第二十巻 : 高円の尾花吹き越す秋風に

平成11年11月14日(日)更新


原文: 多可麻刀能 乎婆奈布伎故酒 秋風尓 比毛等伎安氣奈 多太奈良受等母

作者: 大伴池主(おおとものいけぬし)

よみ: 高円(たかまと)の、尾花(をばな)吹き越す、秋風に、紐(ひも)解き開けな、直(ただ)ならずとも

意味: 高円(たかまと)の尾花(をばな)をなびかせて吹く秋風に、衣の紐(ひも)を解いてくつろぎましょう。特に何をする、というわけではないですけど...(^ ^;

天平勝宝5年8月12日に官人たちがお酒を持ちよって高円山(たかまとやま: 奈良市の山)に登りました。そこに参加していた大伴池主(おおとものいけぬし)が詠んだ歌です。

「紐(ひも)を解く」のはどうも男女間の契りをイメージするようで、"男同士でどうするってことじゃなくて、ただ、くつろぎましょう"ってことを「直(ただ)ならずとも」と詠んでいるようですね。 (;^ ^A

撮影(1999.11) by きょう

第二十巻