原文

安治佐為能 夜敝佐久其等久 夜都与尓乎 伊麻世和我勢故 美都々思努波牟

作者

橘諸兄(たちばなのもろえ)

よみ

撮影(2017.06) by きょう

紫陽花(あじさい)の八重咲く如く、弥(や)つ代にを、いませわが背子、見つつ思(しの)はぬ

意味

紫陽花(あじさい)の花が八重に咲くように、いついつまでも栄えてください。あなた様を見仰ぎつつお慕いいたします。

天平勝寳七歳(西暦755年)二月九日に、川原虫麻呂(かはらのむしまろ)が詠んだ歌です。

補足

この歌を含む4446番歌の題詞には、「同月[天平勝寳七歳(西暦755年)五月のこと]十一日左大臣橘卿(たちばなきょう:橘諸兄のこと)が右大辨(うだいべん)丹比國人真人(たじひのときひとまひと)の宅(いへ)に宴(うたげ)する歌三首」、とあります。

更新日: 2017年06月25日(日)