2004年8月14日(土) A DAY OF LOVE |
■デビュー30周年記念の夏イベということで、ハイテンションになり過ぎて、もう2日間の記憶が混同しております。いつものアルコン・レポ以上に支離滅裂で、勘違い・覚え違いを通り越して妄想・幻覚が大有りです。飽くまでななんぼの感じたレポだということを承知の上で、サラッと読み流して下さい。個人的には「MC内容=妄想の産物」と断言しておきます(爆)。ちゃんとした内容は、11/16発売のDVDご覧下さいね。■ |
遂に来ました、ALFEEデビュー30年目の夏。そして、去年と同じ横浜で色んな意味でリベンジの夏。去年のことがあっただけに天候がすっごく気になった夏イベでしたが、初日は35℃近い真夏日で快晴。久々に「暑い!」て感じる夏の野外イベントでした。なんか晴れただけでもこんなに嬉しいもんなのかと、しみじみと感じた夏イベでもありましたね。 そして、行きの電車の中ではNACK5の特番『Legend of THE ALFEE』を聞きながら来たんですが、合間に3人のインタビューコメントが入ったりして、テンションを上げるには最高の内容でした。特に高見沢さんの「こういう誰もやったことの無い場所でやれるというのは、今年が最後になるかもしれないと思ってしまう」とコメントしていたのが印象に残りまして、パーソナリティーの武さんも「毎年やっているからこそ、そういうふうに思って一つの公演を大切にやってきているんですね」みたいなことを言っていて、こんな絶景ポイントで野外の夏イベが出来るだなんて最高にラッキーなんだな〜と改めて感じてしまいました。 会場内に入るとALFEEソングがBGMが流れていて、縦長の客席が並び、客席の一番後方のブロックは階段形式になっていました。ステージのセットは去年の「中華街」を思うとシンプルな感じでしたが、中央に円形のボードのようなものがドーン!とあり目だっていました。そのボードを囲むように照明セットがあり、なんとなく目玉のようにも見えなくもない(笑)。そして、3人のマイクスタンドのある位置の真上は鉄骨で作られたアーチになっていて、プラスチックだかの屋根がついていて万が一の雨対策にも万全の対策をしていました。また、前方に置かれているスピーカーもプラスチックの球体の中に入っていて、こちらも雨対策万全。ドラムセットやキーボードセットにもビニールシートが囲ってあったし、去年の教訓をしっかり活かしているという印象を受けました。花道は左右と中央の3本。中央の先端はちょっとしたミニステージになっていました。ステージから見て「山」みたいな感じです。ま、ステージは↓以下のようになっていました。
またスクリーンは前方の左右に一つと、客席中間の左右に2つの計4つ。開演前は夏イベのロゴマークを映し出していましたが、たまにパイプ椅子の背もたれに貼り付けられていたケミカルライトについての使用説明が表示されたりしていました。このケミカルライト使用は夏イベ初だったので、「一体何に使うんだ?」と、実際に使うことになるまで不思議でしょうがなかったです。 そして何よりも、上手花道後方には横浜みなとみらいの風景が一望できて、自分の時計確認しなくても「コスモクロック(観覧車)」を見れば時間が判るという感じだったし、とにかく本当に横浜で野外コンサートしているんだな〜と感じました。正に絶景でしたね。 そして、なんと17時59分にSEが鳴り響き(コスモクロックがよく見えたもので…/笑)、早々に山石さんと長谷ぼんが登場し、18時ジャストと同時にステージ後方の階段上からALFEEの3人が登場。階段の一番上がそのまま上にせり上がっていき、ちょうど円形ボードのど真ん中まで上がっていくという仕掛けになっていました。しかも、その位置に固定された時にガクッと振動がきたらしく、ちょっとビビッていた桜井さんがツボでした(笑)。 3人の衣装は桜井さんが黒系のスーツに白黒ぽい斜めのストライプの柄の入ったネクタイ姿。幸ちゃんは黒の粗い網目の長袖Tシャツに黒パンツに黒のサンバイザー姿。高見沢さんは非常に形容しがたいんですが、春TOURの和洋折衷衣装の白ヴァージョンぽいコテコテ衣装。ハチマキ(?)までしていて、派手な討ち入りって感じです。しかも、後髪は束ねていて長い三つ網のヴィックを付けていました。そんでもって、何故か金の日本刀を持っていてブンブン振り回しまくっていて、やっぱどっかに天誅に行く途中だったのかも(笑)。「ラスト・ド派手侍」ですな。とにかく、高見沢さんの衣装にどよめきが起きたのは事実です。 そして、ステージ中央の階段は液晶画面ぽくなっていて、そこにも夏イベのロゴマークが浮かび上がってカッコ良かったな♪ 3人は手を振りながらメインステージへと階段を降りて来ると、それぞれギターを持ち(高見沢さんは夏イベデビューギターとなった、30周年記念フライングVギターの青ヴァージョン)、長谷ぼんのジャンッ!という合図と同時『メリーアン』でスタート!実は「今年の夏イベの1曲目は何か?」と話をしていた時、「デビュー30周年だし、25日にはシングルBOXも出るから、やっぱブレイクのキッカケとなった『メリーアン』でくるんじゃないの?」と言っていたので、「当たった〜!」と宝くじでもないのに一人で大ハシャギした奴がここに一匹(笑)。でもでも、やっぱりこの『メリーアン』ヒットがあって今のALFEEがあるんだよな〜と思っているので、このデビュー30周年の夏の野外で聞くと感無量ってなってしまう。続いて、なんか非常に懐かしい前奏…も、もしかしての『You Get To Run』は意外過ぎてビックリでした。うっわ〜、この曲を生で聴くの何年ぶりだろう?(下手したら何十年ぶり)。久しぶりに聞いてもカッコいいぞぅ!しかも、今回は歴代の夏イベの中で初めてじゃないかってくらい長谷ぼんが凄く良くみえて、この時の長谷ぼんがすっごくカッコ良かったんだわ〜♪そして高見沢さんがドリル奏法で客席を煽ると、そのまま『Journey』へ。続いて、幸ちゃんがハンドマイクに持ち替えて『恋の炎』へ。左右や中央花道にも出て来たので、花道の横のブロックの席だったので幸ちゃんがすっごく近くに見られて大ハシャギ。幸ちゃんを近くで見ると素肌の上から粗い網目の長袖Tシャツを着ていているので、上半身の素肌がとてもよく見えてしまって超セクシーな格好だったんですよ〜ぅぅぅ(エコー希望)。もう去年と違って、今年の幸ちゃんの夏イベ衣装が天候にピッタリでしたね。Tシャツには缶バッチとかピースマークのバッチとか、幾つか付いていたような気がします。そして、『悲劇受胎』に続き、前奏に合わせてステージ前から花火がバーン!と吹き出る特効もあったり(…違う曲でかも/汗)、とにかく初っ端から怒涛の盛り上がりでございました。 ただでさえ30℃超えの暑さなのに、その暑さに真っ向勝負するかのようにノリの良い曲が続いたもんだから、汗ダラダラ状態になりましたね。いや〜、これが夏ってもんだわ。 その怒涛の5曲連続演奏の後、幸ちゃんのMCに入ったんですけど、ほとんど覚えていなかったりする(大汗)。タオルで汗を拭いながら聞いていたというのは覚えているんだけど…。「今年の夏は暑いっ!暑いです。これで去年のリベンジは果たせたと思います。」と言っていたと思う。とにかく、去年とうって変わって「暑い暑い」を連呼していた。あと、「オリンピックも始まって…」みたいなことを言っていたかな?後方のブロックを煽っていたのもこのMCでだったかも。 幸「今日はA DAY OF LOVEということで、LOVEソングを中心に送っていくことになると思いますが…。では、次は久しぶりにこの曲を、『Save Your Heart-君だけを守りたい』」 と、幸ちゃんが曲紹介して歌われたのは『Save Your Heart-君だけを守りたい』。ちょっと懐かしい感じがしましたね。この曲くらいになってからステージセットの照明が目立つようになって、ステージ中央にあった円形のボードはスクリーンになるんだと思っていたら、カラフルな照明を綺麗に反射するレフのような役割を果たしていて凄く綺麗でした。今年の春TOURからスタッフが一新して、今回の野外が初経験になるスタッフもいると、当日のNACK5のラジオ特番で話していたので、「どんな感じになるんだろう?と期待半分不安半分だったんですが、シンプルなセットを数倍以上引き立たせる照明は抜群に良かったです。とにかく今年の夏イベのセットは、照明の綺麗さが印象深かったですね。 続いて『太陽は沈まない』が歌われまして、正に太陽は沈んでいっていました(見えなかったけど)。ただ、これ偶然なのか狙ったのか判らないけど、去年の夏イベも初日の7曲目に歌われたのが『太陽が沈まない』だったんですよね。自分の過去レポ読んで気付いたんですけど。そして、高見沢さんのギターソロから始まる『夜明けの星を目指して』が歌われまして、髑髏マークがプリントされたギターを持った高見沢さんは、格好こそ派手侍でしたがバリバリのロッカーでした。髑髏といえば、今回両手の指に髑髏リングをしていたし、右手の甲も髑髏のタトゥシールを貼っていましたね。髑髏ブームが来ているのかな?しかし、『夜明け〜』を野外で聞くのは初めてになりましたが、すっごく新鮮でしたね。個人的にこの曲の前奏というか間奏というか、あの独特なプログレぽいサウンドに弱くて、もうテンション上がりまくりでした。 高見沢さんと桜井さんが一旦ステージを去り、2回目の幸ちゃんのMCに入りまして、チョロっと何か喋ったんだけど、すぐメンバー紹介に入りました。 幸「ではここでメンバー紹介を…。キーボード山石敬之!'82年の所沢航空記念公園のタコからずっと…もう23年!途中ちょっと抜けていましたが、1995年からまた戻りました。本当は'82年のリハーサルの時だけのはずだったのに、それ以来ずっといるという(笑)。人生とは判らないものです!続いて、ドラムス長谷川浩二!アルフィーのドラム叩いて早20年!あの時の高校生が一間ではすっかりオヤジになりました(笑)。長谷川は'84年の横浜スタジアムからですが、あんまり長谷川は印象が変わっていないと思っていたけど、当時のビデオを見直すと凄いですからね。『誰だ?あの高校生連れて来たの!』って(笑)。当時は血豆を作って頑張って叩いていたという印象が強いです」 …とバック2人を紹介してくれましたが、ALFEEに入った当時の思い出も語ってくれてなんかスペシャルな感じで嬉しかったです。しかし、山石さんは相変わらず派手な格好していたな〜。お洒落さんだ。でもって、ALFEEの中では最年少の長谷ぼんも来年には40の大台を迎える。うーむ…、幸ちゃんじゃないけど長谷ぼんも前の3人と一緒であんまり変わらないタイプだよね。 幸「そして、この方を紹介しましょうっ!先日の健康診断で見事に高い成績を記録した…桜井さんっ!なんでもお酒の量を嘘吐いて申告したらしいですからね」 …と、いきなりジャブの効いた紹介された桜井さん(笑)。下手より再び登場。客席三方向(左右と正面)にそれぞれ丁寧にお辞儀しておりました。そして、そのまま健康診断というかお酒トークに突入。 幸「お医者さんに嘘吐いたんでしょ?」 桜「別に嘘は吐いてません」 幸「お酒の量を聞かれて嘘を吐いたとか…」 桜 「『そんなに飲んでいません』と。前日は飲みませんでしたし」 幸「あれって平均でしょ?」 桜「平均なんて出せませんよ。飲む日もあれば、飲んじゃう日もある(笑)」 幸「でもお医者さんに言われたんでしょ?」 桜「『嘘ですね?』て。アタナはカタイ人ですね…肝臓が(笑)」 幸「GNM600くらいあるんじゃないの?」 桜「坂崎さん、数字が高ければいいってもんじゃないんだから…。第一、なんでせっかくの横浜の野外で私の肝臓の話をしなくちゃいけないんですかっ?」 幸「それだけ皆、桜井さんの肝臓を心配しているんですよ」 桜「とにかく、今日晴れたことを神に感謝っ♪」<祈りのポーズをする 幸「で、ホントのところ数値どれくらいなの?」 桜「そんなのここで発表しなくてもいいじゃないですか〜」 幸「いや、実際どれくらいなんだろうな〜って」 桜「別にみなさんが思っている程じゃありませんよ。もうコチコチですから(自虐)」 幸「ALFEEの為にも桜井さんの肝臓にはあと30年は持ってもらわないと…。ああいう数値の平均てどれくらいなの?でも、クイズの点数は低かったね。まだDVDパンフ見てない人多いと思うのであんまり言えないけど、あれは面白かったね〜。全然ダメなんだもん。学生時代の時も古典が4点だっけ?」 桜「…うるせっ!!」<そのまま退散 肝臓のことはおろか、クイズの成績やら学生時代の成績にまで発展してしまったので、桜井さんは怒って(?)ステージを退散してしまいました(苦笑)。でも、すぐにベース持って戻って来てくれましたが。 しかし、桜井さんの肝臓の話はシャレになりません。この時のMCだったか記憶曖昧なんですが、「休肝日を持つようになった」とも自己申告していました。月曜と火曜は桜井さんの休肝日だそうです。でも、幸ちゃんが「月曜と火曜は飲まなくても、その分水曜に飲み捲くったら同じじゃない?」という懸念も残されております。桜井さんは「2日間は休肝日」と惚けておりましたけどね。ま、休肝日を持つようになっただけ進歩あり?ということなんでしょうか。もうここまでくると、ALFEEの活動生命は桜井さんの肝臓が握っているような感じになってきたな〜(汗)。 あと、私はこの時点でDVDパンフを見ていなかったので判らなかったんですが、DVDパンフの話にちょっと触れただけで客席の一部も受けていたので、かなり笑える内容なんだなというのがうかがえました。 幸「では、続いてこちらの…(上手の袖を見る)あ、準備出来ましたね。この夏の暑さに非常に不似合いな男、もしかしたら溶けるかもしれません。高見沢俊彦っ!」 …と紹介されて上手から高見沢さん再登場。別に着替えていたわけでもなく、さっきと同じド派手侍の衣装のままでした。しかも、また金の刀を持って来て、何故か幸ちゃんに刀を渡し、桜井さんに鞘を渡して殺陣みたいなもんをやらせたりしていました。何をやらせたかったのかイマイチ判らなかったし、2人もあまり判っていなかったようだけど、まぁいつものことだし(笑)。 幸「何やってたの?」 高「今、アイスクリーム食べて来た!バナナ味!」 幸「アイス食ってたの?」 桜「お前、俺達が仕事している時に、裏でアイス食ってたのかよっ」 高「仕事中だからアイス食べたんだよ。こんな炎天下の中にいたら溶けちゃう!」 桜「“炎”はねーだろ。しかし、よく食べるな〜。さっきも始まる前にバナナ食ってたろ?」 高「バナナも食べた!」 桜「凄いぞー!始まる前に楽屋でバナナも5本くらい凄い勢いでバクバク食ってんだからっ!」 高「食べた、食べた。でも小さいやつだよ。モンキーバナナ」 なんかとても平均50歳の男性達の会話とは思えない内容だったんですが(笑)、とにかく暑さに参った高見沢さんはバナナ味のアイスクリームで元気復活して戻って来たということらしい。そういえば、同じ会場だった5年前の夏イベの時も、昼とか全然食べられなくて空腹状態でステージに上がってしまった高見沢さんは早々にフラフラ状態になり、異変に気付いた桜井さんが声掛けたら、「何も食べてない」と弱気発言をし、「MC長く話しているからその間にバナナ食って来い!」て桜井さんが怒り、言われた通りバナナ間食して元気復活してステージに戻って来たんだよね。また今年も似たようなことをしたけど、今回は始まる前に食べていたわけで、学習能力があったと判断していい……のか?(笑) その後、またもやDVDパンフに話に戻り、「お前、ホントにバカだよな〜」と槍玉に上げられる桜井さん。DVDパンフでALFEEのカルトクイズをやったけど一問も答えられなかったと、高見沢さんを中心に暴露されまくっていました。しかも、とても内容が面白いらしく、今まで「STS」とか凝ったのやって来たけど、ああいうのやる必要なかったんじゃ?という話にまで展開。何気に高見沢さんがMCの中心になっていた。桜井さんイジリだと進んでMCに加わるよな〜(笑)。 幸「毎年夏のイベントならではのスペシャルな曲というのがあったんですが、今年もやりたいと思います。今年はデビュー30周年ですからね。原点に返って…デビュー曲『夏しぐれ』…」 高「え…?止めようよ。それ、何度も歌ってきているし、せっかくだからさ、幻のデビュー曲にしよう。本来こっちがデビュー曲だったんだからさ。カップリングの…」 幸「『危険なリンゴ』?」<ちょこっと前奏を弾く 桜「それ前も歌ったよ。リンゴ持って歌った記憶あるよ。いいよー!」 高「…じゃ、2枚目のいくか」 幸「え……?」 高「ステージでやるのは初めてじゃないか?たぶんあの当時以来歌ってないと思う。上手くいくか判らないけどやってみよう。1975年の2枚目のシングル曲、『青春の記憶』」 …と、3人で曲の擦り付け合いをしながら(実際はもっと色々と悶着起していたというか喋っていた)、高見沢さんの曲紹介で歌われたのは、なんと『青春の記憶』。生で聴くのはもちろん初めてだし、CDでも1回くらいしか聴いたことがなかった曲なのでムチャクチャ新鮮でした。『夏しぐれ』や『危険なリンゴ』は夏イベとかで何度も歌われてきたから、デビュー30周年だし歌われるかな?と思っていたら、意外や意外、まさか『青春の記憶』とは…。こうして聴くと当時の流行を伺わせるアイドルフォークぽい曲だけど、なんとなく「この曲で売れなくて良かったな」なんてことを聞きながら思ってしまいました(苦笑)。 続いて、全体的にオレンジ色の照明が印象的だった『もう一度君に逢いたい』が歌われまして、『青春の記憶』から続いたせいか、なんか学生時代から一緒の3人の姿を想像してグッときてしまいました。そして、山石さんのキーボードソロから『終わりなきメッセージ』に続き、インカムを付けた高見沢さんが中央の花道の先まで出て来ました。しかも、また金の日本刀を持って!客席を煽るように刀をブンブン振り回す危険人物と化していましたが、鞘から刀を抜いたはいいけど、叫びに合わせてバシッと刀を鞘にしまおうとして一度でしまえずちょっとモタつくところが高見沢俊彦らしくて、思わず笑ってしまいました。しかし、花道に出て来た時はすんごい近くで見られたんですけど、丁度向いの照明が高見沢さんを照らすので見事な逆光で眩しい眩しい。近距離に高見沢さん居るけど、もおう後光が注すなんてもんじゃない!高見沢さんが真っ黒な状態にしか見えませんでした…。でも、刀でモタつく高見沢さんが可笑しかったからいいかっ。<見所そこかいっ! そして、ちょっと間があってから、高見沢さんのMCに入りまして、夏イベデビューとなったマサルコギター(ハートエンジェルギター)を持って登場しました。 高「『もう一度君に逢いたい』、『終わりなきメッセージ』をお送りしました。ALFEEの曲の中でも青春ソングのような位置付けにある曲ですけど、そういう意味では『青春の記憶』もそうなんですが、なんか『悲劇受胎』を演奏したバンドと同じバンドに思えない(笑)。歌うだなんて発売して以来だったんですが、意外に体が覚えているもんです。当時アコースティックで弾いていたので、エレキギターで演奏したのは今日が生まれて初めてでした。しかし、今改めて聴いてみると凄いよな。歌詞がさ、『ふくらむ胸を背中に感じた幸せ〜♪(作詞:松本隆)』て、二人乗りだな犯罪だ、とか(笑)。あと、『倒れた車輪が、クルクルまわる〜♪(作詞:松本隆)』て、大事故じゃないか!絶対に怪我しているな…みたいな(笑)。凄い歌を歌っていたんだな…と」 『青春の記憶』を歌詞カード見ながら聴いたことなかったので、高見沢さんが指摘するまで気付かなかった。しかし、自転車二人乗りはSMAPの名曲『オレンジ』と同じようなシチュエーションだったんだな〜なんて思ってしまったり。 で、青春にまつわる話じゃないけど、学生時代に2人出会って今まで続いて、まだ夢の途中みたいなものだみたいなことを語ったような。「30年経って、見事に3人バラバラの衣装てステージに立ってます」て言っていたのが、妙に印象に残っています。一人はスーツ、一人は網目Tシャツ、一人はド派手侍だもんな〜。デビュー当時は揃いのスーツを着せられていたんだもんね。そう思うと、この高見沢さんの言葉てただのギャグでは終わらない気がするんだな。 高「もし坂崎に出会っていなければ、スリーフィンガーが出来なかっただろうし、フォークのよさを知らなずに終わっていたと思う。もし桜井に出会っていなければ、お酒を飲むと人ってこんなに変わるんだ!ということを知らずに済んだかもしれない(笑)」 …と、見事にオチにされて妙なポーズとってグレていた桜井さんが可愛かったわ。でも、歌の上手さというかコーラスの美しさ(ハモリの楽しさ)を2人から知ったみたいなフォローはあったような? 高「今回のイベントタイトル『A DAY OF LOVE』ですが、みんなこれくらいの英語は判りますね?まんま『愛の日』と訳してくれて構わないですが、桜井は判らないって聞いてきましたが。『愛』と言っても色々とありますが、若い頃は哲学者が語る『愛たるとはなんぞや……』みたいなのはバカにしていたんですよ。そんな年いったジジィが語って何だよって。でも、今になってみると、その哲学者達の言っていることが理解できるというか、色々と経験してきて理解できるものが愛なんだな…と。告白して生まれる愛や、告白してビンタ食らったり(笑)色々ありますけど。こうして此処へみんな集まって来てくれたこと、これはみんなのALFEEに対する愛だとヒシヒシと感じています!」 この時だったかな?せっかく全国から集まっているからと都道府県別出席を取ったんですが、代表して「北海道」と「沖縄」だけ出欠を取りました(どちらもいらっしゃった!)。で、「北は北海道、南は沖縄、全国から集まっていただいて…」なんて言っていた(笑)。 それから「愛とは絶対的なモノ」みたいな話になって、もし断崖絶壁に彼女とギターがぶら下っていたら、間違いなく彼女の方を引き上げる…なんて高見沢さんが発言したもんだから、客席は「ええ〜〜?」と不信の声を上げまして(冷静に考えたら酷い反応?)、さすがの高見沢さんも「何だよ!『ええ〜?』って!俺だって彼女を選ぶよ!ギターはまた作ればいいんだからっ!」と断言し、客席から見直しの拍手をもらっていました。でも、そのギターがヴィンテージものだったら迷うんじゃないか?と悪魔な考えをしてしまった奴がここにいます。しかも、その男前発言に投げ遣りな拍手を送る幸ちゃんと桜井さん(笑)。目ざとく見つけた高見沢さんは、「何だよ?その態度はっ!」と不満炸裂。しかし、桜井さんと幸ちゃんは揃って山石さんを指し、山石さんがやっていたんだと責任転嫁(酷ぇ)、山石さんももっとはっきり否定しようよ(苦笑)。「山石、お前も遂に俺に意見するようになったか…(少し間をあけ)すみませんでした」と、何故か投げ遣りに山石さんに謝る高見沢さんであった。 高「A DAY OF LOVEということで愛の歌を歌いたいと思いますが、この曲を夏イベでやるのは凄い久しぶりです。暑い夏だからこそ、白い恋人達ののバラードをお送りしたいと思います」 という高見沢さんの曲紹介に続いて演奏された『恋人達のペイヴメント』に客席は「おお〜」とどよめき。真夏の夜の白い冬の恋人達の歌が聞けるだなんて思っていませんでした。…しかし、何が起きるか判らないのが夏イベ。ムード満点で高見沢さんが「あ〜あ…♪」と歌い出した途端、上空からバリバリバリッ!とヘリコプターの爆音が…!「ちょ、ちょっと待ったー!」と、さすがに高見沢さんも急遽歌を停止。客席は大爆笑。 ご存知ない方にお教えしますと、横浜みなとみらいは夜景も美しいことで有名な場所でして、毎週金曜〜日曜の夜にはヘリコプターで夜景を楽しことができて、5分ちょっとの飛行時間で1万円ちょっとくらいかな?一度は乗ってみたいと思っているんですけど…。そういうものがあるんです。で、今回の夏イベ会場は見事にヘリコプター夜景遊覧コースに入っちゃっていたんですな〜。しかも、人がいっぱい集まってステージの照明が綺麗なもんだから、やけに低空飛行で来るから音も轟きまくるという…。この歌の前にも何度もヘリは行き来していたんですけど、なんせ高見沢さんのソロだけの静まり返った場面にやって来たもんだから、嫌でも耳に入ってしまったんですな〜。横浜みなとみらいならではのハプニングですな。 しかし、せっかくの雰囲気をブチ壊された高見沢さんはたいそうご立腹。 高「(ヘリに向って)オイッ!飛ぶなよっ!今、一番いいところだっただろっ!」 幸「絶妙のタイミングで来たよな〜。あ〜あ〜…バリバリバリバリ!だもん」 高「桜井っ!お前が仕込んだんじゃないだろうな!」 桜「あれをやるくらいなら、もっと他の事するよっ!」 高「ホントに飛ぶなよーっ!コンサートやってんだからっ!」 桜「でも、あっちはいつも飛んでいるのに、今日俺達が来てやっちゃっているからね…。だけど、ちょっとだけ止まっててくれません?」 …と、既にヘリの姿がない空に向って言いたいことを言いまくる3人。でも、桜井さんの意見が正しいんだよね。いつも飛んでいるのはヘリだもん。だけど、今回は明らかにコンサート見る為に低空飛行していただろっ!もうこのハプニング以降、ヘリが飛んで来る度に可笑しくなっちゃってしょうがなかったわ。とにかく、ホントに「笑いの神が降臨した!」と思っちゃうくらい、素晴らしく絶妙なタイミングでやって来たもんな〜。 高「では仕切り直して…(笑う客席)ダメだ〜、みんなもう笑っちゃっているし〜!ホラっ、みんな盛り上げてっ!…では、この夏の夜に白い恋人達の歌を『恋人達のペイヴメント』」 と、2度目になってしまった曲紹介で歌われた『恋人達のペイヴメント』。やり直した甲斐あってバッチリでしたね。しかし、この曲で歌詞間違いや途中笑いとかによって中断だれて演奏し直される頻度の高いこと高いこと(笑)。今回は思わぬところから乱入があっての中断でしたが、この初日一番印象に残ってしまったハプニングでした。でも歌に入ってからのALFEEはさすがでしたね。プロなんだから当たり前なんだろうけど、バンド演奏に入った時なんて「ヘリに負けるか!」って感じでいつも以上に迫力のある演奏でした。 続いて照明の雰囲気がガラリと変わって『Love』が演奏されまして、グリーンやらパープルやらの照明が綺麗に切り替わってはステージ中央の円形ボードに反射して、とても幻想的な空間を創り上げていて、その雰囲気に圧倒されていまいました。夏イベで照明の美しさに圧倒されて惹き込まれたのって、今回が初めてかもしれない。それくらい、今回の照明は綺麗だったし、特にこの『Love』の時の照明が印象に残っています。続いて『Brave Love』が歌われ(この時に桜井さんはジャケットを脱いでいた)、全体的にまたノリ出してきたかな…と思ったら、続いたのは『孤独の影』。しかも、その前奏の時に中央花道の真ん中辺りがガタッと音がして、近くだったもんだから音の大きさに「何事?」と思って花道に目を遣ると黒ぽい枠みたいなもんが下から出て来て、周囲の客席の人達は一斉に注目したものの、それが何んだか判らず「???」状態。しかし、歌の後半になってその黒い枠のようなものが上に上がっていき、なんとその下から巨大なミラーボールが登場して呆然。凄い大きいのだよっ!そして、曲のエンディングで回りはじめたんですが、その大きさとステージ全体の雰囲気に圧倒されちゃって、今回の夏イベは演出に圧倒されちゃうことばかりです。しかも、『孤独の影』が終わるとそのミラーボールも元に戻ってしまって、たった1曲のエンディングの為に出してきたのかとビックリしてしまいました。なんて贅沢な演出っ!続いて『GATE OF HEAVEN』が歌われ、更に壮大な雰囲気になっていきました。そして、鐘の音のSEが流れると、インカムを付けた高見沢さんが20周年記念のサーベルギターを手にステージ前に出て来て、そのまま『A.D.1999』をアカペラで熱唱!バンド演奏が加わると、ハイテンションタカミーを誰にも止めることはできません。しかし、また花道の先端に出て来てくれると近いけど逆光で眩しい…っ。中央花道の先端に高見沢さんがいる途中で、急にスタッフがやって来て真後ろにスピーカーを取り付けはじめたので、「音の返りが悪いのかな?」なんて思っていたら、スタッフがスピーカーと柵みたいなもんを取り付けて去った途端、高見沢さんが立っている部分だけどんどんと高くせり上がっていってお立ち台状態になっていったのでビックリ!ミラーボールといい、今回は花道に色んな仕掛けがあるっ!高い所大好きな高見沢さんは、更にハイテンションっ!ド派手な侍はサーベルギターを振り回してご満悦でした。 演奏終わって、3人は前に出てきて手を振り挨拶。しかも、またもや奥から金の日本刀を持って出て来た高見沢さんは、それで幸ちゃんを斬り付けているし(笑)、桜井さんにも何かしていたな〜。それぞれ手を振りながら、寸劇もちょっと交えながら(笑)、3人はステージを去って行きました。 みなとみらいの夜景が綺麗な中アンコールを叫ぶ客席、その上空を飛ぶヘリコプター(笑)、なんとも不思議な空間でした。しかも、熱帯夜でじっとしていても汗ダラダラ。トイレに行くというより、飲み物を買いに行く人の動きの方が目立ったくらいでした。う〜、これが夏なんだよなぁ。去年が去年だっただけに、暑いという感覚に妙に感動してしまう。 アンコールでは3人が下手から登場。衣装は高見沢さんが髑髏の柄入り黒タンクトップの上にラメが眩しい派手な柄入り(赤やら紫やら緑や銀やら…)着物を羽織り、下は黒のレザーパンツ姿で登場。オレンジぽいグラサンしていて、黒ぽいキャスケットみたいなのを被っていたな。両手を振ると着物を袖が靡いたりして、なんとなく外灯に集まってくる派手な蛾に見えなくも無い(暴言)。あと、インカムも付けておりました。幸ちゃんはアロハシャツのようはピンクやらグリーンやらの色の入った柄シャツに白パンツ姿で登場。サンバイザーも付けていたかな。桜井さんはブルーやグレーや紺色が中心の水玉ぽい柄シャツに白っぽいパンツ姿だったような…。 3人がステージに登場すると、山石さんと長谷ぼんが『大脱走のマーチ』を演奏。その音に合わせて中央の花道の前にやって来る3人。何故か桜井さんは高見沢さんに後から腕を掴まれ奴隷のように歩かされていましたが(笑)。脱走失敗の兵士の役だったんだろうか? そして、中央花道のミニステージに来るとスタッフがバスーカーのようなものをそれぞれに手渡す。西武ドーム以来レギュラー化してきたバスーカーTシャツの登場です。まずは桜井さんから、高見沢さんの「3!2!1ッ!」のカウントダウンでTシャツを飛ばしました。桜井さんは思ったほど飛ばず、前の方のブロックにボトッと。幸ちゃんはかなり飛びまして、中央のブロックの後の方まで飛んだんじゃないかな?そして、高見沢さんは自分の分になると、「3!2!…」と言いながら桜井さんの背中にバスーカー向けて追い回す悪魔っぷりを披露。そしてやっとこさ飛ばしたはいいけど、Tシャツは客席の頭上を通り越して上手の花道の先まで飛んで行ってしまったのであった。飛ばし過ぎだタカミー…。Tシャツを飛ばされた方面のブロックの客席は、思わず「あ〜あっ!」と高見沢さんを責めるように指してしまった。責められた高見沢さんは、「俺?」て感じに自分を指し(アナタ以外に誰がいるっ!)、「スマンッ!」と満面の笑みで謝罪(苦笑)。しかし、あの場外に飛んでいったTシャツはどうなったんだろう?スタッフが回収したのかな? Tシャツ飛ばしが終わると長谷ぼんのドラムロールが鳴り響き、花道のミニステージにはスタンドマイクが2本置かれ、そのまま『Flower Revolution』へ。「Jump!」という高見沢さんの叫びと同時に客席も立てノリ。桜井さんも妙なジャンピングを披露し、わざと幸ちゃんの前を横切ったり遊んでいた。しかし、この時、幸ちゃんのイヤホンの調子が良くなかったらしく、メインステージのスタッフに向ってしきりにイヤホンを押さえながら合図を送っていて何度も繰り返していたので、幸ちゃんのその仕草が妙に印象に残っている。続いてメインステージに戻ると、『愛こそ力-Power For Love-』を演奏。ちょっと久しぶりに感じてしまったんだけど、そうでもないのかな?続いて『D!D!D!』が演奏されると、ピンクのグローブを付けた高見沢さんが中央花道に駆け込んで来て、久々にD!D!D!ダンスを披露…かなり簡略化されていたけど(笑)。しかも、間奏でギターソロに入らず、スタッフがバット(ジャイ○ンツのオレンジプラスチックバット)を手渡すと、無謀にもフリーバッティングを披露。「手で投げた方がいいんじゃないか?」と思われるくらい、空振りやショートゴロを連発していたのであった。なんか無駄に体力を消耗していたような(苦笑)。しかも、それだけで終わらず、巨大な風船を客席に投げ込んだり、タマ・ポチ・シロヒコの顔型クッションを歌いながら投げ込んだり、格好は派手な蛾なんだけどピエロのようなことをしていた高見沢さんであった。でも、歌い終わった後、途中で投げ捨てたピンクグローブをちゃんと拾ってメインステージに戻って行く姿はちょっとツボでした。 そして、山石さんのキーボードソロから『星空のディスタンス』の前奏になり、再び中央の花道に出て来る3人。スタッフがマイクスタンドを出して来なかったから本当はアカペラで歌いたかったようだけど、高見沢さんが山石さんに向って音を抑えるように…というジェスチャーをしたんだけど、山石さんには見えなかった模様。急遽、高見沢さんのインカムで歌うことになった3人(笑)。1本のマイクスタンドで3人が歌う図はよく見掛けるけど、高見沢さんのインカムで3人が歌うという図は非常に珍しい。密集しまくって可笑しい。特に桜井さんのソロパートなんて、高見沢さん歌わないのに超近距離で顔付き合わせているんだから、ほとんど睨めっこ状態になっていた。そして、バンド演奏になったと同時にダッシュでメインステージに走る桜井さん(笑)、間に合って良かった。でもでも、満点の星空まではいかなかったけど、肉眼で星は3つほど確認。ちゃんと星空の下で『星空のディスタンス』が歌えて、なんか妙に感動してしまいましたね。だって、こういう状況になれたのって4年ぶりくらいでしょう。リベンジ達成で、ちょっと感無量でした。桜井さんは星が確認できなかったようで、夜空を見上げて「あれ〜」って残念そうな顔をしていたけど、ちゃんと星は出ていたよっ!あと、この時、高見沢さんはAUBEエンジェルギターを出してきていましたね。 最後は高見沢さんが「どうもありがとーっ!」と叫んだと同時に、ステージ上空に花火がバーンッ!と上がってアンコール終了。後の2人も出て来て、5人一列に並んでお辞儀。この時だったか、桜井さんが妙な動きをしていたような気がする。とにかく、笑顔全開で手を振りながら去って行く5人の姿が良かったわ。 2度目のアンコールは、幸ちゃんと桜井さんは同じ衣装に見えたんだけど、シャツを替えていました。幸ちゃんはブルー系の柄シャツに変わっていた。桜井さんが白黒ぽい柄シャツだったかな?(曖昧)。高見沢さんは黒のタンクトップに黒のレザーパンツ、その上に深紅のノースリーブのロングジャケットを羽織って登場。しかも、長〜い赤い羽根が1本付いた黒のテンガロハットのような帽子を被って来ました。でも、出て来て客席を煽ったと思ったら、すぐに帽子は脱いでしまった。なんの為に被って来たんだろう?(笑) すぐに高見沢さんのMCに入りまして、「アンコールどうもありがと…やっぱメガネ曇るな。外そう」と、掛けていたオレンジ色のサングラスをドラムセットの前に置きに行ってしまった高見沢さん。明らかにサングラスなんのに、「メガネ」と発言したもんだから、「もしかして老眼鏡?」と後の人が呟いていて笑いそうになってしまった。 高「いつも言っているけど、僕たちの曲を見つけてくれて、ここに集まってくれて本当にどうもありがとう。感謝しています。さっき『星空のディスタンス』を歌いましたが、このステージの後方に1つだけ星が出ているのを確認できました!一つだけだけど、星空の下で歌えて良かったです。でも、あんなに桜井の顔を近くで見ながら歌ったのは生まれて初めてです。『ああ、桜井の髭ってこうなっているんだ…」なんて思ってしまいましたが(笑)」 高見沢さんは一つって言っていたけど、客席の頭上には2つくらいありました。やはり、ステージは照明で明るいから、よほど光りが強くないと星を確認できないのかもしれないですね。 高「今年でデビュー30周年を迎えるわけですけど、30周年だからって何かするということはないと言ってきましたが、25日に『メリーアン』から新曲の『希望の橋』までを収録したシングル集を出します。『メリーアン』からずっとオリコンのベスト10入りの連続記録を更新しているわけですが、これはもうみんなのお陰です。それで、30年ということで、そのアルバムのジャケットを『ベルサイユのばら』などで知られる池田理代子先生に描き下ろして頂きました。さすが池田ワールドというか、凄いです。バンドも30年やるとこうなるっていうか、凄いことになっているよな、桜井っ!(高見沢さんに振られて「どうにでもして〜」て感じに踊る桜井さん)あの桜井にはビックリしましたが、池田ワールドの桜井ですからね。坂崎も永遠の子供っていうか…少年かっ!俺もだいぶ大袈裟というかデフォルメされていて、目なんてホントは垂れているんですけどね。とにかく、この場を借りて池田先生にお礼を言いたいと思います。ありがとうございました」 あのジャケットを見たのはネットでなんだけど、確かにビビッたね。でも、似ている似ていないに関係なく、「アルフィーをモデルにしたんだな」というのはすぐに判る。なんか、この主人公でマンガ描いて欲しいよな〜って思うくらい、それぞれのキャラが際立ってて最高です。あれって、原画はさらに迫力あるんだろうなぁ。 高「シングル曲の何曲かは録り直したりしたんですが、なんか歌っていて当時よりも今の方が歌詞がグッとくるというか重みを増したような曲もいくつかありました。では、その録り直した曲の中から、今の俺達の心の中に一番在る曲を送りたいと思います。ALFEE30年目の真実です。『Rockdom-風に吹かれて-』」 …という高見沢さんの曲紹介で歌われた『Rockdom-風に吹かれて-』でしたが、前奏と同時にスクリーンに「ケミカルライトを振って下さい」て指示が出て、客席は慌てて背もたれに張り付いているケミカルライトを外してパキッと折って光らせました。一斉に客席がケミカルライトで溢れたもんだから、何も知らされていなかった3人はビックリ。高見沢さんの顔がスクリーンに写しだされていたんだけど、目をまん丸にしてビックリしていたのが凄い印象的でした。3人して顔を見合わせたりしていて、すごい微笑ましいシーンだったな。しまいには幸ちゃんは首を振ってケミカルライトの振りを誘導していたし、スタッフの考えたサプライズが見事に成功して「やったぁ!」て気分になりました。『Rockdom』てファンになったキッカケの曲でもあるし、色々と思い出のある曲なので生で聴くと泣いてしまうことが多かったけど、3人のナチュラルな反応が微笑ましくて今回は笑顔で聴けました。高見沢さんは感無量って感じでウルウルしていましたが、最後の「1969!」て叫ぶところを、「1974っ!」て叫んでいて、本当に特別な想いを込めて歌っているんだな〜とグッときました。ちなみに、ケミカルライトがグリーンとピンクの2色があって、「ALFEE」という人文字が浮かび上がっていたらしいです。 このケミカルライトについて後日『Kトラ』で幸ちゃんが話していたんだけど、客席が一斉に後向いてゴソゴソし始めたから、「雨でも降ってきて雨合羽でも慌てて出しているだろうか?」と思ったらしい。それがケミカルライトだったもんだからビックリで、高見沢さんと桜井さんと顔見合わせてしまったとか言っていましたね。あと、客席の部分部分では振りが揃っているんだけど、全体で見ると2つの分れちゃっていて、それが見ていて気持ち悪かったから、首振って揃えちゃったということも言っておりました(笑)。とにかく、スタッフの憎い演出が凄く嬉しかったらしい。 そしてここままで終わらず、なんと『SWEAT&TEARS』までが演奏されて、客席はケミカルライトを激しく振って大喜び!前奏に合わせて、ステージ後方のセットの一番上から花火が何発も上がって、「これぞ夏っ!」て感じでしたね。桜井さんが下手の花道の方に行き、幸ちゃんが上手の花道の方に行き、高見沢さんが中央の花道に出て来て熱唱!後半では、スタッフがまたもやスピーカーを設置して、高見沢さんはお立ち台状態になりました。最後は中央の花見に3人集まってヘッドシェイキングしたけど、意外に大人しめだったような?しかし、ケミカルライトを持ったまま拳振り上げる『SWEAT&TERAS』はとても新鮮だったし、なんか気持ち良かったな〜。 演奏終了後、3人それぞれお辞儀して、まず下手の花道に行ったんですが、高見沢さんは長〜い赤い羽根が付いた帽子を被って来ました。下手の花道の先端に行ってお辞儀をし、そのまま上手側の花道まで駆けて行き、上手の花道の先端に辿り着くと、3人揃ってお辞儀。そして、中央のメインステージに戻って行ったんですが、いつもは走って戻るのに、なんかスキップするような感じでほのぼのムードで良かったです。ケミカルライトが客席に溢れているというのも、いつもと違った光景だったな。そして、そのまま花道中央にやって来たんですが、スタッフが花道の先端から下に降りれる階段を出したので、「降りてくるだ!」と周囲の客席はハイテンション。そして、3人はスタッフに誘導される中、花道を降り、正に客席の中央を突っ切るように最後方まで歩いて行ったのでしたっ!客席に埋まっちゃって照明が当たってないと何処にいるのかすら判らない状況だったけど、そんな中でビヨ〜ンと伸びた高見沢さんの帽子の赤い羽根は良い目印になっていました(笑)。とにかく、ケミカルライトの光りの中を突っ切って歩いて行く3人の姿は良かったなぁ。 そして、最後方までいくと特設のお立ち台があって、そこでも深々とお辞儀をし、そいてブンブンと手を振って3人は去って行きました。前の方のブロックの席だったので、後に行った3人はほとんど確認できなかったんだけど、ケミカルライトで溢れる客席がすっごく綺麗だったし、内容そのものも凄く良かったし、とにかく「最高〜っ!」て気持ちが強くて、見えない3人に向ってブンブンとケミカルライトを振ってしまいました。いや〜、ホントに良かったわっ。 ALFEEの去ったメインステージはブルーを基調としたライトで照らされて、中央の階段には夏イベロゴが浮かび上がり、まだまだ夢の中にいさせてくました。スクリーンにもイベントロゴが映し出され、「SEE YOU NEXT DAY」て書かれていました。
何よりも晴れた!というのが嬉しかった夏イベ初日でしたが、ヘリコプターの乱入という凄いサプライズがあったし、照明の綺麗さに圧倒されたし、何よりもスタッフによるケミカルライトの演出。自分もあの演出の一人に参加できて凄いラッキーだと心から思えました。あんまりにも良かったから、「もう、こんなに良くて明日はどうするの?」て思いましたね。正直言うと、「建物が隣接している中だから、花火は思っていたよりもしょぼかったな…」なんて思ったんですが、その思いは翌日に覆されるのであった。
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