原文

加吉都播多 衣尓須里都氣 麻須良雄乃 服曽比猟須流 月者伎尓家里

作者

大伴家持(おおとものやかもち)

よみ

杜若 撮影(2016.05) by きょう

かきつばた、衣(きぬ)に摺(す)り付け、大夫(ますらを)の、着襲(きそ)ひ猟(か)する、月は来(き)にけり

意味

かきつばたを衣(きぬ)に摺(す)り付けて、大夫(ますらを)が着重ねて狩りをする、そんな月が来ました。

狩りは薬狩(くすがり:薬草や鹿の袋角をとる行事)のことです。

補足

左注には、「右六首の歌、天平十六年(西暦744年)四月五日、獨(ひと)り於平城(なら)故郷の舊宅(きゅうたく)に居(を)りて大伴宿祢家持(おおとものすくねやかもち)作る。」とあります。

更新日: 2016年05月22日(日)