第十九巻 : つばめ来る時になりぬと

平成10年8月23日(日)更新


原文: 燕来 時尓成奴等 鴈之鳴者 本郷思都追 雲隠喧

作者: 大伴宿禰家持(おおとものすくねやかもち)

よみ: つばめ来る時になりぬと、かりがねは本郷(くに)思ひつつ、雲隠(くもがく)り鳴く

意味: つばめがやってくる季節になったと、雁(かり)が故郷を思って、に隠れて鳴いています。

つばめは雁(かり)と入れ替わりに、常世(とこよ→あの世のこと)からやってくると信じられていたそうです。「雲隠(くもがく)る」ということは、亡くなってあの世に行くということをイメージさせる言葉です。


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