天平勝宝(てんぴょうしょうほう)3年(751)に完成した日本最古の漢詩集です。編者ははっきりとは分かっていません。
懐風藻(かいふうそう)には、大友皇子、大津皇子、長屋王、藤原房前など120編の歌が載っています。当時の唐の影響を受け、五言詩の形式を中心に詠んでいます。
大津皇子が謀反を計画したという疑いで捕らえられ、自害させられる直前に詠んだ歌はことに有名です。次に載せますね。
・ 金烏臨西舎.......金烏(きんう)西舎(せいしゃ)に臨(て)らひ
・ 鼓聲催短命.......鼓聲(こせい)短命(たんめい)を催(うなが)す
・ 泉路無賓主.......泉路(せんろ)賓主(ひんしゅ)無し
・ 此夕離家向.......此(こ)の夕へ家を離(さか)りて向かふ
大意 : 太陽が西に傾き、夕べを告げる太鼓の音が私の短い命を告げているようだ。この夕べに私はひとりで黄泉(よみ)への道を行かねばならない。
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