原文

何所尓可 船泊為良武 安礼乃埼 榜多味行之 棚無小舟

作者

高市黒人(たけちのくろひと)

よみ

いづくにか、船(ふな)泊(は)てすらむ、安礼(あれ)の崎、漕ぎ廻(た)み行きし、棚(たな)無し小舟

撮影 by きょう

意味

(いまごろは)どこに泊まっているのでしょう。安礼(あれ)の崎を漕(こ)ぎ廻(めぐ)っていった、棚(たな)の無い小舟は。

大宝2年(702)、持統天皇(じとうてんのう)が参河国(みかわのくに)に旅された時の歌です。

補足

「棚(たな)」は、舟の舷側の横板のことです。ですから、「棚(たな)無し小舟」というのは、ごく小さな舟なんですね。

更新日: 2015年05月25日(日)