第三巻 : 我妹子が植ゑし梅の木見るごとに

平成10年12月13日(日)更新


原文: 吾妹子之 殖之梅樹 毎見 情咽都追 涕之流

作者:大伴旅人(おおとものたびと)

よみ: 我妹子(わぎもこ)が、植ゑし梅の木、見るごとに、心咽(む)せつつ、涙し流る

意味: 君が植えたの木を見るたびに、胸がつまって、涙を流してしまいます。

天平2年(730)の冬に、大伴旅人(おおとものたびと)が太宰府(だざいふ)から奈良に戻った時の歌です。旅人(たびと)は3年ほど前に亡くした奥さんのことを思い出さずにはいられなかったのでしょう。


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