1998年11月26日(木) 
府中の森芸術劇場どり〜むホール


神奈川県民ホールからほぼ一ヶ月ぶりのアルコン♪そして、東京地区はこの府中の後は武道館までないというスケジュールだけに嫌でも期待が高まるのであった!

しかし、今回は半分お仕事でありました。ロビー会場でCDの即売をしました。府中でALFEEをやるのは4回目だったかな?この会場で仕事をすることが多いのだ。もうこの会場には軽く百回以上が来ているしね。個人的にはお馴染みの会場なので、ALFEEが来てくれると地元のコンサートのように嬉しかったりする。で、CDを入荷させるために早めに会場へ行きました。中へ入ると、フリューゲルスのサポーターの方々が署名運動の準備をしていました。私も署名してブルーのリボンを頂きました。非力ながら、協力できる範囲で協力したいですからね。ALFEEはリハーサルの真っ最中で『Rainbow in the Rain』を何度も念入りに演奏しているのが聞こえてきて、「ああ、この曲やるのかな」なんて秘かにワクワクしていました。終わりの方では「ワオ〜ン」なんて音も聞こえてきたから、ポチの映像のチェックもしていたんでしょうね。で、CDなどをなんとか並び終えたら、今日が今年の野外イベントのDVD発売日ということで、そのプロモーションの映像を流すということでビデオ&テレビが運び込まれて来ました。まだイベントのビデオを購入していなかった自分にとっては、そのプロモーションビデオの映像そのものが新鮮でしたね。一緒になってウチの店員さんと観ていたんですけど、「この日て凄く暑かった日ですよね?(高見沢sanの姿をしげしげと見て)暑そうですよね〜」なんて言っていました。確かにそうかも(笑)。


定刻よりちょこっとだけ押して開場。何人かの方がCD売場までわざわざ声を掛けに来て下さったりして嬉しかったです。去年は丁度、ポニーキャニオンから2種類のベスト盤が発売されて間もなかったので、それが爆発的に売れたけど、今回はDVD以外は真新しい物がなかったので落ち着いて売ることができました。しかし、意外に旧譜(ポニーキャニオン時代のアルバム)が売れていました。特に『U.K.Breakfast』の人気が高かったです。

そして5分押しくらいで始まったのかな?始まった直後はまだロビーに居たんですけど、歓声とかが漏れてくるのでいつ3人が出てきたのかがわかりました。で、私も少ししてから席へ向かったのですが、自慢じゃないですけど私は鳥目(悲)。暗い所てホント視界が効かないんですよね。「後ろから10列目の通路側だ」と頭に入れ、後ろから列を数えながら降りて行ったらさすが単細胞の私、見事に段を踏み外しそうになりました。もう少しで血塗れになってコンサートに参加するところだったわ(笑)。で、切り替えてこれから一ファン!1曲目の『Nouvelle Vague』はほとんど終わりの方で、落ち着いたのは2曲目の『STAR SHIP』からでした。途中から入ったせいかもしれないけど、なんか客席のテンションが既に高かったというか、すんごいノリの良さを感じました。最初の幸chanのMCでは「久しぶりの府中!もう暮れに向かってみんな今年の疲れが溜まってシケたツラをしている人もいるかもしれませんが、今日めいいっぱいノッて、明日元気に行けるようになるとよいですね・・・!」みたいに言っておりました。そういえば、幸chanがチラッと横見たら高見沢sanが自分の衣装の袖というかヒラヒラしている部分でギターのネックを拭いていて、「先生、自分の衣装でギター拭かないようにっ!」なんてチェック入れられていました。他にもいろいろ言っていたけど覚えていない(笑)。そして、今回なによりも嬉しかったのが『Blue Age Revolution』!もうこの曲を聴けただけでも府中に参加できて良かった!て本気で思いましたもん。好きなんですよ〜この曲♪特に今回は長谷川sanが良く見えたので、この曲の時はじっくり見させて頂きました。しかし、長谷川sanのドラムセットで年々そうる透sanの様な金の鯱化していると思っていたりする。この曲の時、高見沢sanが紫の星形(X型?)の変形ギターを持っていたけど、このギターを見るのって久しぶりだった気がした。もしかして、神奈川でも使用していたかもしれないけど・・・(汗)。『恋人になりたい』も嬉しかったな〜♪特に幸chanの歌い方が最高にキュートでした!

2度目の幸chanのMCの時はお決まりになりつつあるお着席タイム。「先程、シケたツラなんて言った?いけませんね言葉悪くって」と謝罪して、最近は冷え込んできて風邪が流行っている話題になり、「みんなの中で風邪引いている人はここで菌をばらまかないようにね。特に桜井に感染すると凄いから。もう賢菌は一年は持ちますから。」なんて話をしていて、「朝の冷え込みも厳しくなって、そうやって冬になっていくんだと思うけどALFEEはみんなのホカロンのようでいたい。」なんて名言を幸chanが言って拍手喝采でした。しかし、今日はレコーディングで朝帰りした夜だけあって、なんかハイテンションらしい。いきなり長野の「釜飯」の話をしだしたり・・・(中の杏を食べるか食べないかの合否を客席で取ったり)、思わず桜井sanがベースを横にして釜飯売りのおじさんの真似をしたら客席から「最高!」なんて声が掛かってガクッときていた。そしてどんどん話題がソレていき、高見沢sanが「そういえば、今日お前ベース弾いていたよね、珍しかったよね」なんて言われて「うん。でも音出てないもん」なんて答えて支離滅裂 状態。「なんか、このまま歌に入れそうにないから桜井sanどうぞっ!」といきなりMCを桜井sanに振り、おもむろに高見沢sanがベンチャーズの『ダイヤモンドヘッド』だか『キャラバン』だからを演奏しはじめた。桜井sanも合わせてベースを弾き始めたけど、ちょっとしてから「おいっ、誰か止めろよ!これ歌詞ないじゃないかっ!」と墓穴を掘る。「なんか急に演奏されて、いけねぇ!これ歌詞忘れちゃったよ・・・なんて思ったら、もともと歌詞はないじゃないか!」なんて不平を言っていた。もう幸chanも思わず「じゃ。コンサートを進めます。」なんて言っていた。進めるも何も現にやっている真っ最中だというのに・・・(笑)。「ああ、横から大捲きが入っています。もう『大牧場はみどり』!」なんてダジャレが飛び出してしまう始末・・・。そして、すごい強引にバラードコーナーへ。このTOUR中ずーっと1982年の1月に発売した・・・と言っていたけど、間違いだったようで正確には1982年の3月に発売された曲ということで『泣かないでMy Love』が歌われ、その後に久しぶりに『Rainbow in the Rain』へ。あのラストの高見沢sanの雄叫びのような歌い回しも久しぶりに聴くとカッコよいっ!やはりシャウト系て高見沢sanにピッタリだな〜・・・なんて、バラードコーナーで感じていた自分がいた。その後はいつもの通り、『幻想〜ILLUSION〜』、『PRIDE』と続きました。神奈川の時のレポにも書いたけど、『幻想』の時のあの高いキーて、高見沢sanが一番出しやすいキーみたいですね。今日も良く声が通っていた。しかし、途中で声がかすれたりしていたので生声であることは間違いない。やはり驚異の高音男・・・。

高見沢sanのMCでは新曲発表もありました。「先程坂崎も言っていましたが、コンサートのない時は終わりなきレコーディングをしています。それも、来年に発売するシングルのためです。今回はドラマの主題歌にもなるので今からやらないと間に合わない。今回はそのドラマの音楽も僕が担当します。1月から始まる毎週日曜日の夜9時からの東芝日曜劇場『サラリーマン金太郎』というドラマです。高橋克典くんが主演です。どうぞみんな、親戚親類一同に宣伝して、そのドラマで聴いたからにはCDを買うよう言いましょう。」と既に新曲PR。そして、やはり朝帰りでテンションが高すぎる幸chanの余波を受けたのか、「今年でALFEEは結成して25年になりますが、来年はデビューして25年になります。そういえば、今、24歳の人てどれくらい居る?aALFEEと同じ1974年生まれの人っ!」と手を上げさせると数人手を上げ、「ふ〜ん、みんな老けたなぁ」としみじみ言うと客席からブーイングが起きて「勘違いするな!良い意味で言ったんだぞ!大人になったな!て意味だ。俺は働くOLの仲間・・・じゃねーや!!」と言ってしまい、横の2人からも「お前、OLやってたの〜? 」なんてやり玉に挙げられるハメに・・・。「違〜うっ!!味方だって言いたかったんだっ!」と必死に弁解していたけど誰も聞いてはない。その時の高見沢sanの動揺ぶりが妙に面白かったりしたのだった。「もう坂崎も桜井も今日は壊れているので、自分だけが平常心でいる。」なんて言って威張っていたけど、とんでもない十分に壊れておいででした(笑)。でも、幸chanのホカロン発言は名言だと誉めていましたね。「坂崎がホカロンだとすると、桜井は湯たんぽかな。俺は何だろうな・・・・・・システム・キッチン!」思わずその発言には客席も「?」状態でした。そして考え直して「そうだ!こたつ!!」と一人で決めて納得している高見沢sanであった。で、昔の話をして、デビューしてからパッとせず、ライブハウスで地道な活動していたけど、小ホールから中ホールへとライヴではお客さんが入るようになって、あとはヒット曲だ!というプレッシャーが一気に自分の方へ来てけっこう辛かった・・・ということを話ていました。あの頃は「桜井営業部、坂崎宣伝部、高見沢制作部・・・なんて 言っていました。もっと昔は給食当番とかあったけど・・・。『たのきんトリオ』が流行った頃なんて、賢の「ま」、高見沢の「た」、坂崎の「さき」を取って『またさきトリオ』!なんて言っていた頃もありました。」という面白いエピソードも登場しました。そして、自分が学生だった頃は学生運動が終息へ向かっていて逆になにも無い時代で、「三無時代(無気力・無感動・無意味)」と呼ばれていた世代だったけど、その中でも自分のやりたいことをやってきていた・・・という話から、当時の事を振り返るという意味で1970年代の歌を歌った曲が続きました。やっぱり立つタイミングが難しい『シュプレヒコールに耳を塞いで』でしたけど、私は次の『幻夜祭』が始まるまで座っていてしまった。だって、段差があったので座っていても十分見えたしやはりタイミング的に立てなかったもんで・・・。ラストの『終わりなきメッセージ』では、ステージの後方に横浜フリューゲルスの大きなフラッグが登場し、高見沢sanがそれを振り回しまくっていました。もうノリの合わせてブンブン振る、振る。でも、何でかなやっぱり、この曲の時の高見沢sanてすんごくカッコ良 いのだ!妙に感動しながら聴いていましたね。今回のTOURの曲目の中で、個人的には一番感動している歌かもしれない。とにかく、カッコ良い終わり方で本編が終了した。


アンコールでは、中央のスクリーンにかつて、真夏のバカンスを恋人と楽しんでいたポチが登場!しかし、ある秋、落ち葉を眺めながらその恋人に振られた事を回想して、泣きまくるポチ。そこへ、もうお馴染みになった怪しいTシャツ売りのヒッピーじいさんが登場!しかし、今までいぱい飾ってあったTシャツの干し場所のは「Sold Out」の紙がいくつも貼られていた。しかも、ヒッピーじいさん、顔はあのレゲエ髪に派手な帽子といつもと変わらないのに、服がスーツになっている!「ありがとう!みんなの温かい声援のおかげで、売れたよTシャツ!おかげでお金が貯まって服まで新調しちゃった!だって、Tシャツだけじゃ寒いんだもん。とにかく、貯まったお金で航空チケットが買えたよ!今年のクリスマスはアメリカへ居るよ!」というコメントに、客席から「エーッ帰ってしまうのっ!?」という大ブーイングが起きる。「だって、9月に8DAYSの人に騙されて連れて来られて、ひもじいもんだったのよ。ずーっとトラックの隅っこの方に居たんだから。たまに金城さんて人が貰いモンを分けてくれたりしたんだ。」という訳のわからん言い訳をして、とにかく今年のクリスマスイズは帰国するからみんなと一緒に過ごせないことを強調していた。そして失恋で崩れているポチを見て、「トレンチコートなんて着てお前の方が良い服着ているんじゃないか!」と慰めるどころか絡む始末。しかも、中腰で崩れているポチの態勢を見て「あれは腰を痛める姿勢だ。いいかい、みんな。これ から寒くなるから重いものを持ち上げる時はちゃんと足をついて持ち上げるんだぞ・・・」といきなり腰痛防止講座になる。そして、今まで自分を暖かく見守ってくれたみんなへとプレスリーの『Love Me Tender』を披露。あのレゲエ・ヘアーの下にちゃっかり揉み上げを貼っていたという凝りようだった。しかも「服は新調してスーツだけど、ホラッ(と上着を開いて)!」と中にはヒッピーおじさん人形をぶら下げていたのだった。熱唱を終えると、みんなで「ヒッピー」をやろう!ということになるが、横から「まだポチを消していない」と指示が出る。すっかりポチを慰めることを忘れていたヒッピーじいさんだった。そして、この勢いで『Fanky Dog!』へ。両脇の花道から幸chanと高見沢sanが登場してきました。しかし、今回はやたらとプレゼントを花道から手渡す人が多かったような・・・。手渡すならまだしも、本人に向かって投げ込んでいる人もいたし、渡したい気持ちはわかるけど危険だからああいう行為は控えた方が良いのでは?『Good Times Boogie』、『Victory』と続いたけど、なんか高見沢sanが妙に飛び跳ねていた。とっても元気な人だ。あと、『Victory』はホント、フリューゲルス関連の旗が多かった。スクリーンにも試合で活躍している選手の勇姿が映し出されていたし、やはりみんな気持ちは一つなんだなと痛感しました。最後は桜井sanがフリューゲルスのフラッグで三・三・七拍子で決めて締めました。そういえば、桜井sanはベースを素直にスタッフ渡さないで、わざと右側の花道に置いてそこまでスタッフにベースを取りに行かせるという意地悪をしていた(笑)。

二度目のアンコールでは、S&Gの『早く家に帰りたい』が演奏されました。なんでも高見沢sanこの曲を演奏するのが初めてだったそうです。今日一日中この曲を練習していたらしい。でもおぼつかない手つきでの一生懸命な演奏ぶりは感動でしたわ。それに、私はこの曲をコンサートで聴いたのは初めてでした♪こういうのが聴けるのって、やっぱり嬉しいし、コンサートに参加した甲斐があるというものですよね。ラストは『Musician』。25年目を迎えるALFEEだから歌える歌のように感じました。


今回は、すぐCD売場に戻らなくてはいけなくてこの『Musician』が終わると同時に席を出たので、ちゃんと最後まで居られなくて心残りというか不完全燃焼でしたけど、とにかくストレス発散はできたし懐かしい曲も聴けて幸せな一日でした。


■演奏曲目■START 18:35
1.Nouvelle Vague
2.STAR SHIP
3.Brave Love
 MC:坂崎
4.ひとりぼっちのPrtender
5.Blue Age Revolution
6.恋人になりたい
7.孤独の美学
 MC:坂崎&桜井&高見沢
8.泣かないでMy Love
9.Rainbow in the Rain
10.Pride
11.幻想〜ILLUSION〜
 MC:高見沢
12.もう一度君に逢いたい
  〜シュプレヒコールに耳を塞いで
13.幻夜祭
14.ジェレネーション・ダイナマイト
15.Rockdom〜風に吹かれて〜
16.終わりなきメッセージ
アンコールT
コント:ポチとヒッピーオジサン!
〜Love Me Tender(E.プレスリー)
17.Fanky Dog!
18.Good Times Boogie 
19.Victory
アンコールU
20.早く家に帰りたい(S&G)
 MC:高見沢
21.Musician
END 21:30過ぎ

注:曲順はやや曖昧です(^_^;