枕詞(まくらことば): はだすすき

平成10年11月22日(日)更新


「はだすすき」は「穂に出ず」や「尾花」を導く枕詞です。「穂に出ず」は穂が出たすすき(尾花)の意味と考えられていて、人目につくことをいいます。

ただ、旗すすき・花すすき・花野のすすきなど色々な言い方があり、それらの関係もよくわかっていません。


0045: やすみしし我が大君高照らす日の皇子.......(長歌)

0307: はだ薄久米の若子がいましける三穂の石室は見れど飽かぬかも

1601: めづらしき君が家なる花すすき穂に出づる秋の過ぐらく惜しも

1637: はだすすき尾花逆葺き黒木もち造れる室は万代までに

2089: 天地の初めの時ゆ天の川い向ひ居りて.......(長歌)

2283: 我妹子に逢坂山のはだすすき穂には咲き出ず恋ひわたるかも

2285: 秋萩の花野のすすき穂には出でず我が恋ひわたる隠り妻はも

2311: はだすすき穂には咲き出ぬ恋をぞ我がする玉かぎるただ一目のみ見し人ゆゑに

3506: 新室のこどきに至ればはだすすき穂に出し君が見えぬこのころ

3565: かの子ろと寝ずやなりなむはだすすき宇良野の山に月片寄るも

3800: はだすすき穂にはな出でそ思ひたる心は知らゆ我れも寄りなむ

3957: 天離る鄙治めにと大君の任けのまにまに.......(長歌)


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