去る

平成11年3月14日(日)更新


空間的・時間的に移動する意味です。歌の中での使われかたは次のようなものが多いです。

歌の例は次の通りです。なお、すべてではありません。

0016: 冬ごもり春さり來れば鳴かざりし鳥も來鳴きぬ.......(長歌)

0084: 秋さらば今も見るごと妻恋ひに鹿鳴かむ山ぞ高野原の上

0121: 夕さらば潮満ち来なむ住吉の浅香の浦に玉藻刈りてな

0354: 縄の浦に塩焼く煙夕されば行き過ぎかねて山にたなびく

0464: 秋さらば見つつ偲へと妹が植ゑしやどのなでしこ咲きにけるかも

0602: 夕されば物思ひまさる見し人の言とふ姿面影にして

0818: 春さればまづ咲くやどの梅の花独り見つつや春日暮らさむ

0859: 春されば我家の里の川門には鮎子さ走る君待ちがてに

1101: ぬばたまの夜さり来れば巻向の川音高しもあらしかも疾き

1198: あさりすと礒に棲む鶴明けされば浜風寒み己妻呼ぶも

1511: 夕されば小倉の山に鳴く鹿は今夜は鳴かず寐ねにけらしも

1816: 玉かぎる夕さり来ればさつ人の弓月が岳に霞たなびく

1824: 冬こもり春さり来ればあしひきの山にも野にも鴬鳴くも

1830: うち靡く春さり来れば小竹の末に尾羽打ち触れて鴬鳴くも

1899: 春されば卯の花ぐたし我が越えし妹が垣間は荒れにけるかも

2922: 夕さらば君に逢はむと思へこそ日の暮るらくも嬉しくありけれ

3786 : 春さらばかざしにせむと我が思ひし桜の花は散りにけるかも


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