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遂一千年代最後の武道館が来てしまいました。ななんぼにとっては年末の恒例行事みたいなもんで、この時期が来ると「ああ、今年ももうすぐ終わりなんだ〜」なんて思ってしまう。特に今年は一千年代最後ですからね〜。 九段下の駅に着くと営団地下鉄半蔵門線の改札口の前で、「THE ALFEE in Berlinビデオ発売記念Tカード」が販売されていました。駅員さんが「アルフィーのTカードなんて滅多にありませんよ〜!」なんて言っていたっけ。来年の春TOURのスケジュールまで印刷されている台紙付きで、思わず買ってしまった。そして、武道館前まで行きましたが、思っていた以上に早く付いてしまい、限定GOODSも余裕で買えたので変に時間が余ってしまった。その間、ずーっと武道館周辺に突っ立っていたので、すっかり冷えてしまい開場と同時に会場内に入りました。武道館3daysていつも、初日はすごい開場時間が押すのに今日は定刻!ちょっとビックリでした。・・・いや、これが当たり前なんだろうけど、武道館の時ていつも例年より寒い日とかになって、その寒空の下永延と待たされることもしばしばだったので・・・。。 そして、入場すると、正面入り口に『orb』のエルメスジャケットの実物のスカーフが展示されていました。雑誌やCDジャケットでしか見たことありませんでしたが、本物はスゴイ!大きいし、何と言っても綺麗♪見とれてしまいった。 本編もなんと定刻に開演!武道館初日が定刻に開演するだなんて、何年ぶりのことだ!?(笑) SEが流れてコンサートがスタート!中央の重なっている三日月のようなオブジェが左右に開くように移動すると、ステージには3つのビジョンが登場。そこに「THE ALFEE」という3D文字が現れ、次ぎに「Final Count Down」という文字、そして「A.D.1999」という文字が現れると、まず山石さんと長谷川さんが登場!今回はアリーナ席で、いわゆるド真ん中の真ん中でして、長谷ぼんが見やすいのなんの(笑)。そして、中央のお立ち台に高見沢さん、幸ちゃん、桜井さんが登場!!高見沢さんはサングラスをしていて、黒の皮パンに飾りの多い黒の光沢皮ジャケットに黒ラメのベスト(ヘソ出し♪)。幸ちゃんは珍しくシルバーグレーのスーツでした。ネクタイなんかも締めていて、こういう格好は久しぶりな気がする・・・。桜井さんは幸ちゃんと似たような感じのブルーグレーぽい色のスーツで登場!。 ダンスミュージックで始まる初っぱなは『Hysteric Psychedelic ∞』でスタート!いきなりグリーンのレーザー光線多用でメチャ綺麗!しかも、確か初っぱなで、ステージ上に花火が上がったような・・・。あんまりにも意表付いてきたんで、ショックで何処でで特効が使われたか忘れている・・・・。武道館だけあって、もう客席もアルフィーもいきなりテンション高い、高い。高見沢さんはクルクル回るは、頭も回すは、m飛び跳ねは、初っぱなから後先考えずガンガンに飛ばします!もう、その勢いまま幸ちゃんがハンドマイクに持ち替えて『CRASH!』へ続き、通常のホールよりも広い武道館のステージを歩き回ります。途中からステージ中央の階段へも昇って、ガチャガチャした映像の前に立った幸ちゃんのシルエットは相変わらずカッコ良い!高見沢さんも昇ってきて、最後は歌い合っていた感じでしたね。そして、『Crimson Kiss』へ。高見沢さんクルクル回ってもうノリノリ。最初の「Let's Dance!!」という掛け声と同時に、サングラスを外して客席へ投げてしまったぁ♪もう大暴れよ。どんなに後奏のギター・ソロが長〜く続こうとも、頑張って腕振っていたわよ〜んだっ。 最初の幸ちゃんのMCで 幸「どうもこんばんはっ!遂に来ました一千年代最後の武道館! 一千年代最後ですよっ。 もう武道館はやり続けて何回になるだっけ?・・・46回? 続けていますね〜。これからもやりますっ。 アリーナ席のみんな!1階席のみんな!2階席のみんな! ・・・今日はまだ後ろまで来てませんね(笑) もう年の瀬です。日常の嫌なこと、ストレスなんかを ここで是非取っ払ってちゃって下さい!」(ほとんどMC曖昧よ〜/汗) 幸「え〜と、アルフィーは25年やってきていますが、 いろんな人と出会ってきました。みんなもいろんな出会いがあったと思います。 でも、まだアルフィーのことを全然知らないって人ももちろんいると思います。 そんな人へ送る・・・『まだ見ぬ君への愛の詩』」 この曲はかなり久しぶりでしたね。相変わらず、この曲を聞くと「三ツ矢●イダー」か、崖っぷちにそびえ立つ(?)高見沢さんのプロモーションビデオをすぐ連想しちゃいますけど(笑)。なんか新鮮な気分で聴いてしまった。続いて、幸ちゃんのギターソロから『希望の鐘が鳴る朝に』へ。やっぱり、この曲は好きだっ!今年出たアルフィーの新曲の中で一番好き。・・・・・なんて言うか、ちょっと大袈裟な言い方かもしれないけどさ、この一千年代最後の年にこの曲に出会えてホント良かった。特に、この曲が発売された頃・・・上半期て、個人的に辛いことばっかりで、「今年はもうダメだ〜」なんて投げ遣りになっていた部分もあったんだけど、ホントこの曲を救われた。それだけは断言できる。そんな想いに浸りながら、続いて『夢よ急げ』へ。もう初日なんて関係なしに、ガンガンに飛ばします!中央にスタンドマイクが置かれて、桜井さんが熱唱。両左右のやぐらというか、お立ち台に幸ちゃんと高見沢さんが昇ってガンガンに飛ばしました。こういポジションて、ホント武道館ならではなんだよね。 桜井さんと高見沢さんがソデに下がって、2回目の幸ちゃんのMC。(ステージにはイスは出されず) 幸「なんかコレ(両左右のお立ち台)が武道館ならではで良いねっ♪ さて、まだ後半戦もありますので、しばらくの間・・・て言ってもちょっとかもしれませんが、 お席にお座り下さい。(この時、2階席の辺りで「ヤダー!」という男性の声がして) だったら真っ直ぐ立っていなさいっ!両手にバケツ持って!」 ・・・この返しがいかにも幸ちゃんらしくてウケてしまった。しかし、メンバーは立ったままで、客席が座るというパターンも久しぶりなような気がするが、そうでもないのかな?今回のTOURは、イスに座って足ブラブラしている幸ちゃんが印象的だったんで、この日は観ることできなくて残念であった(笑) 幸「秋のツアーも始まったばっかりだぁ〜なて思っていたら、 もう武道館で、もうすぐ終わりなんだよね。早いよね。 この秋、もう何処かに参加した人ー?(該当者が「ハーイ」と手を上げる) じゃ、生まれて初めてアルフィーのコンサートが初めてだという人? (さすが武道館なだけに、意外に多かった) おおっ!最前列にもいますね!(『アナタの運もこれまでよ』はなかったなぁ) では、初めての人にもこの横(左)の人を紹介しましょう。」 ・・・と紹介されて、桜井さんが横から登場。意外にも普通に出てきた(笑) 幸「え〜・・・アルフィーの桜井賢です・・・(桜井さん、横で下を向きながら動きまわる) ちょっと、何横でクルクル回ってんの?(笑)」 桜「いやちょっと捜し物を・・・」 幸「何探しているの?」 桜「言えませんっ!」 幸「探しモノはなんですか〜♪(『夢の中へ』/作詞:井上陽水)」 桜「見つけにくいモノですか〜♪」 幸「カバンの中も机の中も探したのに、見つからないモノですか〜♪ フッフッフ〜ッ♪まで歌う?」 桜「(爆笑)」 ・・・その後、好評だった桜井さんの握手会の話題になり。 幸「桜井さん、“握手会”という名目でいろんなことしたそうじゃないですか!」 桜「いろんなことって何よ?」 幸「なんか抱きしめたり、いろいろ触ったりしたり・・・」 桜「オレはただ相手の要望に応えただけ。」 幸「噂によると、ファンの子ひっぱ叩いたって言うじゃないですか」 桜「それは、相手が『思いっきり平手打ちして下さい』て言ってさ、 え〜どうしようかなぁ〜て思っていたら『中途半端なのはやめて下さい』て 言われたから、思いっきりバシッと・・・・・・」 幸「殴ったの?」 桜「オレ達2人はそれで良かったんだけど、横の人達からは『エエ〜』て (非難の)反応されちゃって・・・(涙) どう考えてもオレの立場が悪くなっちゃうんだよっ。」 幸「でも、それってそういう要望出した人が悪いよね。」 桜「・・・て言うか、ああいく企画立てた人が悪いじゃないのっ!?」 幸「いや、桜井の握手会は好評だったよ!これからもやろうっ!」 桜「そんなウェットクローズだぁ〜」 幸「ウェットクローズ・・・濡れ衣(笑)」(客席は引く・・・ザザーッ) 桜「やっぱダメだよ、コレ・・・」 幸「わかりにくいか(苦笑)。ウェットシルクの方が良かったかな?」 桜「ウェットしずく・・・(何て言ったかよく聞き取れなかったんだけど、ヤバイ系のお言葉/笑)」 幸「桜井さんっ!(イエロカード掲示)」 桜「エッ?もうイエローなのっ?早いなぁ〜。このツアー出まくり」 幸「まだ赤(レッドカード)は出てないでしょ?」 桜「いや、1回だけ出たよ。 ・・・でも、これでイエローカード3枚ぐらい出ちゃったし、オレて明日から出場停止?」 幸「いや、その逆!出場停止じゃなくて、普段の倍以上出る! ツアーのない日、桜井は握手会!それで全国まわるのっ!」 幸「さてさて、もう一人の横の方を紹介しましょう! どうぞ、出て来て下さ〜い。(何故か『高見沢俊彦』とは呼ばない)」 ・・・すると、黒の毛(?)ぽいハーフジャケットに白のタンクトップと白の毛皮のパンタロン(膝から下はフリルになっている!)王子様ファッションで、高見沢さんが飛び出して来ました。 桜「・・・毛皮のパンタロンなんてあるんですね〜。」 幸「すごい大きいフットウォームですね〜。」 桜「いや、足がデカイんです」 ・・・と2人は、高見沢さんの王子様ファッションに言いたい放題。「やっぱ王子だから・・・」と、からかう、からかう。 幸「今日はそのファッションで馬に乗って来たんですか?王子! 馬も連れて来てよ〜。」 ・・・と、幸ちゃんがリクエストすると、ソデからオモチャの白馬のぬいぐるみを引っ張って来る高見沢さん。ちゃんとタイヤ付きなので、ステージを滑っていきます。そして、何故か幸ちゃんの足下まで滑って行って止まる。 幸「何でオレんとこ来るんだよ?オレは何も持ってないぞ〜。 ニンジンなら桜井が持っているぞ〜。馬臭いぞっ。」 ・・・せっかく連れて来たのに、「馬臭い」と言われ呆気なく片付けられることに・・・。しかし、客席の方から「良く見えなかったから、ちゃんと見せてー」という声が掛かり、高見沢さん、今度は白馬のぬいぐるみを手で抱えて、マイクスタンドの所まで持ち上げて披露。なんか妙な光景かもしれない。う〜む。 そしてお披露目(?)も終わり、高見沢さんが馬のぬいぐるみをソデへ片付けようとしたら、どうも抱え上げていた時点でぬいぐるみの紐が高見沢さんのマイクスタンドに絡まりかけていたようで、それに気が付かずに高見沢さんがぬいぐるみをソデに持って行こうとしたから、紐がマイクスタンドに絡まってそのまま(マイクスタンドを)倒してしまいそうになったので、幸ちゃんが慌てて「ああああ〜っ!!」という奇声(?)を発して高見沢さんに気が付かせ、何事もなく白馬はソデへ帰る。 幸「・・・ステージ壊すの(高見沢は)得意ですからね〜。」 桜「ステージから消えるのも得意ですよ。」 幸「消える・・・落ちたって言うんですかね?」(山形でステージから一瞬消えましたからね〜) 桜「落ちるのも、降りるのも得意です。」 幸「・・・さてと、次はなんだっけ・・・(カンペを見る) いや、久しぶりにやるんでタイトル忘れちゃって(笑) ・・・大丈夫ですよ。間を保たせなきゃね。 では久しぶりに演奏します。『風を追いかけて』」 ・・・ホントに久しぶりの『風を追いかけて』。個人的にかなり好きな曲だったので嬉しかったなぁ〜。実は、この曲には思い出がありまして、この曲を初めて生で聴いた時(グリーンホール相模大野か、八王子市民会館だったと思うけど)、もう6年も前のことだけどさ、すっごく自分の進路に悩んでいたのだ。なんか分岐点に立たされていて・・・。ちゃんと答えが出せなくてモヤモヤしていたら、この曲聴いてなんか吹っ切れたというか、「この道でいこう」て決断するキッカケになった曲だったのだ。聴いていたら、急にそのこと思い出してしまった。不思議だよね、それまで綺麗サッパリ忘れていた光景が鮮明に蘇ったの。6年前のステージで『風を追いかけて』を歌っている高見沢さんを思い出して、今の光景に重ねて見ていまいました。 そのまま『Ticket to Ride』のコーラスが歌われ、高見沢さんがベルリンの紋章ギターを掻き鳴らしたと同時に総立ち!ステージが暗くなっていても、「おっ!高見沢さんがベルリンの紋章ギターに持ち替えた!」てわかる形の変形ギターも凄いよね(笑)。ここで高見沢さんは、上のジャケットを脱いでタンクトップ姿になっていた。白くて意外に逞しい腕を披露♪(・・・何書いてるんだ、自分!)続いてなんと『恋人になりたい』が演奏された!もうノリノリは当然でしょっ♪。 高見沢さんのMCでは、 高「このツアーから“王子”て呼ばれていますけど、なんか恥ずかしくて・・・。 やっぱ年齢制限てもんがあるでしょ? でも、こうして呼び続けられていると“王子”もいいかなって気になってきた。 こうなったら、一千年代最後のこの武道館で王子様ファッションの全てを 出し切ろうかな・・・と。できるわけねーだろうっ!」。 高「え〜、このツアーでは孤独というのは、誰もいない海や星空を見ることで 癒される・・・と色々言ってきましたが。 孤独を感じる時というのは、人混みの中でだったり様々だと思います。 オレの場合は『これは完璧だっ!』て思った事で失敗した時・・・。 こんな完璧な僕でも失敗することはあります。 例えば『このギターのデザインは完璧だ!』て思っていたら、 出来上がったギター見て『ウッソー!?』とショックを受けたのが ベルリンの紋章ギターです。(・・・やっぱりね/笑) なんか道路標識みたいになってしまって。(ななんぼとママンボは“しゃべる”と呼んでいる) ドイツ人にも笑われてしまったし・・・。 あのままドイツに突き刺してこようかと思ったけど、(標識が)逆になるので止めましたが。 とにかく重いんだ、ホント。だけど音はイイ!板が厚いからねっ。」 ・・・とドイツ公演用にせっかく作ったベルリンギターの失敗ぶりを暴露。孤独を感じるほど、そのデザインの段階と出来上がりの段階の落差にショックを受けた模様です。でも、まぁいいじゃん。ドイツ人にもウケたんだし。(そういう問題じゃない?) 高「人間は誰もいない海を見つめると孤独を癒されると言います。 それは海から出来上がってきた・・・・ていうか、這い上がってきた じゃないけど(笑)、とにかく生命の原点みたいなものがる。 また、星空を見ると心が癒されるのも、星の光というのは知っている通り 今の光じゃなくて、何十億光年も前の光を僕等は見ているわけですが、 その輝きに“永遠”というのを感じるからだと思います。 そういう記憶というのが、この僕等のDNAの中に組み込まれているんじゃないかな。 僕も小さい頃から夜空を良く見ていたりしたんですが・・・。 母親に叱られて落ち込んだ時とか・・・、『早く、髪切れ、切れ』言われても、 夜空の星を見て『まだまだこの髪でいくぞー!』て勇気もらったりして。」 高「先日、ポール・マッカトニーのライヴがあって、その模様が日本にいながら インターネットで見ることができたという、すごい時代になった思います。 なんかアクセスが1億あったのかな? 半分ぐらいは見られなかったらしいけど、僕はなんとか見ることできました。 そんな便利な時代になってきてるけど、一方ではこの科学の発展が 人間を苦しめているような気がしないでもない。環境汚染とかね・・・。 人間は自分達を苦しめる為に科学を発展させているじゃないかなぁって。 ま、そんな星にちなんだ曲がアルフィーの曲には色々ありますが、 では、その中からいくつかを・・・『晴れ時々、流星』」 ここからの3曲『晴れ時々、流星』、『DNA Odyssey』、『Dark Side Meditation』は、ホールツアーの時と同じパターンでしたね。ホールの時だと、全体の大きさに比べてスクリーンが大きくてガチャガチャしていた感じでしたが、武道館のようなアリーナツアーになると、大きさがマッチしているようで何とも綺麗に見えました。続いてなんと『星空のディスタンス』!最初の方の『夢よ急げ』といい、まさか初日から聴けるとは思わなかった。そして、高見沢さんが自分のMACで作った映像も登場する『孤独の美学』。 本編最後は高見沢さんのソロから始まる『AUBE〜新しい夜明け』。なんと、ここでニューギターが登場しまし!形は普通なんだけどね、なんと、あの『orb』のエルメスジャケットのイラストが描かれたギターなのだ!凄い、ブランドもんのギターだぞっ。曲のタイトル通りのギターになるんですよね。しかし、コンサートで歌われていくうちに、どんどんノリの良い迫力のある曲に成長していくなぁ。 最初のアンコールでは、スクリーンに真っ赤に燃え上がる炎が映し出され、その上に「重金属」という3D文字が・・・。そして、その上に重なるように「Heavy Metal」という3D文字が・・・。怒濤の重金属演奏もスタートだぁ!。 まず、幸ちゃんが胸元と背中に白いクロスマークが付いたヘヴィメタ・ルックで登場。そして、ステージ中央の上の台から高見沢さんと桜井さんがヘヴィメタ衣装と楽器持参で登場!そのまま『悲劇受胎』へ。演奏と同時にステージには4本(5本かも/汗)の火柱が上がりビックリだぁ!最後はドラムソロになり、これがななんぼの楽しみなのよ〜んっ!あの速叩きはド迫力だよねっ。ホント、最高だったわっ♪そのまま幸ちゃんがハンドマイク持ってメンバー紹介、「ドラムス、長谷川浩二ー!キーボード、山石敬之ー!」て叫んだ勢いのまま『恋の炎』へ。幸ちゃん、ステージ狭しを歩き周りまくっていた。高見沢さんと桜井さんはステージ中央で、並んでガンガンに掻き鳴らしていたわ。しかも、なんか私語が多かったような・・・。余裕だなぁ。最後の高見沢さんが叫ぶ箇所では、「ナルシストよ〜♪」と歌う所を、「サカザキ・コウノスケ♪」て歌っていたのにはウケた。続いて『鋼鉄の巨人』!なんか、長谷ぼん、ちょっとだけいつもと叩き方が違っていたような・・・。なんかカッコ良かったス。最後にスクリーンに3Dに回転する『鋼鉄の巨人』の文字。・・・なんか、この「重金属」のコーナーて妙に漢字に拘っているよね・・・。。 その後、桜井さんはソデに下がり、幸ちゃんがベースを持ち、高見沢さんとステージの中央で『ダイヤモンド・ヘッド』を演奏しはじめた!ま、まさかこのパターンは・・・っ!ステージ上のビジョンには「A.D.1999 Mr.SAKURAI」という文字出て、「一千年代最後のOJISAN Performance」のコーナーになり、「武道館ヴァージョン」と題された今回のOJISANは「海の家」の叔父さん!今年の春ツアーのOJISANだけど、妙に懐かしく感じるのは何故だろう?ちゃっかりステージの横には、海の家のセットが出されていた。しかも「桜井太伝D」だって。なんて分かり易い流れなんだ・・・。 すると、ステージのソデから、キティちゃんの麦藁帽子に、アロハシャツ、でも皮パンツ(笑)姿で、ウクレレ持ったOJISAN登場!2人に負け時と『ダイヤモンド・ヘッド』を奏でるが、なんかおかしい・・・。音が合っているのか謎。リズムも合っているのか謎。でも、最後のテケテケテケテケはバッチリ決めました。 桜「なんか、久しぶりで・・・。全然わかんなよーっ! だって急に呼ばれたのよーっ! それに、君達はそんなに弦と弦の間が空いていていいけど、 コレ(ウクレレ)は間ないのよ。どこ押さえたらいいのかわかんないっ!」 幸「オジサン、言い訳するなよ。」 ・・・客席からも色々言われて、「今日の波は高いなぁー!」とオジサンもビックリ。・・・その後、いろいろとウクレレの演奏に対して2人からイチャモンを付けられるが気にしないオジサン。特に幸ちゃんと言い合うが、そうこう言っている間にオジサンがつまらない駄洒落を言って(確かテレビCMの話題になって、so-netのCM「どしたらわかるの、ドレミファソネット〜♪」とオジサンが歌ったんだな・・・)、高見沢さんステージから足を踏み外す・・・。 桜「ホラ、また落ちた。気を付けなさい!」 高「違う!今のは降りたのっ!」 桜「故意に落ちたってこと?」 ・・・というか、なんかスピーカーとスピーカーの間に高見沢さんが立っていて、妙に立てるスペースが狭くてバランスが取りにくかったみたい。常に幸ちゃんの左肩に手を付いてバランスを保っていた。別に、無理にそこへ立たなきゃいいじゃん、と思うかもしれないけど、オジサンと違って2人はマイクを持参していないので、MCに加わる為には3人密接していないといけないのだ(笑)。その後、幸ちゃんが、何かの言葉を上手く発音できなくて(江戸っ子ならではの発音をしたのだ)、オジサンから「江戸っ子だね〜、いいね〜」なんてからかわれて、「うるせいっ!」て拗ねた姿が可愛かった♪ 桜「第一、君達一体何の恨みがあってそんな格好(ヘヴィメタルック)してるの? 海の家には不似合いでしょうっ!全然合ってないよー! その鋲は何よっ?お兄さん!」 (高見沢さん、ギターチェンジをしていて話を聞いておらず) 高「はぁ?ビョウ?」 桜「お前・・・今全然話し聞いてなかっただろうっ!!」 幸「ビョウは鋲さっ!!」 桜「そんな格好は海には似合わないっ! オジサンみたいに、ウクレレに麦わら帽子にアロハでしょっ!! でもさすがに冬で寒くて下は皮のパンツなの〜」 幸「そのウクレレどこの?」 桜「はぁ?どこのってメーカー?DV・・・」 幸「何だよ、ソレ。普通、ウクレレの有名なメーカーはハワイのオマカだろう」 桜「オマカ?あの兄ちゃん(高見沢氏)オカマかい?」 (高見沢さん、ギターチェックへ行っていたので聞いていなかった・・・。残念/笑) ・・・その後、またまた春のツアーと同じく、加山雄三とマブタチだという発言が飛び出した。昔はよくウクレレを一緒に弾いたのに、映画とか出るようになって人気者になり、すっかり会えなくなってしまったとか・・・。でも、マブダチの証拠に(?)オジサンのウクレレには「かやまゆうぞう」というサインが入っているのだ! 幸「コレ、加山雄三のサインなの?」 高「ゆうぞうのゾウて何だ!?」<妙な質問するなぁ・・・ 桜「はぁ?ゾウ?雄三のゾウはゾウでしょう。」<意味不明な解答 幸「んじゃ、オジサン。そんなに加山雄三と親しいなら、なんか歌ってよ。 オレ達演奏するからさっ!」 桜「ホント?お兄ちゃん達演奏してくれるのっ!?」 ・・・ということで、オジサンの加山雄三の歌が聴けることに。色々と準備に取りかかるが、思わずここで幸ちゃんがオジサンに注意を 幸「オジサン、帽子浮いているよ。」 桜「コレ縮んじゃって入らないのっ!浮いてんじゃないの。 もう用はないってしまい込んでいたら縮んじゃったの。 帽子て仕舞い方があるのね。でも、これキティちゃんなんだぞ。 だからってもうキティちゃんのGOODS送ってくるなよっ!(何故か海に向かって叫ぶ)」 ・・・そして、後ろのお二人にも愛想を忘れないオジサン。 桜「君達も大変だよね〜。こんな我が儘なオジサン2人についていって・・・。」 高「我が儘はお前だろっ!」 桜「お前って、何様だよっ!」 高「高見沢俊彦様」 桜「・・・スイマセン。参りました。あなたには勝てません。 (2人に向かって)一生ついていくわ♪」 ・・・ステージ中央のスタンドマイクの前に立ったオジサンは、『君といつまでも』を歌おうとしたが、前奏と共になんとステージ中央の階段から本物の加山雄三氏が登場!オジサンの代わりに『君といつまでも』を熱唱!もう客席は大歓声。しかも、オジサンは本当に何も知らされていなかったようで、加山さんの登場を知るなり本気で崩れた。ゆっくりとステージ中央に歩み寄る加山さんとは対照的に、這うようにステージ中央から去っていくオジサン。本当にオジサン動揺しまくっていた。しまいには、ステージの端っこで正座しちゃうし。その姿に、幸ちゃんと高見沢さんは爆笑。 『君といつまでも』の間奏のセリフの箇所になり 加山「桜井、セリフ言えよ〜」 桜「えっ・・・。ホントにもう・・・、ねぇ・・・(動揺しまくり) (2人に向かって)お前らーっ!悪趣味だぞーっ!! オレ、ホントに知らなかったんですよ。 でも初日なのに見慣れないカメラが入っていて変だなぁ・・・て 思っていたんですけど。まさか・・・こうなるなんて。」 ・・・そのまま、2人して『君といつまでも』を熱唱。加山さんから肩組んでもらって、ホントにオジサン嬉しそうでしたね。でも、メチャ動揺しているのは客席からでも良くわかりました。 桜「お前ら、ホントに・・・!悪趣味だよ〜! 加山さん、オレ25年間“どっきり”とは無縁だったんですよ。 もう、すっかり騙されちゃって・・・。」 ・・・すっかり動揺してしまって、とにかく加山さんに言い訳しまくる桜井さんが印象的でした。加山さんは、去年のNY公演で持参したあんパンをまたまた持参して下さって、桜井さんに手渡しておりました。 幸「加山さん、このウクレレのサイン、加山さんのですか?」 加山「違うよ〜(苦笑)」 幸「オジサン、加山さんとマブダチなんでしょ? ・・・嘘つきっ!(笑)」 桜「申し訳ありませんが、加山さん、このウクレレに一筆書いて頂けませんか? (客席は「エーッ」の大歓声)いいじゃないかよっ!」 ・・・そして、ホントに加山さんのサイン入りのウクレレになってしまった(笑) 桜「加山さん、お忙しいのに何でこんな所来たんですか?」 加山「いや、高見沢が来てくれって言うから・・・。 前に君達と『ミュージック・フェア』に出たでしょ? その時に高見沢君が以前僕がトリュビュートのお礼に プレゼントしたギターで弾いてくれて、僕は彼のギターを貸して貰ったけど、 今度そのギターを僕の為に作ってくれるって言ってくれて・・・ そのギターを今日貰いに来たの。」 ・・・と言うとおり、なんと加山さんモデルのエンジェルギターが登場!しかも、加山さん用にと、そのエンジェルちゃんは加山さんのモズライトを弾いているという凝ったデザインなのだっ!そして、そのギターで『夜空の星』を演奏することに・・・ 加山「しかし、やっぱ派手だよね〜・・・」 桜「加山さん、ココのお客さんはこういうギターに見慣れているから平気ですけど、 加山さんのファンの前ではどんな反応されるか知りません(笑)」 そして、加山さんリードヴォーカル、アルフィー演奏&コーラスという超豪華な『夜空の星』が披露された。加山さんもエンジェルギターでガンガンに弾かれていましたね〜!さすがエレキの若大将!すっごくカッコ良かったです。まさか、初日にこんな豪華なセッションが見られるとは思ってもいませんでした。もう、冗談抜きに生で見られて幸せでしたっ! ・・・そして、ソデに下がる加山さん、幸ちゃん、高見沢さん。残るオジサンは、これから通常の段取りの戻さなくてはいけないんだけど、動揺しまくっていて、段取りも全て忘れている。でも、なんとか気を取り直して・・・ 桜「でもね〜。可笑しいと思ったのよ、見慣れないカメラはあるしさ。 あんなシーンの写真撮られたら、格好が格好なだけに言い訳できない(笑) オジサンさ、あの2人を疑うってことしないからさ、ホントよ! 疑っていたら25年も続かないよ〜。<確かにそうだ。 それに2人に動かされることも大切なの。将棋の“ふ”みたいなもんよ。 相手に取られてそのまま・・・ていうのも可哀想でしょ? 動かされているうちが華よっ」 ・・・さすがオジサン。アルフィーにおいての自分のポジションを心得ている。でも、将棋に例えるなんざ、オジサンらしいね。ユーモアたっぷりなんだけどさ、妙にアルフィーさん達に友情というか、絆の強さを見せつけられたわ。 桜「いいかい!加山雄三でいっ! もう小学生の時にレコード聴いて感動した人だよ。 その人から、ステージで肩組まれちゃった日には・・・(感無量)」 桜「『D!D!D!』とオジサンが言ったら、君達がD!D!D!』て言う。 これを3回ね。そのあと『D!』、『D!』の掛け合いを3回・・・。 これ、怪しい宗教じゃないですよ〜。 さぁ!上手くいけばスゴイの出てくるかもしれないぞっ!!」 オジサンの音頭で「D!D!D!」という掛け声合戦になり曲は『D!D!D!』へ。オジサンは「武道館、サイコー♪」と叫びながら去っていった(笑)。そして今まで下がっていた高見沢さんがピンクのスーツにピンクの派手なラメ入り帽子を被ってステージ中央の上の台にで登場だぁ!客席もアルフィーもD!D!Dグローブで手をフリフリ♪しかし、今はアンコールである。オーバーヒート状態で、この暖かいグローブをするのはかなりキツイ!手が蒸れる〜!でも振ってやる〜!て感じでしたね(苦笑)。間奏のギターソロでは、高見沢さんはわざわざ両手のグローブを外していた。しかも、その時、グローブの一つを床に落としてしまっていたのだ。ギターソロの後、またグローブをはめようとしたんだけど、一つと下に落としてしまったので拾うというタイムロスが生じ、3番の出だしがおかしくなっていた。その上、なかなかグローブがはめられないし・・・。思わず高見沢さん、歌いながら「は、はまらない〜っ!」なんて喚いているし、かなり笑えた。 「まだまだ行くぞ〜」と叫んだ高見沢さん。その通り、なんと『LONG WAY TO FREEDOM』だぁ!またまた画面には、カメラを覗き込む高見沢さんのアップが・・・。叫びまくって、走りまくって、上にも昇りまくった高見沢さん、今年も飛んだぞ欲望男!まぁ、楽しそうにしていること。ちょっとした合間に、桜井さんに向かって上から「飛んでみるか〜?」なんて絡んでいるし、もうトシヒコ・オン・ステージである。やっぱ、コレ見ないと武道館コンサートだとはいえないよね。 最後は高見沢さんが「どうもありがとうー!」と叫んで終了。加山さんまでも飛び入りしてしまったもの凄いアンコールが終わったのであった。いやはや、こんなにスゴイ武道館初日があっただろうか!? 2度目のアンコール、なんと高見沢さんはあのエルメススカーフで作ったシャツを着て来たぞっ!一目でわかる、その独特なデザイン。しかし、そんなシャツを着る人も、世界広しといえ、王子だけ。 高見沢さんのMCで 高「なんか、今日は終わった後に桜井から首絞められそうで怖いです。 今日は終わったら、僕はトットと家に帰らなくちゃいけません。 加山さんも来て下さって。後ろで見ていて、思わず心の中で“上手い”て思っちゃいました。 では、今日の感想を一人づつ、怒りを感じている桜井から・・・」 桜「怒ってないよ、お前もしつこいなぁ!もう動揺して・・・(腰にきているらしい) でも、次ぎからは大丈夫です。何でも来なさい!!」 高「では、次ぎ、坂崎」 幸「やめれないっ♪ すっごく楽しかったぁ!最高だねっ! もう大変だったもん。どうやって桜井と加山さんを会わせないようにするか、 リハーサルもやらなくちゃいけなかったから、桜井が遅く来るようにって 事務所に寄らせて髪切らせてさ・・・。」 ・・・桜井さん、今日事務所に寄ってわざわざ髪切ったのは、そういう魂胆があったからか・・・と、初めて知って思わずスピーカーに項垂れていた。しかし、ここまで考える2人てスゴイ。 高「ホント、今回はオレ達が楽しみたいが為に、みんなを巻き込んでしまって 申し訳なかったですが、楽しかったです。 これぞ、アルフィーの神髄でしょう。 先生にならなくて良かったです!ミュージシャンで良かった! この道を選んで正解でした。」 高「挫折が明日へのエネルギーだといつも言っていますが、 どんなに辛くても、挫折を感じても、必ず明日は来ます。 いろんな経験をして、それぞれの正しい道を見つけて下さい。 そんな想いを込めて、この武道館の夜に捧げたいと思います。 ・・・『The Way』」 幸ちゃんと高見沢さんは、まんまと桜井さんを騙すことに成功して、ホントに嬉しかったみたいでした。もう子供みたいにハシャイデいましたね。高見沢さんの「ミュージシャンで良かった」というのは本音ですね。そんなMCとはうって変わって、落ち着きある雰囲気で歌われた『The Way』。ラスト、ステージの前に出てきた3人はマイクなして優しくハモって歌った姿は本当に良かったです。この曲の優しいハーモニーて、ホント癒される気分になりますよね。最高の終わり方でした。 なんか語弊があるかもしれないけど、こんなに盛り上がった武道館初日てホント珍しいですよ。とにかく、一千年代最後にして、最高の武道館初日を体験できたと思います。マジに参加できて良かった!
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