1999年12月23日(木)日本武道館(中日)



 武道館中日です!昨日の初日がとんでもなかっただけに、一体どうなってしまうやらで、期待と不安でいっぱいでした。なんせ、昨日は(桜井さんだけにはナイショで)加山雄三さんが飛び入り出演したので、その内容を載せた記事が今日のスポーツ新聞を賑わしておりました。普通は24日の内容が載るのに、初日にいきなり載ってしまうというのもスゴイ。しかも、ヘヴィメタルックの幸ちゃんと高見沢さんはともかく、アロハシャツを着ていた桜井さんの姿はもう笑うしかない・・・。唯一の救いは、麦わら帽子を取っていたことだろうか・・・(笑)。

 そんなこんなで(?)、武道館2日目もスタート。今日も開演5分押しという優等生(?)スタートでした。


 SEが流れてコンサートがスタート!中央の重なっている三日月のようなオブジェが左右に開くように移動すると、ステージには3つのビジョンが登場。そこに「THE ALFEE」という3D文字が現れ、次ぎに「Final Count Down」という文字、そして「A.D.1999」という文字が現れると、まず山石さんと長谷川さんが登場!今回は1階席の2列目!いや、ステージが良く見えるんだわ。小柄なななんぼでも前方に障害物が出現することもないし、長谷ぼんが良く見えること(笑)!この日が一番良く見えたかもっ。そして、中央のお立ち台に高見沢さん、幸ちゃん、桜井さんが登場!!高見沢さんはサングラスをしていて、髪を束ねていて、黒の皮パンに飾りの多い黒の光沢皮ノースリーブジャケットに、両腕の部分にだけジュディオングのようなロングの黒のフリフリレースみたいなのを付けていました。どう見ても、ギター弾きにくくしそうなファッションであった(笑)。幸ちゃんはグレーとブルーのツートンジャケット。これはベルリン公演でも着ていた衣装かな?。桜井さんはホワイトシルバーの光沢のあるスーツで登場。
 このツアー恒例のダンスミュージックの初っぱなは『Hysteric Psychedelic ∞』!高見沢さんが凄かったんだ、ノリノリで。クルクル回っているし、頭ガンガンに振っているし、しかも予想通りギターを弾く時は両腕のフリフリが邪魔そうだった・・・。どうもアームイングの所に引っかかってしまうようで、しょっちゅう直していて笑えた。しかも、この曲の後奏が幸ちゃんのアコギと高見沢さんのギターの掛け合い合戦みたいなアレンジになっていて、(雰囲気的には『1月の雨を忘れない』)すっごくカッコ良かったのだぁ!昨日もそうだったのかな?記憶に残ってないや(苦笑)。続いて、幸ちゃんがハンドマイクに持ち替えて『CRASH!』へ、途中からステージ中央の階段へも昇って、ガチャガチャした映像の前に立った幸ちゃんのシルエットは相変わらずカッコ良くて、高見沢さんも昇ってきて、最後は歌い合っていた感じだったけど、2人のシルエットも様になるんだよね〜っ♪そして、『Crimson Kiss』へ。最初の「Let's Dance!!」という掛け声と同時にサングラスを外して客席へ投げて、3番の歌詞に合わせて束ねていた髪をほどいて、その後はガンガンに頭を振り回していたっ!やはり、武道館中日であろうとガンガンに飛ばしていくのだぁ〜っ!!

 最初の幸ちゃんのMCで
「どうもこんばんはっ!一千年代最後の武道館中日です!
  この中日というのがくせ者です(笑)
  意外に侮ることができません。僕は個人的に好きなんですよね。
  え〜、アリーナ席のみんな!1階席のみんな!2階席のみんな!
  今日は端っこまで一杯!立ち見の方々もいらして満員御礼。
  本当にありがとうございます。
  昨日も言いましたが、昨日が凄かったからって疲れている場合じゃありません、
  明日もあるからって手を抜いてはいけませんっ!
  終わった時には、九段下の界隈をニヤニヤした怪しい集団になって帰るように
  盛り上がっていきましょうっ!」

「・・・では、次ぎの曲は(カンペをチェック)、大丈夫だよん。
  秋のツアーで歌うのは初めてかな?
  僕はこの曲大好きなんですよ。別にそんなことはどうでもいいって?
  では、その曲・・・『Believe』を。」

 まさか『Believe』がくるとは思ってもいませんでしたね〜。この曲は、今年の春の神奈県で聴いて号泣しましたよ。色々あったんでね(苦笑)。あの時は「この曲は当分まともに聴けないなぁ」なんて思っていたけど、今はこうして冷静に聴けるんだよね。人間て意外に強いや。続いて、幸ちゃんのギターソロからコーラスになって『希望の鐘が鳴る朝に』へ。おそらく、この曲が今年一番多く生で聴けた曲だろうね。いまだに間奏のギターソロの部分で、春ツアーのセット(モスラ型照明)を思い出してしまうほどだ。


 ステージにはイスが出されて、昨日はなかったアコースティックコーナーへ。桜井さんと高見沢さんがソデに下がって、座りながら2回目の幸ちゃんのMC。(ステージにはイスは出されず)
「・・・ではでは、またしばらくの間、ご着席下さい。
  (昨日と同様に、、2階席の辺りで「ヤダー!」という男性の声がして)
  だったら真っ直ぐ立っていなさいっ!(笑)
  あ、立ち見の方はしばらく我慢していて下さいね。」

「昨日がスゴイことになりましたよね。今日の新聞に色々と出ていましたが・・・。
  そのうちの一つに『16年連続の武道館公演』なんて書いてあったけど、
  確かに初めてやったのは1983年だけど、こうしてイヴもやるようになったのは
  1986年ぐらいからなんだよね・・・。
  今日もやってみようか?1983年から全部来ているという人?(数人ハーイと手を上げる)
  おお〜っ!まだ来てくてれいるんですね〜っ!!
  では、今日が生まれ初めてという人?(意外に多くハーイ!と手を上げる)
  おおっ!前の方にもいますね。みんなお友達できましたか?
  なんか、最近、妙にそういうことが気に掛かってしまって・・・。
  優しそうなお姉さんに声掛けて、色々教えて貰って下さいね。
  アルフィーのファンは教えたがりですから。教えなくていいことまで言うけど。」

「え〜と、アルフィーは今年デビュー25周年になりましたが、その2,3年前から
  アルフィーの母体となるバンドを結成していた方を紹介しましょう!
  昨日の初日では見事に騙されてくれましたっ!
  桜井賢さんっ!!桜ちゃーんっ!!」
・・・と何故か高見沢さん側をわざと指していたけど、すぐに反対側に訂正していた幸ちゃんであった。でもって、横から桜井さんが普通に登場。(なんか、妙な日本語かも・・・/汗)

「桜ちゃんですっ!
「どうもこんばんは。」
「初日を終えてどうですか?」
「だいぶ腰に来ました(苦笑)。
  まさかあんなことされるとは思ってもいませんでしたからね〜。
  ホントに誰も教えてくれないんだもんっ。
  どこで火が上がるかも教えてくれないしさっ。
  ・・・て言うか、段取りと違う所で火柱が出るしさ。」
「変に構えているんだろうっ?」
「構えますよーっ!で、ここで火が上がるんだろうって思っていても
  上がらなくて『エッ?』と思って気を抜いた所でバーンッて・・・」
*他に色々と話していたんだけど、記憶が曖昧過ぎるので割愛(笑)

「ではでは、こちら(右側)の王子を紹介しましょうっ。赤羽じゃないですよ。
  高見沢俊彦っ!王子ーーーっ!!」
・・・すると、金刺繍入りの赤いハーフジャケットに白のタンクトップと白の毛皮のパンタロン(膝から下はフリルになっている!)王子様ファッションで、高見沢さんが白馬のぬいぐるみを引っ張りながら登場っ!そして、そのまま桜井さんの方まで歩いていって(白馬は途中コケて頭を打つが、強引に引っ張っていく王子であった・・・)、白馬は桜井さん側のソデの方へ放られて姿を消す(笑)。
「この間、堂本光一に『高見沢は白馬に乗って来ているんだぞ』て
  教えてやったら喜んでいたぞ。
  白馬の王子同士ですからねっ!アイツ(堂本光一)はトイレに行かないんだって。
  ・・・・・この辺にしておきましょうか(笑)」
「オレ、前にトイレ入って行くの見たぞっ。」
「だからそういう事は言わないのっ!!
  行かなくちゃ(お腹が)腫れまくっちゃうだろうっ!!」
「出すものは出してちゃんと流さないと・・・。」
「もう、その辺にしましょうねっ!!」

「え〜と、当時の僕等はコピーバンドでして、コピーしているのが楽しかった。
  そんな僕等がオリジナルもないのに、どうしてプロデビューしちゃったんだろう
  って思っていた事もありましたね。
  で、高見沢も加わったことで三声コーラスをコピーすることが楽しくなって、
  このツアーでも色々とやってきているけど、イーグルやCSN&Y、ビートルズ・・・。
  久しぶりにドゥービー・ブラザーズの曲をやってみようかなって。
  大ヒット曲の『Listen to the Music』。
  これは以前に『ミュージック・ヘアー』・・・じゃないよ
  『ミュージック・フェア』(笑)。ヘアーじゃマズイですね(^_^;;;
  そこで歌いましたけど、今日もちょっとやってみたいと思います。」
・・・そして、何度か高見沢さんと目配せして『Listen to the Music』へ。タイトルを言われた段階では「?」状態でしたが、聴いてみて「あっ、この曲かっ!」なんてわかってしまうほどの有名な曲でした。確かに『ミュージック・フェア』で聴いた覚えがあります。こういうコピー曲を聴く度に、どうしてこうも簡単にハモれちゃうのかな〜と、不思議でしょうがない気持ちになる。

「『Listen to the Music』をお送りしました。
  三声コーラスっ!いいですね〜っ!!」
・・・そして、唐突にチューニングを始める幸ちゃん。必然的にMCが交代する。

「え〜・・・、今年はホワイトクリスマスになるんじゃないかって言われています。
  暖冬だと言われながらも『今日は寒いよね』、『今日は暖かいよ』なんて
  人それぞれで、なんか毎年同じ事を言っているような気がしますけど・・・」
 (ここで2階席の後方で子供の泣き声がする)
「なんか、子供が泣いていますね〜。(また泣き声がする)
  ホラ、なんか雁みたいに。
  でも子供には罪はありません。純粋な目をしています。
  それに比べて横の2人の卑怯な目ったらないですっ。」

「小耳に挟んだんですが、どうも昨日の事スタッフ全員知っていたそうです。
  しかも、今日のスポーツ新聞に色々載っていたから、新聞記者も知っていた
  ことになるんですよね・・・。
  昨日アンコールでいきなり加山雄三さんが出てきて、実は私も知っていたんじゃ
  ないかって思われていたみたいですけど、本当に知らなかったんですっ!
  もう騙されると一瞬腰の力が抜けますね。『エエ〜ッ?』て感じで。
  ま、別に騙した2人にどうこう言うつもりはないです。
  騙された方も悪いわけですから・・・。それに良い騙し方だったし・・・。
  恨んでいるとか、そういうことは一切ないです。
  ただ法的に言うと詐欺、偽証罪、ジャロ・・・」
「何だよ〜っ!」
「いや、これから世間に騙されないように注意しないといけないなって・・・
  疑心暗鬼になるのも良くないですけど、信じ過ぎるのも良くないって。
  しかし、ホントによく騙しましてくれましたよね〜。2人は叶いませんっ!」
「棚瀬なんて、お前と顔合わせないようにしてたもん。」
「でも2人は本当に騙すことが顔に出ないっ!
  素晴らしいポーカーフェイスですよねっ!
  ただね、昨日のリハーサルの時に妙にサッパリしているなって思ったんだ。」
「そうだった?」
「(OJISANのリハーサルしている時に)『ココはこう歌っちゃおうかぁ♪』なんて
  言ったら、『そうだね』て妙に冷めたリアクションしかしてくれなかったしさ(笑)
  もう、あの時点で騙されていたんだよね。」
「でも、高見沢なんて危なかったんだよ。3人で打ち合わせしている時に、
  思わず『加山さんに電話したんだ』なんてポロッと言っちゃったんだもん。
  『うわっ、高見沢、ヤベーよ』とハラハラしていたんだけど、強引に
  『ずーっと前に電話したんだけど』て言い直して(笑)
  なんとか上手く誤魔化したんだよ。
  桜井も全然気がついてなかったみたいだし(笑)」
全然気がつかなかった(苦笑)
  これからはちゃんと気を付けた方がいいですね。良い勉強になりました。」
「そんな慎重になることないじゃん。」
「いや、妙な壺とか買わされないように。」
「そういう時は相談してよ。」
「はい、相談します。・・・て、それでまた騙されたり(笑)。」
「オレが仲介マージン貰っていたりして?(笑)
  でも良かったじゃないのっ!あの加山雄三さんと一緒に歌えてさ・・・」
・・・ここで桜井さん、いきなり隠し持っていた(?)ゴムを幸ちゃんに向けて飛ばす。ところが、なんと見事にゴムが幸ちゃんの鼻に命中してしまったのだぁ!
「い、痛〜っ!何するんだよっ!?」
「ご、ごめん。まさかホントに当たるとは思わなかった!」(マジに焦る桜井さん)
「今、桜井がいきなりゴムを鼻に当てたの〜っ!!ホントに当てるかよっ。」
「本当にごめん〜っ!!」
・・・客席や高見沢さんに必死に訴える幸ちゃんと、ひたすら謝る桜井さんが印象的であった。桜井さんなんて、幸ちゃんに抱きついて謝っていた。本当に冗談で飛ばしただけだったみたい。当然、客席は思わぬハプニングに大爆笑、高見沢さんも大笑いしていた。私も当然笑った・・・と言うか、あんまりにもそのハプニングがツボに入ってしまい、声にも出ない笑い状態になってしまい、お腹が痛くて辛かった、マジに。
「いや、まさか武道館でゴムを鼻に当てられるとは思わなかった。」
「幸ちゃん、ごめんね。まだ痛い?」
「大丈夫。これで気が済んだ?」
「はい(笑)。」
「これ以上(鼻が)デカクなったらどうするんだよっ?」
「元々デカイんだよっ。的が大きいから当たっちゃったんだよ。」
「いや〜、ホントにビックリしましたが・・・。
  でも3人はこういうこと多いんだよね。冗談でやっているうちに本気になるのが。
  前に冗談で相撲していたら本気になって大喧嘩したことあるもんな!
  なんであんな本気になってケンカしたんだろうなぁ?(左右の2人を見る)」
「だってコイツ(高見沢)が卑怯なんだもんっ!!」
「負けず嫌いで、根に持ちますからね〜。
  昔、楽屋で時間潰しに『大貧民』をしていたら、ずーっと高見沢が大貧民の
  負け続きで、時間がもうないのに『あと、もう1回やろうっ!』て言い張って、
  結局、自分が『大富豪』になるまでやったんだよね〜。
  ま、そんなバカやっていた時代もありました。
  そういうバカをやる仲間もいれば、真面目に学生運動とかに没頭する奴もいたり、
  そんな当時の思い出がつまった『シュプレヒコールに耳を塞いで』を。」

 とんでもないハプニングから何とか気を取り直して(?)『シュプレヒコールに耳を塞いで』へ。でも、なんかアルフィーさんの楽屋での素の光景がステージ上で見られた気がして楽しかった。ハードな『シュプレヒコールに耳を塞いで』に続いて『Ticket to Ride』へ。高見沢さんがギターを掻き鳴らしたと同時に客席は総立ち!続いて、秋ツアーでは初めての『Decadance』。これはホント、最後の腕振りが辛いよね〜。意地で最後まで振ったけどさ、アル中の性かっ!?


 高見沢さんのMCでは、
「“王子”て言われるのにもだいぶ慣れてきたなぁ〜。
  今日の格好はそれらしいだろう?だいぶ意識してきましたけど(笑)」

「僕は学生時代とか割と先輩から可愛がられる方でして、
  飲み会とかによく誘われて、英米文学部なんで女子ばっかりなんですけど、
  (客席がややざわつく)何だよーっ!いいじゃないかよーっ!
  先輩から『じゃ、この後ウチにおいでよ』て部屋に誘われて・・・
  あのなぁ〜っ!オレ一人じゃないんだぞっ!みんないたんだからっ!
  オレも何百年も前の話に何ドキドキしてんだか・・・(笑)
  で、先輩の部屋に入ってベットとかを見たら・・・」
・・・この「ベット」という発言に、客席や横の2人もある想像をして笑いが起き(笑)
「だから違うってっ!!そんなんじゃなくて・・・!!
  部屋入ってベットでなんかしようってんじゃなくてっ!!
  先輩のベットの所を見渡したら・・・」
・・・どんどん墓穴を掘っていく高見沢さんの発言に、客席と横の2人は共通の想像をする。だって「ベット、ベット」て連発するのよ。しかも、その後は客席の雰囲気に押されて言葉に詰まってしまうし、そりゃ想像しちゃうでしょ?(笑)。高見沢さんは、含み笑いをする幸ちゃんに向かって「お前が想像していることと違うからなっ!」てクギ刺していたけど、火に油注いでいるだけだったね。しかも、密かに、長谷ぼんも大ウケしていたのだ。もう幸ちゃん以上にニヤニヤしていたのだよ・・・長谷ぼんてばっ。幸ちゃんと長谷ぼんて共通の細胞持っているのね(笑)

「だから、先輩のベットの横に本が並べてあったんだよっ!<ほとんどヤケ的発言
  オレはさ、部屋とかに置いてある本でその女性の性格とか
 把握する
んだけど・・・あっ!(思わず焦る)。」
・・・完全に墓穴を掘った高見沢さんであった。その後、「だって、その人の部屋に置いてある本とかで、こういう趣味を持っているのかぁ〜て把握できるというか、一番わかりやすいじゃんっ!」と言い訳三昧であった。別に相手の読んでいる本で性格を把握するのはいいんだけどさ、変に言い訳すればするほど、なんか墓穴掘っている気がするよね?。「高見沢俊彦恋愛講座」になりそうな気がしないでもない。

「だから、その先輩に対してはそんな感情なかったよっ!
  ただ並んでいる本がマルクスとかの思想本とかで・・・、
  しかもその横にヘルメットが置いてあって・・・、言っておくけど、
  桜井がいつも被っているような工事中のヘルメットじゃないよ!
  『ご迷惑をお掛けしております』て、そんなんじゃないからねっ!
  白いやつでさ。まぁ、そういう運動のやつですけど・・・。
  でもそのヘルメットは先輩のではなくて・・・。
  ああ、彼氏がそういう人なんだってショックを受けた記憶があります。
  まぁ、そういう時代があったんですね。
  今では考えられないけどね。そんな20世紀もうすぐ終わろうとしています。
  でも、これからも時代は変わり続けていくと思います。
  そんな想いを込めて『WIND OF TIME』」

 この秋ツアーでは初めての『WIND OF TIME』!長谷川さんのドラムと幸ちゃんのパーカッションの掛け合いがカッコイイのなんのっ。続いて、これまた秋ツアーでは初めての『幻夜祭』。高見沢さんは、ここでジャケットを脱いでタンクトップ姿になっていた。太めの白アームバンドをしていたせいか、パッと見た感じT.M.Revolutionを彷彿させるような・・・(笑)。いやいや、鍛えてある腕が魅惑的でしたっ♪(・・・だから、こういう書き方は控えろって?懲りない奴です、ハイ)。最後には火柱が4本ステージ上の上がって大迫力でした。その後『Dark Side Meditation』、3人のコーラスから『星空のディスタンス』と続き、ちょい久々の『誓いの明日』と、とにかく飛ばしまくりましたね〜っ!!
 本編のラストは高見沢さんのソロから始まる『AUBE〜新しい夜明け』。昨日のは、エルメスのALFEEヴァージョンのスカーフのデザインを描いたギターを出してきたけど、今日はヴィーナスエンジェルで弾いていた。こういう圧倒的にムードのある曲の場合は、ヴィーナスエンジェルのような迫力の変形ギターの方が合っているかな?



 最初のアンコールでは、スクリーンに真っ赤に燃え上がる炎が映し出され、その上に「重金属」という3D文字が・・・。そして、その上に重なるように「Heavy Metal」という3D文字が・・・。怒濤の重金属演奏もスタートだぁ!。
 まず、幸ちゃんが胸元と背中に白いクロスマークが付いたヘヴィメタ・ルックで登場。そして、ステージ中央の上の台から高見沢さんと桜井さんがヘヴィメタ衣装と楽器持参で登場!そのまま『悲劇受胎』へ。最後はお楽しみの(笑)ドラムソロ!もうガンガンに叩きまくってくれ〜いっ!て気分だったねっ。そのまま幸ちゃんがハンドマイク持ってメンバー紹介、「ドラムス、長谷川浩二ー!キーボード、山石敬之ー!」て叫んだ勢いのまま『American Dream』へ。幸ちゃんは、両脇のお立ち台を行ったり来たり走り回っておりましたっ。桜井さんと高見沢さんは、ステージ中央の前でガンガンにギターとベースを掻き鳴らしておりました。ちゃんと見えなかったんだけど、なんか高見沢さんてば、わざと桜井さんの足を踏んでいたよね?(笑)。続いて、なんと『Blue Age Revolution』!好きなのよーっ!この曲メチャ好きなのよーっ!!長谷ぼんカッコ良過ぎ〜っ!!・・・ということで、ななんぼ、ここで人格崩壊しちゃいましたっ。いや、だって嬉しかったんだもん。もう一千年代は生で聴けないだろうって思っていたしねっ。ウキャウキャ。

 その後メンバーはステージから下がり、ステージ上のビジョンには「A.D.1999 Mr.SAKURAI」という文字出て、「一千年代最後のOJISAN Performance」のコーナーになり、「武道館ヴァージョンPart2」と題された今回のOJISANはエルビス・プレスD!今回もなんて分かり易い流れなんだ・・・。
 すると、ステージのソデから、『Love me Tender』を熱唱するプレスD賢様が登場っ!ガムテープでちゃんと揉み上げ作っているし、プレスリーファッションのラメ入りスダレ付きジャケットを羽織って、もう服装はプレスリーそのものっ!格好はともかく(笑)、歌はマジに本物のプレスリーより上手かったのでは?

「Hellow! Everybody! I am Ervis PressD!!」
・・・と流暢な英語でご挨拶。しかし後が上手く続かないらしい(笑)。「Can you speark japanease?」と聞いてきて、なんか強引に日本語になっていたような気がするが・・・。まぁ、ここはご愛敬。

「私はエルビス・プレスディーではないです。プレスデーですっ!
  今日は、みなさんの為に素敵な歌を捧げたい・・・」
・・・と、これまたプレスリーの名曲『Falling love you』を熱唱。ホントに上手いだなぁ〜。冗談抜きに聴き惚れてしましました。

「I am Ervis PressD!!揉み上げもちゃんとあります。
  でも、後で剥がすの痛いです
  では、ここで会場の雰囲気を一つにしたい。
  O.K?Are you ready?
  D!D!D!」
・・・当然の展開だけど、このプレスD氏の掛け声に合わせて、長谷ぼんがドラムを叩きます。なんせ、突発的に叫ぶもんで、長谷ぼんは必死になってプレスD氏の動向に注目していないといけない。ちょっとタイミングがズレたりすると、すぐ文句言われるしね(笑)

「Hey,Mr.Hasegawaーー!Look up meーー!!
  D!D!D!(・・・長谷ぼん、ちょっと早く叩いてしまった)
  quickly!quickly!!
・・・文字にすると大した事ないんだけど、生で見ている方としては可笑しかったんだよね、ホント。第一、長谷ぼんはプレスDの後ろ姿から反応しなきゃいけないから、難しいことこの上ないのだ。しかも、「D!D!D!」という叫び方が、やや(かなり?)アダル系であったのだ。はっはっはっ。いいのか、このノリで(笑)。そして、その後、客席とプレスDで「D!D!D!」の掛け合い合戦をすることになったんだけど、要領は昨日と同様。でも、今日初めて参加する人だっているわけだから、ちゃんと説明をしなくちゃいけない。でも、プレスDは一応外国人である。説明するお言葉は英語である(笑)。

「Me『D!D!D!』、next you『D!D!D!』、Three time. O.K?
  Next,(自分を指さして)D!、Next,(客席を指さして)D!・・・Three time.
  Next,今のをquickli,quickly!!
 (既にピンクのグローブを付けている客席を見て)
  みんな準備が早いね〜っ!ピンクだらけだよ〜っ!たまんないね〜っ!
  今度からオレも部屋のカーテンピンクにしちゃおうかなっ♪
・・・みたいな感じで、ピンク一面になっている客席にご満悦状態にプレスDの非常に怪しい解説のもと、『D!D!D!』の掛け合いがスタート!もう、プレスDさん、アダルト系爆発。妖しい腰使いで悶え気味に「でぃ〜♪でぃ〜♪でぃ〜んっ♪」だって(笑)。魅惑的な腰振りが爆裂しておりました。
 そして、その勢いのまま『D!D!D!』へ。プレスDは「武道館〜っ!I love you〜♪」と叫びながら去っていった(笑)。そして今まで下がっていた高見沢さんがピンクのスーツにピンクの派手なラメ入り帽子を被ってステージ中央の上の台にで登場!客席もアルフィーもD!D!Dグローブで手をフリフリ♪アリーナ席も1階席も2階席もピンク、ピンクっ!しかし、やっぱり熱いっ!手が蒸れる〜っ!せめてこのグローブはメッシュ仕様にして欲しかった(苦笑)。そして桜井さん、揉み上げを剥がすのじ時間が掛かっていたのか、最初の前奏には間に合わず、妙なタイミングでステージに駆け出して来ていた(笑)。しっかり、幸ちゃんに笑われていたしね。間奏のギターソロでは、またもや高見沢さんはわざわざ両手のグローブを外してが、今回もグローブの一つを床に落としてしまった。だからギターソロの後、グローブをはめ直そうとしたんだけど3番の出だしまでにはめられなくて、思わず高見沢さん、歌うどころか「は、入らないよ〜っ!」なんて喚いているし、昨日といい、あまり学習能力がないとういか、せっかく台があるのに、どうして必ず一つを床に落とせるんだろう?やはり天然か・・・?。
 そして、「まだまだ〜」と叫んだ高見沢さんの叫びと同時に『Stand up,Baby』へ!高見沢さんはもうステージを上から下から、左右と走りまくるっ!遂には今日も飛んだぞFlying Takamiy!「もおっと〜、高〜く〜♪Fly ! Fly !Fly!」だ。十分飛んでいるって。とにかく、今日は左右に飛んでいたねー。最後は客席との掛け声合戦!「本日も高い所から失礼します」と断りを入れた後(笑)、「Oh〜Yeah!!」の掛け声合戦で、もう台フィーバー状態でした。
 最後は下に降りてきた高見沢さんが、中央のマイクスタンドで「どうもありがとうー!」と叫んで終了。どうもFlying Takamiyは想像以上に腰にくるというか、体力を使うみたいで、叫んだ後思わずその場に倒れ込んで寝てしまった高見沢さんであった。しかも、全然起きようとしないし・・・。思わず幸ちゃんが、上に乗っかってイタズラしていましたね(笑)。そんなお遊び時間があったせいか、メンバー5人が揃って前へ出て、みんな揃ってピックとかスティックとか投げて、みんな揃ってステージを後にしたのが新鮮だった。いつも、幸ちゃんや長谷ぼんが残ってしまうんだけど、妙に揃っていたんだよね〜。なんか、良かったな。


 2度目のアンコールでは、いきなりアコギを持った高見沢さんと幸ちゃんが演奏を始め、『明日なき暴走の果てに』が歌われました。アルフィーの初期の歌だけど、今でも十分に通用するし、それに今の時代にピッタリという気がしました。
 高見沢さんのMCで
「歌詞にもある通りアルフィーは“いまだにゴールは見えず”。
  一千年代も終わり、もうすぐ2000年になりますが、アルフィーのゴールは
  まだまだです。これからも見えないゴールを目指して走って行きます!
  アルフィーはデビューして25年になりますけど、そんな意味を込めて
  今回はダンスミュージックからコピー曲から、重金属あり、ましてや
  エルビス・プレスDあり・・・と色々やっちゃいましたが。
  どれにも暖かくついてきてくれてありがとう。
  僕たちの音楽を選んでくれて、なおかつコンサートにまで足を運んでくれて
  本当に感謝しています。本当にどうもありがとう。
  今日もコンサートしていて思ったけど・・・(ここで客席がフライング)
  もうっ!先に言うなよなーっ!!でも言うぞっ!
  やっぱりALFEE最高っ!!もう自画自賛っ!!」
「エッ?またやんの??(急に振られて焦る幸ちゃん)
  自己満足っ!(・・・て言ったんだっけ?覚えていない/汗)」
自意識過剰・・・あ、四文字熟語じゃないっ(^_^;;;」

「アルフィーは16年前の8月3日に・・・初めてこの武道館で・・・」
 (日にちが違うと客席からクレームがつく)
「エッ?違う?・・・えっと、8月25日???エッ?(違うって・・・)
  (客席に教えて貰って)あ、8月24日です。細かいことはどうでもいいですが・・・。
  それに参加した人ってどれぐらいいるのかな?(さっき、幸ちゃんが聞いたんだけど・・・)
 (該当者がハーイと手を上げる)
  そうかぁ〜。どうもありがとうっ!!
  当時が高校生だったとしたら、あれから16年経っているわけで・・・(何やら計算する)
  ま、そんなことはどうでもいいですが(笑)。
  ずっと着いてきてくれて本当に嬉しいです。
  アルフィーもデビューして25年・・・。そう考えると長いという感じもするけど、
  とても早かったようにも感じます。
  どんなに辛くても、挫折が明日へのエネルギーになるから・・・と
  言い続けていますが、これから先の未来も自分の信念やプライドを
  信じてみんなも歩んで行って欲しいと思います。
  そんな想いを込めて、今日は来てくれたみんなの為に1年ぶりに
  この曲を歌いたいと思います。・・・『Pride』」

 まさか『Pride』が歌われるなんて思ってもいなかったので、ホントに大感激でした。1年ぶりに聴いた『Pride』は本当に良かった・・・。最後は、3人前へ出てきてアカペラで熱唱。その優しくて力強いハーモニーがすっごく良かったんだ!終わった瞬間の大歓声と拍手の嵐は凄まじかったよね。誰かが絶妙なタイミングで口笛を吹いたけどさ、もうホント、その気持ち理解できるよ。もう、マジのアルフィー最高っ!本当に良いラストでした。


 初日ほどのハプニングはなかったけど、本当に中日も良かった。個人的には今日の方が、好みの曲が多くて最高だったね。ホント、いろんな面のアルフィーを見ることができて、とにかくいっぱい、いっぱい感動と勇気を貰いましたっ!


■演奏曲目■

Opening18:05過ぎ〜SE
1.Hysteric Psychedelic ∞
2.CRASH!
3.Crimson Kiss
  MC坂崎
4.Believe
5.希望の鐘が鳴る朝に
  MC坂崎&桜井
6.Listen to the Music
  MC坂崎&桜井
7.シュプレヒコールに耳を塞いで
8.Ticket to Ride
9.Decadance
  MC高見沢
10.WIND OF TIME
11.幻夜祭
12.Dark Side Meditation
13.星空のディスタンス
14.誓いの明日
15.AUBE〜新しい夜明け

アンコールT
16.悲劇受胎
 〜バックメンバー紹介
17.American Dream
18.Blue Age Revolution
  〜A.D.1999 Mr.SAKURAI
   OJISAN Peformance「エルビス・プレスD」
  〜Love me Tender、Folling Love
19.D・D・D!
20.Stand up,Baby〜愛こそすべて

アンコールU
21.明日なき暴走の果てに
  MC高見沢
22.Pride
Ending21:00過ぎ

※曲順はやや曖昧です(^_^;;;