1998年8月22日(土)神宮外苑花火大会


都内では一番に規模(1万発!)を誇る神宮外苑花火大会に、ALFEEがスペシャルライヴを行うということで行って来ました。JRの信濃町から行ったのですが、何故かそこの改札口前はで「カワセミ君のイオカード」が販売されていました。「アルフィーの高見沢さんがデザインしたイオカードを限定販売しております!」と宣伝していたもんだから、ファンでない人達も面白がって買っておりました。

で、やや歩いてメイン会場である神宮球場に行きましたが、スタッフの手際の悪さにビックリ!年に一度のイベントだからバイト君しかいないんだろうけど、アリーナの入り口は何処だとか正確な看板とか出ていなくて、聞いても「あっちの方です」という曖昧な回答でこれまたビックリ。やっとこさアリーナ口を見つけても古い球場だから入り口が信じられないくらい狭い。だから長蛇の列になっていて、その列の整理をするスタッフが居るわけでもなく、なんかバタバタしながらやっとこさ会場内に入られました。正直言って、「帰りは相当覚悟しなくちゃいけないなぁ〜」と痛感しましたね。入ると、大会中の抽選会で使用するという番号入りのウチワを手渡されました。表は今回の大会の進行内容が記されていて、裏は提供会社のCMになっていました。私はカード会社のでしたが運が良い人はALFEEのPrideのCMが記されているのです。中へ入ると、「禁煙」という看板は至る所に設置されているのですが、肝心のブロック番号が記された看板は一つもなくて直接イスの番号を見なくてはならず非常に判りにくかったです。しかも、前から順にA,B,C・・・となっているわけではないので余計に判りにく くて会場内で迷ってしまったお間抜けな私・・・。でも席に辿り着く間に、何人かのアル中さんにお会いできて良かったです。席に着けば周りは仲間の人も多かったし、「これならノレる!」と自信が持てました(笑)。席はすんごい端で、しかも後方だったのでステージをロクに見られる場所ではなかったですが、スクリーンは見やすかったし、前歌さんの演歌歌手や辺見えみりちゃんも横を通ったりしていたので、なかなか目は楽しめました(笑)。


ALFEEのライヴは今回のメインイベントになっていて、花火が上げられる40分前にライヴがスタートしました。やはり花火大会でのイベントだけに、「仕掛け」が多かったです。最初の曲は一般の方にもお馴染みの『星空のディスタンス』。アル中は嫌でもノリます。トータルで5曲という短いライヴでしたが、音量も普段に比べたら小さくて、曲調もいつもよりテンポとか遅いように感じました。要はCD通りのテンポで演奏していたということかな。桜井さんは紫系のスーツで、幸ちゃんが豹柄ぽいベストを素肌に、高見沢さんは黒のスカーフに白のロングスーツという出で立ちでした。高見沢さんは最初はエンジェル(クラシック)ギターに、次ぎにブルズギター、そしてアメリカギターと曲数の割にはバンバンにギターを変えていましましね。そして、一般の人々に囲まれて戸惑いながらノッていたファンもつい本性を表してしまったのが、ラストの『SWEAT&TEARS』!これはもうノルしかないだろう!という感じでした。なんとなく後ろのスタンド席がざわついていたような・・・。後奏の中でオープニングの花火が上がり、これには一般も方も盛り上がっていました。桜井さんや幸ちゃんなんて 花火の方を見ていましたからね(笑)。高見沢さんの「どうもありがとう!」の叫びでライヴは終了。と同時に、ステージ後方の仕掛け花火に「SEE YOU NEXT SUMMER THE ALFEE」の文字。なんか妙に嬉しかったですね。でも、これって夏イベを指しているのかしら?それとも来年の花火大会にも出るということなのかしら?ちょっと謎のラストメッセージでしたね。そして、ALFEEがステージを下がったと同時に花火大会がスタートしました。

夏イベの一週間後に再会できたALFEEですが、やはり5曲という中途半端な曲数と、MCが全然なかったというのがあってちょこっとだけ物足りなかったですね。せめて一言「こんにちは!」みたいな言葉は欲しかったです。いきなりステージに登場して5曲立て続けに演奏して、その勢いのままステージを去ってしまいましたからね。ま、メインは花火なんで仕方がないことなんでしょうけど、やはりイベント慣れしているファンとしては不完全燃焼でした。でも、『SWEAT&TEARS』は夏イベに通じる盛り上がりだったことは間違い在りません。

◆演奏曲目◆

1.星空のディスタンス
2.STAR SHIP〜光を求めて〜
3.Crisis Game〜世紀末の危険な遊戯〜
4.Brave Love
5.SWEAT&TEARS



花火大会そのものなんですが、あんなに間近で花火を見るのは生まれて初めてだったのでまず音にビックリしました。打ち上がる音からして凄いのです。しかもプラネタリウムみたいに頭上で打ち上がることもあったりと、とにかくその迫力が間近過ぎて圧倒されてしまいました。

でもね。やはり私は1万発のもの凄い花火よりも夏イベのラストの花火が好き。数時間で作った夏の思い出そのものをラストの花火が物語ってくれているようで感動します。こういう花火大会だと、ああいうスタジアムのような会場よりも近所とか普通の道ばたで見ていた方が本当は雰囲気が出るんだろうな〜と思ってしまいました。でもね、ALFEEさんがライヴをしてくれなければ見に行くことなんてなかったし、見に来たおかげて花火の音の迫力とか芸術性を目の当たりにできたので感謝しています。



でも、やっぱり帰りが大変でした〜。出入り口は狭い上に、花火大会の会場付近にも何十万という人が集まっていたからとにかく凄い人!「信濃町駅は混んでいますから、千駄ヶ谷駅へ向かって下さい」と言われて行ってみれば、「千駄ヶ谷駅周辺は大変混雑していますので、代々木駅まで歩いて下さい」と言われてしまい、「代々木まで歩くなら新宿まで歩いてしまえ!」と、神宮球場から新宿まで歩いて帰りました。でも、さすが一週間前に散々歩かされた夏イベ2日間を経験しているだけに、全然疲れませんでしたね。むしろ神宮から新宿までの道のりの方が、立川駅からイベント会場までの道のりよりも楽でした。いや〜、ALFEEファンて絶対に夏イベで鍛えられていますよ(笑)。