2002年10月30日(水)グリーンホール相模大野 |
■はじめに■ |
相模大野、府中と連続で参加した上に、その後にSMAPのコンサートにまで行っているので記憶がいつも以上にムチャクチャです。しかも、訳あってレポをアップするのが遅くなってしまったので、余計に記憶が曖昧になっております。特にMC内容などは、府中(近日中にレポup予定)とゴッチャになっている可能性大です。正確な内容知っている方、ななんぼをこっそりフォローしてね、お願い。 |
AUBE 2002 TRONSFOMATION 秋TOUR、My初日の場所はほぼ地元のグリーンホール相模大野っ!もうこの会場にALFEEが来てくれるだけでテンションは通常の3割増。そして、今回は生まれて初めてアルコンに参加する方とご一緒しました。ロンドン在住の方なんですが、家族揃って帰省していたのでタイミング的に参加できたのですね。私はその旦那さまとはアルコンに参加して、後日に奥様とSMAPのコンサートで会うという妙な日程(笑)。 ま、そんな前置きはさておき。本題。少し早めに会場へ行ってGOODS前売りでパンフやカレンダーを購入。予想以上にスムーズに買えました。いつもピックセットは買わないのに、今回は3人のそれぞれの顔がピックにプリントされている変わったヴァージョンなので思わず購入してしまった。 そして開場時間を少し過ぎてから会場に行きまして、客席に入るとS&Gなど過去にアルフィーがコピーしていた楽曲が流れていて、ステージには幕はなくセットが丸見えの状態でした。まず目についたのは、ステージ中央の上の方にある六角形のモニュメント。私は「蜂の巣」と表しましたが、ママンボは「万華鏡」と表しまして、音楽雑誌にも「万華鏡のようなスクリーン」と書かれていました。ななんぼの表現力のレベルの低さが顕著に出ました(苦笑)。…で、その万華鏡のような六角形のスクリーンモニュメントが中央にドーン!とあり、左右にも六角形の大きなスクリーンが1つずつセットされていました。また、その中央の万華鏡のようなモニュメントの上にシャンデリアのような飾りが上から下がっていて、意外にシンプルなステージセットでしたね。下手にキーボード、上手にドラムスがあり、今まに比べて下に凹んでいるような感じでした。今まででは、前の3人の位置よりも上に置かれていたのに、今回は下にされているという印象。思わず「長谷ぼんが見難いのでは…」と一抹の不安を抱いたななんぼであった。 そして、ほぼ定刻通りに客席が暗転して『BLOW'IN THE WIND』のSEが流れて大歓声。その歓声の中、下手からピンクの花柄ラメスーツにサングラス、シルバーのテンガロハット姿の高見沢さんがガッツポーズしながら登場。ギターを受け取るとソロを弾き始め、そのまま『Punks Life』へ。前奏の中、ハンドマイク持った幸ちゃんが登場しましたが、「サイズが合ってないんじゃないか?」と思うような大きなベージュ(というより白に近いかも)の柄入りジャケットにダークブラウンのスリムパンツ姿だったので、妙にジャケットに目が行ってしまった。桜井さんは…黒ぽいスーツ姿だったような(曖昧)。『BOY』、『Juliet』と続きまして、後ろの万華鏡のようなモニュメントにも幾何学的な模様が映し出されて、どちらかと言うとサイケな雰囲気を醸し出していました。そして、高見沢さんがステージ前に出てきてテンガロハットを振り落としたかと思うと、そのままの勢いで『閃光』へ。高見沢さんも客席も大暴れ状態になって、すっかり汗だくさ〜。 …ただ、始まって早々に思ったんだけど、音響が悪かったというか高音が妙に気になるような音が目立ちまして、「音響が良いと評判の会場なのに変だな…」て思っていたら、数曲終わってから違和感が無くなったので、最初の方は珍しくサウンドのバランスが上手くいっていなかったのかも。 長谷ぼんのドラム音が鳴り響いたまま幸ちゃんのMCに入りましたが、「こんばんは!遂に来ました、相模大野っ!2階席も1階席の後のみんなも、最後まで盛り上がっていきましょう!」て感じの、掛け声的な短いMCでした。 そのまま『殉愛』に入りまして、何気に久しぶりな曲だったので嬉しかったな。その次に『Mr.Romance』が来たっていうのもなかなか意外な曲順でした(客席も「わぁ〜っ」て感じだったし)。そして、高見沢さんがスタージ前に出て来て、幸ちゃんがハンドマイクを持って『恋の炎』へ。幸ちゃんは左右の花道を行ったり来たりしていたし、2番では桜井さんと高見沢さんがステージ中央に仁王立ちして演奏していた。そして、最後の「HEY! HEY! HEY!」の応酬では、桜井さんてば山石さんに向って大暴れに踊り捲くるという壊れた状態に。あまりの壊れっぷりに、幸ちゃんからハンドマイクでツッコミを入れられていた。なんか、こういう桜井さんを見られると非常に得した気分になる(笑)。山石さんも負けずに(?)ノリノリ状態だったし。 ステージに椅子がセットされて、2回目の幸ちゃんのMCに入りここからお座りタイムへ。「グリーンホール相模大野は1年半ぶり。」という内容から、「前回も来た人?」、「前回来るつもりなった人?(笑)」、「今日が秋TOUR初めての人?」、「生まれて初めて参加だって人?」などなど、恒例のアンケート取りをしました。あと、相模大野に来るまでに色々と回ってきて、暖かいと思っていた福岡が寒くてちょっと体調を崩しそうだったみたいなことも言っていたかな。 幸「今日初めて参加の人は今日まで一切情報を入れないようにして、 『言わないで!』って感じで我慢して来たんでしょうね〜。 初めての人も曲を知らなくても全然心配入りませんよ。 アルフィーは曲を知らなくても楽しめるコンサートですから♪ みなさんはどんなキッカケでここへいらしたんでしょうね。 アルフィーの入口は広いですからね。テレビ、ラジオ…。 では、こちらの方(下手)を紹介しましょうかね。 アルフィーの創設者、美声の持ち主、本日は何を出してくる んでしょう?ボディブローに来ますよ?(笑) 桜井さ〜んっ!」 幸ちゃんに呼ばれて桜井さんが登場。客席からはは「桜井さ〜ん!」、「賢さま〜♪」という歓声が上がる。 桜「うるせーんだよっ!(怒)」 幸「いきなり怒鳴らないの!」 桜「絶対、今、『おさる』って呼んだ奴がいる!」 ここからは桜井さんも加わったMCなんですが、「今は風邪が流行っている」という話題になって、桜井さんは「ここ3年ぐらいは風邪を引いていない!」と威張り、「確かに、賢菌は性質悪いですからね〜。どんどん、勢力アップして感染していきますから。」と、賢菌が楽屋で大流行した時の恐怖エピソードが語られました。 それから、どういう訳か「受験勉強」の話題になり(幸ちゃんが一人の時にチラッと話題にしていたから、その延長で桜井さんにも話を振ったらしい)、桜井さんの受験勉強の話になりました。 幸「でも、桜井んとこって付属校でしょ?エスカレータじゃないの?」 桜「そう!あれ嘘だよ。だって、受験前に先生から言われたもん。 『ウチはエスカレータじゃないからな。試験はあるぞ。』って。 エスカレータがあっても止まっていて、自分で登っていかなくちゃ いけないエスカレータだったんだよっ。」 この段階でかなり長いMCだったんだけど、もう一人がなかなか姿を見せないので、幸ちゃんが催促するように呼ぶと、上手から白のフリルシャツに赤、緑、黄色、紫のストライプ柄の派手なパンツ姿に着替えた高見沢さんが登場。椅子に座りながら、開口一番。 高「巨人勝ってるよ。」 (本日は日本シリーズ第4戦で、巨人が勝てば日本一が決まる。) 桜「まったく4連勝しちゃ面白くないね〜(と言いながら嬉しそう)。」 高「(巨人が)ホームランで2点先制した。」 幸「お前なかなか出て来ないと思っていたら、日本シリーズ見てたのか!」 高「いや、ちゃんと聞いてたよ。二人の楽しいMCを。」 そして、ここから高見沢さんの桜井さんへの猛攻が始まる(笑)。 高「俺は試験無かったよ。ちゃんとエスカレータだったよ。 先生からも『エスカレータだから』て言われたよ。 どこの学部に行きたいか選べたもん。(大威張り口調)。」 桜井さん立場なくて、椅子に座りながら客席に背中向けて哀愁が漂う〜。何度か言い返すも、すぐに反論されて、「…ご機嫌斜め。」と高見沢さんに向って凹む桜井さんが最高であった。 なんでも、高見沢さんの高校時代の成績平均が4.2だったらしい。これって、ほとんどの科目が4か5だったてことだよね。マジで凄い…。ちなみに、桜井さんは古典か何かで「4点だったよな?」て高見沢さんにバラされていた。「あの点数を取るっていうのもある意味凄いよ。」とまで言われていたけど、その答案用紙を高見沢さんに見せていたという時点でダメかもしれない(笑)。さんざん高見沢さん成績のことを言われていじけモードだった桜井さんだったけど、幸ちゃんから「いいじゃん、今は一緒にいるんだから。」て言われて落ち着いていました。 しかし、ここからは幸ちゃんも加わっての更なる猛攻が…(笑)。 明治学院大学で3人が出会ってアルフィー(当時はコンフィデンス)を結成した頃、高見沢さんと幸ちゃんは給料のほとんどをギターやレコードなど音楽的なこと(強調)に注ぎ込んでいたのに、誰かさんだけは貯金(強調)をしていた…という話題になったのであった。 高「だって、コイツ(桜井)貯金通帳を持ち歩いていたんだぜ。 フツー居ないだろ?通帳持ち歩く奴って。 しかも、わざわざ見せびからすんだよっ。 地下鉄の中で座っていたら、『高見沢、ホラ見ろよ。』って、 おもむろにポケットから貯金通帳を出して見せるんだから。 あと当時で11万円貯めてたんだよな〜。 俺なんて貯金通帳すら持って無かったよ。」 桜「その通帳今でもありますよ。」 幸「えっ?まだ持ってんの?何処の?」 桜「太陽神戸銀行…今は何になってんでしょう? (客席から「三井住友銀行」という声が) 三井住友なんですか?銀行員の方ですか?詳しいですね。」 幸「本当に桜井さんは物持ち良いですね。 また学生時代のジーンズを持っているくらいですから。 ジーンズとカミさんの物持ちは本当に良いですよね。」 桜「君達が羨ましいよ。」 幸「うん、俺達お気楽だよ。何にも守るもんないもんっ。」 ここでだったか、フォークルセダースに幸ちゃんが加入して期間限定で活動しているという話をして、「学生時代に憧れていたグループに入れるだなんて夢見たいだ。」と語り、 幸 「桜井さんがS&Gに入っちゃったようなもんなんだよ。」 桜「それは凄いね…。坂崎さん、本当に凄いことしてんのね。」 幸「高見沢がレッド・ツェッペリンに入ってジミー・ペイジの代わりに ギター弾いているようなもんだよ。」 高「いや、俺、ジミー・ペイジを見ていたいからいいよ。」 幸「じゃ、ロバート・プラントの代わりに…高音出るし。」 高「まだちゃんと居るよ。」 幸「じゃ、ドラム…」 高「俺は叩けないよっ!」 幸「じゃ、マイケル・ジョーダンの代わりにNBAに入る。」 高「無理に決まってんだろっ!」 桜「こんなに髪の長いNBA選手も居ないよな…」 幸「こんなに白い人も居ないでしょう。」 高「白い人は居るって!まぁ、黒人さんの活躍が目立つけど。」 幸「俺とぐらいの身長の人も居るんだよね?」 高「居るよ。お前だって試合見たじゃん!」 幸「見たっけ?…見たか。 でも、あれでしょ、ダンクもそれだけ高く飛べば良いんだよね?」 高「…まぁ、そうだけど。」 桜「坂崎がダンクなんてしたら、リングにぶら下ったまま 降りて来られないじゃん。」 幸「ナマケモノみたい?(笑)」 こんなトーク内容からどうやって次の曲を行ったのか記憶が曖昧なんですが、「学生時代の頃を思い出す曲」というテーマでこの後は行きたいというような流れになり、「このTOURで初めて披露している曲」ということで、『From The Past To The Future』が演奏されました。1999年発売のアルバム『orb』に収録されている曲ですが、「坂崎が8人居ないと再現できない」とか言われていてなかなかコンサートで披露されませんでしたが、良い感じにアレンジ変更されて初めて生で聴けて嬉しかったですね。その流れで、『いつも君がいた』、『悲しみの雨が降る』へと続きましたが、『悲しみの雨が降る』では高見沢さんがギターをガンガンに掻き鳴らしていて、思わず「座って聴いていても良い曲なのかな…」と思ってしまうほどの激しさでした。 そして高見沢さんのMCに入りまして。白のフリルシャツの上から、今年の夏イベの初日に着ていた派手なコートを羽織って登場したのでどよめきが起こりました。しかも、着ながらの登場で、袖口のボタンを留めながら喋り始めるし…(笑)。 高「え〜、『悲しみの雨が降る』、『いつも君がいた』をお送りしましたが、 『いつも君がいた』から、いつ君が逝くかにならないようにしないと…。」 と、ブラックなことを言ってからギター(ローズ・エンジェル・ギター)を取りに行くタカミー。 高「『悲しみの雨が降る』を弾いていて、当時のやるせない気持ちを思い出して しまって、思わず演奏に感情を反映させてしまったというか、掻き鳴らさずには いられない衝動に駆られてしまいました。 当時いろんな恋愛をして、そして上手く行った人は結婚をして、そのまま離婚… なんてことはいけませんね…。」 この時、どういう訳か、ローズ・エンジェル・ギターの羽の先の部分と、高見沢さんのマイクスタンドのコードと、ギターゴードが(あとコートの袖のアクセサリーもか?)見事なまでに絡み合い、網に掛かった魚の如く、あらゆるモンに絡まりまくり動けなくなる高見沢さん。突然のことに、ステージ上でバタバタもがくタカミーであった。 高「お、お、お〜?だ、誰か助けて〜…っ」 幸「誰か助けてやれ〜っ!!」 スタッフが慌てて上手から飛んで来て、見事に絡み合ったコードやら衣装やらを解放する。しかし、なんで急にあんなに絡んじゃったんだろう?客席から見ていても謎な現象であった。幸ちゃんと桜井さんは、ひっくり返らんばかりにウケまくっていたし。本当に予測不可能な行動をしてくれるお方だ…。 高「な、何が起きたんだ?」 かなり動揺していた高見沢さんだったけど、客席もどよめきまくりで、何が起きたのかサッパリ判りませんでした。これだからコンサートは楽しいのだ(笑)。 こんな凄い現象があっただけに、高見沢さんが何を話したが見事に飛んでしまったんだよね(苦笑)。中学生時代にバスケに夢中になって、そこで挫折して高校で音楽(ロック)に夢中になった真面目な話とかしていたんだけど…。 高「手紙を貰いまして、『先日、テレビに出ているのを拝見しまして…』 という感じの丁寧な文章だったんですけど、色々と僕について書いて くれていて、『とても繊細な方で、大人しい方で…」と何一つ合ってない。 やっぱ、そういうイメージを持たれるみたいですね。 これからは、そういう人達のイメージ通りに生きてみようかなと… (客席から「エーーッ?」と不審の声が上がりまくり) 何だよ?これからは質素な生活で、衣装も質素だろ? (コートの裏側とかも広げて見せてくれたけど、深紅の生地に錦糸の刺繍が してあって超ゴージャスなコート。パンツも超派手派手。) このパンツは坂崎から永谷園て言われましたが。」 確かに、言われてみれば「永谷園」の配色とデザインに近いパンツだ!幸ちゃん、ナイスなネーミングだ!しかし、そう言われてから、あのパンツを見る度に永谷園のお茶漬けの袋を思い出してしまう。 この後は真面目な(?)話になり、「自分の存在というのは一人では認識できなくて、人と出会っていくことで、自分がどういう人間かっていうのが理解できていけるんだと思う。」という話になり、その流れで『君に出逢ったのはいつだろう』に続きました。 そして、万華鏡スクリーンに星空の映像が映し出され、『Justice For True Love』が演奏されると客席もスタンディング。この曲を生で聴くなんてもの凄い久しぶりだぁ。ちょっと感激しながら聴いてしまいましたね。続いて、スクリーンには太陽の映像が映し出されて『太陽は沈まない』へ。スクリーンには、『太陽〜』のPVも流れて、『Justice〜』から映像面も派手に凝ってきました。何気に、この時の長谷ぼんのドラムがカッコ良いんだよ〜♪ 『孤独の影』、『LOVE』と立て続けに演奏され、『LOVE』ではスクリーン全部に雪が降る映像が流れて、まるで自分達が教会のような室内にいて天窓から外の雪の降る光景を見ている…というような錯覚をするような演出でした。所々に『LOVE』のPVも入っていて、この演出には圧倒されましたね。その重厚の雰囲気を保つように、スクリーンにはルネッサンス絵画を思わせるようなステンドグラスの映像が映し出され、『Nouvelle Vague』へ。高見沢さんがヴィーナス・エンジェル・ギターを高々と掲げたり、歌詞に合わせるかのような炎の映像も重なったりして、ド迫力の演出でした。初参加の友人も、この『Nouvelle Vaugue』に一番圧倒されたし印象深かったそうです。 個人的に「シンプルなセットだな」と始まる前に思っていたので、本編ラストではこんな重厚な雰囲気になるとは思ってもいなくて、本当に「うわ〜っ!」て感じに圧倒されたまま終わった本編でした。 アンコールでは、高見沢さんが夏イベの初日のアンコールで着た衣装(赤いドクロマーク入りの黒タンクトップにサイドに凄いラメが付いている派手なジーンズ姿)で登場、幸ちゃんは細かいラメ入りの柄タンクトップにスリムパンツ、桜井さんは「ジャージ?」と思わせるような白のラインがサイドに入った黒のパンツに黒ぽいシャツ姿で登場。あれ、ベルトな無ければジャージと思ったよ(笑)。 『希望の鐘が鳴る朝に』、『Decadence』と立て続けに演奏。「サラリーマン金太郎」繋がりってやつかしら?(笑)。でも、『希望の鐘〜』は何度聴いても飽きないし、好きな曲なのだ。そして、『Decadence』は『閃光』と並んで本当に拳を振り上げ甲斐のある曲だわ。 後奏途中で桜井さんがステージから去り、幸ちゃんがベースに持ち替え高見沢さんと演奏を続ける。ジャンジャカ演奏している中、赤の巨大なラメ蝶ネクに銀ラメジャケット(これは高見沢さんのミラーボールスーツのジャケットだ)に首からマイクをぶら提げた桜井さんが指揮棒を持って再登場。演奏を続ける4人に合図を送り、ビシッ!と指揮棒を振りかざして演奏を終わらせるが、すぐに演奏再開する4人。「しょうがないなぁ〜」て顔をして、少し大きい指揮棒を持って来てジャンッ!と決める桜井さん。しかし、また演奏再開してしまったので、「棒高跳びの選手か?」てぐらい大きい指揮棒を客席に向って振り回しながら持って来てジャンッ!と決める。…が、また演奏をしようとした高見沢さんに向って、「もう終わりっ!」とダメ出しをする桜井さんであった(笑)。 桜「どうも皆様、はじめまして。 私、ドイツからはるばるやって参りました。 カラヤンの弟子の弟子の弟子の弟子の弟子の弟子の 指揮者、サクヤ(ン)と申します。」 「サクヤ」なのか「サクヤン」なのか、ちょっと私は上手く聞き取れなかったけど、とにかくドイツからやって来たカラヤンの弟子の弟子の(エンドレス)らしい指揮者ということは確かのよう(笑)。一応、クラシックの人ということで言葉はやけに丁寧。 桜「え〜、本日、何で私がここへ来たかと申しますと、 私がドイツのベルリンで散歩をしていた時に、 ブランデンブルグ門の前から素晴らしいサウンドが聴こえて 来まして、『何かな?』と見に行ったら彼らだったんですね〜! そんな彼らの素晴らしいサウンドに魅了されまして、ここまで やって来たわけですが、今回はここで彼らのレベルチェックを したいと思います。素人の耳には誤魔化せても、私の耳は 誤魔化せません。 では、世界で一番有名な曲をやってみましょう! 行きますよっ!いいですか?」 …と、サクヤンちゃんが指揮棒を振って気合を入れると(長谷ぼんは目の前に立つ高見沢さんを避けるようにサクヤンちゃんを見ていた/笑)、オーバーアクションでジャジャジャジャーーンッ!と『運命』を指揮する。4人もちゃんと合わせて演奏。 桜「すっばらしいっ!すっばらしいねっ! では、まだ行きますよ? …て、眩しいからあんまり近づいて来ないの!」 と、サクヤンちゃんの前にジリジリと詰め寄って来ていたタカミーに注意する。タカミーのジーンズに付いているラメが眩しいらしい(笑)。しかし、サクヤンちゃんの方がラメスーツなので、当然のことながらタカミーからも反論を浴びる。 高「お前の方が派手だろ。 フツーあんな格好する指揮者居ないよね。」 桜「こんな格好で街に出て歩いたら捕まりますよ。」 高「俺の衣装だろっ!(怒)」 桜「お前が着ろって言ったんじゃないかっ! こんなにキラキラさせちゃってさ。 何が嫌かって、このパンツをジャージだと思っている奴が 絶対居ると思うけど、これはジャージでないよ。 立派な衣装です。私だって、ジャージ姿でステージに 上がったりいたしませんっ!」 …ごめん。サクヤンちゃん、私はジャージかと疑ったわ(^_^;; あと、最前列の人にラメ衣装を着ていたファンが居たらしく、「アナタも派手ですね。私と仲間かもしれませんね。」とサクヤンちゃんからツッコミを入れられていた。 桜「いいですか!皆さん、この指揮棒に集中して下さい!」 と指揮棒を振り回したはいいが、その指揮棒をカンザシのように自分の髪に突き刺すサクヤンちゃん。これが妙に面白くて、客席も幸ちゃんも大爆笑。予想以上にウケたので、調子に乗ったサクヤンちゃんは1回では飽き足らず、前後左右に指揮棒を自分の髪に突き刺す、突き刺す。もう、その動きは指揮者じゃなくて、コメディアンと化していたわ。 幸「もうやめなさいって…(笑いを堪えている)」 桜「やれるうちにやっておきたいから♪」 このサクヤンちゃんの言葉が妙にツボに入ってしまった人が約一名。おふざけも止めて仕切り直したサクヤンちゃんだったのに、その約一名はマイクスタンドの前で「ハハハハハハハハハ…」とエンドレスで笑い始めてしまったのであった。 桜「いい加減に静かにしないと首締めるよ。」 高「やれるうちにやっておきたいって…(また笑い始める)」 桜「しつこいよっ!」 高「分けてやろうか〜?(と自分のロンゲを揺らす)」 桜「ああっ!タカミーっ!それだけは言っちゃいけない! (指揮棒落として泣き崩れるサクヤンちゃん…) いくら同じメンバーだからって、親しき仲にも礼儀ありよっ! 言って良いことと悪いこととがあるでしょうっ!(半泣き) もう、お前は人の心の中に土足で土足で土足で踏み込んで 来るんだから〜〜〜っ!!」 高「だから分けてやるって。お前だから分けてやるんだよ。」 桜「お前だって無くなっちゃうじゃないか。」 高「半分だけ分けてやるよ。」 桜「色が全然違うじゃないかっ!」 高「そこがパンクなんだよ。」 もう桜井さん禁断の(?)髪の毛ネタに客席は大爆笑&腹抱えて総崩れ状態でした。可笑しいのなんの。本当に笑い過ぎて腹筋痛くなったもん。だって、まぁ、タカミーが勝ち誇ったように「分けてやろうか〜♪」と嬉しそうに髪のけ揺らすし、どんどんツッコミ入れるし、サクヤンちゃんは声を裏返して反論するし、幸ちゃんは笑い泣きしているし、もうムチャクチャで最高に面白かった♪ ステージも客席も大笑い状態になったのをなんとかサクヤンちゃんが仕切り直し、アルフィーというグループは自分の楽曲とクラシックを融合させたアルバムを3枚リリースしていて、そこから1曲演奏してみたいと進行を続けたのであった。もう演奏する曲が決まっているのに、「アルバムの中からどれやろうか?」とわざとらしく選ぼうとした為、タカミーが「どの曲でもOK♪」みたいな態度を示したもんだから、「いいのか?本当に違う曲行くぞ?」と脅し(?)にかかるサクヤンちゃん。でも、譜面は1曲しかないので急な変更は無理いうことに…(苦笑)。 桜「では、ホルストの組曲『惑星』から作品32より木星を 演奏したいと思います。 (最前列の男性に向って)木星って知ってる? こんなに(両手を広げる)大きいのよ。」<もっと大きいよ…(^_^;; 「では…!」とサクヤンちゃんが気合を入れて、「ホルスト、組曲『惑星』作品32番木星」を演奏しはじめたアルフィー。サクヤンちゃんは当然のことながら客席に背を向けて指揮をしているのですが、どうも妙な表情をして指揮をしているらしく、サクヤンちゃんの正面に居る幸ちゃんは笑い過ぎて演奏できなくなる状態に…。何をやっているんだサクヤンちゃん…。 演奏が終わるとサクヤンちゃんは去り、キーボードソロで「木星」の演奏が続くと、幸ちゃんと高見沢さんがステージ前に出てきて、真ん中に普通の衣装に戻った桜井さんも加わり、マイクなしのアカペラで『星空のディスタンス』を披露。オペラ調に歌う桜井さんに客席は笑いを堪え、2人も負けじとオペラ調になるのであった。そして、長谷ぼんのドラムも加わり通常の演奏へ。しかし、気合入れ過ぎてオペラ調で歌ったせいか、マイクスタンドの前で噎せながら歌い始めた桜井さんであった…。その後はプロ根性で見事に持ち直しましたさっ♪また、この曲からスクリーンに3人の歌っている姿も映し出されて、正にライヴ!って雰囲気が出ていましたね。 そのまま、桜井さんが山石さん、長谷ぼんのメンバー紹介をして、「まだまだ行くぞ〜」と叫び、『夢を急げ』へ続きました。もう、ここまでくればノリノリさ。初参加の友人も1985年までは日本に居たので、『星空のディスタンス』と『夢よ急げ』は知っていたので、懐かしかったと同時に生で聴けたという感動が大きかったそうです。 最後は5人前に出てきてお辞儀して終わり。何気に高見沢さんよりもロンゲな長谷ぼんが印象的であった。カッコイイわぁ♪<思うことは一つさ 2度目のアンコールでは、高見沢さんは白いフリルシャツに白のパンツ姿だったかな。幸ちゃんと桜井さんの衣装が府中とゴッチャゴチャになっているんだよなぁ。たぶん、幸ちゃんはピンク色ぽいシャツにスリムパンツ。桜井さんは…ダークグレーのパンツにピンクぽいシャツだったかなぁ。 高「物凄いアンコールどうもありがとうございました。 この秋一番のアンコールじゃないかなっ。 2階席のみんなや、1階席の後のみんなも最後まで 激しい声援をどうもありがとうっ!」 高「秋のTOURが始まって今日で11本目になるんだけど、 既に色々と内容が変わって来ているし色んなことが起こります。 丁度、この相模大野の前に福岡でやって来たんですけど、 『君に逢ったのはいつだろう』の最後の最後のソロのところで、 クシャミをされちゃってね。まぁ、しょうがないことなんだけどさ、 き〜みに〜♪クションッ!ってやられちゃって…。 もう、どうしようかと…」 桜「あれ、俺も聞こえたよっ!凄いタイミングだったよなぁ。 お前は偉いよ、あれでちゃんと歌い切ったもん。 俺だったら怒っちゃって歌えなかったね。」 高「いや、俺は怒りを通り越して、可笑しくて可笑しくて。 歌いながら笑いそうになっちゃって、笑いを堪えるのが 精一杯だった。」 幸「俺、横から見ていて高見沢が動揺しているの判ったもん。 君に〜♪クションッ!ってきて、凄い背中から動揺しまくった オーラが出てたもん。おお、動揺してるしてるって思ってた。」 桜「いいなぁ〜。俺、やっぱ間があるから、動揺しているとかは 判らなかった。動揺していた高見沢を見たかったなぁ。」 高「まぁ、そういうことが起きるのもコンサートならではかなと 思いますが。そんなしょっ中あったら堪りませんが(苦笑)。 いつも言っていますが、僕達はこのステージに立ち続けて 歌うことが自分達に出来ることだと思っています。 そんな意味合いも込めて、今夜最後の曲はこの歌を今日 来てくれたみんなたの為に歌いたいと思います。 『Last Stage』」 とても面白いMCから一気に真面目なサウンドになりましたが、この曲をコンサートラストに持ってくるというのが意外でしたね。あまり歌わなくなっていた楽曲の一つでもあったし…。けれど、『Last Stage』て、「ラスト」と付いてはいるけれど、「これからも歌い続けていく」というメッセージ性が強いし、「まだまだアルフィーはこれからなんだ!」て気合いが感じられましたね。 演奏終了後は3人共静かにステージを去って行きました。特に、ステージ中央に出てきて、客席に向って静かに頭を下げてステージを去って行った高見沢さんが印象的でした。 今回のTOURは、本編は濃厚なラヴソングも多くて重厚な雰囲気で圧倒し、1度目のアンコールでその重厚さを良い意味でブチ壊し、2度目のアンコールで「また明日からの現実に立ち向かっていこう」て気持ちにさせてくれる構成だと感じました。新しいアルバムも出てないから、統一性もなく何でもアリの状態かなと想像していたんですが、確かに何でもアリでしたが、その中で確固たるメッセージを見ている私達に与えてきてくれているところが、さすがアルフィーのコンサートならではでしたね。 あと、もうMCがどれも面白かった!最後のアンコールの時のMCてかなり真面目にいく傾向が多いのに、まさか福岡のアルコンでの面白(?)エピソードが飛び出すとは思っていなくて、とにかく心行くまで暴れて思いっきり笑って、最高に楽しいアルコンでしたね。 初参加の友人もとても楽しんでくれて(このコンサートの為に『GLINT BEAT』を買って、このアルバムと『太陽は沈まない』を聴きまくってくれた。)、「久しぶりにアーティストのコンサートに参加した♪」と感激してくれて、私もすっごく嬉しかったです。「もしアルフィーがロンドンで公演してくれたら絶対に行く!」と言ってくれたので、アルフィー、ロンドンにリベンジしてねっ♪
|