2002年12月23日(月)日本武道館(中日)


 訳あって短文レポと曲順アップ。長文レポは後日アップ予定…でしたが無理かも。

 定刻通りに始まった武道館中日。今回も初日と同様にSEから入らず、いきなりギターソロからきました。高見沢さんは光沢のある白地に錦糸で細かい柄が入っている王子様のようなジャケットとパンツ(よく童話に出てくるような、両肩がカボチャみたいなボリュームがある形。後もリボン付きで可愛くてゴージャスでしたね)。それに茶系のサングラスをして登場。
 そして、高見沢さんのギターソロに合わせて『Beat Pop Generation』になり、前奏で桜井さん、幸ちゃんが登場。桜井さんは初日と同じパープルぽい光沢のあるスーツで、ジャケットの左側にだけシルバーの太いラインが入っているという変わった柄でした。あと白の厚底ブーツを履いてましたね。幸ちゃんは黒ぽい生地に細かい白の水玉模様が入っているジャケットにグリーンのシャツ姿でなかなかカッコ良かった!パンツも超細身で細い、細い。3曲目に『Crimson Kiss』がきまして、ここで初めて高見沢さんインカムを付けていると知りました。だから、ステージ前や左右の櫓に登ったりと、早くも大暴れモード。

 3曲続いた後に、「武道館中日!初日とイヴに挟まれていますが、意外にこの中日がイイ!最後までよろしく〜!」と幸ちゃんが短い挨拶をすると、そのまま『冒険者たち』へ。もう高見沢さん、ノリノリでギターを掻き鳴らしてカッコイイのなの。また『Juliet』では、桜井さんがスタッフや山石さんに向ってゼンマイ仕掛けのおもちゃのような動きを披露していました(笑)。そして前奏でステージ頭上に花火が出た『WILD BAHN!』では、幸ちゃんが下手の櫓に行って、高見沢さんが上手の櫓に行っての演奏。最後はステージに戻って来ましたが、散々ラストの締めをじらしたくせに、ジャンッ!とギターを振り下げて決めた瞬間に膝がガクッとなってよろける高見沢さん…最高。桜井さんもガクッとなり、客席も拍手と笑いが混じったのであった。本当に決めるところで天然やってくれるので、コンサートは見所満載だ(笑)。


 お座りタイムのでは、幸ちゃんが「桜井は秩父で〜」という話を振った為、「また地域差別している!」と桜井さんから反論を浴びていましたが(笑)、お着替えが済んだ高見沢さんが登場し(前日散々衣装で座るのを苦労したので、コートを脱いだヴァージョンで登場しました。)、いきなりジャポニカ学習帳を持って「トマトは赤く…」と朗読し始める高見沢さん。あまりに唐突なことに、「どうするよ…」と幸ちゃんと桜井さんも被るように喋り出しクロストーク状態。この時点で、高見沢さんは「シマウマ」の項目を朗読しちゃっていたし(笑)。何でこんな展開になったかというと、アルフィーは再デビュー時に、ジャポニカを発売しているショウワノートのCF曲を担当し、ちゃんとそこの会社にまで出向いて靴脱いで歌ったそうで、その思い出の曲の『ラブレター』をギターのみのアコースティックヴァージョンで披露。
 その後のトークでは高校時代の話などが出て、途中チューニングが入り、唐突に桜井さんのMCが始まったりと色々ありまして、アコースティックヴァージョンの『シュプレヒコールを耳で塞いで』が演奏されました。もう、このラストの高見沢さんと幸ちゃんの激しいまでのアコギの掛け合いが最高にカッコ良かったです!非常に聴き応えのあるアレンジでした。
 そして、『幻夜祭』が歌われ、3人も客席もスタンディング。

 その後、高見沢さんのMCに入りましたが、初日と同じブルーのロングコートを着てきた為、なかなか出て来なくてちょっとした間が空く。しかも、そのコートは広がり過ぎないように、パンツのウェスト部分とマジックテープで着くようになっているらしく、両手でパシパシと叩くように貼り付ける高見沢さんが何とも…。しかも、それをマイクスタンドの前で照明当りながらやっているし(笑)。しかも、ギターも持って来てないし(笑)。
 「青春とは限られた時間のことを言うのではなく〜」という、昨日も言ったある作家の名台詞を力説する高見沢さん。またもや、選挙口調になる。それから、ギターを持って来るのを忘れたことに気付いて、ギターを取りに行ったことから、「そういえば、朝の8時に坂崎の家に集合って時があって、その時、俺はギターを忘れて来たことがあったよな。」と幸ちゃんに振ったら、「何処から来たんだよ?」と鋭いツッコミを入れられ、墓穴を掘った高見沢さんであった(笑)。あと、「先日、部屋を片付けていたら昔(中学生時代)の写真が出てきた…」という意外なコメントまで飛び出しました。(でも、「片付け途中」らしい/笑)で、その頃は角刈りで色黒でニキビだらけだったというエピソードも披露し、母親はそこでの印象で止まっているらしく、今でも電話すると「もしもし」の代わりに「髪切った?」と聞いてくると愚痴る。しかも、今年の春TOURだかに見に来た時に高見沢さんの腕のタトゥを見て、「まぁ〜!どうしたの〜!」とビックリしまくったらしく、「貼ってるだけだって〜の!」と呆れていました。桜井さんから、「遂にそういう道に入ったと思われたんじゃないか?」と笑われまくっていました。
 その後は、「自分の作った曲でも、時が経つと共に印象が変化する曲がある」という話から、ベルリンの話になり、ヨーロッパは日本と違って歴史を残す文化があるけど、ベルリンは東西が一つになって常に変革していっているという話をして、今年の夏に公開された『トンネル』という映画の話題も少し出ました。

 その流れで歌われた『哀愁は黄昏の果てに』は、久しぶりということもあったし、すっごく良かったです。特にラストのドラムとギターソロの掛け合いは鳥肌モンのカッコ良さ。もうこの曲が聴けただけでも23日参加した甲斐があったというものっ!そのまま、『STAR SHIP』が歌われ、前奏に合わせて3人共ネックを高々と掲げてカッコイイ!特に高見沢さんはブルーローズ・エンジェル・ギターを出して来たので迫力ありましたね。長谷ぼんの力強いドラムのカッコ良くて、もう前の3人を見たり、長谷ぼんを見たりと大変さ〜♪


 アンコールではカラーボールの入った篭を持った幸ちゃんと桜井さんが登場。桜井さんは紫のシャツに同系色のパンツ。幸ちゃんはベージュのシャツ(かなり胸元開けていた)に黒のスリムパンツ姿でした。「アルフィーから皆さんへお歳暮です。」と、2人して客席にサインボールを投げますが、桜井さんはなかなか1階席や2階席に届かなくて苦労する。しかも、「このボールを取ると宝くじが当るよ〜」と言った時は、既に年末ジャンボは発売を終了していたので客席の反応が薄かったのに、「婚期を逃してる人にも良い縁談が来るよ〜」と言ったら、桜井さんの周辺の観客が一斉に大歓声を上げてアピールしてきたので、あまりの喰いつきの良さに桜井さんビックリしまくりで面白かったわ。しかし、2人はこのボール投げのお陰で、3日後ぐらいに肩が上がらなくなるかもしれないと不安がっていました(笑)。
 そのまま桜井さんの音頭で久々のアルファベット掛け声合戦。「D」をわざと外して言う当りが桜井さんらしいとうか、なんというか、「O!P!Q!」なんて叫んだ時は、客席もまさかそう来るとは思わず一瞬戸惑ったりしたりして、そのまま『D!D!D!』へ。前奏と共にステージ前方と後方にスモークの柱が何本も吹き上がり、ステージ後方の小ステージから競りあがるようにショートの青色ヴィック姿の高見沢さんが登場!もう青いヴィックという時点で客席ドヨメキまくり。桜井さんもビックリしていた。…あ、在り得ない色を難無くファッションにしている高見沢さんが恐ろしい。しかも、ゴルチェかな?派手なプリント柄のノースリーブシャツと黒のレザーパンツ&チェーンベルトでカッコイイのなんの。昨日、この曲で息が上がったのが相当不服だったようで、インカム付けていた高見沢さんは今回も気合入れて踊りまくりながら、ステージ左右駆け回っておりました。
 その勢いのまま『ロックン・ロールナイトショー』に続き、今度は幸ちゃんがハンドマイクであっちこっち駆け回る。本当に元気なアルフィー。そのまま「マック、マック、マックシェイク〜♪」になり、本当にマックシェイクが出てきて(バナナ味らしい)、桜井さん、幸ちゃん、高見沢さんの順に回し飲みする3人(その後、陰でまたこっそり飲む桜井さんの姿があった…)。ボードを持ってきて、「2002年のアルフィーのスケジュール」をハモるが、最初の2月にさいたまスーパーアリーナで開催された「オリコン新記録達成の感謝LIVE」が長過ぎて、なかなか上手くハモれてない。あとは難無くハモッていき、高見沢さんの「高見沢高校学園祭」や、幸ちゃんの「フォークル解散感謝祭」までハモり、オチの桜井さんは「桜井は…くずまき牧場で乳搾り〜♪」とハモり。幸ちゃんと高見沢さんから、胸を揉まれるというセクハラを受ける賢さま…!「チチを揉むんじゃなくて、搾ったんだよ!」と妙なクレームを付ける賢さまであった。しかも、「乳搾り」から「桜井といえば秩父」となり、「桜井といえばジュリー♪」と強引な展開になり、桜井さんも「何で?」状態から、『勝手にしやがれ』へ。訳が判らなくても熱唱してしまう桜井さんが好きっ♪

 この後、山石さんや長谷ぼんのメンバー紹介があり、「まだまだ行くぞ〜!コンサートはこれから始まるんだ〜!」という高見沢さんの凄い煽りの後に『絶叫!ジャンピング・グルーピー!』へ。もうステージも客席も凄いことに…!「ジャンピング・グルーピー!」の叫びに合わせてジャンプする高見沢さんより、1テンポ遅れて真似してジャンプしていた幸ちゃんが可愛かったわ〜。しかも、途中でこの曲恒例の(?)アンケートがあり、またもや年齢別「グッ!グッ!グッ!」の拳上げチェック。「恥ずかしがることはありません。ただ、拳を振り上げるだけで良いんです。」と、優しく乙女のような声で説明する高見沢さん最高。しかし、今回は「60歳以上の人」までいきましたが、ちゃんといらっしゃって、「様々なジェネレーションに対応するアルフィー!」と自画自賛モードに入っていました(笑)。そして、これで終わらず、なんと『Victory』が演奏されて意外でビックリ!この時も、ジャーンッ!というドラム音に合わせて花火が出る特効アリ。フラッグ持って来ておいて良かったわ〜。
 最後は5人前に出てきてご挨拶やらピックやらの投げ飛ばしがあり、それぞれ挨拶を済ませると下手に去って行きましたが、幸ちゃんはステージを去る寸前に投げキッスをした為、客席が大歓声を上げ、その状況を見てなかった高見沢さんが大歓声に「何が起きた?」て感じに目をまん丸として驚いた顔が最高に可愛かった。しかも、それが幸ちゃんの投げキッスによるものだと判ると、ちゃっかり自分も投げキッスして真似っこする高見沢さんであった。そして、自分も歓声を浴びて満足して去って行きました(笑)。


 2度目のアンコールでは、高見沢さんの赤、オレンジ、黄色という超派手な配色の薔薇柄のスーツが凄かったです。しかも、頭が青髪から金髪ヴィックに変わっているし!ジャケットは素肌の上に直だったんですが、首には「あたなたはアカデミー賞女優か!」てぐらいの、超ゴージャスなレースのようなネックレスをしていて凄かったです。
 MCで高見沢さんが「逃げ道は後にはない。前にあるもの。だから、何があっても前に進んで行けば良い。」と良いこと言ったのに、その後に「双六みたいなもん。」て付け加えるから、訳の判らないことに…。しかも、内容に詰まった高見沢さんが、桜井さんと幸ちゃんにいきなりMCを振るのであった。桜井さんは「武道館がある限りここでやりたい!」と宣言。幸ちゃんも「1回でも多くやりたいから、みんな九段下に来てね♪」と可愛くアピールしたのであった。アルフィーは九段下に通って20年目だそうだ…。
 その後、「これからも誇りを持って生きていく」という思いも込めて歌われた『Pride』は凄く良かったです。去年の今頃は色々あって一番凹んでいて、本当にこの曲の歌詞に救われたことを思い出して、「あれから1年経ったんだ」としみじみと感じていました。ラストでは3人前に出てきて、マイクなしで熱唱。そのまま『SWEAT&TEARS』に続き、前奏と同時に銀テープが飛び出し、客席も明るくなって最高潮の状態になりました。もう、『Pride』、『SWEAT&TEARS』は、去年訳あって(苦笑)凹んでいた時に夏イベで号泣して聴いた曲だっただけに、なんか色々と思い出して嬉し泣きしてしまいました。「今」という現実があることが、本当に嬉しかったし、心から楽しめましたね。
 後奏では、高見沢さんや幸ちゃんは左右の櫓に登っていたのに、桜井さんがいつまでも登らないから下手の櫓に登っていた高見沢さんから催促されて、初めて櫓に登った桜井さん。ちょっと下を見て怖そうなジェスチャーしておりましたわ。そして、桜井さんを櫓に登らせると、自分はステージ中央に降りてきて、そこで幸ちゃんとヘッドシェイキングする体勢に入るけど、桜井さんがなかなか戻って来ないので、今度は早く戻って来るように催促する高見沢さん(笑)。しかも、桜井さんはヘッドシェイキングではなく、腰シェイキング!なんて悩ましい動きを披露するんだ。18歳未満禁止の動きだわ(笑)。最後は高見沢さんがマイクなしで「武道館最高〜〜!」と叫び、ステージ左右を駆け回り客席を煽り捲くる。その間に、高見沢さんがあっちこっちに散らかしたピックを拾って客席に投げる桜井さんと幸ちゃん(笑)。桜井さんなんて落ちているピックが無くなると、高見沢さんのマイクスタンドの所まで行ってピックを取っていたもんだから、気付いた高見沢さんに追っかけられるハメに。いいな〜、こういうアルフィー。最後の最後は高見沢さんが「どうもありがとう〜!」と叫んで、大盛り上がりで武道館中日が終了。

 もう、曲構成も内容も最高でした!やっぱり、中日といえど、侮れませんっ!


■演奏曲目■

Opening 18:01

1.Beat Pop Generation
2.Hystric Psychedelic ∞
3.Crimson Kiss 〜MC 坂崎
4.冒険者たち
5.BOY
6.Juliet
7.WILD BAHN !
 MC 3人
8.ラブレター
 MC 3人
9.シュプレヒコールに耳を塞いで
10.幻夜祭
 MC 高見沢
11.哀愁は黄昏の果てに
12.STAR SHIP〜光を求めて〜
13.太陽は沈まない
14.孤独の影
15.LOVE
16.Nouvelle Vague

アンコール1
〜幸ちゃんと桜井さんより
  お歳暮サインボールプレゼント
17.D!D!D!
18.ロックンロール・ナイトショー
 〜マックシェイク、2002年のALFEEのスケジュール
 〜勝手にしやがれ(by桜井ジュリー)
  〜メンバー紹介
19.絶叫!ジャンピング・グルーピー
20.Victory

アンコール2
 MC 3人
22.Pride
23.SWEAT&TEARS
Ending 21:10過ぎ

※曲順はかなり曖昧です(^_^;;;