2005年8月20日(土)
TOKYO-BAY STATION Terminal 1

■1ヶ月近く前に開催された夏イベなので、2日間の記憶の混同はもちろん、全体的に記憶が曖昧になっております。そのことを承知の上お読みください。


 東京で開催されるのは1998年の「昭和記念公園」以来だし、東京湾近辺で開催されるのは、あの1986年の「TOKYO-BAY AREA」から19年ぶりという時間が流れております。あの頃から19年経った今でも変わらず夏イベを続けているALFEEの凄さを改めて感じました。

 今回会場は最寄り駅から20分近くあるく場所にあり、バスが通っているとはいえ微妙に不便な感じの場所でした。勝どき駅周辺からイベント会場まで民族大移動のようにファンが移動していく姿を見て、「ああ、夏イベだ〜」と実感していまったほど。ただ、連日猛暑が続いていたけど、天候には恵まれ気温も物凄い暑さになるまで上がることはなく、非常に野外イベントには恵まれた天候になったと思います。
 
↑晴海ふ頭の広場 ↑晴海の客船ターミナル


 会場内に入ると何故かBEAT BOYSの曲がランダムにSEとして流れていました。モニターは客席中央の両端にそれぞれ1個ずつ設置されていましたが、前方の両端にはモニターは無し。ステージセットはパッと見「なんか妙に低い」と思うほど高さなくて(場所的に高いセットを組むことができなかったと思われます)、かな〜り地味な印象を受けました。また、3人のマイクスタンドのある位置の真上は鉄骨で作られたアーチになっていて、プラスチックだかの屋根がついていているのは去年の夏イベセットと同じものだと思われます。今までと違うのは、いつも逆山の字のように伸びていた花道が、真ん中の花道がなくて最前ブロックのAブロックを囲むように楕円形の花道になっていたこと。宝塚歌劇団のようなステージと言ったところでしょうか。妙にAブロックが隔離されているような感じだったし、この日はCブロックだったのですが、妙にメインステージが遠い印象を受けました。
 ま、ステージセットの画像は↓以下をご覧下さい。。
 
↑斜めからのステージセット ↑正面からのステージセット


 そして、なんと定刻通りにSEが鳴り響き、まずは山石さん、長谷ぼん、そおる透さんが登場してそれぞれの位置に付き、続いてキーボードセットの真後ろにある階段からせり上がるように3人が登場。桜井さんは目の覚めるようなスカイブルーのスーツ、幸ちゃんは遠目で見た時は炎が燃えているような柄に見えたのですが、JPGの珊瑚と魚柄のノースリーブのカットソーに赤いパンツに赤いシューズ姿で野外対策か黒のサンバイザーを被っていました。高見沢さんはプラチナブロンドのヴィッグを被り、なんと表現していいのか困るカラフルなラメ地に薔薇の柄がプリントされているノースリーブのロングコートに黒のパンツ姿で登場。アームバンドもしていたけど、タトゥシールは付けていませんでした。

 1曲目は『AFFECTION』で、いきなり高見沢さんはnewギターのPrince-Tで演奏っ!そして、いきなり歌詞間違えしてたよね?誤魔化しきれずに自ら笑っちゃっていたけど。しかし、Prince-Tは春TOURでキーホルダーだけ先に発売されていましたが、あれを見る限りでは「ただデカイだけで弾き難いギターなんじゃ…」と思っていたけど、意外にハマッていたというか、正に夏イベサイズのギターで思っていた以上にカッコよかったぁ♪このPrince-Tで次の『希望の橋』も演奏していたので、2曲は演奏できる重さみたいですよ(笑)。

 続いて長谷ぼんとそおる透さんの掛け合いのようなドラム演奏が始まると、中央のミニステージにスタンドマイクが置かれ桜井さんはが下手から花道をぐるりと回って登場。メインステージからそのミニステージまでは意外に距離があるので、長谷ぼんとそおる透さんのドラム演奏はかなり長めでしたが、このミニステージに来てくれるとムチャクチャ近いことが発覚!メインステージの3人はもちろんバックの3人すらロクに見えなかったんだけど、一気に視界良好になり大興奮してしまいました。やっぱり桜井さんのスカイブルーのスーツは眩しい。ミニステージに辿り着くと、「Hellow〜!TOKYO〜!」と叫び、そのまま『Blue Age Revolution』が演奏されました。幸ちゃんと高見沢さんも両脇の花道のコーナーというカーブの所まで出て来ていました。続いて『Vitcory』が演奏され、ワタワタと焦りながらフラッグを出す客席(笑)。個人的には『Victory』は久しぶりだったので嬉しかったわっ。桜井さんはその場に残り、幸ちゃんと高見沢さんがそのミニステージまでやって来ました。スタッフが幸ちゃんのマイクスタンドしか用意しなかったので、ここで初めて高見沢さんがインカムを付けていると知りました。しかし、近くで見た高見沢さんの衣装はやはり「変」だった(笑)。バックがステンドグラスのような薔薇の柄になっているんだけど、なんか美●憲一さんが着そうな感じ(笑)。まぁ、ウルフカットのプラチナブロンドのヴィックとが似合っていたので相殺。高見沢さんはインカムだったので、前を見たり後ろ(この場合はAブロックが3人にとって背後にある)を見たり狭いスペースを動きまくっていました。

 歌い終わるとダッシュでメインステージに戻る3人。しかし、花道の割にはかなり距離があるので大変そうだった。バックの3人も、3人がメインステージに辿り着くまで長めの演奏だったな。初日だったか2日目だったか記憶が混同しているんだけど、桜井さんはメインステージに戻った時にランナーがゴールテープを切るようなポーズをしていました(笑)。

 メインステージに3人戻ると、幸ちゃんが桜井さん、高見沢さん、自分という順にメンバー紹介をして、そのままMCに入りました。このメンバー紹介でも、桜井さんのことを「(芋焼酎が好きだから)芋!芋ベース・桜井!」と言ったり、高見沢さんのことを「夏が似合わない、暑苦しい衣装の男!」と言ったりしていた。しかも、桜井さんがスカイブルー(青)のスーツ、幸ちゃんが赤のカットソーとパンツ、高見沢さんがカラフルだとはいえ全体的に黄色が多い服装だったので、「信号機のような3人です」なんて言ってて可笑しかった。
 しかし、このメンバー紹介には両脇からクレームが付き(笑)、桜井さんから「芋はないんじゃない?」と(<確かに…)と言われ、高見沢さんからも「(今回はノースリーブだから)暑苦しく無いよ」と自慢げ(?)に真っ白な二の腕を見せながら反論されていました。幸ちゃんも負け時と(?)、「白魚のような腕が見えております。今朝食べた味噌汁の昆布が見えています」と言い返していたけど、食べ物は腕の方に流れないと思うんだが…(笑)。それに、幸ちゃんは自分のことを「マリンスポーツが似合う男!」なんて紹介したもんだから、客席のみならず2人から「マリンスポーツ何やるんだよ?」とブーイングされていました。しかも、それに対しての答えが「熱帯魚」って(爆)。「夏は開放的でしょ♪」なんて言い訳してたけど、「お前は一年中開放的だろ」と高見沢さんから鋭いツッコミされていたな。

 この最初のMCの時点で桜井さんは既にバテバテモードで、「頭っから走ることないだろ。ちょっと休んでいい?」と文句を言っておりました。とにかく息を整えることを優先していたようで、ここのMCでは桜井さん大人しめでした。


 そして、幸ちゃんが「次にやる曲は前の夏イベでやって好評だった謎のグループの曲です。『やさしい黄昏』」と紹介して、BEAT BOYSの『やさしい黄昏』が演奏されました。続いて『真夏のストレンジャー』が演奏され、夕陽が沈みかけているような空の下でこの曲がすっごくマッチしていて、「おおっ、夏イベぽい〜…」て妙に感動してしまいました。桜井さんの声も艶があって良かったなぁ。そして、『二人のSEASON』が演奏されステージも客席もヒートアップ。2番では「好きだぜっ♪」とストレートに囁いていましたが、ラストには中央のミニステージまで3人集まって来てヘッドシェイキング!何気に桜井さん頑張っていました。幸ちゃんはネックシェイキングでしたね。そして演奏が終わると、また慌ててメインステージに戻って行く3人であった。いや、今回の3人の運動量ハンパじゃないよっ!私が3人と同じ行動したら5曲目くらいでバテてるね!<威張るなよ


 ステージが一旦暗転して高見沢さんは奥に下がり(高見沢さん、ここでも下がるギリギリまでバンザイしたり客席を煽っていた)、幸ちゃんと桜井さんによるMCコーナーになりました。

 しかし、幸ちゃんが喋り始めてすぐに上空にあるものが飛来…「ま〜た来ましたね〜(笑)。去年はすごく良いタイミングで来ましたからね。『恋人達のぺイヴメント』の歌い出しの時にバリバリ!…と(笑)。まぁ、こういうハプニングも野外ならではです。こういうこと日常ではないでしょ?」と、ヘリの来襲に免疫が出来ていたせいか前向きなコメントをしていました。しかし、かなり何度も来ていたので、横浜同様に東京湾もヘリのナイトクルーズみたいなのをやっていたんですなぁ。

 そして、どういう話の流れでそうなったのか忘れたけど、幸ちゃんが桜井さんに「夏に聴いていた曲て何ですか?」とみたいなことを聞いたら、ビーチボーイズだの加山雄三さんだのと言っていたんだけど、前日の『ミュージックステーション』で共演した湘南乃風も夏のサウンドだという話題を出し、「あの人達すごい怖そうだから目を合わせないようにしていたんですが、向こうの方から『先輩!』て挨拶して来て、『僕も明治学院だったんです』なんて言ってきたから、『な〜んだ、そうだったのかぁ〜』と急に先輩面したんですけどね。この世界、上下関係は大事です」と、『Mステ』での意外なエピソードを披露していました。
 後日、高見沢さんも『ロックばん』で湘南乃風の曲を流して、「怖そうなグループだなと思っていたら、その中でも一番怖そうな若旦那が楽屋に来て『僕も明学の出身なんです』て挨拶してきて、4人のうち3人は湘南出身なんだけど、彼だけ白金出身なんだって〜」みたいなことを言っていましたね。しかし、外見から判断しちゃ失礼だけど、意外に礼儀正しいグループだったんですね。

 幸ちゃんの桜井さんへの質問はさらに続き、「この夏に買ったCDは何?」と聞かれ、なかなか答えられないというか昔過ぎて思い出せない桜井さん(笑)。苦し紛れに「最近は買ってません。ダウンロードです」と言ってみせるが、ダウンロードの意味も知らないことがバレ自滅。「CDは貰うことが多いから最近は買いません。昨日も福山くんと湘南乃風と矢井田ちゃんから貰いました」と、一般人からするとかなり羨ましい発言をしておりました。あと、幸ちゃんや高見沢さんが物凄くCD(及びLP)を買って貸してくれるので、自分から買うまでもないようなことを言っていたような…。しかも、コンサートとかの楽屋ではスタッフやら2人が同時に違う曲を掛けまくるので、「聖徳太子じゃないんだから、耳が聞き分けられない」みたいなことも言ってたな。


 そして、「学生時代は色んな曲をカバーしていた」という話から、イーグルスの『Take It Easy』が演奏されたのですが、出だしで高見沢さんが失敗てもう1回やり直しに(笑)。桜井さん大コケ。2度目はなんとか成功しました。そういえば、このMCの時に私のブロックはほとんど座ってしまったので釣られて座っていました(笑)。そして、次に演奏された『愛こそ力-Power For Love-』でスタンディング。
  そうそう、MC明けて再登場した高見沢さんは着替えていまして、またもやノースリーブのロングコートだったんだけど、黒地にスカル(最近は髑髏をスカルと言うらしいね)柄のコートで、1個1個微妙に形が違ったり、ラインストーンが付いていたりしているのだよ!しかも、両肩の部分には立体的なスカルが付いていて、「レスラー・スカルン!」みたいなロングコートだった(笑)。インナーの黒のタンクトップもスカルマークのラインストーンだったし、ギターもスカルンだし、パンツは赤のレザーだったとはいえ、もうスカルだらけだったよ!かなりインパクトのある衣装だったなぁ。

 演奏の話に戻しまして(笑)、『ロンリーガールを抱きしめて』、『LONG WAY TO FREEDOM』と立て続けに歌われたのですが、『LONG〜』ではインカムを付けていたようで楕円形の花道を爆走しまくっていました。ホントに元気な50代男(笑)。しかも、中央のミニステージで立ち止まると、なんとそのミニステージごとリフトアップしていったのでビックリ!ハイテンションになった高見沢さんは叫ぶ、叫ぶ。「燃っえる〜欲望〜ぅ♪」はもちろんのこと、満面の笑みでガッツポーズをして「欲望の夏っ!」って、オイ!全身スカルだらけの格好でそんなパフォーマンスをされると、可愛いけど笑いが込み上げてきてしょうがないじゃないかっ!
 演奏終了間際もダッシュでメインステージに戻って行きましたが、楕円形の花道を2周は爆走しましたね。この1曲だけで3周以上はしていると思われます。


 そして、高見沢さんのMCになったんですが、思わぬハプニングが起こり、それまで話していた内容は全て忘れました(笑)。確か、恒例の全国都道府県アンケートを実施して、お約束通り「山口県」を聞いて、あとは「北海道」と「沖縄」しか聞かない高見沢さん…だったと思う。

 その思わぬハプニングとは…、高見沢さんが白のフライングVをいじりながら話していたら突然「うわっ!ビ、ビックリしたぁ!」と、ギターを振りながら叫んだので、一瞬「感電でもしたの?」と心配したんですが、「今、ピックだと思って触ったらモスラだよっ!パタパタ〜って飛んでいったよっ!」とパニック状態になる高見沢さん。あまりの突然の出来事に、客席と2人は一瞬固まったあとに大爆笑。ピックだと思って触ったら蛾だったなんて、在り得ないハプニングだわっ!さすが高見沢さんっ。「お前らもピックの感触判るだろ!ピックだと思って触ったらムニュッ!だよっ!それで飛んでっちゃったんだぞ!俺、今、声が裏返ってるんだよ!」と、滅多に見られない声が裏返るほど動揺しまくった高見沢さんの図(笑)。幸ちゃんなんて「カメラ撮った?撮った?また新たな伝説が生まれました」と大喜びでした。桜井さんは「蛾がギターに止まったくらいいいじゃんか。俺なんて頭にカナブンが止まったんだから」と懐かしいことを言っていましたが、「あの時お前は気付いていなかったんじゃんか!」と高見沢さんから反撃されてました。確かに、ムニュっと掴むのや嫌だなぁ。しかも、蛾が止まっていた場所がスクリーンにアップに映され、白いギターボディに黄色ぽい粉が少し付いていたみたいです。
 しかし、本当に「笑いの神が降りてくる体質」というか(笑)、去年のヘリコプター事件に続いてやらかしてくれるよなぁ。是非ともこのシーンはDVDに入れて欲しいですね。一番リピート率が高くなること間違いない名シーンになることでしょう!(悪魔)

 「もう、何の話をしていたか忘れちゃったよ」とやさぐれていた高見沢さんでしたが、私も忘れたので安心したまえ(<関係ない)。で、「夏は暑いのが苦手なだけで、夏自体は嫌いじゃない」みたいな話を始めて、「小学生の頃の夏休みの宿題の朝顔観察」や、「ブタの形をした蚊取線香」や、「蚊帳」など夏に関連する話題を振ったのですが客席もイマイチ盛り上がらず(世代差が出たという方が正しいが/笑)、横の2人も反応が無かったので、「オイ!会話に加われよ!何で俺が話を長引かせているか判るだろ?今、走って来たばかりなんだからっ!」と本音をポロリ。走って来た疲労もあるだろうけど、蛾ショックの疲労もあると思われる(笑)。

 この時だったか、高見沢さんが話をしている時にまたもや空と飛ぶ例のヤツが来まして(笑)、「また来たな!(怒)今度、歌の途中に来たらぶっ飛ばすからなっ!」と宣戦布告していましたが、「ここからじゃ腕が届かないだろう」と桜井さんから鋭い指摘を受け、「実は俺の腕はルフィーのように伸びるんだっ」て『ワン●ース』ネタでオチ付けてました。

 そして、「この夏の夜のふさわしいALFEEの愛の歌をみんなに贈りたいと思います。この夏の夜にふさわしい愛のバラードを…、メロウで、ナイーブな…」て、これから『怪談話』でもやりそうな言い方で曲紹介しても、素直に「バラードなのねっ♪」と思う素直過ぎるファンは極少数だったと思うぞ。現に私を含む周囲の人達はクスクス笑っていたしねっ。


 案の定、「鋼鉄の巨人ーーーっ!」と高見沢さんが叫んで、『鋼鉄の巨人』が演奏され、同時にステージに火柱がが上がってビビッてしまった。もう一気にウキャーっ!てなったね。途中、高見沢さんが演奏間違えていたような気がしたんだけど気のせいだったかな?ツインドラムがカッコ良すぎて、ギターよく聴いてなかったから自信ないんだけど(笑)。いて『恋の炎』が演奏され、幸ちゃんがミニステージの方に来て熱唱。後から高見沢さんもやって来て、2人で密着しながら熱唱しておりました。いや〜、ホントに近くで見られて感激〜っ。ああ、でも、間近で両肩の立体スカルを見るとどうしも笑いが…。しかも、そこから幸ちゃんの腕が伸びていたし。
 続いて『幻夜祭』が演奏され、前奏に合わせてステージセットの上から炎がボン、ボン出たんですが、すっごく熱いのっ!距離があるはずなのに、「熱っ」と思ったくらい熱気を感じました。あれ、ホント、凄かった。最後なんて、ステージ上空が燃え上がるかのように炎が全体的に燃え上がってド迫力でした。
 そして、長谷ぼんとそおる透さんのドラムソロの掛け合いになってムチャクチャカッコよかったんだけど、2人してドラムセットに埋まっていてよく見えなかったのよぅ。そおるさんて、シンバルだと思っていたら本人の頭だったし(<オイ!)。とにかくツインドラムの迫力は野外でも相変わらず、「ウキャーッ♪」という気分になり、そのまま『ジェネレーション・ダイナマイト』が演奏されました。なんか必要以上に腕を振り上げてしまったような気がする。そして、高見沢さんのアカペラで始まる『Masquerde Love』が歌われたんですが、個人的にこの曲にスカルン・ギターを合わせて欲しくなかったぞ!妙にコミカルな格好なのに、歌っているのはドロドロした愛憎劇…うわぁおうっ!このギャップがALFEE〜♪まぁ、この時点で私もだいぶ壊れてたんですけどね(笑)。
 そして、本編ラストは『ラジカル・ティーンエンジャー』でした。途中でミニステージの方まで出て来た高見沢さんは、上空に綺麗な満月が出ていることに気付き喜んでた姿が印象的でした。ちょっと低い位置にあったので、メインステージの方からは見られなかったようです。



 アンコールでは、いきなり長谷ぼんとそおる透さんのツインドラム演奏が始まり、そのまま『Flowe Revolution』が演奏されて3人もステージに登場し、ステージも客席も縦ノリ状態っ。3人の衣装は高見沢さんが春TOURのアンコールの衣装を彷彿させるチェック柄だらけのキュート服装にハンティング帽とインカム。幸ちゃんが正面から見ると白Tシャツに黒の繋ぎのパンツに見えるんだけど、後ろから見ると白Tシャツと黒のハーフパンツに分かれている変わったデザインの服装でした。黒のハイカットのシューズを着ているので、これからどっか運動しに行きそうな格好でもあったな。桜井さんはモスグリーンぽいシャツにグレーぽいパンツだったかな?(曖昧)本編とはうって変わって地味な色になりました。…ていうか、本編に続いて3人ともバラッバラッな衣装です。続いて『SWINGING GENERATION』が演奏され、高見沢さんは腕をブンブン振り回してノリノリ。

 そして、ドラム音が鳴り響き、「おっ、この前振りは…」と客席はガサガサとピンクグローブを出す準備をする(笑)。桜井さんがお決まりの「D!D!D!」コールを始めたのですが、「私が『D!D!D!』て言っている間にみんな準備しているんだよね。だから、この時間だ〜れも私の話を聞いてくれてないということを春TOURが終わってか気付きました」なんて言っておりました。でもでも、準備しながら話は聞いていたよっ、サクちゃんっ!
 そして『D!D!D!』が演奏されると、春TOUR同様にドナルドのクッションカバーのようなものを両手に嵌めた高見沢さんが再登場。ドナルドのクッションカバーで自分の顔を隠したり、相変わらずノリノリです。途中でミニステージの方に駆け出して来まして、間奏でグローブを外しギターソロではなく、夏イベ恒例になりつつあるTシャツ入りバズーカーを飛ばす高見沢さんであった。飛ばし終わると再びグローブを嵌め直していましたが、これまた相変わらずワタワタと不器用っぷりを披露。なんとか間奏終わり寸前に嵌めたものの、「答〜えは、一つ〜♪手袋逆さま〜っ!(怒)」と後ろ前に嵌めてしまった手袋を客席に見せつけ不貞腐れモードで歌う高見沢さんに客席大爆笑。「チキショーッ!」とお怒りモードでしたが、その不貞腐れてグローブ見せ付ける姿はムチャクチャ可愛かったわ〜っ♪そのままダッシュでメインステージに戻ると(ホントによく走る)、用意されていたドナルドギターに向かって「Super Duck !!」を連呼する高見沢さんであった。

 ステージが一旦暗転すると、山石さんのキーボードソロで『星空のディスタンス』の前奏が…!3人はゆっくりと花道のミニステージに歩いて来たので(高見沢さんはメインステージとミニステージを行ったり来たりだ/笑)、いもよりも長い前奏になってしまった山石さんであった。アカペラで始まる『星ディス』はやっぱりイイわぁ〜♪この時幸ちゃんの背中に虫がへばり付いていたようで、それに気付いた高見沢さんが「虫が付いてるよ」と教えながら払ってあげて、幸ちゃんがややビックリしながらも払ってもらってホッとしていたという2人のやり取りが微笑ましかった。もちろん、桜井さんは正面向いて歌っていましたが(笑)。
 そして、歌い終わって3人はメインステージに戻ると、高見沢さんが「まだまだ行くぞ〜!夜はこれからだ〜!」みたいなことを叫んで『SWEAT&TEARS』が演奏され、同時に花火も少し上がって「これぞ夏イベだーっ!」という雰囲気になりました。しかも、高見沢さんは途中から再びミニステージの方にやって来て(ホントにアンコールはミニステージにいる時間の方が長かったんじゃないだろうか?)大暴れ。よく見えなかったけど、演奏中に桜井さんは長谷ぼんに何かちょっかいを出していた。間奏では、ベースソロ→ブルースハープソロ→ギターソロというアレンジでカッコよかったぁ♪後半は幸ちゃんも桜井さんももミニステージにやって来て、高見沢さんが2人が「綺麗な満月が出ているぞ」と教えてあげたら、桜井さんてば満月に向かって両手を合わせて拝んでました(笑)。ラストのヘッドバンキングの時は、なんと桜井さんも居るのにミニステージが再びリフトアップしましてド迫力でした。サングラスしていたから表情は判らなかったけど、桜井さんややビビッていたよね?かなりの高さまで上がっていたもん。

 ラストはメインステージに駆け戻って来て、高見沢さんが「どうもありがとーっ!」と叫んで終了。後ろの3人も前に出て来て6人一列に並んでバンザイしてお辞儀した後、それぞれピック投げたりタオルを投げたりしてステージを去っていきました。
 印象に残ったのは、黒地にピンクで「$」マークのプリントされたTシャツ着ていた長谷ぼん。一瞬、「長谷ぼんは何ドル出せば買えるんだろう?」とバカなことを考えてしまった。



 2度目のアンコールでは、高見沢さんは白のフリルシャツに黒パンツ姿、幸ちゃんは白ぽい柄シャツに黄色のパンツ姿、桜井さんは黒シャツ&黒パンツ姿で登場。

 すぐに高見沢さんのMCになって、「どうもありがとうございます。みんなの声援がビシビシ伝わってきて、やっぱ野外はいいな〜!今日のALFEEのステージを祝福してくれるかのように美しい満月も上がっていますが、あれはセットではありませんっ。神様が僕らやみんなに贈り物をしてくれたのかもしれません。TOKYO-BAY STATION、この場所で思い出すのは19年前のTOKYO-BAY ARERですが、19年前来た人〜!?(かなりの人数が手を挙げる)おおっ!『俺達に一生着いて来い!』という約束を守ってくれたんだな!嬉しいぞ。まぁ、欠けた人もいるみたいですけど(苦笑)。この夏の野外イベントがいつまで続けられるか僕達にも判らないけど、永遠にやる覚悟はできてます。僕らはずっとここにいるので、みんなも何かに疲れたら僕達のステージに来て癒していってくれればと思っています」と、力強いというか頼もしいいことを宣言してくちゃいました。
 昔と比べて色んな規制が増えて、夏イベ開催が非常に困難になってきていることは判るだけに、これからもずーっと夏の野外イベントは続くと確証はないんだけど、規模や形式は変わっても構わないから「みんなが集える場所」を提供し続けていって欲しいです。

 そして、先日発売したばかりの新曲の話になり、「みんなのお陰で38作連続ベストテン入りは果たせそうです。本当にありがとうございます。新曲だからというのではなく、この先もずっとこの曲を大切に歌い続けていこうと思っています。では、この満月の下で歌いたいと思います

 という曲紹介で、新曲『100億のLove Story』が初披露されました。既にCDで何度も聴いていたけど、やはり生演奏の迫力は凄いです。それに歌詞に合わせたかのような満月が空に浮かんでいたし、本当にこの夜の為の曲って感じがしたし、高見沢さんの情熱のこもった歌い方にジーンときてしまいました。この曲はヴィーナス・エンジェルギターで演奏するって決めているのかな?好きなギターなので嬉しかったなぁ。


 歌い終わると3人はそれぞれお辞儀をしてから花道の方に出て来て挨拶。下手のコーナーに行った時に、下に降りる階段があったから桜井さんが降りようとして慌てて止める高見沢さんが面白かった。まだ上手や中央で挨拶していなかったからね。桜井さんのギャグなのか段取り違いなのかは判らないけど(笑)。
 3人がミニステージの所に来てお辞儀をすると、メインステージ上空に花火が上がりまして、初日だというのに「これでもかっ!」てくらい上がって嬉しかった。そして、何よりも嬉しかったのは、3人も嬉しそうにその花火を見ていたんだよね〜。客席と一緒に盛り上がっていて良かったわ〜。なんか、この光景見ていて涙が出てきてしまった。

 大歓声の中花火が終わると、3人は下手の階段を下りて用意されたオープンカー(!)に乗って一番後ろまで移動。その姿はスクリーンでしか見られなかったけど、満足気な表情した3人が良かったわぁ。そして、一番後ろに用意されたお立ち台らしき所で最後の挨拶をして去っていったようだけど、私のところからは全然見えませんでした。でも、すっごく満足というか嬉しい気持ちでいっぱいの終わり方でした。


 3人が去っていて客席がバンザイコールを終えたあと、すぐに規制退場のアナウンスが入りました。スクリーンには「SEE YOU NEXT STAGE」という文字が映し出されていましたが、不覚にもデジカメで撮るのを忘れておりました。

↑公演終了後のステージ

 とにかく「初日からこんなに盛り上がってどうするんだろう?」と思うくらい楽しかったです。蛾といい、満月といい、野外ならではの素敵な思い出も出来ました。
 実は宿泊したホテルまで徒歩で40分以上歩いて帰り着いたのですが、「歩き疲れた」という感覚はほとんど無くて、その道のりはママンボと楽しく夏イベ初日談義をしながら帰ることができました。それだけハイテンションだったわけです。

【おまけ画像】
↑高見沢さんが感動した満月 ↑客室から見えた夏イベ会場

 ちなみに、宿泊したホテルの客室から夏イベ会場が見えたので、デジカメで裏れぽ?みたいなことをしてみました。しょーもない内容ですけど、興味のある方はこちらにどうぞ。



■演奏曲目■

Opening 18:00

1.AFFECTION
2.希望の橋
3.Blue Age Revolution
4.Victory
MC 坂崎
5.やさしい黄昏
6.真夏のストレンジャー
7.二人のSEASON
MC 坂崎&桜井
8.TAKE IT EASY(byイーグルス)
9.愛こそ力-Power For Love
10.ロンリーガールを抱きしめて
11.LONG WAY TO FREEDOM
MC 高見沢
12.鋼鉄の巨人
13.恋の炎
14.幻夜祭
〜ツインドラムソロ
15.ジェネレーションダイナマイト
16.Masquerde Love
17.ラジカルティーンエイジャー

アンコール1
18.Flower Revolution
19.SWINING GENERATION
〜サポートメンバー紹介
20.D!D!D!
21.星空のディスタンス
22.SWEAT&TEARS

アンコール2
MC 高見沢
23.100億のLove Story


Ending 21:10過ぎ

※曲順は曖昧です(^_^;;