2004年11月5日(金)府中の森芸術劇場 |
ななんぼの曖昧な記憶で構成された長文レポなので、曲順やMC内容などは「こんな感じなだったんだ」程度に読んで頂けると有り難いです。また、曲名も間違いや勘違いがあると思いますので、その辺も読み流して下さい〜。 |
My初日となった府中だったんですが、半分仕事だったのでバッタバタ。しかも予定よりも30分以上到着が遅れてしまって慌てた。ALFEEて商品が多いのでCDやDVDを並べるだけでも一苦労。しかし、今回はダイアリー付きの「アルフィー・ライブラリー」が売れました。開場時間中、ずーっとあの本を片手に持っていたんですが、あの本意外に重くてコンサート始まる前に片腕が痛くなってしまっていました(自業自得)。 ロビーでCDを売って(声を掛けて下さった方々、どうもありがとう♪)、開演5分前のブザーが鳴って少ししてから客席に向ったので、客席内のBGMが何だったか覚えていません。客席内に入ってまず目に付くのは、ステージ上の白いプレートのような幕でした。3人のスタンドマイクは手前に出ていたんですが、そのすぐ後にプリーツ状のプレートのような幕が降りていて後方はまるで見えない状態。その幕の両脇も白っぽい布で覆われていたので、なんかクラシックコンサートが始まる前のようでした。 そして、(たぶん)定刻より10分押し程度で客席が暗転し、白い幕に宇宙の映像が映し出されると同時に『Over The Rainbow』のSEが流れ客席は一気にテンションが上がりました。そして、そのまま『Rainbow in the Rain』になり、幕に3人のシルエットが映し出され、OPのサビを歌い終わったと同時に幕が降りてコンサートがスタート。3人はステージ中央の階段に置かれたマイクスタンド1本で歌っておりました♪なかなか王道なOP! 3人の格好は…高見沢さんはピンク(赤紫?)のラメのスーツに黒のインナー、豹柄のスカーフを首元に巻いて黒のサングラス姿でした。髪も気合の入った巻き巻き状態。ただ、あのスーツと豹柄スカーフの組合せは個人的にイマイチと思ってしまった。あと、手の甲にタトゥをしていなかったのが意外。インカムは付けていなかったけど、初っ端からステージ前に出て来て客席を煽ったりステップ踏んだりして(途中で躓きそうになってた/笑)笑顔全開でノリノリ。幸ちゃんは、どう表現していいか判らない茶色と白の柄スーツ。インナーは黒シャツだったかな?桜井さんは濃紺(ほとんど黒)のスーツだったけど袖やポケットの端に赤いラインが入っている凝ったデザインで、真っ赤なネクタイと紺色のギンガムチェックのシャツを合わせていました。 ただ3人の格好よりも、長谷ぼん(ドラムセット)と山石さん(キーボードセット)の位置が逆になっていてビックリした。今までは桜井さんの後に山石さん、高見沢さんの後に長谷ぼんでしたが、今回から桜井さんの後に長谷ぼん、高見沢さんの後に山石さん…と、昔のスタイルに戻りましたね。しかも、妙に高い位置にそれぞれのセットが置かれていたので、山石さんは見やすかったんですが、長谷ぼんが右腕とスティックしか見れなかった(泣)。「今日は高見沢さんサイドなので長谷ぼんもよく見えるはず!」と思っていただけに、「な、なに〜?長谷ぼんあっちかーっ!見えねーっ!」と一人騒いでおりました。 ステージのセットはまるで飾りがないというか、ドラムセットとキーボードセットの間(3箇所)に階段があるくらいで、最近のアルコンステージの中では一番シンプルと言っても過言ではないくらいシンプルです。しかし、階段は夏イベの時のように照明効果も兼ねているし、ステージ後方とステージ頭上には前後に稼動するスポットライトのような照明が幾つも並んでいたので、曲に合わせてまるで違った照明効果を発揮して「魅せるステージ」には変わりありませんでした。特に『Rainbow in the Rain』では、タイトルに合わせるかのように七色の照明がステージを彩り綺麗でした。 続いて、『High-Heel Resistancel』へ。更にノリノリになる高見沢さんは、「Go Aead !!」という桜井さんの叫び声に合わせてガッツポーズしてカッコ良かったなぁ。ここでだったか次の曲だったか記憶曖昧なんだけど、勢いに任せて高見沢さんはサングラスを投げ飛ばしていました。そして、幸ちゃんが曲が始まって間もなくギターをチェンジしたので「あれ〜?」と思ったんですが、その答えはMCで判明。その勢いのまま『真夜中を突っ走れ!』になりまして、個人的に『トラベリング・バンド』と並んでコンサートツアーぽい曲というイメージがあるので(『ALFEE HISTROY T』の影響かも)、妙に「ウワッ!」て感じてテンション上がってしまいました。そして『孤独の美学』が立て続けに歌われ、ラストはやや長めだった高見沢さんの陶酔ギターソロ(笑)。弾きまくってまくっていたというより、掻き鳴らしていたという表現の方が正しかったかも。 そして幸ちゃんのMCに入りまして、 幸「やって参りました!地元、東京!地元ということで力が入ったのか、思わず2曲目でギターの弦を切ってしまいました。こうなったら何本でも切りましょうっ!…なんて言って、ギターが1本もなくなったら悲しいですが(笑)」 …とご挨拶。やはり『High-Heel Resistance』で弦を切ってしまったからギターチェンジしたのね。しかし、幸ちゃんが初っ端から弦を切ってしまうだなんて珍しい。その力の入りぶりは、ファンとして嬉しいですけどね♪ この後、色々と話してくれたんですが見事に記憶ブッ飛び(苦笑)。 幸「いつも言っておりますが、日頃の嫌なこと…世の中良い事ありませんが、そういう鬱憤をこのステージに思う存分ぶつけていって下さい!…では、早いものでもう11月でめっきり秋になってしまいましたが、そんな秋の歌をお送りしたいと思います」 というMCで曲名を言わなかったので、一瞬「秋の曲?『木枯らしに抱かれて』?『雨の肖像』?」と思ったんですが、『Love Never Dies』が演奏されて、「あ、これって秋の曲だったんだ〜」と今更ながら知った私でした。ここでは高見沢さん、ハートエンジェルギターを使用していました。そのまま『My Truth』へ。うん、こっちの方が秋ぽい曲かも(シングルの発売が今頃でしたよね?)。しかし、この時の高見沢さんがやけにニコニコ顔だったのが印象に残っています。そんなニコニコするような曲ではないと思うんですが、こっちまで「もらい笑い」してしまいそうなニコニコっぷりでした。続いて『NEVER FIDE』が歌われまして、拳の上げ甲斐のある曲なのでテンションが更に上がってしまいました。山石さんの拳の振り挙げっぷりが良かったな〜。山石さんといえば、フード付きのシャツのような服装だったんですが、フードの先と両肘にボンボンみたいなのが付いている変わったデザインで似合っていました。何気に高見沢さんとタメをはる派手さ&オシャレさんですよね。 高見沢さんと桜井さんが一旦ステージを去り、2回目の幸ちゃんのMCに入り、「それではしばらくの間…お座り(笑)」と(犬じゃないんだから。もちろん、すぐに「すみません」て謝っていましたが/笑)、客席はお座りタイム。ステージに椅子が用意されて、幸ちゃんも「よっこらしょ」とお座りタイム。 東京初日ということで色々と出欠確認(笑)。 幸「10月から始まっている秋TOURですが、もう既にどこかに参加した人!じゃ、今日が初日だっていう人!東京はここが初日だけど、TOURの初日は市川だったし、あと浦和…さいたまでもやりましたね。こちらとこちら(両脇の2人)が地元です。他にこの近辺では…横須賀に、石川(笑)、静岡…。じゃ、今日がアルフィーのコンサート生まれて初めての人!(2階席の方から男性2人組らしき「は〜い!」というハモの返事が響き渡り、その返事の仕方に客席がドッど笑う)…いいね〜。『へーい』って。なに、友達同士なの?」 この男性2人組の他に、前列の方にも初参加の人がいらっしゃいました。でも、男性2人組の声はインパクトあったな〜。声からして学生さんぽかったけど。幸ちゃんも2人に興味津々でした。 その後、新潟地震のことや台風被害などのことに触れ、「僕が今一番気になっているのは、山古志村の錦鯉とあのクマね。どうなっちゃうんだろう。すごく気になります」と言っておりました。 そして、「ALFEEの元祖」である桜井さんを呼び出すことに。「ALFEEの元祖、コンフィデンスの創設者でもあります。桜井賢っ!盛大な拍手でお迎え下さいっ!もう、今日一番の拍手でっ!」と幸ちゃんに煽られ、場内割れんばかりの拍手&歓声で桜井さんを向かえる客席(素直)。その声援に押されるかのように、シャキシャキとした行進のような歩き方で桜井さん登場。マイクスタンドのところで直角に曲がり、客席に向ってご挨拶。微妙に踊っていましたが、ちょっと膝が痛いらしい…。そして、椅子に座るなり「ニーハオ♪」と偽中国人キャラに変身。その後、簡単な英単語を連呼する偽アメリカ人に変身。しかし、色々とやり過ぎて「私、ここはどういうキャラでいけんばいいんでしょう?」と幸ちゃんにヘルプを出す始末。 でもって、桜井さんと幸ちゃんによるMCというより、日常会話に突入(笑) 桜「久しぶりに雲一つない秋晴れが続いていますね。ちょっと前までずーっと雨続きだったので、今日みたいにカラッと晴れると気分がとってもいいです。だから、今日はいつもより気分が上がってます」 幸「桜井さんは雨は嫌い?俺は梅雨時のジメジメした感じが好きなんだけど…」 桜「私もああいうジメジメ感は好きですよ。よく耳鼻咽喉科に行った時に、『では、最初に吸入器あてて下さい』て言われるじゃないですか。でも、梅雨だと外全体が吸入器って感じですから」 幸「耳鼻咽喉科には俺もよく行く。俺、花粉症だからさ。1月くらいまでにスギ花粉の予防接種を受けに行くもん。あれって、1月くらいまでに受けてないとダメらしいね。でも、なんか今年はもうスギが飛んでいるらしいですよ」 桜「エッ?スギが飛んで来るんですか?」<台風じゃないんだから… 幸「花粉!スギが飛んで来たらどうするんですか」 桜「スギが飛んできたらワイパーでは避けられませんね〜」<問題点が違うかと… 幸「でも、花粉て年中飛んでいるんでしょ?今の時期はブタクサですからね」 桜「ハッ?ブタッ?」 幸「ブタクサ!ブタが飛んで来てどうするの。でも、ブタが花粉症になるとどうなるの?」 桜「フォガ、フォガ、フォガガガッ!…私も実際に見たことないですけど」 何気にボケ専門になっていた桜井さんが面白かった。でも、「吸入器云々」のトークはさすがミュージシャンとか思ってしまった。私は慢性鼻炎でお世話になるけど、吸入器とかサッパリ判らないもんな。あと、私はブタクサの花粉症にやられて眼にアレルギー反応出てしまったので、花粉ネタは人事ではなかったわ。しかし、幸ちゃんは色々と対策をしているんだね〜。 そして、ここで高見沢さんを呼び込むことに。「盛大な拍手でお迎えしましょうっ!高見沢俊彦〜〜っ!」と呼ばれた高見沢さんは、夏イベ2日目の時に着た、『ベルサイユのばら』のような貴族衣装で登場。髪は後で一つに束ねていましたが、マントも纏っていたので椅子に座るのにやや苦労していた為、「椅子に座る衣装じゃないでしょう」と幸ちゃんにツッコミ入れられていました。しかも、客席がその貴族衣装にどよめき、高見沢さんが椅子に座り直す為にマントをヒラヒラすると「キャーッ」と歓声を上げたので、調子に乗った高見沢さんは何度も不必要にマントを振り振りして客席で遊んでいたのであった。でも、ホントに座りにくそうだった(笑)。OPの時の衣装をこっちにして、座りトークではピンクラメのスーツが良かったんじゃ? 幸ちゃんが「高見沢さん、地元、東京ですよ」と振ったんだけど、ニコやかに無言で頷き、手を振る高見沢さん。その後も何度か幸ちゃんが話し掛けるが無言で頷くだけ。寡黙なキャラでいく気なのだろうか? 幸「今日はそうきたか(笑)。ホントに何年一緒にやっていても読めません。掴みどころがないというか…」 高「(客席に向って)なんか今日はみんな大人しいね」 幸「そうですか?」 高「何でみんな座っているの?」<客席「じゃ、立とうか?」と微妙にキレる 桜「こっちから頼んで座ってもらっているんだよっ!」 幸「本当にすみませんね…(苦笑)」 …高見沢さん、再登場するなり客席に暴言連発(苦笑)。慌ててフォローする2人が面白かった。そんな座っている客席に向って「大人しい」と言われてもね。ま、その後、2人からお説教されていた高見沢さんも面白かったからいいんだけど。ホントに段取りというか、2人のMC内容聞いていない人だよ。 それからデビュー30周年の話になって、幸ちゃんが2人とは30年以上の付き合いになるけど印象が変わらないみたいなことを言ってたんですが、その間ずーっと黙々と一人でアコギの練習をしていた高見沢さんがなんとも(笑)。幸ちゃんのトークのBGMとなるくらい堂々と音出して弾いていました。でも、その音を全然気にせず話続ける幸ちゃんも面白かったな。ホントにBGMとして捉えていたような感じでした。 幸「でも、桜井は高校時代に比べて顔型が変わった。だって、高校時代の桜井てこーんな(『ムンクの叫び』のよう)に痩せてたもん。栄養失調みたいだったもん。当時は50kgしかなかったんじゃない?」 桜「そうですね。50kgくらいでした」<170cmで50kg!痩せ過ぎだ〜! 幸「想像してみて下さいよ。この顔で大きさで50kgです。凄いアンバランスな体型…」 桜「今笑った奴、覚えてろよ。帰りに一人一人体重量ってやる!」<物凄い脅迫 幸「一人一人体重量るっていいな〜」 高「それなら客席を体重計にしちゃえばいいじゃん」 この唐突な高見沢さんの発言に幸ちゃんは足ばたつかせながら爆笑。客席は「エエーッ!」の大ブーイング。誰が座るんだよ、そんな客席にっ!しかも、高見沢さん曰く「後(背)に数字が表示されるの。あと、体脂肪率とかも。あ、最前の人は見られないか…」な客席だとか。幸ちゃんは高見沢さん発言がよほどストライクゾーンに入ってしまったらしく、「客席を体重計っていいね〜」て身体揺らしてました。下手のソデからスタッフが手をクルクル回していたんですけど、ほとんど関せず状態だったな。 幸「デビュー30周年ということで、『メリーアン』からシングルベスト10記録を更新した最新の『希望の橋』までを収録したベストアルバムを出しましたが、シングル曲でもよく演奏する曲とそうでもない曲があって、今日はせっかくだからあまりコンサートで歌われない曲を…これを3人だけでやるのは初めてだよね?高見沢なんてこの曲のギター弾くの初めてじゃない?(高見沢さん頷く)俺も前奏弾くの初めて」 桜「俺、何してればいいんだろう?(苦笑)」<ベース無し 幸「ちゃんと歌って下さいよ!(苦笑)。コーラスをお願いします。それでは府中スペシャルということで、3人でやるのは本邦初公開です」 …という幸ちゃんの意味深な曲紹介で客席は「何の曲だ?」とザワついたんですが、幸ちゃんのリードギターで演奏されたのは『君が通り過ぎたあとに』でした。なるほど!この曲て前奏はピアノだし、高見沢さんはハンドマイクで歌っていた。アコースティックヴァージョンで聴いたのは確かに初めてです。もう、余裕のない高見沢さんが非常に見応えありました(悪魔)。続いて、幸ちゃんと高見沢さんのギターの掛け合いが凄い『シュプレヒコールに耳を塞いで』が演奏されました。高見沢さんの弦を切らんばかりの激しい弾き方に何故かハラハラしてしまった。しかし、ホントに聴き応えある曲ですよね。ジャンッ!と終わった瞬間の客席の溜息と拍手の一体感は凄かったです。 そして、山石さんと長谷ぼんも加わり、King Crimsonの『20世紀のスキッツォイド・マン』が演奏されると客席もスタンディング。そんまま『幻夜祭』へと続きました。 そして高見沢さんのMCに入りまして、 高「『シュプレヒコールに耳を塞いで』、『幻夜祭』とお送りしました。僕らが高校生の頃は丁度『学生運動』というものがありまして、僕らより上の人達が活動していたんですけが、こうキャンパス内にバリケードが作られて校舎の入口が封鎖されたりして、学生時代というとそういった灰色のイメージがあります。その当時にインスピレーションを受けて歌った2曲でした」 それから、人間50年も生きていると「一番好き」だったものが、色んな経験を重ねて行くうちに変わってくるという話になり、高見沢さんは「昔、一番好きなのはアイスクリームだったが……今も好きか(苦笑)」と自爆。自分のことでは例えにならないので置いとくとして(笑)一般的な例えで解説再開。 高「例えば、みんなが昔一番だったのが『西城秀樹』だとしよう…って、そこで『違う、違う』て手を振らないのっ!失礼だろっ!西城さんにもっ!とにかく、一番が『西城秀樹』だったとするが、今みんなが一番好きなのは『アルフィー』!…よかった、ここで『違う、違う』ってされたらどうしようかと思った(苦笑)」 西城秀樹さんを例えに出したのが高見沢さんらしかったね。年代的にはほぼ同じだし(西城さんの方が一つ下)、アルフィーが『メリーアン』でブレイクする前にブレイクしていたし、高見沢さんが楽曲提供するくらい親交あったし。秀樹ファンからアルフィーファンに変わったという人がいてもおかしくない。または、両方のファンというのもあるだろうしね。 個人的には「西城秀樹・郷ひろみ・野口五郎」の御三家よりも、「トシちゃん・マッチ・ヨッちゃん」の方が例えとしてわかりやすかったんだが。中高時代は光GENJIの人気が凄まじかったけど、一人でアルフィー!って騒いでいたなぁ(遠い目)。 そして、ここで唐突に「桜井、お前の一番って何だ?」と、ステージ上に居なかった桜井さんに話を振る高見沢さん。慌てて下手のソデから駆け出して来た桜井さん、ジャケットは脱いでいましたね〜。 桜「…はい?」<微妙に息切れ 高「だから、お前の『一番』は何だってーの?」 桜「一番ですか?やっぱり焼酎ですね」 高「じゃ、二番目は?」 桜「二番目?…ビール」 高「つまり、一番がお酒なんだろ?でも、コイツ、楽屋でスタッフに『女はイイぞ〜』って言っていたんだよ!」 (高見沢さんからの暴露に、思わず踊り始めちゃう桜井さん/笑) 高「で、スタッフが『桜井さんはやっぱり一番は女なんですか?』って聞いたら、『いや、一番はお酒だ。女は二番だ』って言って、『何でですか?』てスタッフが聞いたら、『お酒は裏切らないんだよ』だって!」 (桜井さんとスタッフの楽屋トークに囃し立てる高見沢さん&客席) 桜「お前がそういうつもりなら、こっちにも考えがあるっ!」 (そいつは困るって感じに頭を掻く高見沢さん) 幸「桜井の勝ち〜っ♪」 スタッフからの密告(?)により美味しいネタをgetした高見沢さんだったけど、今度は桜井さんからのスパイが楽屋に放たれるのかも?いや〜、面白いなぁ、ALFEEって。 高「いや、だから、『お酒は裏切らない』て言うくらいの経験を桜井さんがしてきて、そういうものを全て歌で表現しているんだな!ってことを言いたいわけですよ。なんの経験無しにあの艶のある声は出ません!『もつれた糸をほどいて、思い出を静かに殺したい…(作詞:高見沢俊彦)』だなんて、あんな歌詞をよく歌えるな!凄いなって…」 桜「お前が作ったんだろっ!」 高「あれ?」 幸「桜井の勝ち〜っ♪」 タカミーvs桜井、第2戦は歌詞のことを言っている時点で客席もタカミーの完敗を感じとりましたよ(笑)。どんどん自滅していく高見沢さんでしたが、やはり負けず嫌いの気質が許さないのか、桜井さん持ち上げ(?)トークを止めない。桜井さんの声を「アダルトな声」と言い、何故か「桜井はAVぽい」とまで発言。大人独特の色気と渋さがあるということを言いたかったらしいけど、どうも表現方法を間違えたらしく客席も引き潮気味。「AVて大人のビデオのことだよ。みんな大人だろ!」と言い訳していましたが、「お前、話せば話すだけ掘ってくだけだぞ!」と桜井さんからドクターストップが入りました。穴は相当深くまで掘れちゃった模様です。 その後、高見沢さんは幸ちゃんにも「一番は何か?」と聞いて、悩んでいる幸ちゃんより先に「判った!お前の一番は体温計だろ!いつも持ち歩いている」と決め付けていました。しかも、「こいつ、人よりも体温が低いんだよ」と客席に言ったはいいけど、幸ちゃんから「逆。俺、体温が高いの」と訂正入れられてました。またもや「あれ〜?」と頭を掻く高見沢さんに、後の方で「意味ないじゃんっ」と笑い合っていた幸ちゃんと桜井さんの対比が非常に面白かったです。 いや、ホントに、このコーナーのMCてフリートークもいいところだったわ(笑)。 その後、どうやって真面目モードになったのかサッパリ覚えていないんですが、デビュー30年を迎えて随分と学生時代の頃から遠くまで来たんだなって話になったような。 高「あの頃に返りたいとは思わないけど、もうあの頃の思い出は遠い記憶のものなんだなと思うことはあります。では、そんな想いを込めた歌を…『Far Away』」 そう曲紹介され、『Far Away』が歌われました。個人的にコンサートならではのエンディングが切なくて好きです。そして山石さんのキーボードソロから、『孤独の影』が演奏されて更に重厚な雰囲気になりました。この曲の幸ちゃんの声て、ホントに物悲しいというかグッとくるものがあったりします。続いて、高見沢さんがヴィーナス・エンジェルギターに持ち替えて演奏した『Novelle Vague』へ。大人しめの曲が続いたので、ここからまた拳を振り上げる熱気のある雰囲気にガラリと変わりました。特にヴィーナス・エンジェルギターを高々と掲げる高見沢さんは迫力ありました。ここでだったか記憶が曖昧ですが、後に髪を束ねていた高見沢さんが解いて髪を振り乱していたような気がする。続いて『LIBERTY BELL』が演奏されたので、更に客席もヒートアップ。やっぱ、この曲好きだわ〜。鐘の鳴るSEに被るように『明日の鐘』が歌われ、本編ラストはジックリと歌を聴かせる形で終わりました。 演奏終了後に3人はそれぞれ前に出てきて挨拶。やっぱ、ニコニコ顔な高見沢さんが印象的でした。あと、ダッシュで下手のソデに入っていたった長谷ぼんと山石さんでしたが、特に山石さんのボンボン付きフードは可愛くて印象に残りました。何気に飾り付きのレザーパンツも派手だったわ…。長谷ぼんは「あ、白いシャツだ」というくらいしか確認できず(泣)。 アンコールでは、まず山石さんと長谷ぼんがダッシュで定位置まで駆け上がり演奏開始。その音に合わせて3人が楽器持って登場。 衣装は、高見沢さんは真っ赤なノースリーブのロングコート(リングがいっぱいの飾り付き)にTOURのTシャツをノースリーブにカッティングしたインナーを着用し、レザーパンツ姿でした。あと右腕に豹柄のリストバンドを付けていたので、やはり「豹柄ブーム」らしい。インカムも付けていましたね。そういえば、「今回は手の甲にタトゥは無いや」と思っていましたが、二の腕にはタトゥが健在でした。幸ちゃんは銀ラメの大きなロゴがプリントされている黒のノースリーブTシャツに白地に黒で数字やらロゴがいっぱいプリントされている柄パンツでモノトーンながらも派手でした。桜井さんは、カラフル(パープルが基本地だったのかな?)な波状の派手シャツにグレーぽいパンツ姿でした。 そして、3人が幸ちゃんのマイクスタンドに集まると、先輩グループのヒット曲『フリフリ』を演奏。しかし、高見沢さん、2回ばかし歌い出しを間違えてしまい、その度に桜井さんからダメ出しされていました。 歌い終わると高見沢さんが前に出て来て客席を煽り、そのまま『サファイアの瞳』へが演奏されました。間奏での桜井さんのベースと高見沢さんのギターの絡みは相変わらずカッコいいですな。そして、幸ちゃんがハンドマイクに持ち替えると『ロックンロール・ナイトショー』が演奏され、幸ちゃんと高見沢さんは上手と下手の花道に出て客席煽り捲くり、幸ちゃんは間奏で使用したブルースハープを客席に投げっ。エンディングでは「シェイク、シェイク♪マックシェイク♪」と遊び出す幸ちゃんと高見沢さんですが、何故か桜井さんの姿はステージにありませんでした。「あれ?」と思う間もなく、幸ちゃんと高見沢さんもステージをさがってしまう。 山石さんと長谷ぼんの演奏のみになった中、タグ付きの妙な白縁サングラスを付けた(ウルトラマンのような釣り目サングラス)桜井さんが登場。サングラスは桜井さんの顔の一部ですが、このサングラスは全然似合ってねぇ(断言)。続いて、幸ちゃんと高見沢さんもタグ付きの妙にデカイサングラスを掛けて登場(サービスエリアとかで売ってそう/笑)。 ステージ中央にマイクスタンドが置かれると自己紹介を始める3人。 高「俺たちは『ロック三兄弟』!まず、長男の坂崎コウノスケロックーっ!」 幸「ご紹介にあずかりました、坂崎コウノスケロックです。続いて、次男の桜井マサロックー!」 桜「最後に末娘を紹介します…て、違う?三番目の長男!高見沢トシヒコロックーっ!」 高「やっぱり、ロックンロールだよね〜♪」 桜「お前、段取りあるのに真ん中取って最後だけ言うなよっ!」 高「あれっ?」 桜「でも、あっちから長男、次男、三男…て、どんどん背が高くなってきてるけど、後になるにつれ栄養が行き渡っているってこと?」 幸「俺、栄養行き渡る前に生まれちゃったんだ!(笑)」 高「お兄さん、昔、『フィンガー・ファイブ』ていうグループの真ん中で歌っていなかった?」 幸「歌っちゃいないよ〜。そっちこそ歌っていたんじゃないの?随分、デカくなったもんだ」 高「やっぱり、音楽はロックじゃなくちゃねっ!」 幸「ここいらで、一発ロックをやってみるかい!」 桜「本物のロックンロールを見せてやろうじゃないの!」 高「やっぱ、ロックンロールだよね〜♪」<本日2回目(笑) 唐突に登場した「ロック三兄弟」。強引な台詞展開はともかく、完全に3人で楽しんじゃっている姿は見て居て笑えました。しかも、堂々と高見沢さんは段取り間違えたことを認めるかのように、同じ台詞を言ってのけ、桜井さんに笑われていました。 そして、「ロックンロールをやろう!」とそれぞれギターを持ち、高見沢さんは羽いっぱいのファーを纏って気分は1960年代ロック!まず、長男コウノスケロックが『ロックンロール・ミュージック』を披露。思わず、モンキーダンスを踊っちゃう。続いて次男のマサロックが『ジョニーB・グッド』を披露。やっぱり、そのサングラス、違和感ありまくりだわ〜(笑)。ラストは三男のトシヒコロックが『ロックロンロール』を披露。三男は兄弟の中で一番背が高いだけでなく、声も高かった…。 そして、3人が揃ってステージが居なくなってしまって山石さんと長谷ぼんの演奏のみ。しかし、その楽曲がしだいにどこかで聴いたことがある曲になっていく、あれ?あれ?もしかして…この曲って『GREAT VACATION』では…!? 今度はフツーのサングラス、揃いのカーキー色のジャケットに黄色の腕章した3人組が登場。「We are BEAT BOYS !!」と超嬉しい復活宣言と同時に客席は大歓声っ!待っていたよ、アナタ達を〜っ!嬉し過ぎるっ。3人は曲に合わせながらリズムを取り、何故か中央に置かれたマイクスタンドに縦一列に並ぶ(笑)。先頭はサカザキコウノスケ、二番目はサクライマサル、最後尾がタカミザワトシヒコの順で並び、先頭の人が喋っている間は後の2人は何気にリズムとったりパントマイムのような踊りをしている。また、先頭の人が話終わると最後尾に回るなど、テキパキした動きを披露。「15年ぶりに復活したぜ!でも、この15年ですっかり身体が動かなくなった」、「だから、15年掛けて楽器を覚えた!」などなど、今までの経緯を説明する3人。タカミザワ氏に至っては、前でサクライ氏が話しているというのにサクライ氏の肩に両手を乗せてピョンピョン飛んだりして、進行妨害に近い動きを披露していた(笑)。「ベース、カモ〜ン♪」と、それぞれ楽器を持ってこさせて(サクライ氏の黄色ベースにはBEAT BOYSとロゴステッカーが貼られていた)、そのまま『YELLOW SUNSHINE』を演奏。おおっ、BEAT BOYSがフツーに演奏しております(笑)。しかし、踊らなくなったとはいえ、サクライ氏はダンサーの名残があるらしく、自分のパート以外ではほとんど妙なダンスを披露しておりました。また、タカミザワ氏に至っては踊りがないのに歌詞忘れは変わらず客席からも笑われておりました(客席も歌詞忘れを期待していた/笑)。でもでも、踊らなくなったとはいえ、『WO♪WO♪WO♪』では3人揃って両腕フリフリのダンスは変わらず披露。ああ、やっぱBEAT BOYSだわ。客席も15年前と変わらずに手のフリフリをしたり、いや〜なんか1989年に戻ったみたいだねっ。 そのままメンバー紹介になり、サクライ氏が「ドラムス、長谷川浩二ーーっ!」と紹介すると、そのまま下手のソデに下がってしまう。そして、サカザキ氏が「キーボード!山石敬之ーーっ!」と紹介し同じく下がってしまう。タカミザワ氏も「We are BEAT BOYSっ!」と叫んでソデに下がるというより、ジャケットを脱いでTHE ALFEEに変身する(笑)。高見沢さんは豹柄の帽子を被って来ました。そして、3人はALFEEに戻ってステージに揃うと、「We are THE ALFEE 〜っ!東京最高っ!まだまだ行くぞ〜っ!」と高見沢さんがステージ前に出て来て客席を煽り、そのまま『夢よ急げ』へ。高見沢さんはノリノリでステージを動き回り、後半では中央階段を上った先で演奏。その為、幸ちゃんは高見沢さんのスタンドマイクでやや顔を上げながら歌っておりました。 ラストは高見沢さんが「どうもあいがとーっ!」と叫んで終了。髪を振り乱し過ぎて帽子を落としてしまったんだけど、すぐに拾って被り直していたので相当のお気に入りらしい。そして、ステージ中央に集まる合間に幸ちゃんと高見沢さんが顔を見合わせて『YELLOW SUNSHINE』の「WO♪WO♪WO♪」のフリをし合っていて可愛かった。どうも一瞬だけBEAT BOYSに戻ってしまったらしい(笑)。 そのままアンコールも終了し、5人全員前に出て来て手を振りながらお辞儀。幸ちゃんが何気にピックを遠くまで飛ばしいたのが印象的。あと、投げキッスもしていたような…?高見沢さんと桜井さんは、「鬼はー、外ーっ!」て感じでピックをばら撒いておりました。 2度目のアンコールでは、高見沢さんが豹柄模様のシルバーラメスーツに黒と銀の長〜いストールを首に巻いて登場。サングラスも掛けておりました。幸ちゃんと桜井さんの衣装は見事に抜け落ちているんだな(実は今回の席からは、上半身より上しか見えなかったのだ…)。 すぐに高見沢さんのMCになりまして… 高「最後まで熱いアンコールどうもありがとうっ。2階席ーっ!…おお、凄いなっ!そして1階席の後の方!ホントに今日集まってくれたみんな、最後まで熱い盛り上がりをどうもありがとう。まだまだ秋TOURは続きますし、府中のみんなとは12月の武道館3daysでまた会いたいと思います!」 そして、大晦日に開催されるカウントダウンについての告知。デビュー30周年の集大成ということで、みんなと大阪城ホールで2005年を迎えたい…みたいなことを言っていました。 高「いつも言っていますが、ALFEEはこのLIVE Stageが全てです。LIVE Stageに立ち続けること、やり続けることがALFEEの真骨頂ではないかと思っています。そのLIVE Stageをやり続ける為に、テレビ番組に出たり、CMに出たり、坂崎がDJやったりしています。そういう多方面の活動も、全てはLIVE Stageの為です。そして何より、このLIVE Satgeに足を運んでくれる皆がいてこそっ!本当に感謝しています。やり続けているからこそ、諦めないでいたからこそ、みんなにも出会えたんだと思います。『諦めない夢は終わらない』、絶賛発売中!一人一冊とは言わず…一冊でいいか(笑)。まぁ、友達とかね。ちょっと壁にぶち当たっていたり、悩んでいる友達とかにプレゼントして欲しいなって思います」 と、何故かエッセイ本の宣伝に変化していましたが(笑)、妙な押し売りではなかったところが高見沢さんぽかった。「悩んでいる人に読んでもらえれば、その悩みから脱出するヒントを探せるかも」みたいなことを言っていたかな。丁度、親戚に就職活動がうまく行かずに悩んでいる子がいたので本を送ったら、「高見沢さんて順風満帆な人生を送っていると思ったんだけど違うんですね。自分は随分頑張っていると思ったけど、まだまだだって思いました。まさに『諦めない夢は終わらない』ですね!」という手紙をくれたので、やはり人の気持ちを動かす力みたいなのがあるんだろうね〜。 高「デビュー30周年を迎えたわけですが、こうずーっと一緒に坂崎と桜井と30年コンサートを続けていると『30年経った』という感じがしないんですが、先日、小中学校時代の同窓会に行って来まして、当時の同級生と数十年ぶりに再会してみて30年の月日を感じました(笑)。まぁ、50歳にもなると変わっているだろうな…とは思っていましたが、まさかこんなに…(苦笑)。そういえば、坂崎も前に同窓会行って間違えたんだろ? 」 幸「へっ?」<唐突に振られて慌ててマイクスタンドの前に立つ 高「先生を先生だと思って声掛けちゃったんだろ?」 幸「いや、先生は先生だろ(笑)。生徒を先生と間違えたんだよ!」 高見沢さん、2回目のアンコールに入っても天然炸裂。「先生を先生と間違える」て日本語も凄いよね。普通は間違わない。ここが「天然」と言われる所以なんだけど、本人は「俺は天然じゃないから」とこの日もどこかで断言して「ええ〜」てブーイングされていたな。 幸「あんまりにも髪が…そのイッていたから、先生かな〜って思ったら、同級生だった」 高「やっぱ髪型が一番変わっちゃっているよね」 (話の内容に危機感をを覚えたのか、桜井さんはおもむろに下手のスピーカーの影に隠れちゃう) 幸「こう、髪型が松山千春…ていうか、でも、話していると当時の頃に戻るっていうか、髪もなんか生えてくるように見えちゃうんだよね。顔全体が昔の頃に戻っちゃうの!」 (桜井さん、紺色のタオルを頭の上に乗せる/笑)<もちろん隠れたまま 高「そう!喋っているうちに当時の雰囲気に戻るんだよなぁ!」 幸「お前が来ないと集まらないって言われたんだろ?お前の都合に合わせるからって」 高「えっ?まぁ、そうだけど。でも、どっかで適当に集まってんだよ」 幸「凄いね〜。さすがスターだね〜」 高「(照)。でも、最初のうちはみんな凄いヨソヨソしいんだけど、話しているうちに当時の雰囲気に自然と戻って行動も遠慮っていうのがなくなってくるよなぁ。『おい、コレ、本物かーっ?』て髪引っ張ってきたりしてさぁ。あと、女性に『高見沢くん、私、昔はアナタに後からお下げを引っ張られて虐められたのよ〜』て髪引っ張られたりして、全然記憶に残ってないんですけど…」 幸ちゃんと高見沢さんの髪の毛話から自主退避していた桜井さんも面白かったんですが、同窓会で「髪を引っ張られた」と実演してみせた高見沢さんを見て、「なんて大胆なことをしたんだ…」みたいに幸ちゃんと桜井さんが顔見合わせて驚いていた姿が印象的でした。おそらく、仲間内でやったら血の雨を見るんだろうな(笑)。 高「桜井んところはどうなの?お前の都合に合わせるから!とか言われないの?」 幸「桜井んとこ、同窓会をやったことがないんじゃない?」 桜「ウチはアナタ達の所と違って団結力があるから同窓会なんて必要ないの!余所者は入って来たら直ぐに判るんだからっ!」 …と、最終的には桜井オチになりましたが、高見沢さんだけのMCというわけではなく、フリートークで楽しい内容だったなぁ。なんか、同窓会で思い出に浸るようになったのも、それだけの年月を重ねてきたってことなんだろうね。しかも、幸ちゃんならなんとなく判るんだけど、、高見沢さんも同窓会に参加するようになったんだなぁ。 高「同窓会で数十年ぶりに会った同級生も外見は随分と変わってしまったけど、話していると小中学生時代の頃に戻ったようになりました。しかし、僕らのような年齢になると残念ながら亡くなっていたりする友達も何人かいたりしました。人間、生きていくなかで、様々な出会い…そして別れを繰り返していくものだと思います。以前読んだ本にこう書かれていました。『余命80年。不治の病』、ああうまい表現だなって、そうかー余命80年…不治の病だよなーって思いました。生きていれば、必ず終わりはくるものですからね。夜空に光る星だって、僕らは今光っている星の光を見ているのではなく、何万光年も前に輝いていた星の光を見て癒されている。これも不思議なものです。今じゃないものに癒されれる。だから自分自身も生きている間に一生懸命頑張って、愛する人や家族、ペットなどの辛い別れを乗り越えていけば、またその先に新たな出会いが待っているんじゃないかなと思います。生きていれば色々は出会いがあります。みんなとも生きているなかで出会えたわけだし、僕にもみんなにもこれから新たな出会いがあると思います。そんな想いを込めてこの歌を…」 という紹介で歌われたのは『君に逢ったのはいつだろう』でした。色々と面白いトークをしていたのに、最後はさすがグッと締めたなぁと思いましたね。なんか、今の時代って頑張っていても報われないような気がするけど、星の光のように長い目で考えれば一瞬のことかもしれないし、頑張っていても報われないからって自分を疎かにしていては後々で絶対に悔いが残りますよね。変な言い方かもしれないけど、「納得できる結果」よりも、「納得できる人生」を真っ当できれば幸せなんじゃないかな…と。もっと大胆な言い方をしちゃうと、「納得できる死」とでもいうのかな、必ず自分の死…身体と魂が別れちゃう日は誰にでも来てしまうわけで、その瞬間を迎えた時に自分が納得できるような人生だっと思えるように生きていきたいなって感じました。 私は、人間の人生て夢を見ているものだと考えています。そして、夢から醒める時が死というもので、その醒めたときにどれだけの夢の思い出を覚えていられるか…それが幸せに繋がっていくんじゃないかなって。だから、楽しい夢の思い出をいっぱいいっぱい作っておきたい。今回のコンサートに参加して、更にそういう思いを強く持つよになりましたね。 演奏終了後、3人それぞれお辞儀して(高見沢さんはドリンク補給&汗拭きにかなりの時間を労していたように感じたな)、手を振りながらステージを去って行こうとしていたんですが、私は出来るだけ早くロビーに戻らないといけなかったのでもう客席ダッシュの状態でした。最後列に来た時にステージへ振り向いたら、ステージの真ん中で高見沢さんが満面の笑みで手を振っていました。なんか、すごく素敵な姿でしたね。ああ、ちゃんと見ていたかったな…。 今回のコンサートは、デビュー30周年の集大成というか、バラエティーに富んだ楽曲で先の構成が読めなくて楽しめました。しかも、15年ぶりにBEAT BOYSが復活してくれたのが何よりも嬉しかった!とにかくLIVE Satgeを心から楽しんでいるALFEEの姿を見て、すご〜く楽しかったし癒されましたね。いつも書いていることかもしれないけど、「やっぱLIVEだよ!」ですよっ♪
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