万葉の四季: 冬

2010年03月28日(日)更新


冬にかかわる歌には、冬、冬こもり、冬風、、などの言葉が登場します。

冬の草花や樹木については、万葉集の草花をご覧ください。

ここでは、「冬」のイメージを詠んでいる歌を紹介いたします。歌からも、春の訪れを心待ちにしている様子がうかがえます。


1695: 妹が門入り泉川の常滑にみ雪残れりいまだ冬かも

1787: うつせみの世の人なれば大君の命畏み.......(長歌)

1846: 霜枯れの冬の柳は見る人のかづらにすべく萌えにけるかも

1862: 雪見ればいまだ冬なりしかすがに春霞立ち梅は散りつつ

1884: 冬過ぎて春し来れば年月は新たなれども人は古りゆく

2776: 道の辺の草を冬野に踏み枯らし我れ立ち待つと妹に告げこそ

3324: かけまくもあやに畏し藤原の都しみみに.......(長歌)

3901: み冬継ぎ春は来たれど梅の花君にしあらねば招く人もなし

4111: かけまくもあやに畏し天皇の神の大御代に.......(長歌)

4488: み雪降る冬は今日のみ鴬の鳴かむ春へは明日にしあるらし

4492: 月数めばいまだ冬なりしかすがに霞たなびく春立ちぬとか


万葉の四季