1999年5月15日(土) NHKホール[初日] |
はじめに書いておきますが、実はこのレポ2度目なんです。なんと、レポを半分以上書いた時点で何故かエラーが発生してしまい、保存もしないうちに強制終了してしまったの!(号泣)ちょっと、マジにショックです。あそこまで書いたのに〜。かなり落胆しているので、しかも私、同じことを長々と書く自信も気力もないので、いつもよりレポ粗いかもしれません。ごめんね。 遂に来ましたNHKホール。個人的には前回の東京公演にあたる中野サンプラザ以来だったので、禁断症状も出ていてまさに待ち遠おしかった!という感じでした。しかし、今日はあいにく夕方から雨が降り出してきてしまい、いつも若者で賑わう原宿駅前が、雨宿りの人も増えてさらに混雑状態。しかも、代々木第一体育館でシャム・シェイドのコンサートもあるらしくて、そのファンも集結して、とにかく帰りの切符を買うことができないほどの大混雑状態で焦りました。しかし、NHKホール周辺に着いたら、雨にも関わらず数人のファンがギターをかき鳴らしておりました。頑張っていましたね〜。 定刻で開場したらしいのですが、30分ほどロビー開場でした。その影響か、今回のTOURにしては珍しく開演が20分遅れてスタートしました。やはり、前回の北海道から一週間空いてしまいましたもんね・・・。 さてさて、本編は20分押してスタート。『Count Down1999』で始まり同時に火柱がドーンと上がるという仕掛け。判っていてもビックリします。そして3曲目に『ジェレネーション・ダイナマイト』が演奏されました。高見沢さんはこの時ヴィーナスエンジェル・ギターの慈愛ヴァージョンで弾いていたと思ったけど、この曲をこのギターで弾くかぁ〜!で4曲目に『American Dream』が!今回、本編でハンドマイクの曲が出たのって初めてかもしれない!もう、とにかく嬉しかったですね〜♪しかし、オペラグラスで見て思ったんだけど、幸ちゃん髪切った?なんか、妙に幸ちゃんの頭に集中してしまったわ。 最初の幸ちゃんのMCで「やっぱり東京はイイなぁ〜。戻って来たという感じがします。丁度、一週間前が北海道だったんだよね?次のコンサートまで一週間も空いてしまうと、すごい久しぶりな気がしてアガッてしまうというか、なんか力が入ります」て感じのコメントでした。そして、『Crisis Game』へと続き。ここの3曲は通常パターンでした。でもでも、客席もアルフィーも最初から妙にテンション高くて、高見沢さんなんて『Wind of Time』の間奏の所でリズムに合わせてクルクル回ってカッコ良かった♪白いマントのようなものが着いている服だから、回ると靡いてカッコ良いんだよね〜。 2度目の幸ちゃんのMCで「中野サンプラザに参加した人?」とか恒例の出欠取りがあって、その後甥っ子の大輔くんのお話になりました。「所沢の航空記念公園で初めて野外コンサートをやった時に来たんだけど、その時はまだ2歳で手乗り文鳥のみたいに小さかった甥っ子の大輔が、今では大学生ですからね。こういうのを見ていると25年もやっているんだなぁ〜て思います。しかも、成長するにつれて興味の移り変わりも面白い。所沢に遊びに来ていた頃なんてアルフィーに興味津々で、俺の兄貴に板で高見沢のフライング−Vギターを作って貰って『たかみざわ〜♪』なんて真似したりしていて、こりゃ将来は高見沢に弟子入りさせないとかな・・・なんて叔父バカ発揮していましたが(笑)、幼稚園に上がると友達もできて視野も広がって、それと共にアルフィーへは興味が薄れていって『今、このシール集めているの買って!』みたいな感じになっていったんですよね。中学ぐらいになると思春期に入って、叔父さんに会うのも恥ずかしいという感じになってくるんだけど、友達にアルフィーのファンの奴ができたりするのもこの頃。でも素直に『俺は叔父さんはアルフィーなんだよ』とは言えないらしい。しかし、高校生になるとバンドとかやり始めて『俺の叔父さんはアルフィーの坂崎さ』て言えるようになってくる。武道館に友達連れて来たのもこの頃。『ギター欲しい。』とか『ギター教えて』とか言ってくる。昔は『たかみざわ〜♪』て遊んで真似していたのが、また違った視野でアルフィーを見てくるようになって、ずーっとアルフィーやってきて良かったな・・・なんて思いました。そして、大学生になったらいきなり『俺、ベースやることにした!桜井さんのちょーだい!』なんて言ってきて、『バカヤロウ、桜井は人にあげられる程ベース持っていないだゾ!自分で買え!』て言ってESPを紹介してやって、自分でちゃんと買いに行った。そうか〜、大輔は桜井みたいになるのか〜なんて思っていたら、買ったベースがラルク・アン・シェル・モデルの紫色のベースだって。」それ聞いて、桜井さんは横で大コケ。思わず幸ちゃんが起こしに行くくらいでした。まぁ、気持ちはわかる(笑)。起きあがって一言、「絶対にベースやらねぇ!」だそうだ。幸ちゃんは「こんなこと話して、一番恥ずかしいのはその辺で立って見ている大輔だろうなぁ〜。おい、パス貼ってタダで見ないで今度はちゃんとお金払って観に来いよ!」なんて説教していたわ。しかし、ラジオ番組のように怒濤の勢いで幸ちゃんがお話してくれて嬉しかったなぁ。このテンションでどうやってバラードコーナーにいったのか、イマイチ良く覚えていないんだけど(笑)、『Love Never Deis』からバラードコーナーへ。この時高見沢さんはまたNewギターを出して来ました。濃いクリーム色ぽいボディに茶色で天使の彫像のような絵が所狭しとボディラインに沿って描かれている感じでした。テレキャスぽい感じだったけど、音色はなかなか綺麗でしたね。 高見沢さんのMCでは「今日の坂崎はとばしていますね〜。俺は大輔みたいに25年やってきていることを実感できる存在て身近にいないけど、昔のパンフレットとか見るとヒドイね。ま、こんな言い方したら自分に失礼だけど。なんか、10年前のやつなんて(Resistanceの頃ですね)、これから戦争に行くのか?て感じだし、この頃の俺て髪が短かったんだよな〜。また短く切ってみようかな〜」なんて言っていたら、“エー!切らないで〜”という感じのブーイングと“切って〜!”という感じの拍手が入り交じっていた。私は別に似合えば長かかろうが、短かろうがどっちでもOKだけど(笑)。大輔が来たという所沢の航空記記念公園の野外コンサートは、アルフィーとしては初の野外コンサートだったんですよね。タイトルが『ロックロールナイト〜真夜中をぶっとばせ!』だっけ?エッ?『悲しみをぶっとばせ!』か!まぁ、どっちにせよ『ぶっとばせ!』ですけど。何で野外コンサートをしたかと言うと、なんかのインタビューで『まぁ、アルフィーは室内音楽ですからね〜』なんて言われてカッチーン!ときたからなんですね。その時は顔はニコニコしていましたけど、頭の中では炎が燃えたぎっていて、絶対に野外でもやってやる!て決意しましたからね。もう、ホントはその時怒りのあまりちゃぶ台をひっくり返して帰ろうか・・・と思ったんだけど・・・。あっ!ちゃぶ台じゃないか!」と天然ボケ発揮。思わず幸ちゃんから「お前、何処でインタビュー受けたんだよ!ちゃぶ台なんて!」とツッコミを入れられていた。 そして、そういう野外コンサートの話題を出して「今年もやります18回目の野外イベント!」と高見沢さんが発表してくれました。「場所は横浜!日時は8月7日と8日の2日間!タイトルは18th Summer A.D.1999 Millennium Carnivalだ!」と言ったんだけど、タイトル名の“Millennium Carnival”の“Millennium”が上手く聞き取れなくて、客席は「何っ?」て感じだったのだ。私も「ビリウムて何じゃい?」て思っていた。幸ちゃんも「ビリウニウム?プレミニウム?」なんて聞き直していた。「Millenniumの意味知っているか?」て高見沢さんが客席に聞いてきたんだけど、なんせ発音聞き取れていないから「さぁ〜?」て感じの反応だったもんで、「桜井は知っているだろう?」て振られたら、桜井さん後ろの階段昇って思わずモスラ型の照明をチェックしはじめた。「お前はそんなことしなくていいんだよ」て高見沢さんからツッコミ入れられていたけど、「ハイ?私ですか?今初めてタイトル知りました」と返答。「だって、みんな(客席)と同じ気持ちでいたかったんだもん。意味は知りません」と開き直る。「だって、こういうことになるといつも私は蚊帳の外だもん。蚊に喰われまくって・・・」なんて言ったら、その表現に幸ちゃんと高見沢さんがバカ受け。「お前ねぇ、ここは短く行くところだよ。もう時間押しまくっているんだから!横からスタッフが早くして下さいて怒るんだよ!」と桜井さんが進行を催促する。そこでボソッとスタッフに向かって「非力でごめんね」なんて言うからウケてしまった。高見沢さんは「本当にみんな意味知らないの?」と信じられない様子。客席の大半は聞き取れていなかったという事実が判らなかったらしい。「Millenniumとは“千年期”や“千年の”て意味」と教えると、幸ちゃんが「千年灸」とボケていた(笑)。しかも「それってどんな綴り?」と高見沢さんに聞いて「お前、綴りはないだろ。せめてスペルて言ってくれよ」と高見沢さんも幸ちゃんの暴走に着いて行けない様子であった。桜井さんが「コンサート終わってロビーに出ればポスターかなんかが貼ってあってわかるよ」とまとめていた。とにかく20世紀最後の夏イベということを強調したいみたいだ。 そして、「会場は新港地域だ〜っ!」と叫んで『SWEAT&TEARS』へ。同時にステージ〜噴煙が上がり、もう嫌でも大盛り上がりでしたね!その後『Decadance』、『Masquerde Love』と続きました。『Masguerde〜』の3番では、高見沢さんに風が当たって歌詞とマッチしてカッコ良かったですね。最後は『希望の鐘が鳴る朝に』でキメて本編が終了。 アンコールでは、いきなり『ロックンロール・ナイトショー』てスタート。個人的には今回のツアーでは初めてだったので嬉しかったわ♪高見沢さんはドナルドギターを出してきた!そして、これまた春では初めての『Bad Girl』へ。幸ちゃんのハンドマイクの曲が2曲も演奏されるなんて、このツアーではとても珍しいのでは?途中で最前列のファンからドナルドダックのくちばしのおもちゃを手渡され、高見沢さんのギターソロの時に付けて高見沢さんが気が付くまで、目の前で屈んで高見沢さんを見つめていた(笑)。気が付いた高見沢さんはスグ歌に入らなくちゃいけなかったのに歌詞ではなく「アハハハハハ」という声が響いた。幸ちゃんの作戦は成功である(笑)。こういうチャメッケぶりが最高ですね♪その後は、ベンチャーズの『ダイヤモンド・ヘッド』が流れ「海の家コント」へ。ここで問題発生!今日の位置だと、なんと海の家のセットで長谷川さんが見事に隠れてしまった!な、何故だぁ〜!オジサンのコントを聞きながらケタケタ大笑いしている長谷川さんが見たかったのに〜(涙)!かなり残念であった。しくしく。『ダイヤモンド・ヘッド』の演奏が流れる中、海の家のオジサンが“かやまゆうぞう”というサイン入りのウクレレを演奏しながら登場!2人が止めても演奏し続けるオジサン、上手いんだけどウクレレだけに笑える。「ウクレレだけだと寂しいのよ、一緒に弾いて♪」と頼むオジサンであった。「オジサンはGS(グループサウンズ)が好きなんだよ〜」とリクエストすると、2人が何やら弾き始める。ついつい歌い始めてしまうオジサンだったが、どうもとってもアイドルグループの曲らしく「やめろ!恥ずかしい!」と止めていた。しかもドラムがタイミング良く入らなかった事に対して、「長谷川!ここはバーンと入れろよ!もう、世代が違うとか言っちゃってさ。『僕はこの頃小学生だったから知りません』て言いやがるんだぞ!」と不満げなオジサン。気を取り直して、「実は歌い歌があるの。ジュリーが好きなの」とリクエストして、沢田研二の『危険なふたり』へ。もうジュリーになりまくって歌うオジサン最高♪しかし、この曲てBEAT BOYSのサクライ氏の持ち歌では?ま、いっか(笑)。とにかく「ジュリ〜♪」とノリノリでございました。しかも「この服(アロハ?)キティちゃんよ〜」なんて暴露していた。オペラグラスで注意深く見たら、ホントだ、ピンク地に白の花柄に混じってキティちゃんもプリントされている。なんか、似合っているだけにウケてしまった。そして、その服のまま『夜空の星』へ。カッコ良い曲なんだけど、キティちゃんのアロハを着て歌っているんだと思うと笑える。『星空のディスタンス』へ続き、最初のアンコールが終わりました。 2度目のアンコールで高見沢さんは赤と黒のレザーのロングコートを着て来た。1回目のアンコールでロシア人が被りそうな帽子を被っていたし、本当に季節感という言葉を知らない方だ(笑)。MCで「3階席のみんなもありがとう!」と言ったら、ホントに凄い歓声だったのだ。「ここの3階席は世界一だ!」て高見沢さんも感激していた様子だったな。そして、「先程も野外イベントの話をしましたけど、今年で18回目です。まだ参加したことない人は是非来て下さい。もう、アルフィーの夏のイベントは日本の夏の風物詩です。18回もやっていますからね〜。日本の夏の風物詩になっても可笑しくない!」と断言していた。確かに、こんなに長く夏のイベントを続けているミュージシャンも珍しい。「そんな活動が実ったのか、今年の9月にはドイツのベルリンで公演をします」とドイツの話題へ。「昔ステージにベルリンの壁を作ったツアーをしたけど、そのツアー中に本物のベルリンの壁が崩壊してどうしよう!なんて思ったけど、ベルリンの壁はまさに一夜にしてドイツの東西を分けてしまい、たまたま西へ行っていた人は東の家族と離ればなれになってしまい、恋人同士も突然離ればなれになってしまった。そして、その壁を乗り越えて自由を手に入れようとして命を落としてしまった人たちは多い。その壁を自分たちの心の壁に例えて、ステージにベルリンの壁を作ったので、壊れてしまって本当に困ったんですけどね。しかし、今はなくなったベルリンの壁ですけど、壁のあった時代の方が長かったし、あの壁を乗り越えて自由を手に入れようとした人たちの気持ちを無にしたくはない・・・」みたいなことを語って『壁の向こうのFreedom』へ。そして『A.D.1999』へ。今日は本当に声が出ていたというか、最初のアカペラは聴き惚れてしまった♪「サンキュー!トウキョー!どうもありがとう!」と高見沢さんが叫んで終了。最後はステージ前方に出て来ながら、ステージに散らばった銀吹雪をかき集めて幸ちゃんが桜井さんの頭や、高見沢さんの顔面にかけていた(笑)。高見沢さんも仕返しに幸ちゃんの頭へかけていたわ。ああいう、じゃれ合いてなんか良いんですよね〜♪ほのぼの〜としていてすっごく好き♪帰り際なんて、幸ちゃんと高見沢さんはパーカッションやスピーカーの上に溜まった銀吹雪をフーッて吹いて飛ばしながら帰ったりして、ホント可愛かった♪ああいう、ほのぼのとした去り方てなんか良いですよね。 全てが終了して場内が明るくなって終演のアナウンスが流れてもアンコールは鳴り止ます。とにかく弱まる気配がなかった。少ししてから、マネージャーの棚瀬さんのアナウンスが流れて「アンコールどうもありがとうございます。しかし、会場との契約時間を大幅に過ぎてしまっていますので、これ以上公演はできません。また別の会場でお会いしましょう・・・」みたいなことを言われて、みんなで三本締めして初日は無事終わりました。 外へ出ると係員の人が18回目の夏のイベントのチラシを配っていました。それを手にして夏は近いんだなと実感!明日も燃えるゾ!
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