万葉集: 嵐(あらし)を詠んだ歌

2006年01月15日(日)更新


嵐(あらし)を詠んだ歌は11首あります。秋や冬の嵐だけでなく、梅の花を散らす春のあらしも詠まれています。

山から吹き降ろす強い風も「あらし」と詠まれています。

嵐 撮影(2005) by きょう


0074: み吉野の山のあらしの寒けくにはたや今夜も我が独り寝む

1101: ぬばたまの夜さり来れば巻向の川音高しもあらしかも疾き

1189: 大海にあらしな吹きそしなが鳥猪名の港に舟泊つるまで

1437: 霞立つ春日の里の梅の花山のあらしに散りこすなゆめ

1660: 梅の花散らすあらしの音のみに聞きし我妹を見らくしよしも

2350: あしひきの山のあらしは吹かねども君なき宵はかねて寒しも

2677: 佐保の内ゆあらしの風の吹きぬれば帰りは知らに嘆く夜ぞ多き

2679: 窓越しに月おし照りてあしひきのあらし吹く夜は君をしぞ思ふ

3280: 我が背子は待てど来まさず天の原 .......(長歌)

3281: 我が背子は待てど来まさず雁が音も.......(長歌)

3282: 衣手にあらしの吹きて寒き夜を君来まさずはひとりかも寝む


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