第二十巻 : 水鳥の立ちの急ぎに父母に

2008年01月13日(日)更新


原文: 美豆等利乃 多知能已蘇岐尓 父母尓 毛能波須價尓弖 已麻叙久夜志伎

作者: 有度部牛麻呂(うとべのうしまろ)

よみ: 水鳥(みづとり)の、立ちの急ぎに、父母(ちちはは)に、物言(もの)はず来(け)にて、今ぞ悔(くや)しき

意味: 水鳥(みづとり)が飛びたつように慌(あわただ)しく支度をして、父母にちゃんと別れを言わずに来てしまって、今はそれが悔やまれます。

天平勝宝7年(西暦755年)2月9日、駿河國(するがのくに)の防人部領使守(さきもりぶりょうしかみ)従五位下の布勢朝臣人主(ふせのあそんひとぬし)が提出した20首の防人(さきもり)の歌のひとつです。

マガン 素材辞典 NO.96より

第二十巻