枕詞(まくらことば): 玉梓(たまづさ)の

平成9年12月28日(日)更新

玉梓(たまづさ)の
「使」「妹」にかかる。"たま"は、霊的で神聖なもののことです。人の言葉を伝える使者が持っていた梓(あづさ)の杖(つえ)から、玉梓(たまづさ)という言葉ができ、それが「使者」のことを言うようになったとのことです。
でも、人の言葉を伝えるのになぜ杖(つえ)が必要なのでしょうね。梓で作った弓を鳴らすことが、魔除けの力があると信じられていたようですから、杖は、気持ちを伝えたい人の言葉(の霊)を相手の人まで、何者にも邪魔されずに伝えるという気持ちの表われのような気がします。

3811: さ丹つらふ君がみ言と玉梓の使も来ねば思ひ病む.......(長歌)

なお、烏瓜(からすうり)のことを玉梓(たまづさ)ともいいますが、これは、その種子の形が玉梓(たまづさ)が持ってくる「結び文」に似ていることから言われているとのことです。

烏瓜(からすうり)はウリ科のつる性の多年草です。夏に白い花を咲かせ、秋に写真のような紅い実をつけます。

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