万葉集: 鏡王女(かがみのおおきみ)
2003年7月6日(日)更新
鏡王(かがみのおおきみ)の娘さんで、額田王(ぬかたのおおきみ)のお姉さんということくらいしか分かっていません。興福寺縁起(えんぎ:お寺などの由来を記載したもの)には鎌足の嫡室(ちゃくしつ:正式な奥さま)とあります。
生まれはわかっていませんが、日本書紀には、天武12年(683)7月4日に天武天皇が病気の鏡王女(かがみのおおきみ)をお見舞いしましたが、翌日亡くなったとの記事があります。
万葉集には藤原鎌足との贈答歌、天智天皇との贈答歌があります。
0092: 秋山の木の下隠り行く水の我れこそ益さめ御思ひよりは
0093: 玉櫛笥覆ふを安み明けていなば君が名はあれど吾が名し惜しも
0489: 風をだに恋ふるは羨し風をだに来むとし待たば何か嘆かむ
1419: 神なびの石瀬の社の呼子鳥いたくな鳴きそ我が恋まさる
1607: 風をだに恋ふるは羨し風をだに来むとし待たば何か嘆かむ
鏡王女(かがみのおおきみ)のお墓は、奈良県桜井市忍阪(おしざか)にあります。近鉄朝倉駅から歩いて20分ほどでしょうか。
歌人ごとに楽しむ