万葉集 第一巻: 紫の匂へる妹を憎くあらば
2010年05月09日(日)更新
原文: 紫草能 尓保敝類妹乎 尓苦久有者 人嬬故尓 吾戀目八方
作者: 大海人皇子(おおあまのみこ)
よみ: 紫の、匂(にほ)へる妹(いも)を憎くあらば、人妻ゆゑに、我れ恋ひめやも
意味: 紫のように美しい君。君を憎く思うのなら、人妻なのにどうしてこんなに想うものでしょうか。
あかねさす紫野ゆき・・・と歌った額田王(ぬかたのおおきみ)への歌です。
歌の舞台となった蒲生野の地にある「船岡山 万葉の森」には、これらの歌の様子を描いた大きなレリーフがあります。
注には「日本書紀に曰く 天皇七年の夏五月五日に蒲生野(がもうの)で狩が行われました。このとき皇太弟(ひつぎのみこ:大海人皇子のこと)、諸王(おおきみたち)、内臣(うちのまえつきみ)及び群臣(まえつきみたち) 皆ことごとく従いました」とあります。
第一巻