撮影(2007) by きょう

白露(しらつゆ)

白露は露(つゆ)が玉のように白く輝いている様子をいいます。

白露(しらつゆ)を詠んだ歌

巻8と巻10の中の秋の雑歌(ぞうか)に多くみられます。萩(はぎ)の白露を詠んだ歌が多いですね。

0594: 我がやどの夕蔭草の白露の消ぬがにもとな思ほゆるかも

1552: 夕月夜心もしのに白露の置くこの庭にこほろぎ鳴くも

1572: 我が宿の尾花が上の白露を消たずて玉に貫くものにもが

1579: 朝戸開けて物思ふ時に白露の置ける秋萩見えつつもとな

1598: さを鹿の朝立つ野辺の秋萩に玉と見るまで置ける白露

1608: 秋萩の上に置きたる白露の消かもしなまし恋ひつつあらずは

1618: 玉に貫き消たず賜らむ秋萩の末わくらばに置ける白露

2099: 白露の置かまく惜しみ秋萩を折りのみ折りて置きや枯らさむ

2102: この夕秋風吹きぬ白露に争ふ萩の明日咲かむ見む

2115: 手に取れば袖さへにほふをみなへしこの白露に散らまく惜しも

2116: 白露に争ひかねて咲ける萩散らば惜しけむ雨な降りそね

2168: 秋萩に置ける白露朝な朝な玉としぞ見る置ける白露

2169: 夕立ちの雨降るごとに春日野の尾花が上の白露思ほゆ

2171: 白露と秋萩とには恋ひ乱れ別くことかたき我が心かも

2173: 白露を取らば消ぬべしいざ子ども露に競ひて萩の遊びせむ

2175: このころの秋風寒し萩の花散らす白露置きにけらしも

2176: 秋田刈る苫手動くなり白露し置く穂田なしと告げに来ぬらし

2186: 秋されば置く白露に我が門の浅茅が末葉色づきにけり

2200: 九月の白露負ひてあしひきの山のもみたむ見まくしもよし

2206: まそ鏡南淵山は今日もかも白露置きて黄葉散るらむ

2229: 白露を玉になしたる九月の有明の月夜見れど飽かぬかも

2246: 秋の田の穂の上に置ける白露の消ぬべくも我は思ほゆるかも

2254: 秋萩の上に置きたる白露の消かもしなまし恋ひつつあらずは

2259: 秋萩の上に白露置くごとに見つつぞ偲ふ君が姿を

2307: 黄葉に置く白露の色端にも出でじと思へば言の繁けく

2469: 山ぢさの白露重みうらぶれて心も深く我が恋やまず

2686: 夕占問ふ我が袖に置く白露を君に見せむと取れば消につつ

3039: 夕置きて朝は消ぬる白露の消ぬべき恋も我れはするかも

3221: 冬こもり春さり来れば朝には白露置き.......(長歌)

3819: 夕立の雨うち降れば春日野の尾花が末の白露思ほゆ

4312: 秋草に置く白露の飽かずのみ相見るものを月をし待たむ

補足

更新日: 2015年09月06日(日)