年ほど前からプロ意識に目覚めまして…」なんて言うんだもん(笑)。

 その後、幸ちゃんは幼少時代から楽器に囲まれていて、早くから音楽に触れていた…という話を2人でしていたら、桜井さんがいきなり「オイ!太鼓うるさいぞ!」とTAROさんを叱責。なんかドカドカ音がしたらしい。しかし、それが後で濡れ衣だったと思わぬ形で発覚しました。

 高見沢さんを紹介した時、いつもと正反対(下手側)からバナナとハンドマイクを持って登場。バナナを持って来たのは、始る寸前にステージ横で幸ちゃんがみんなにブトウ糖をくれたお礼だったらしいですが(笑)、幸ちゃんはバナナ渡されるなり本番中だというのにパクパク半分食べちゃいました。「本番中に食べると、後でエライことになるぞ」て、桜井さんに言われていたけど気にしていませんでしたね。
 しかも、幸ちゃんと桜井さんが話している間に派手な高見沢さんが突っ立ていたもんだから、桜井さんから「お前邪魔なんだよ。ただ人が立ってんじゃなくて、カーテンで遮られているみたいなんだから」なんて言われていました。
 そして、桜井さんがあることに気付きました。「お前、ちゃんとした所から出て来いよ。何で急にこっち(下手)から出て来るんだよ。わざわざステージ裏回ってきたのかよ。…あっ!さっき、後ろで音していたのって、お前がステージ裏を走っていた音だったのか!俺、TAROがなんかドラムをドカドカ叩いていると思って、『おい!太鼓うるさい!』って言っちゃったよ。お前〜、驚かせるつもりだったら、もっと静かに歩いて来いよ!」
TAROさん、なんたる濡れ衣!しかし、本番中(しかもMC中)にみんなを驚かせたい為にステージ裏をドカドカと走る高見沢さんって一体…(笑)

 その後、桜井さんが曲紹介するんだけど、なんと次の曲のタイトルが出てこなくて妙な間が空いてしまい、ドッと笑いの雰囲気になってしまった。どうやら次の曲のリードヴォーカルだったらしい高見沢さんが、「お前、覚えてろよ」と地を這うような声でいって面白かった。<エッ?

 しかし、よくこんな笑いの空気の直後で、『君が通り過ぎたあとに』をしっとりと演奏できるな〜と感動。後奏での山石さんのキーボード演奏が素敵でした。


 高見沢さんのMCでは、デビュー曲の話を振ったら客席から『夏しぐれ』をやって!というコールが上がり、なんとか交わそうとした高見沢さんですが上手くいかず、幸ちゃんが『危険なリンゴ』を演奏することで(そして桜井さんがオチになってしまったことで)切り抜けたんですが、今日の客席は「しつこい」のです。アンコールをして『夏しぐれ』を高見沢さんに歌わせたのだ!しかも、先ほどのの『危険なリンゴ』と同じく、歌いだした途端に演奏を止めちゃうという意地悪オチ。当然怒る高見沢さん、逃げる幸ちゃんと桜井さん、大喜びする客席。「お前達もグルかーっ!」と、客席の臨機応変な団結力に敗北した高見沢さんでした。

 その後はちょっと真面目MCで、新曲『Dear My Life』にちなんで「命」の話をして、「今の時代だからこそ、命の大切さを認識しなくちゃいけない」みたいなことを語り、「やりたいことを命ある限りやり続けていきたい」って言っていました。

 あと、この時だったか、アンコールでのMCだったか曖昧なんだけど、「長くやり続ける」ということを語っていた時に、「やはり長生きは三文の得!…えっ?あっ!早起きは三文の得か!」と、天然炸裂していた高見沢さんでした(笑)
 『君が通り過ぎたあとに』は20年前の楽曲だけど、今も自分達が歌い続けているから懐メロにならず色褪せない、だから『Dear My Life』も、「30年後に歌っても、懐メロになっていない…と言いたい」みたいなことを言って、客席も「ええっ?それはムチャでは?」とビックリ、幸ちゃんも無理だろ〜みたいなジェスチャーするし、桜井さんに至っては危険な高齢者ジェスチャーしちゃうし(笑)、高見沢さんから「そこまでにしておきなさい」なんて止められちゃっていました。
だけど、「大丈夫ですよ。気持ちとしてはイケますよ」て、堂々と言ってのけた高見沢さんは男前でした。

 その後に歌われた『Daer My Life』はいつも以上に迫力ありましたね。あと、相変わらず『流砂のように』〜『天河の舟』の流れは凄くカッコよくて、ミーラーボールも回る後半のギターソロは鳥肌モンでした。


 しかし、本編のMCで超ハイテンションの3人だったから、アンコールでの出し物(笑)の時も暴走は当然。幸ちゃんと桜井さんははしゃぎ過ぎたので、息切れが前日よりも酷いことになっちゃったし、相変わらず幼稚園児とは思えない発言するし、「お兄さん(高見沢さん)は、こう見えても字が汚い」と桜井さんが暴露して、スケッチブックを用意して字を書かせたりしたからね。桜井さんが「2階、3階のみんなは見えないかもしれないけどゴメンね。武道館の時の手品やった時みたいだと思って」なんて言うし(笑)。この時に、あられちゃんとあらしちゃんの服の字は、高見沢さんが書いた字なんだと初めて知りました。
 しかし、高見沢さんは字云々より、「ちゃんと言葉を聞こう」でしたね。「こんぺきの『ぺき』て書いて。僕も知らないけど」て幸ちゃんがリクエストしたら、「かんぺき」と聞き違いしたらしく、「俊彦」て書きましたからね。高見沢さん的には「完璧=俊彦」てオチにしたかったらしい(笑)。

 あ、そうそう。この日もアンコールで「パイレーツ・オブ・カリビアン」ギターを出してきましたが、何で出してきているのか今日の『ロックばん』のラジオを聴いて判りました。しかし、2作目の『〜デッドマンズ・チェスト』から観たって、見方間違えてるよ(笑)。


 メンバー紹介では、「坂崎ジョセフィーヌ」、「桜井マリーアントワネット」と何故か女性名できましたが、高見沢さんは当然「高見沢ロミオ」、「僕がロミオなら君は…」というのを相変わらず客席や2人にも振ったんですが、何故か桜井さんに恐々と聞きに行こうとしたら、桜井さんが走って逃げまして、2人してステージ上を追っ掛っこ(笑)。しかも、高見沢さんは「僕が貫一なら、君は…?」て聞いて、桜井さんが「お宮」て答えて、高見沢さんが「トウッ!」と蹴るるし、台詞まで言うし、桜井さんはお宮になりきるし…。ああ、メンバー紹介まで寸劇化しちゃった(笑)。

 で、昨日初登場した「Julietコール識別ケージ」ですが、なんと2日目から壊れた!電気が点きません!高見沢さん、「恥ずかしいなぁ…」と言いながら、旧タイプのケージを演じていて可愛かった。
 そして、今回は『Juliet』が演奏された!…と喜んだら、「今日はここまで残念!『クリスティーナ』!」になっちゃいました。ああ、『Juliet』はいつ歌われるの?そして、最新型のケージは再び会うことがあるかしら?

 アンコールは1曲目から『恋の炎』と、スペシャル感が強かったんですが、なんと『星空のディスタンス』の後に、高見沢さんが「行くぞ〜、東京〜!今年初の『SWEART&TEARS』!」ときたので大興奮でした。しかも、3人ヴォーカルヴァージョン!これで盛り上がらないわけが無い!!ラストにヘッドシェイキング無しの、アッサリ終わる演奏でしたが、逆に新鮮でカッコよかったです。


 2回目のアンコールも、いきなり演奏されたのが『無言劇』!久々だったので嬉しかった〜。
その後の高見沢さんのMCも、『無言劇』や昔のA面シングルに関しての話になって、『無言劇』でアルフィーに出会ったファンがこのNHKホールに何人か来てくれていたことに感激していました。

 A面というのはタイアップがあったりして、色々としがらみがあるものだけど、B面というのはその分自由で自分達がやりたい楽曲が出来たので、B面の方が自分たちらしさが出ていた…て話になり、「だけど、今回の『Daer My Life』は自分達のやりたいことが出来たし、プロモーションをほとんどやらないで出したけど、みんなのお陰で結果が出せて、自分たちのやり方に『自信』が持てました」って語っていたのが印象に残っています。

 そして、やたらと「B面、B面」と言っていたので、「もしかして…」て期待したら、見事に的中!「久しぶりに叫ぶぞっ!アルフィーは!いつまでも!ラジカル・ティーンエンジャーっ!」て、きたんですよ。ホント、これには大興奮&大感激。

 もう、最高のNHK2日目…東京ファイナルでした。


 NHKは毎回盛り上がるけど、特にこの2日間は凄かったですね。曲構成といい、MCの盛り上がりっぷりといい、3人の壊れっぷりといい(笑)、これを「最高と言わずして、何を最高と言う?」って感じです。