八ヶ岳の東及び西天狗岳

2000年10月28日


この秋、友人たちと八ヶ岳山麓へ紅葉アンド温泉旅行に行った際、八ヶ岳の東天狗岳、西天狗岳へ登ってきました。
これは、その時の模様の記録です。
ちなみに登ったのは私一人で、他の連中は温泉のみでした。(笑)

朝早く登りはじめる必要があったため、前日の10月27日は会社を午前中で切り上げ(笑)、帰宅。夕方、家を出て、17:33ころ八王子駅からスーパーあずさ11号で、宿泊予定の茅野へ向けて出発。
茅野駅へは19:09頃到着。夕飯は茅野でとろうと考えていたが甘かった。ほとんど、店が開いてない。(泣)
結局、駅前のモスバーガーでハンバーガーを、たまたま開いていた酒屋でビールを調達。
さらに、翌日の朝食及び昼食用に近くのコンビニ(Yデイリーストア)で、おにぎりを調達。24時間営業している7-11が駅から15分もかかるんじゃ、翌朝の出発に間に合わない。
翌日は、5:30起床。天気は曇り。とりあえず、雨は大丈夫そう。
朝食をとり、6:20に宿を出発。駅前のバス停までほんの3、4分。

宿泊したビジネスホテル "宿泊したビジネスホテル"

バス停には明らかに登山者とわかる人が2、3人。最終的に渋の湯行きのバスに乗ったのは私を含めて5人。(笑)
思ったより人が少ないなぁ。バスは50分ほどで渋の湯に到着。途中の紅葉がきれいでした。

渋の湯に着いたバス "渋の湯に着いたバス。それにしても寒かった。"

登山計画書を記入し、7:35にいよいよ登りはじめる。樹林帯をえっちらおっちら登っていくと、8:21にパノラマコースとの合流点に到着。

パノラマコースとの分岐表示 "パノラマコースとの分岐表示"

尾根伝いに進んで行くと、樹林帯をちょっと下ったところにある唐沢鉱泉への分岐へ到着。この時、8:45。 唐沢鉱泉分岐 "唐沢鉱泉分岐表示"

ここからは、沢伝いにゴロゴロしている大きな岩の上をひたすら登る。もう初冬の雰囲気なのだけれど、苔がとてもきれい。9:25に黒百合ヒュッテに到着。登りはじめて約2時間。ペースを上げないようにしていた割には、思ったより早く着いた。
それにしても寒い。ヒュッテ前の湿原には氷が張ってる。

黒百合ヒュッテ "黒百合ヒュッテ"

念のため、手洗いを拝借(寸志が必要)。一服してから記念に絵はがきを購入し、出発。
5分ほどで中山峠へ出る。ここで、9:45。

中山峠の分岐 "中山峠の分岐表示"

まだ樹林帯の中なので、あまり展望は効かないが、下の方ではカラマツ(?)が黄色く紅葉しているのが良く見える。
尾根を歩いていくと、目指す天狗岳のピークも眼前に広がる。また、遠くに穂高、槍がかすんで見える。よい眺め。
良く見ると足元に小屋もみえる。きっと、しらびそ小屋だな。

が、寒い。(泣)
とにかく風が強い。風速にして6〜7mという感じだが、日差しが全然ないので体感温度は0℃近いのでは。
道も急登になり、どんどん高度が上がる。そして、中山峠から1時間ほどの10:40にようやく東天狗岳山頂に到着。休み休み来たとはいえ、約3時間で登ったのはまぁ良いペース。
となりに西天狗岳もきれいに見えている。

西天狗岳 "東天狗岳から見た西天狗岳"

で、早速西天狗岳へ向けて出発。見た目には近いが結構距離がある。鞍部のぬかるみをべちゃべちゃ踏み締めて、10分ほどで西天狗岳頂上へ到着。
振り返ると、東天狗岳の山頂が見える。また、あそこへ引き返すのかと思うと、ちょっとがっかりするが。

東天狗岳 "西天狗岳から見た東天狗岳"

また、眼前には八ヶ岳の主峰赤岳が左右に硫黄岳、阿弥陀岳を従えてそびえ立っているのが良く見える。その右隣奥には北岳や仙丈岳など南アルプスの面々も見えていた。
天気がよければ本当によい眺めだったろうけど、残念。

赤岳 "西天狗岳から見た、硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳(左から)"

それにしても寒いのでそそくさと、東天狗岳へ引き返す。本当ならここでおにぎりでも食べようかと思ったのだが、あまりの強風と寒さに我慢できず、そのまま下山開始。
この下りがガレていてちょっと怖い。15分ほど下り11:35に本沢温泉への分岐に到着。
根石岳へのピストンも考えたが、寒いのと雨が心配なのでそのまま下山することに。
尾根の上にいると寒くて昼食も取れないし。で、少し下ったところで倒木があったのでそこに腰掛け、昼食を取る。
あとは、本沢温泉を経由して、稲子の湯へ向けひたすら下山するのみだ。
で、しばし歩くこと45分、12:35に本沢温泉に到着。

本沢温泉 "本沢温泉"

せっかくなので、あの有名な露天風呂を見学。

本沢温泉露天風呂 "有名な本沢温泉の露天風呂(入浴料500円)"

混んでいるのと、時間がないので、入浴は次回の楽しみということで、さらに下山を続ける。
10分ほどで、稲子の湯への分岐に到着。しかし、最初は登りじゃん。(泣)
気を取り直して、ずんずん行く。途中、結構ぬかるみが多い。雨天時の歩きは大変だな。
本沢温泉を出発して1時間ほどした13:50にみどり池のほとりに立つしらびそ小屋へ到着。
ここは、以前にNHKの番組で紹介されたのを見たときから一度来てみたかったところ。あの時は本当に小さい小屋しかなかったのに、今回はその小屋の横に立派な新館が建っている。(驚)
ちょっと、残念な気もする。

しらびそ小屋 "一度訪れてみたかったしらびそ小屋"

ここで、ちょっとしたハプニング。しらびそ小屋からしばらく行った登山道の上で、なんと、かもしかがとうせんぼ。

かもしか "登山道に出てきたかもしか"

道の上で、悠然と草食べてくれて、どかすわけにもいかず困った。

しばらくして、ギャラリーが増えたためか、かもしかも移動開始。ようやく道が通れる。
昭和初期の硫黄運搬用トロッコの線路が残る登山道をどんどん下る。そして、ようやく15:03に目的地、稲子の湯に到着。到着後、雨が本格的に降り出し、間一髪セーフ。

全行程7時間半の山行でした。

稲子の湯 "宿泊地の稲子の湯"

やっぱり登山の後は、温泉でしょう。(笑)

番外編

2000年10月29日


翌日は一日中雨でしたが、その中、野辺山の電波天文台を見学。今回の旅行仲間にここで仕事をしているのがいて、いろいろ中を案内してもらいました。
一度、見てみたいと思っていたので、大変有意義でした。

45mパラボラ "日本が誇る直径45mの電波望遠鏡"


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Last modified: Wed Nov 29 22:45:09 JST 2000