1998年5月26日(火)神奈川県民ホール


遂に来てしましました。ななんぼにとってこの春TOURのファイナルとなる神奈県でのアルコン!一応、東京都民なんですけど、地図的には神奈川(横浜)が近いので、非常に愛着のある会館でもあります。それに「浜っこ」独特のノリも好きなのです。しかも、今回はちょっと贅沢にホテルにお泊まりだったのですが、部屋からはMM21公演やうっすらと大黒埠頭、そして赤レンガパーク等野外イベントにゆかりのある土地を見ることができて、ちょっと思い出に浸れたのでした。

さてさて、コンサート内容ですが、ほぼ定刻のスタートで、高見沢sanは上は白で下は黒という今まで着ていたパターンを合わせたという出で立ちでした。しかし、この初っぱな、夕飯に食べたサラダスパゲティーのドレッシングの酸味が今になって効いてきたのか、意味もなく噎せてしまい苦しかった。「せっかくタカミーが前に来ているのに〜」と心の中で思いながらも、止まらない咳。何でこんな苦しい思いをしなくてはいけないの?皆さん、アルコン前に酸味系のモノを食べないように注意しましょう。忘れた頃にキます、ホント!『トラベリング・バンド』では、「たどりついたゼ!KANAKEN!」ときました。そして、個人的には久しぶりだった『恋人になりたい』!ニューアレンジになってから、ますます好きになった曲でもあります。そして、かなり意外だったのが『GATE OF HEAVEN』の後になんと『Count Down 1999』!この曲が来るとは思ってもいなかった!もう、今日が自分にとってラストなのだからハジケないわけないでしょう(笑)もう大暴れです!バラード・コーナーでの幸chanのMCでは、当然というかやはり話題になった電撃挙式の話題(笑)「若の花も可哀相になぁ・・・。だって史上初ですよ、兄弟横綱。それなのに影の薄いこと。でも、いいよなぁ・・・歯医者さん(笑)ま、いつまでもつか・・・という感じですが、ってそんな事を言ってはいけません(笑)」なんて言いたい放題でしたね。「僕は2人と出会った時はビビッときたかなぁ?(笑)なんて覚えていないですけど」と言っていたりとにかく面白かったです。何だかんだ言って幸chanて毒舌ですよね(笑)。そして、その後の『ふたりのGraduation』で「雨に煙るYOKOHAMA-BAY」と歌っていたのが嬉しかったなぁ。でも、人間メトロノームではなくなってしまいましたね。中野の時が一番凄かったんだけど。個人的には好きだったのになぁ。また、その後の桜井sanのMCでも話題になるのは、「若の花はやっと掴んだ横綱の地位なの に、可哀相に。やはり同じ“まさる”という名前で、同じ1/20生まれということで、影ながら応援していましたが・・・」と話していました。「“まさる”という名前は辛いです。“ま”を取ったら“サル”ですからね。」とさりげなく言っていましたけど、申し訳ないけど妙にウケてしまいました。そして、後半はいつもの同じパターンでしたが、何故か『明日の鐘』の時に後半だったんですけど気が付いたら泣いていました。何で自分が泣いているのか自分でも良く判らなかったのですが、あの歌て去年の秋TOURから歌われていて、なんか無意識にその頃から今までのことを走馬燈のように思い出していたらしくて、ボロボロと泣いてしまっていました。まさか、あの歌でここまで泣くとは自分でも思ってもいなかったけど、自分でもビックリした出来事でした。やはり「今回が春TOURラスト」という想いがあったからなんでしょうね。

アンコールでは、またまた帽子も被って人間ミラーボールで登場の高見沢san。神奈県で初めて気が付きましたが、紫色のサングラスを掛けていたんですね。そして、幸chanが右側の花道から登場しました。高見沢sanと2人で右端の花道に固まっていたらやはり来ましたね。私は今回11列目の高見沢sanの正面だったのですが、そんな私よりもはるか後ろからファンが・・・。でも、あの動き方といい、目当ての人が中央に戻ってしまうと何もなかったかのように戻る仕草といい、すっごく慣れていますね。よくアルコン・レポで遠い席から花道に詰めかけるファンのマナーの悪さが話題になっていますが、もしかしていつも同じ人達が行っているのかもしれませんね。注意されないのを良いことに。でも、高見沢sanもそういうファンの行動を良く見ているみたいで、それ以降は左端の花道には行こうとしていませんでしたからね。マナーの悪いファンが居たら、ああいう風に行かなければ良いんでしょうね。ちょっと哀しい事だけど、今はそうするしかないのでしょう。

ちょっと、話題が逸れてしましましたが、『CRASH!』の時に幸chanはファンからキティちゃんの浮き輪じゃないけど大きめのスティックのようなのものを貰いました。そして『白夜』の時、それで最初パーカッションを叩いていたのだ。上にキティちゃんの顔が付いているやつだったから、つまりキティちゃんの顔で叩いていたのだ。ちょっと可哀相だろう、キティちゃんが(笑)。恒例の花桜ジジィのコーナーで何故かイマイチ呂律の回っていなかったジジィですが、長谷川sanに笑われたらしくて「お前に笑われる筋合いはないゾ!」と対抗意識を燃やしていた。そして、一番最初に額に「桜」という文字の入ったキティちゃんに囲まれた桜井sanが咲きました。これにはジジィ大喜び!「キティちゃんの中に居られることが嬉しい」だそうです。しかも、高見沢sanが一度はしまった派手は帽子をまた持ってきて桜井sanに差し出しました。そして桜井sanがその帽子の中に手を入れると出てきたのがキティちゃんのぬいぐるみ!「エッ!これ貰えるの?嬉しい!(キティちゃんに向かって)今夜は一緒に帰ろうね!」と ジジィはますます喜び、その帽子を被って踊ってしまった程。どうやらジジィはキティちゃんが好きらしい。ちゃんと階段の上に座らせていたし。そして、2度目は身体がサルになった桜井sanがいっぱい咲いて、3度目はなんと、親子コアラと化した幸chanが咲きました!これは妙に可愛かったス!「馬場!これのぬいぐるみ作れ!」と命令するほどジジィも気に入った様子でした。4度目にやっと美しい桜が咲き『暁のパラダイスロード』へ。中央にマイクスタンドが設置されて、桜井sanは中央前で歌いました。そして、その後奏のままジュリーの『危険なふたり』へいきました(笑)その次は当然のことながら(?)壊れたタカミーが暴走しまくった『Stand up,Baby』!とにかくタカミーも客席も飛びまくり相変わらず元気な人です。でも後半は疲れていたかな(笑)野外イベントの発表も、NHKの時と同様に「東京」ということと、「TOKYO-ONE NIGTH DREAM」というタイトルのみの発表でした。

2度目のアンコールでの高見沢sanのMCで「挫折の繰り返しの中にちょっとした感動があることに、生きていく意味があるような気がします。楽しいだけの人生よりも、挫折というものがあるからこそ、ちょっとした楽しいことに感動てきたり幸せを感じたりできるような気がします。僕もそうした挫折の繰り返しの中で生きてきたけど、もちろん独りだったらどこかで弱音を吐いていたかもしれないけど、僕には一緒に行く仲間がいたからここまで来られたと思います。そして、これからも強く生きて行こうという気持ちになれていると思います」というような内容で、その後の『Pride』の歌詞が本当にストレートに伝わってきました。ラスト、あのアカペラで歌うシーンは毎回感動させられます。今回は最後だからしっかり目に焼き付けようと泣かないように我慢していたら、最後の演奏でジワーと涙が出てきてしまいました。

正直言って、NHKホールのあの「武道館を越えた!(by高見沢)」2日目よりは、ちょっと物足りない感じもしましたが、ラストを締めるにはふさわしい静かな終わり方でした。あとは夏イベントだ!


■演奏曲目■START 18:33
1.Heart Of Justisce
2.Victory
3.トラベリング・バンド
4.恋人になりたい
 MC:坂崎
5.Save Your Heart〜君だけを守りたい
6.GATE OF HEAVEN
7.Count Down 1999
 MC:坂崎
8.見つめていたい
9.ふたりのGraduation
10.Sister Of The Rainbow
 MC:桜井
11.Beyond The Win
12.Crisis Game〜世紀末の危険な遊戯
13.Brave Love
14.明日の鐘
15.Nouvelle Vague
アンコールT
16.CRASH!
17.白夜〜Byaku-ya〜
 コント:花桜ジジィ登場!
18.暁のパラダイスロード
  〜危険なふたり
19.Stand up,Baby〜愛こそすべて
アンコールU
 MC:高見沢
20.Pride
END 21:23

注:曲順はやや曖昧です(^_^;