第十九巻 : 礒の上のつままを見れば根を延へて

平成11年6月13日(日)更新


原文: 礒上之 都萬麻乎見者 根乎延而 年深有之 神左備尓家里

作者: 大伴家持(おおとものやかもち)

よみ: 礒(いそ)の上の、つままを見れば、根を延(は)へて、年深からし、神さびにけり

磯の上のつままを見ると、根を伸ばしていて、ずいぶんと年月が経っている木のようだが、なんて神々しいんだろう。

この歌の題詞には、天平勝宝2年3月9日、澁谿埼(しぶたにのさき: 今の富山県高岡市)でつままを見て詠んだ歌とあります。


第十九巻