2002年8月24日(土)Silvre Legend |
今回の西武ドームで公演すると、関東の5大スタジアム全制覇という記録になるというイベント。既に5大制覇したアーティストが居そうですが、意外にもアルフィーで初めてになるそうで…。しかし、欲を言えば、せっかくの夏イベだから屋根のない場所の方が良かったな〜と、我侭なことを思うななんぼであった。だって、去年のさいたまスーパーアリーナは完全な屋内だったし、2年連続で空が見られないというのも寂しいかな…。 ただ、この西武ドームはもともとあった西武球場に後になってからドームを付け足した会場でもあるので、見事に隙間が開いているんですな。だから、過去にプロ野球の西武戦が「濃霧で中止」という珍事に見舞われたこともあるという不思議なドームでもあります。「野外でもなく、かと言って屋内でもない。この中途半端さが実にアルフィーらしい。」と、高見沢さんが春TOURで言っていましたけど、うん、そうかもしれない(笑)。 でもって、初日の24日は「雨が降るんじゃないか?」と天候が心配されましたが、アルフィーファンのパワーが効いたのか、なんとか持ちこたえてくれましたね。でもって、正面入口を通って会場内に入ったんですが、緩やかな登り坂を上がっていかなくちゃいけないで、これが意外にキツイ。また、スタンドやアリーナに行くには、かなり段差のキツイ階段を降りて行かないといけない。開演前から、なかなか鍛えられます。でもって、ドーム内に入ってまず感じたのは「蒸し暑さ」。何だかわからないけど、とにかく蒸し暑いっ!会場に集まったファンの熱気は、ドームの中途半端な隙間から逃げることなく止まっていた感じでしたね。それから、会場アナウンスを聞いてビックリしたんですが、凄い反響でして、東京ドームを超す音響の悪さかもしれない…と、開演前から一抹の不安を覚えました。
そして、開演時間を10分程押して夏イベがスタート! なんか、気が付いたら山石さんと長谷ぼんがそれぞれ定位置についていました。い、いつ出てきたんだろう?『威風堂々』のSEが流れ、大歓声の下手から3人が登場。高見沢さんは、黒の胸元の随分開いたフリルシャツの上に着物の生地を重ね着しているような、非常に形容し難いドレスコート姿で登場。デザイン的には派手なんだけど、黒や錦糸がメインぽい色合いだったので意外に地味な感じ。しかし、髪の毛はビックリするぐらいカールが効いていました(笑)。そういえば、珍しく、右手の甲のタトゥがバラじゃなくてドラゴンだった。幸ちゃんは、オレンジぽいスーツだったかな…(記憶曖昧)。桜井さんは、黒と白の格子柄のスーツで目立ちまくり。あとスクリーンを見て気がついたんですが、右手の中指と薬指にシルバーリングと嵌めていましたよ、桜井さんがっ!遂に、シルバーリング・フリークの高見沢さんの影響を受けたかっ!桜井さんっ!とにかく、非常に3人統一性のない格好でイイ感じでした(笑)。でもって、何気に長谷ぼんが良く見える位置でもありましたっ♪ラッキ〜ッ♪あんなに顔がしっかり見えるのって珍しいことよっ!もう、1曲目で汗だくになっていたけど…。 夏イベ1曲目は、なんと『See You Again』!前奏に合わせて、ステージ前で花火がバーンと上がる特効あり!ちょっと、ビックリ。しかし、音を聞いてその音響の凄さにビックリ…。これは、相当でございます。高見沢さんは「ミュージックステーション』えお披露目した、ローズ・エンジェルギターで演奏していました。やっぱ、テレビで見るのと生で見るのと印象違いますね。これだけの広いステージだとピッタリ合っていました。でもって、『AFFECTION』、『FLOWER REVOLUTION』、『メリーアン』、『WILD BAHN !』と立て続けに演奏。『FLOWER〜』の時に、幸ちゃんと高見沢さんは花道まで出て来ていたような気がする…。花道左右の先端には、ちゃんとスタドマイクも置かれていたので、そこで固定で歌うことも可能な状態になっていました。『メリーアン』だったと思うんだけど、高見沢さんのギターソロの時に虫が高見沢さんに向かって行って、高見沢さんも一瞬だけ臨戦態勢になっていて面白かった。幸ちゃん、それ見て笑っていたし。いや〜、あの虫くんは絶妙なタイミングで高見沢さんに向かっていったよな〜。あと、もっと中盤では、カナブンらしき虫が幸ちゃんや桜井さんに向かっていっていて、かなり虫集めステージになっていた模様です。 もう、ノリノリの曲ばかり連続できたので一気に汗だく。暑い、暑い。本当に暑い。この日は、アリーナの中央花道のすぐ近くだったんですが、恐ろしいまでの熱気でダウン寸前でしたね。しかも、暗くなるにつれ、耳元を虫が通過してビビッたりと、かな〜りスリリングな夏イベでしたね。何かの曲の時に、ななんぼの首に蚊みたいな小さい虫が止まっていたんだよ〜っ!そのショックで、本編の記憶はかなりブッ飛んださっ!(全て虫のせいにする卑怯者ななんぼ…) 幸ちゃんのMCになり 幸「こんばんは。21回目の夏です! 1982年の所沢から始まった夏イベですが、今回また戻って来ました。 あの頃と規模は相当違いますけど…。 この西武ドーム、噂には聞いていましたが蒸します。」 …噂に聞いていたんなら予め教えてくれ(苦笑)。本当に暑くて、大変だったさ。 幸「え〜、前から言っていますが、アルフィーのコンサートには良い席・悪い席は 在りません。遠くの席の人はステージ全体を楽しめ、前の方の人はアルフィーを アップで見ることができます。 そして、遠い席の人の為に高見沢の衣装はどんどん派手になって行きます! (高見沢さんを見て)今回は意外にそうでもないですね…。 (高見沢さん何か幸ちゃんに言う)…あ、これから派手になっていくんですね。 そして、桜井はどんどん顔がデカくなっていきます。 もう、近くで見ていると本当にデカイからっ!」 幸「しかし、ここはさすがドームということで反響が凄いですね。 あっ!(…と、わざと大きい声を出すと山彦のように反響する) 凄いな〜。どうですか、桜井さんっ!(唐突に振る)」 桜「…………(マイクの前で口をパクパクする。)」 幸「声、出てませんよっ!」 桜「すいません。吸っていました。」 幸「(笑)。桜井さんには、後でたっぷり喋って頂きましょう。 では、所沢での夏イベということで、初めて所沢でやった 思い出の曲を送りたいと思います。 これはシングルにもなっていたんですね。 『Sunset Smmer』」 という幸ちゃんの紹介で歌われた『Sunset Summer』。実は幸ちゃんが話している時から波の音のSEがちょっと流れていて、反響していたので「何だ?この雑音は?」とか思ってしまっていたのであった(苦笑)。続いて、『晴れ後、時々流星』、『夜空の星』と歌われました。『夜空の星』は久しぶりだったんですけど、凄いカッコ良かったな〜!という印象が残っております。 続いて幸ちゃんと桜井さんのクロストークMCに入りまして、会場が埼玉であることにちなんで(?)、幸ちゃんが「天気予報とかで、埼玉…北部、南部、秩父て言われているけど、秩父で地名であって方面ではないよね?」と桜井さんに突っかかっておりました。でも、確かに天気予報ではそう言っているよね〜。幸ちゃんの攻撃はさらに続き(笑)、秩父が「南部、東部、北部、西部のどこにも属さないなら独立すれば?秩父の国というのを作っちゃえば、アナタ外国人よ。」とまで言う始末。いいな〜、こういう攻撃的な幸ちゃんっ♪桜井太傳治商店が免税店になるとか、大統領になれとか、もう言いたい放題。 桜「大統領て言っても、東京都知事よりもスケール小さい感じがする…」 幸「でも、東京よりも小さい国っていっぱいあるよ。」 桜「ありますけど、スケール小さいって言うと君んち? …さぁ、反撃がはじまってきました♪」 幸「ウチはみんなスケール小さいですよ。俺が一番デカイ。 代を重ねる毎に少しずつデカくなっていますから。」 桜「君んとこが標準になるのって、あと200年ぐらい掛かるじゃない?」 幸「でも、桜井さんとこはお父さんの方がデカイんでしょ?」 桜「はい。オヤジの方がデカイです。」 …年代的に考えると、当時としては随分大きい方になるよね。初めて知った〜! 幸「親を抜けなかったんだ。」 桜「背は抜けませんでしたが、毛は抜けました。<客席大ウケ 笑い事じゃないんだよっ!真剣に考えていこうよっ! もう、坂崎さん!アナタがそんな下らないこと言うから〜! 次歌う身にもなってよっ!こう一生懸命雰囲気を作っているのに…、 いつもそうやってMCでぶち壊してくれちゃうんだから〜。 春のTOURからそうですよ。塀を作っても、ダムを決壊していく…」 幸「脱・ダム宣言っ!」 何故だろう、会場は広〜い夏イベ会場なのに、MCがいつものホールTOURと一緒だわ(笑)。そこが、なんともなく嬉しく感じてしまうのは何故だろう?ちなみに、この2人のトークの間は高見沢さんは上手に下がっていました。 幸「桜井さんは、何か『この道を極めた!』て言うのあります?」 桜「ありませんね…。横道それてばっかです。道草ばっかです。 でも、結構イイ草食ってます(笑)。」 幸「ま、アルフィーで考えるとライヴ道一本て感じでしょうか。 もうこの道しかないって感じで、随分と長い道をきてきる気がします。 では、そんなアルフィーの今の気持ちを歌っている歌を送りたいと 思います。夏イベでは初めてやりますね。『The Way』」 という紹介で歌われた『The Way』。「夏イベ初」と聞いて、「えっ?前に歌っていなかったっけ?」と思って調べてみたんだけど、本当に歌っていませんでしたね。なんか、意外な感じがしました。『Chaosの世界』、『Change The Wind』、『AUBE〜新しい夜明け』と続きましたが、『AUBE』でヴィーナス・エンジェルギターを出して来まして、やっぱこのギターはこういう広いステージでの方が最高に栄える!と感激しました。あと、この曲の時の照明がすっごく綺麗でしたね。赤い煙の上がるような特効もありと、かな〜り力入っていました。 話が逸れますが、「AUBE」といえば、このタイトルであのエスメスが秋・冬の新柄スカーフに「AUBE」と名のついたスカーフを出しますね。あのアルバム「orb」のジャケットになったデザインと同じですが、当然「THE ALFEE」のロゴやエンジェルギターの絵も書かれていないし、色も違いますが(ALFEEヴァージョンが一番派手!)、ああいう風に同デザインが違うカラーヴァージョンで新作として発売されるっていうのも凄い。私達は3年前から知っているのに…! 続いて高見沢さんのMCになり、(気がついたらドレスコート脱いでいて、黒のシースルーシャツになっていた) 高「え〜、この西武ドームは野外でもなく屋内でもない中途半端な場所で いい具合に窓が開いているしね…(ま、窓?)。 実に、中途半端なアルフィーにぴったりの場所でして、 こういう場所で21回目の夏が迎えられて嬉しく思います。 さっきも坂崎が言っていましたが、夏イベはこの所沢の 航空記念公園から始まって…いつだったか覚えているか? 1982年の8月6日でしたけど、この間久しぶりにその時の ビデオを見たんですが…市販されてないやつですけどね。 ま〜ぁ、3人共若いっ!坂崎なんて跳んでるもん(笑)。 俺も髪の毛がどうしたんだっ?てぐらいツンツンだったし、 妙に細くて安っぽいタイツを履いているし…。 おまけにそのタイツの色が紫色っ!なんであんな格好したんだろ。」 高「凄い格好でしたが、今はない若さの勢いがありましたね。 それと同時に悲壮感もいっぱいでしたね。 こうビデオ見て居て凄い悲壮感を感じたのは、俺がある曲の前で 言っていたことなんだけど、今日でアルフィーがデビューして 何日か数えてたんだよ!凄いぞ、フツー数えるか? 相当あの時追い詰められていたんだな〜!て感じました。 『2903日です。』て言ってましたね。『来年で10年です。来年何かやります』 とか言って武道館に繋がっていったんですけど…。 で、今、アルフィーがデビューして何日かお前ら計算したことないだろ? フフン、その辺は俺はぬかりないぞ〜。 で、計算の早い坂崎さんに計算してもらいました!」 突然振られた幸ちゃんは、「エッ?俺っ?マジで?」て感じで焦りまくり。当然、計算なんてできません。 高「…はい、できないようなので言いますと(笑)、なんと、25日で10226日! 正確には、今日は10225日目なんだけどね。明日で10226日。 ということは、俺はお前ら(幸ちゃんと桜井さん)と10000日以上も 一緒に居ることになるんだよ!そういう数で言うと凄い感じもするけど、 ダラーッときちゃっているから居れちゃうもんなんだよなぁ。 みんなもアルフィーと共に歩んで何日か判りませんが、<数えたこともないよ… あの所沢から沢山ライブをやって歌ってきて21回目の夏を迎えていますが、 すべてはあそこから始まった気がします。そういう気持ちを込めて、 この所沢で再びこの歌を歌いたいと思います。『Since1982』 」 という紹介で歌われた『Since 1982』。「所沢だし、聴けたらいいな」程度にしか思っていなかったので、実際生で聴けて本当に嬉しかったですね。そして、そのまま『お・や・す・み』へ。もう、アルバム『doubt !』のまんまで嬉しくなってしまいました。続いて、『My Truth』、『THE AGES』が歌われましたが、『THE AGES』の間奏のドラム・ソロに合わせてステージ後で花火がバシバシ出たりする特効がありました。その勢いのまま、『BRIDGED TO THE SUN』、『SWINGING GENERATION』、とノリノリの曲が続き、本編ラストは『CATCH YOUR EARTH』で終わりました。 アンコールでは、高見沢さんは黒のノースリーブシャツに黒のシースルーの腕カバー(なんて言うんだよ、知らないんだよ/苦笑)に、サイドが凄いラメラメで足元がキラキラ光まくっていたブーツカットジーンズにサングラス姿でインカム付けていました。幸ちゃんが、赤い手編みぽいベストにジーンズ姿、桜井さんが薄紫のシャツとパンツだったかな?とにかく、高見沢さんの派手派手ジーンズが超好みでして。でも、3人共、本編に比べて薄着になっておりまりました。 3人はそれぞれライオンズメガホンを持って、何か喋りならが中央花道まで歩いて来ました。ななんぼは真ん中の花道の小ステージに近い場所だったので、もう3人が近い近い。通常のTOURでも、こんな近くで見られたことって滅多になくってよっ!だって、高見沢さんはサングラスしていたけど、ちゃんとお目々まで見えたのよっ。ななんぼ、カンゲキ♪でもって、広くて反響しまくりの西武ドームだというのに、マイクを使わずメガホンだけで喋ろうとするムチャする3人…。高見沢さんは「アルフィー、28年の底力〜っ!」とメガホンで叫んでいましたけど、こっちの方向いて叫んでくれたから周囲数十人の人達は聞き取れたけど、あとの数万人は聞き取れなかったと思われる…。本人も自覚していたのか言ったあと、「はははははは…」て笑って誤魔化していたし。おいっ!まぁ、可愛かったから許す!<何を偉そうに… そのまま、メガホンを使ってアカペラで『星空のディスタンス』を歌う3人、長谷ぼんのドラムも加わり、ジャーンッ!という音に合わせてステージからV字の花火がドーンッ!と出てきて、ずっと中央花道を見ていただけに、かなり意表を突かれてビックリでした。続いて、幸ちゃんがハンドマイクを持って『恋の炎』へ。幸ちゃんと高見沢さんは、長〜い左右の花道を交互に歩き回っていました。 その後、長谷ぼんのドラムが鳴り響き、幸ちゃんがメンバー紹介。 幸「さぁ、ここで後のお二人を紹介をしようっ! キーボードっ!山石敬之〜〜っ! ドラムスっ!長谷川浩二〜〜〜っ! では、いきましょうっ!行くわよっ! 1、2、1、2、3、4ーっ!」 の掛け声で『ロックン・ロール・ナイトショー』へ。幸ちゃんが間奏で吹いていたハープは客席に投げちゃっていましたわ〜。そのまま、春TOURと同じノリで「シェイク♪シェイク♪マックシェイク♪」になりまして、本当にマックシェイクを持って来る高見沢さん。もう、今回は蒸し暑過ぎる西武ドームだったので、3人共勢い良くシェイクを飲んでおりました。桜井さんにだけ飲ませないという、いつもの意地悪タカミーは出る余裕なし(苦笑)。でも、幸ちゃんや桜井さんは、勢いよく飲んだ後に「甘〜いっ!」と、やや後悔していた模様…。 今回のハモリの歌は、「西武ドームLIVEの歴史」でした。本当に毎回よく調べてくれちゃいます。高見沢さんが歌詞の書かれたボードを持ってきまして、3人揃ってハモリます。正直、ちゃんと覚えていないんですが、最初に西武ドーム(当時は西武球場)でやったアーティストは1979年のピンク・レディー!、「ペッパー警部よっ♪」とポーズ付きてハモッておりました。その後、ロックフェスティバルとかのイベント名が出て、参加したアーティストの名前が続々ハモられました。ツイスト、ハウンドドックとかRCサクセションとか、所ジョージさんか出た年は、なんと幸ちゃんも出たそうだ。でもって、「西武ドームといえば、渡辺美里!通算17回目♪」と女王を称えるハモリもあり。その後に、西武ドームでコンサートを行った外国アーティスト名もハモリ、意外にもボン・ジョビもロック・フェスティバルでやっていたんですね〜。でもって、なんと、クウィーンもやっていたのだ!かなり意外っ! 高&幸「Queenと言えばフレディ♪ フレディと言えば桜井っ♪」 桜井 「えっ?」 高&幸「Queenと言えばフレディ♪ フレディと言えば桜井っ♪」 桜井 「えっ?」 高&幸「Queenと言えばフレディ♪ フレディと言えば桜井っ♪ Queen!Queen!クウィ〜〜〜ンッ♪」 その勢いのまま『We will rock you』が演奏され、「Everybody Come'on !! 」とフレディ化して熱唱する賢さま、素敵っ♪ 桜「Hellow !! SEIBU DOME !! 今年の日本の夏は暑いよ〜。28℃ぐらいから全然下がらない。 この35日間、みんな良く生きてきたっ! もうね、あんまり暑いから、今日は涼しくしてって頼んでおきました。<ど、何処に? (全然涼しくないという客席の言動に)みんな表現そのままね…。 『うう〜ん、涼しくな〜い(首を横に振る)』って、確かに暑いよ。 でも、自慢じゃないけどここ(ステージ上)すっごく暑いよ。 機会があれば一度あがってきてみ?溶けるよ? でも、もう夏休みもおしまいです。宿題終わったか? (客席は社会人が多い模様…)『私、学生じゃないから宿題ない〜』って、 会社始まったら宿題より辛いのが待ってんだろっ!」 客席の素直過ぎる態度に、マジに反応してくれるフレディ賢さま素敵っ。マジに返してくれるから、客席もからかい半分で本音が出ちゃうのっ。これも、愛情の裏返しってやつよっ♪ 桜「日本には凄いバンドが居ます。 こういう大きなイベントをやるのが、もう21回目ですって♪ 放って置いたら30回まで平気でやりそうですよ…私を除いて(汗)。 素晴らしいバンドだと、私もみんなと同じ気持ちです。(客席静かに聞いている) この沈黙……いいですね。好きです。 この素晴らしいバンドへ、心を込めてこの曲をお送ります。」 と言って、『We are the champion』を熱唱する賢さま、素敵。初めてフルコーラス聴いたかもしれない。そのせいか、譜面台に歌詞カードを乗せて見ているというのに、2番ではベタベタの日本語的英語発音で早口に歌って誤魔化す場面も…素敵ヨッ♪でも、本当に美声で良かった〜。できれば、こんなに反響に凄くないところで聞きたかった。ある意味、勿体無くも贅沢な趣向かもしれない…。 そのまま『CAN'T STOP LOVE』が演奏されまして、これまた綺麗な照明でしたね。続いて、高見沢さんのアカペラから始まる『A.D.1999』へ。ジャーンという前奏と同時に、客席に向かって銀色と青色のテープがバーンッ!と飛んできて綺麗だった〜っ!花道に出てきて熱唱してくれました。最後は「Woo〜wowowo〜♪」と掛け合いになったんですが、反響していてどの声の合わせれば良いのやらという状況ですが、意地でも着いて来るアル中根性っ! 高見沢さんが「どうもありがとうっ!」と叫んで、アンコールも終わり。長谷ぼんと山石さんも前に出て来て、5人並んでお辞儀。長谷ぼん、珍しく黒のランニングスタイルで、逞しい肩や二の腕もバッチリ見えたのだ〜〜〜っ♪ その後、客席はアンコールになったのですが、アンコール自体が反響しまくって、どれに合わせたらいいのか困難な状態に。アンコールが会場中でグルグル回っている感じでしたね。あんまり、こういうアンコールってないかも。手拍子すら反響していたし…。 2度目のアンコールでは、高見沢さんは…どんな格好だったっけ?ノースリーブだったということしか覚えてない。あと、またブルージーンズ姿だったんだけど、キラキラストーンが散りばめられているデザインジーンズでした。幸ちゃんはベストだったよなぁ〜。桜井さんは1回目のアンコールと同じような服だったんじゃ…。なんか、2日目と混同していたりする。 高見沢さんのMCになり 高「アンコール、どうもありがとうっ! みんなのアンコールの声が、この西武ドームで反響して 嵐のような声で楽屋まで聞こえました。本当にありがとう。 そういった声援に支えられてここまで来たんだなと、 楽屋で聞きながら思いました。」 …文字にすると判りませんが、高見沢さんにしては珍しくゆっくり丁寧に喋ってくれていました。 高「さっきからゆっくり何でゆっくりと喋っているかというと、 ゆっくりじゃないと後の方までちゃんと聞こえないというらしいので… 聞こえてる?(後方、「聞こえている〜」と反応)じゃあ、普通に喋ろうっ! 今夜で27年最後の夜です。明日から28年目になってしまいますが… (「年目」で数えるなら、29年目だよね?違うのか?) 1974年8月24日の時も、明日デビューだと今日と同じようにドキドキしていました。 桜井が19歳ですからね。今考えると恐ろしい。 俺と坂崎が20歳ですよ…(幸ちゃんを見て)変わらないね、身長が。」 高「デビューして、色んな曲を出してはコケと、 色々ありましたが、 僕らの歌をみんなが支えてくれたからこそ、今夜があるんだと思います。 先日、新曲を出しましたっ! 『太陽は沈まない』、もちろんここに 来ているみんなは一人10枚は買ってくれたんじゃないかと思いますが …それは冗談として、そんなみんなの応援のお陰で35作連続ベストテン 入りという日本記録を達成しました!まことにありがとうございます! 一番ホッと胸を撫で下ろしているのは、リードヴォーカルの 桜井じゃないかと思います。<私は東芝○MIの人だど…(苦笑) ま、いずれ誰かがこの記録を抜いていくんでしょうけど、抜かれて こその記録だと思っています。 前回の『Juliet』が5位でした。そして今回が4位! まだまだ上を目指していきたいと思っていますっ! ……いつになるか判りませんけど(苦笑)」 記録はいつか抜かれるもんだから、それはそれでいいと捉えている高見沢さんの姿勢は好きですね。それでいて、「まだまだ上を目指す!」という貪欲なところと、「いつになるか判らないけど」という謙虚というか気弱な部分も同棲していて、そこが最大の魅力なのかもしれない。記録狙いのヒットよりも、まだまだ上を目指す貪欲さは忘れてないぜっ!ていう、昔「アルフィーは偉大なるアマチュアバンドだ」と自負していたことがあったけど、そういうピュアな気持ちを今でも失っていないところは凄く好きだ!21世紀にブレイクする!と20世紀後半で宣言していたことを忘れないでねっ♪応援しているぜいっ! 高「生でやるのは今日が世界で初めてで、緊張しています。 拍手が足りないぞーーっ!(大きい拍手が上がる) もっとプレッシャーかけないとーーっ!(と、桜井さんを指す/笑) 『太陽は沈まない』の、この太陽というのは情熱という意味でも あるんですが、みんなの情熱がアルフィーであればいいなと 思っています。では、35曲目の新曲を送りたいと思います。」 という高見沢さんの紹介で初披露された『太陽は沈まない』。ず〜っと、テレビやCDで聴いていましたけど、また生で聴くと印象が違ってくる曲ですね。欲を言えば、もっと音響の良い場所で聴きたかったなぁ〜。 高「さぁ〜っ!まだまだ行くぞ〜〜〜っ!」 と、高見沢さんが叫んだと同時に、『SWEAT&TEARS』へ。前奏に合わせて、左右の花道の後方からバンバン花火が出まくり。ドームだけど、花火やっちゃうぜっ!てノリでしたね。しかし、花火がバシバシ近距離で出捲くったもんだから、その後の客席はまるで蚊取線香の煙に苦しむ蚊の気持ちが判る状態に。ゲホッゲホッ、て感じでした。それでも、拳振り上げ歌ってしまうのはアル中の性ってやつさ、マゾでなくてよ…(笑)。そういえば、スクリーンにはポチ・タマ・シロヒコが登場したアニメーションまで映し出されて、もう「私は何処を見れば良いんだ?」って感じでしたね。スクリーンの映像可愛いんだけど、花道に出てきたメンバーも近いんだよ〜っ。最後は、中央花道の小ステージに3人並んでヘッドシェイキングをしたんですが、真ん中に居た高見沢さんは、背中合わせ状態だった桜井さんにどんどん寄り掛かっていき遂には潰してしまう…。ダメよっ、賢さまにはギックリ腰の持病があってよっ!でも、自分の力で起き上がらず、幸ちゃんの力を借りて起き上がる高見沢さん…かなり楽したでしょ?(笑)。そのくせ、桜井さんを起す時はベースのストラップを引っ張って起す横着ぶり…。もう悪戯っ子のようにニコニコしていて可愛かったですわ〜♪ そして、3人仲良くステージ中央に戻り、肩組んでお辞儀をしたんだけど、なんとその時、ステージ後方でクルクル回る花火の特効があり、その花火の残り火がアルフィーのAの字を象ったモニュメントの羽の先に燃え移ってしまって炎が上がってしまったのだ!炎が上がっていることに気が付いて焦る客席、気付かないで笑顔でお辞儀しているアルフィー…なんて対照的な。幸い、直ぐに駆け付けたスタッフがタオルでバシバシと叩いて火を消して事無きを得ました。3人が後を向いた時には火は完全に消えていて、焦げてはいたんだけどパッと見は気付かなかっただろうなぁ。とにかく、一瞬、ヒヤッとしたハプニングでした。マジに焦ったよ〜。 その後3人は、左右の長い花道の両端に行ってお辞儀。右から左に移動する時は、珍しく幸ちゃんが先頭になって元気よく走ってました。2番手が桜井さんで、3番手の高見沢さんはややお疲れって感じで走ってはいなかったな。最後は、中央の花道に出てきて深々とお辞儀。そして、手をブンブン振ってステージを去って行きました。 最後の最後でビックリなハプニングもありましたが、なかなか勢いのある内容でした。何気に古い曲が多かったというか、移籍後の曲は思っていたほど演奏されませんでしたね。しかし、夏だから蒸し暑いのは我慢するとしても、あの音響の悪さはな〜。普通に喋っていても反響しちゃっているぐらいだったし、曲によっては耳にかなりキンキンくるのもあって、耳がかなり辛かったですね。まぁ、普通の野外も決して音が良いとは言えませんが、ここまで悪くないからね。今まで夏イベに参加した中では、最悪の音響だったと思う。アルフィー自身も音が相当取りにくかったようで、特に最初の方なんてコーラスがズレてしまっているのもあったぐらいだし…。あの幸ちゃんが珍しく音を外しまくっていたからね。某T氏は言うに及ばずだったけど…(苦笑)。かなり好みの曲順だっただけに、もっと音響の良いところで聴きたかったな〜という気持ちが強かったですね。 そういう意味では、ここで毎年コンサートしている渡辺美里さんて凄いよっ! そういう気持ちは他のファンも同じだったようで、メチャ混みになった西武球場前駅から乗った西武鉄道の車内で、「音響が最悪で帰りの電車に乗るのも大変な今回と、とにかく長いこと歩きまくって暑かった昭和記念公園…どっちが辛いか。」ということを、見ず知らずのアル中さんと話してしまいました(笑)。昭和記念公園の時は、帰りの電車が2回一時停止したしね〜。でも、「苦労あっての夏イベ」てことで、後々には「良い経験」にもなっているし…どっちも捨て難く選び難いということになりました。う〜ん、本当に夏イベて、学ぶことが多いなぁ。
*25日の「Gold Legend」のレポを読む。 |